今日は「日本人はなぜ有給休暇を取らないのか」です。

この事は日本人の給与体系に起因していると思います。
日本の多くの企業は職能給を導入しています。
職能給とは、能力に応じて賃金が上がっていく「属人給」の一種です。
本来なら能力によって差をつけるものなので実力型になりそうなものですが、日本においては勤続年数をベースにする慣習がありました。
「長く勤めるほど経験も積んで優秀だろう」という素朴な思想がもとになっていて、そういう意味では儒教的と言えるかもしれません。言うまでもないことですが、現在の年功序列制度を形成しているのが、この職能給です。
最近ではこの職能給を維持していくと限りなく総賃金が増大していきますので能力部分を拡大視して目標管理制度(MBO)等を導入しているのです。
要は目標管理制度(MBO)の様な賃金上昇の抑制策は、賃金の下方硬直性の副作用であります。
海外ではほとんどの企業が職務給です。
職務給とは、担当する業務内容で処遇を決める方法です。
人ではなく「仕事に値札がつく」と考えればよいのです。
「仕事に値札がつく」を具体的にいえば全ての職務にjob descriptionがある事です。
即ち職務給は経験年数から必要な能力(職務内容)が決められるのです。
ちょっと人事労務用語なので分かりにくいため、卑近な例で申し上げます。
あるレストランのウェイトレスさんは、15分に一回は自分の担当するテーブルのお客に必ず水を補給することをjob descriptionとします。
もし彼女がそれをできなかった場合は直属のmanagerがその実績に対してbad markをつけます。
きちんとできていればno problemとなります。
その累積点が彼女の賃金となるのです。
仮に彼女が気をきかせて自分のjob description意外の事を行いますとそれは越権行為となるため禁止されています。
人事労務の世界でこの職務給についての具体的な説明をする時には、ケネディ空港のホットドッグ屋さんの話をすることが多かったですね。
ケネディ空港のホットドッグ屋さんは、ソーセージを炒める担当、パンを焼く担当、これらの材料をまとめてホットドックを作る担当というように三人で運営されています。
ところがある日、ソーセージを炒める担当が食当たりになりトイレにいくので職場から離れました。
日本であれば何時間も不在にするのではないので、誰かが不在の間の仕事を肩代わりして、多少時間がかかったにしてもホットドッグを売り続けます。当り前ですよね。
ところがこの話は、ソーセージを炒める担当が不在になったらすぐに閉店にしてしまったのです。
前段でおわかりのように他の人がソーセージを炒める事は越権行為だからです。
日本が高度経済成長をとげることができたのは、このような職務給をとらず職能給で繰りまわしたから、小人数でありながら広範囲に亘る職務をカバーして生産性を高めてきたからなのです。
これは理解できるところかと思います。
大分遠回りしましたが、日本人が有給休暇を取らないのは、取らないのではなく仕事が人に付く為に取りにくいからなのです。仕事が人に付くというのは、職能給のなせる技です。
その為には製造業のようにラインを止めるのに便乗しての夏休み一斉休暇となるのです。
最近の非製造業のexcellent companyは夏季休暇を輪番制で取るようにしているので、仕事は人に付かないようにしています。
特に女性に限っては確実にこれを行っているようです。
これをしないと女性はお局化(単純な仕事を複雑にして担当交代を困難にする事)します。
こうなったら会社の業務はスムーズに廻りません。
まぁこれは人事論の極論ですので、女性の方は決して目くじらを立てて抗議をしないでください・・・
確かに添付の表のように経済的な要因もあるでしょう。
しか〜しそれはそれで身の丈に合わせればよいわけで、本音は“同僚から否定的な見方をされるから、言い換えれば、人に仕事が付いているから、何か突発的な案件があれば本人以外では対応できなく、同僚に迷惑をかけるからでしょう。
実際に携帯電話が現在みたいに普及していない頃、札幌在勤時代に輪番休暇をとった私は霧の摩周湖で懸案の仕事が気になって会社に電話したら、きれいに陥穽(かんせい)にハマってしまいました。
その為に摩周湖の公衆電話を一時間も独占して周囲の観光客から大ブーイングを受けた事がありました。
プラ〜ス電話を切った後に、家族からも大クレームをつけられた事はいうまでもありません、ハイ。
Recently I can feel signs of summer coming!
We'd better start getting ourselves up for the summer vacation.
By Splash
YouTubeに投稿された動画によると、撮影されたのは2013年6月8日、YouTubeに動画がアップされたのは6月12日。現在(6月15日)までに6200再生と50以上のコメントが寄せれている。投稿者はフロリダ在住でユーザー名「LimitedOutFishing」。撮影場所はメキシコ湾。白人男性が船から海に飛び込み、巨大なジンベイザメの背びれを掴んで背中に乗った。そしてカメラに向かって笑顔でポーズ。


