下町っ子の上の空

好奇心が人一倍強く、見栄っ張りで、お人好しの下町っ子のBlogです。 ウンチクネタがくどいのがたまに傷ですが、お気軽にお立ち寄り下さい。

電気ブラン

浅草 割烹鍛

今日は「続・浅草地下商店街」です。
今日は浅草に出没です。
この浅草地下商店街 は50年前に建てられており、戦後の東京で一番古い地下街だそうです。
当り前ですが、この地下商店街は私が物心ついた頃からありました。
今でこそディープとか格好良く英語で言い替えられることができますが、私が幼少の頃は恐怖の地下商店街だったのです。
まるでシャーロック・ホームズの物語にでてくる貧民窟の飲み屋街のようで、死んだいわしのような目をした泥酔者の方々が腐った熟柿(じゅくし)のような甘酸っぱい息をまき散らしながらよろよろと通行者にぶつかりながら歩いていました。
その一方地面に目を向けると死んでいるのか生きているのかわからないような夥しい浮浪者が芋虫のように櫛比して横たわっていました。
当時ここを通りぬけるのには、かなりの勇気が必要だったのです。
甘くみていますと、先ほどの横たわっていた浮浪者達が突然足をガシッっと掴んで、無心をし、お金をもらうまではその手をほどくことはありませんでした。

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まずはスタート地点です。
地下鉄銀座線浅草地下街入り口です。
ここは東武浅草駅からの横断歩道を雷門方面に渡りしばらくすると左側に見えます。

往時はこの入口の左脇に自動饅頭焼きの機械が見られたのです。
幼い頃の私は、この自動饅頭焼きの機械を見るのが楽しみだったのです。
この機械の無限運動を見ていると、私の心に科学のともし火がともりそれをたやしてはいけないのだ、その為には一生懸命勉強しようと見るたびに誓っていたのでした。
そのようなことを決意させてしまう魔力をこの機械は持っていました。
詳しくはyoutubeでこの機械の流れ作業をご覧ください。


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階段をクランクにおりていきますと地下におりていきます。

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いまでも雨漏りしています。

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地下商店街です。

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ここ数年の間にBreakしたタイ屋台めしの「MONTEE」さんです。
ここは長蛇の行列ができるくらいですので美味しいそうです。
「MONTEE」さんのスタッフさんは現地の方でして、日本語はかりなりあやしいのですね。
ちゃんとオーダー通せるのでしょうか・・・・
ピンク色の照明は、ここが日本である事を忘れさせます。

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個人的にはここの浅草焼きそばは美味しいと思えない「福ちゃん」さんです。

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ゴールの銀座線「浅草」駅です。


ソーダを飲むのは、脂肪をそのまま飲んでいるのと同じという健康不安のCM。ぐちゃぐちゃと汚らしいが、ソーダをやめるきっかけになるほどの嫌悪感は少ない。どうあがいても、私たちは脂肪摂取とは縁が切れないものだから


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ということで今日は浅草に出没です。
今日のお店は台東区一丁目一番一号の住所でお馴染の鍛バーさん三階にあります、割烹「鍛」さんです。

住所: 東京都台東区浅草1-1-13F
電話:03-3841-5400
定休日:火曜日(原則)

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お店の外観です。

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私はかつてここの電気ブランオールド(アルコール度数:40度)を19杯飲んだという偉大な記録を持っています。

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店内の雰囲気です。

今日のオーダー「親子丼」@670円です。
この日後ろのテーブル席に80歳近い老人グループ5〜6人が大宴会をしていました。
五月蠅い事五月蠅い事久々に傍若無人の暴れん坊将軍を間近で見ました。
目の子で焼酎の5合瓶を4本近く開けて、狂い騒いでいます。
二言目には、早く楽になって極楽に行きたい。だから今日はとことん飲むんだ、と言い切ってまるで壊れたジェットコースターの様です。
そんなに極楽いいきたいなら、ここの天井に紐掛けてあげるから、自分で首に縄掛けてテーブルの上から飛び降りてくれ、といいたくなりましたがね、私も円熟の境地ですからね、いうわけはありませんが、しか〜しねです、ハイ。

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待つこと4分で「親子丼」の到着です。
見た目本格的「親子丼」です。
それでは実食です。
お美味しいではありませんか!
卵のトロトロ感良し、鶏肉の弾力性良し、割下の甘辛良しで合格
合格合格です。
コスパも良いですし、ちょっとした穴場ですね。
浅草のディープさ健全です。

それでは(^_-)

浜松町 三和

今日は「神谷バー異聞(rewrite edition)」の話です。
前回の続きです。
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浅草1丁目1番1号って何処なのか即答できる人はかなりの浅草(エンコ)通です。
答えは「神谷バー」です。
さらに、「神谷バー」は当て字で「鍛バー」が正しい字だよ、と言いきれる人にいたっては、ほとんど土地っ子と言い換えても良いでしょう。

実は神谷バーの歩道の前にはあたかも鏡面仕上げをした様なピカピカに光った電信柱がありました。
この柱はもともとコンクリートの電信柱だったのです。
何でコンクリートの電信柱が鏡面仕上げをした様な電信柱になったのかをご説明いたします。
そもそも神谷バーの名物電気ブランはアルコール度数45度(現在は電気ブランオールドで40度)と、かなりキツイ飲み物であります。そのアルコール度数の強い電気ブランをついつい調子にのり飲みすぎた酔客は、店を出てから夜風にふかれると、急にその酔いが足にくるみたいで腰をとられてしまうのですね。そしてその腰をとられて酔客がふらふらっとヨロメクと、うまい具合にそこに電信柱があるのです。腰がとられているものですから、勿怪の幸い(もっけのさいわい)とばかり、その電信柱にしがみつくのです。ところがそんな状態ですから、ズルズルってずり落ちてしまうのです。そうすると酔っていますのでまた体勢を立て直そうとして、尺取り虫のようにして柱の上部にしがみつくのです。しがみつくとすぐにまたズルズルってずり落ちてしまうのです。そしてまた体勢を立て直そうとして柱の上部にしがみつくという循環行為が連綿と続くのです。

明治15年から平成13年までの120年という永きに亘ってまるで駅伝のようにこの行為が引き継がれたわけですから、必然ピカピカになりますよね。
ですから私達が中学校の時は、髪が乱れた時はおもむろに胸ポケットから櫛を出してその電信柱の前で髪型をととのえていたものです。
残念なことに現在は老朽化の為にその電信柱は、上述の通り平成13年に撤去されてありません。

この話は下町に伝統的に残っている都市伝説の一つです。
実際に現地にいってみるとその電信柱がないわけですので、あらためて信じてしまうというわけですね。
浅草観光の際のブラフ(bluff)にご使用ください。


来集軒38
折角ですから私の神谷バーでの最強伝説をご披露します。
新入社員のときに直属の上司が明治大学の体育会の主将だった人で、かなりの酒豪でした。
三社祭の宵宮にチームの全員で訪れた時に、私がその上司を無謀にも挑発してサシで飲み比べをしました。
その上司は私の10歳年上だったので、完璧に安く見ていたのですね。
勿論勝負酒は電気ブランオールド(40度)です。
15杯位まではsame paceだったのですが、最後は若さで逃げ切り私が23杯、上司が21杯と、流石にその上司は日夜接待酒で鍛えていたので、僅差の2杯aheadでかろうじて私は勝利したのです。
勿論勝利したからといってもご褒美があるわけもありません。

これってビール換算してみますと、電気ブランオールドが60ml/グラスでアルコール度数が40度ですから、アルコール量は60ml×0.4=24mlです。それが24杯ですから総アルコール量は24ml×24杯=576mlになります。ビールのアルコール度数が5%ですからビールで換算しますと576ml÷5%=11,520mlになります。
缶ビール350mlで換算しますと、11,520ml÷350ml≒33缶分になります。ちなみにビールの大ジョッキを700mlで換算しますと17杯分ですか、こりゃ酔うわ(笑)
でも上司との飲み比べということと新入社員でもあったので、実は緊張していて酔わなかったのです、ちがうか酔えなかったのです。
This was an old story!