今日は新宿荒木町に出没です。
今日のお店は2012年07月18日の当blogのcommentに書き込んでもらいました韮崎さん推薦のお店です。
今日のお店は肉汁ハンバーグの名店「キッチン たか」さんです。
住所: 東京都新宿区荒木町3-1
電話:03-3356-2646
定休日:日・祝日 年末年始 お盆休み

お店の外観です。

メニューです。

調味料の面々です。
今日のオーダー「ハンバーグ (目玉焼き付)」@850円です。
実はこのお店を探すのに苦労しました。
ちょっと分かりにくいですね。
入店しますと茶髪のリーゼントのマスターとちょっと生活の疲れオーラが出ている女性(奥様?)とのツープラトン(two platoons)体制です。
店主である高橋和男シェフは、四ツ谷駅前にあった、大行列の洋食屋「洋食エリーゼ」(現「かつれつ四谷たけだ」)さんに勤務されていた方だそうです。
ビーフトマトやポークジンジャー、ハンバーグ、カレーなど洋食エリーゼでも人気だったメニューの味をこのお店でも再現してくれます。
店内はカウンター前の椅子席×6席のみです。
ハンバーグの注文があると、ご主人はものすごく丁寧にパテの空気抜きをしながら整形されます。
この仕事でもお分りのように、まさに眼光紙背を徹する様な真剣調理なのです。



待つこと15分で「ハンバーグ (目玉焼き付)」が到着しました。
見た目、マジに美味しそうじゃんハンバーグ、です。
それでは実食です、熱々のハンバーグを割ると“ジュワ〜”って肉汁が溢れでてきました。
この汁がデミグラソースに混じり美味しさがふくれます。
これにトロトロ玉子が加勢しますと、まさんに口福の神の降臨です。
付け合わせのキャベツはedgeが立っていてプラ〜ス甘いのです。
かなりの優れものですね。
味ですか。
美味しいじゃないですか!
久々の“くりびつてんぎょのいたおどろ!”です。
いまだにこのようなauthenticな洋食屋さんがあるとはうれしい限りです。
荒木町にきたら再訪します。
ご馳走様でした