今日は浜松町に出没です。
以前ANAに乗った時に機内screenで海鮮丼の穴場で、築地の仲卸人が経営しているという、ランチ営業のみの海鮮丼専門店というのが紹介されていました
食い入るようにその内容をみていると、オテル・ドゥ・ミクニ(自然派創作フランス料理)の三國シェフはこの仲卸人に鮮魚の仕入れをまかせているとかで、その仲卸人は多忙なのでたしか甥っ子に切り盛りを任せているようなことでした。
三國シェフ御用達の仲卸人がmanageしているお店なのかと色めきだって訪れました。
ということで今日のお店は、イタリア街の三井ガーデンホテルそばにある高級鮮魚卸「三和」さんです。

住所: 東京都港区浜松町1-5-10
電話:090-7637-7579
定休日:土曜・日曜・祝日 (11:00〜14:00 ランチ営業)

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お店の外観です。
結構浜松町から歩きますネ。
私は良くいく三井ガーデンホテルをひたすら目指していきましたら、そこからはこのお店を簡単にみつけることができました。

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メニューです。

今日のオーダー「特上ちらし丼」@1,200円です。
厨房の中では、店主の甥っ子?夫婦のお嬢さんが静かに遊んでいて微笑ましいかぎりでした。

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待つこと2分で付出しの登場です。
これは野菜のあんかけとガリの煮付けです。
どちらも冷えていてコメントする様なものではありません。

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付出しから遅れること7分後に「特上ちらし丼」の着丼です。
Toppingは、イカ、いくら、タコ、海老、帆立、ハマチ、トロ、かんぴょう、穴子、玉子です。
シャリが冷たくてボソボソ感があります。
酢の利き具合は宜しかったのですが、素人のお店ではないと聞いていましたが、何でこのようなシャリだすのですかね・・・

刺身はイカが硬くて如何なものですかねと与太を飛ばしてもしょうがないのですが、いくらも美味しいくないし、他のネタも同様に特筆するものはありません。
唯一の白眉はトロです。これは流石に美味しいとうなりました。
ちみに特上ちらしと上ちらしの刺身のちがいは、いくら、穴子、トロ×1切れの差でした。

ご主人夫婦は仕事にひた向きだし、接客もすごくよかったのに、ちょっと辛口の食評になってしまい申し訳ないのですが、多分食べた私の体調に問題があったのかもしれません・・・

それでは(^_-)


大泉学園 れんげ

昔の下町に変な飲み物がありました・・・もしかしたら下町だけではないのかもしれませんが、思いつくままに書いてみましょう。

一番目はホッピーです。これはいまやホッピービバレッジさんの営業努力で人口に膾炙していますが元祖・ビアテイストの清涼飲料水です。要は下町の貧乏オジサン達がビールを飲むお金がないのでホッピーに焼酎をまぜて飲み始めのですね。
私が大学に入った頃はこの飲み物は下町の人以外誰も知りませんでした。
ところで月島・築地ではこのホッピーを氷なしで飲ませます、そのためにマイナス二十度の冷凍庫でジョッキを凍らせてから供されます。しかしこれは焼酎が異常に多くなりますので悪酔いします・・・止めてくれ(笑)

二番目は電気ブランです。これは日本のワインの始祖ともいわれる神谷傳兵衛氏が浅草の今の場所にD KAMIYA BAR(後の 鍛バー)の看板をあげ飲ませたのが始まりです。
でも腰がたたなくなるのは電気ブランではなくアルコール度数が40度もある電気ブランオールドですので、腰が抜けるほど飲みたい人は間違わないで下さいネ
ちなみに電気ブランのチェイサーは生ビールがお約束ですから忘れずに・・・電気ブランでしびれた口をニュートラルに戻し次の一口を美味しくいただくために、これはお店のお勧めなのです。しかしこの電気ブランは浅草の発展とともに有名になってしまいました。

三番目は酒ライムです。悪酔いしたい方はこれが一番です。飲みすぎると次の日には頭、目、胃あらゆる部位に複雑で重篤な症状をもたらします。人生に疲れた方はお試しください、翌朝の不幸な目覚めまでは幸せheart02でいられます。
ちなみにこのレシピは以下のとおりです。
日本酒(冷酒用が良いでしょう)をあんまり大きくないグラスでロックにして、ライム1/4カケを絞って混ぜるだけ・・・簡単でしょう(笑)

四番目はホットコーラです。昔喫茶店でアルバイトした時メニューにありました・・・しかしこれって本当に下町だけなのかな???
レシピはこんな感じです。
.魁璽蕕魏个砲け、煮立ってきたらグラニュー糖をいれる。
耐熱グラスに注ぎ入れ、レモンを添える。
お店で作って飲んだことがあるのですが、ひたすら甘〜イっていう感じです。
この飲み物考えた人は変な人です。

最後はホイスです。昭和30年代、ウィスキーが高価な舶来品だった頃舌にとろりと甘さが広がるハイソなウィスキーの味をホイスが提案しました。要はホッピーがビールの代替品であるとするならばホイスはウィスキー版です。これは白金の後藤商店でしか製造されていないのでかなりマニアックです。多分下町だけ?で飲まれたのでしょう。少し甘めな味ですが不思議と悪酔いしません。噂では南米産の強壮剤や漢方が入っているので「これは体にいい!」といって飲むのがお約束です(笑)

皆さんはどれだけご存知でしたか?

今日のお店は「れんげ」です。
最近できたというので長男と行ってきました。
ここは外環ラーメンの店主が早世してから色々お店が居抜きでオープンしますがどこも成功していません・・・れんげさん、この負の連鎖を断ち切って下さいネ。

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お店の全容です。
住所: 東京都練馬区大泉町4−20-6
電話: 03-5387-2903
定休日:不明

ここから後はパチリでご覧下さい。

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店内メニューです。結構豊富ですね・・・しかし締めの料理e.g.ラーメン、うどん、焼きソバ、茶漬け等がないのが気がかりです。多分夜の部いけばあるのでしょうね。

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ランチメニューです。少しお高いかなと・・・思いますが、次の画像をご覧下さい。

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私の頼んだ「カレイ煮付け」@800です。それにしても盛り沢山のランチですね、これなら@800は納得です。味ですか美味しいですね、サラダもシャキシャキして美味しくいただけました・・・しかしカレイ煮付けに副食のガンモは少しクドイのではと思います。でもイケました合格合格合格合格

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長男の頼んだ「肉野菜炒め」@760です。これも量がすごい(笑)少しツマミ食いしましたが味付けは良かったですね、隠し味のニンニクもさりげなく利いていて味が締まっています。これは美味しいです合格合格合格合格合格

それでは(^_-)

神谷バー徒然

台東区浅草1丁目1番1号って何処なのか即答できる人はかなりの浅草(エンコ)通です。
答えは「神谷バー」です。
さらに「神谷バー」は当て字で「鍛バー」が正しい字と言いきれる人にいたっては、ほとんど土地っ子と言い換えても良いでしょう。

会社で私の事を「下町っ子」と知っていて浅草のグルメスポットを聞く輩は多いのです。 
私はそういう時は、「鍛バー」の電気ブランを紹介します。
そして必ず次の事を付け加えます。

「いいかい電気ブランってすんごくアルコール度数が強いんで、3杯以上飲むと必ず腰が取られちゃうのヨ。それでさ、ほとんどの人がヨ、店を出るとサ、鍛バー出たところの横断歩道の手前当たりで腰が取られるちゃうわけ。それがな、また上手い具合にヨ、歩道の渡り口の脇に電信柱があるのサ。皆腰がとられちゃっているから、仕方なくそれにしがみつくのネ。
ところが腰が取られちゃってるからズルズルとその電信柱からずり落ちるわけ、明治の頃からソリャ気が遠くなるくらいの長い間にヨ、皆がその電信柱でズルズルってするからサ、その電信柱テカテカに光っちゃってまるで鏡みたいなのよ。当たり前に顔も写るんだぜ。その鏡みたいな電信柱を背景に記念写真取るのが鍛バーでのキマリなのヨ!」
※私はこのような話し方はしません。あくまでも雰囲気横溢の為の話法です。

でも誰もこの記念写真を撮った人はいません。何故ならこれ完璧な私のプラフだからです。
これかなりの人が引っかかります。ヒドイのに至っては、どう探してもないので交番に聞ききにいき、そこのオマワリさんが言うことには、、大分昔に撤去されたと言っていました、とか言いだす人まで出てきました(オマワリさんも嘘つき
参考までに電気ブランは、度数により、電気ブラン(30度)、電気ブランオールド(40度)の2種類があります。鍛バーのメニューでは前者をデンキブラン、後者を電氣ブランとしているそうです。(鍛バーHPより転用)
長いこと禁酒しているのでこんなヨタネタを書いてしまいました。本当は出向いてブログネタにしたかったm(__)m

今日は決算の締めです。忙しく外出も儘ならず社員食堂で昼食です。
獲物は「サバ塩」@850です。
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ここのサバ塩は軽く半焼にしてあり、お客様の注文を受けてから焼きます。ランチの書き入れ時なので仕方ありません。でも以外にイケますよ。身もホクホクしています。若干高い気もしますが許せます。

さらに今日は四本足(松葉杖)だったので、私の席まで出前していただきました。
ありがとう、アキレス腱治ったら重点的に食べに行きます。

それでは(^_-)
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