この事は日本人の給与体系に起因していると思います。
日本の多くの企業は職能給を導入しています。
職能給とは、能力に応じて賃金が上がっていく「属人給」の一種です。
本来なら能力によって差をつけるものなので実力型になりそうなものですが、日本においては勤続年数をベースにする慣習がありました。
「長く勤めるほど経験も積んで優秀だろう」という素朴な思想がもとになっていて、そういう意味では儒教的と言えるかもしれません。言うまでもないことですが、現在の年功序列制度を形成しているのが、この職能給です。
最近ではこの職能給を維持していくと限りなく総賃金が増大していきますので能力部分を拡大視して目標管理制度(MBO)等を導入しているのです。
要は目標管理制度(MBO)の様な賃金上昇の抑制策は、賃金の下方硬直性の副作用であります。
海外ではほとんどの企業が職務給です。
職務給とは、担当する業務内容で処遇を決める方法です。
人ではなく「仕事に値札がつく」と考えればよいのです。
「仕事に値札がつく」を具体的にいえば全ての職務にjob descriptionがある事です。
即ち職務給は経験年数から必要な能力(職務内容)が決められるのです。
ちょっと人事労務用語なので分かりにくいため、卑近な例で申し上げます。
あるレストランのウェイトレスさんは、15分に一回は自分の担当するテーブルのお客に必ず水を補給することをjob descriptionとします。
もし彼女がそれをできなかった場合は直属のmanagerがその実績に対してbad markをつけます。
きちんとできていればno problemとなります。
その累積点が彼女の賃金となるのです。
仮に彼女が気をきかせて自分のjob description意外の事を行いますとそれは越権行為となるため禁止されています。
人事労務の世界でこの職務給についての具体的な説明をする時には、ケネディ空港のホットドッグ屋さんの話をすることが多かったですね。
ケネディ空港のホットドッグ屋さんは、ソーセージを炒める担当、パンを焼く担当、これらの材料をまとめてホットドックを作る担当というように三人で運営されています。
ところがある日、ソーセージを炒める担当が食当たりになりトイレにいくので職場から離れました。
日本であれば何時間も不在にするのではないので、誰かが不在の間の仕事を肩代わりして、多少時間がかかったにしてもホットドッグを売り続けます。当り前ですよね。
ところがこの話は、ソーセージを炒める担当が不在になったらすぐに閉店にしてしまったのです。
前段でおわかりのように他の人がソーセージを炒める事は越権行為だからです。
日本が高度経済成長をとげることができたのは、このような職務給をとらず職能給で繰りまわしたから、小人数でありながら広範囲に亘る職務をカバーして生産性を高めてきたからなのです。
これは理解できるところかと思います。
大分遠回りしましたが、日本人が有給休暇を取らないのは、取らないのではなく仕事が人に付く為に取りにくいからなのです。仕事が人に付くというのは、職能給のなせる技です。
その為には製造業のようにラインを止めるのに便乗しての夏休み一斉休暇となるのです。
最近の非製造業のexcellent companyは夏季休暇を輪番制で取るようにしているので、仕事は人に付かないようにしています。
特に女性に限っては確実にこれを行っているようです。
これをしないと女性はお局化(単純な仕事を複雑にして担当交代を困難にする事)します。
こうなったら会社の業務はスムーズに廻りません。
まぁこれは人事論の極論ですので、女性の方は決して目くじらを立てて抗議をしないでください・・・
確かに添付の表のように経済的な要因もあるでしょう。
しか〜しそれはそれで身の丈に合わせればよいわけで、本音は“同僚から否定的な見方をされるから、言い換えれば、人に仕事が付いているから、何か突発的な案件があれば本人以外では対応できなく、同僚に迷惑をかけるからでしょう。
実際に携帯電話が現在みたいに普及していない頃、札幌在勤時代に輪番休暇をとった私は霧の摩周湖で懸案の仕事が気になって会社に電話したら、きれいに陥穽(かんせい)にハマってしまいました。
その為に摩周湖の公衆電話を一時間も独占して周囲の観光客から大ブーイングを受けた事がありました。
プラ〜ス電話を切った後に、家族からも大クレームをつけられた事はいうまでもありません、ハイ。
Recently I can feel signs of summer coming!
We'd better start getting ourselves up for the summer vacation.
By Splash
YouTubeに投稿された動画によると、撮影されたのは2013年6月8日、YouTubeに動画がアップされたのは6月12日。現在(6月15日)までに6200再生と50以上のコメントが寄せれている。投稿者はフロリダ在住でユーザー名「LimitedOutFishing」。撮影場所はメキシコ湾。白人男性が船から海に飛び込み、巨大なジンベイザメの背びれを掴んで背中に乗った。そしてカメラに向かって笑顔でポーズ。


今日は新宿荒木町に出没です。
今日のお店は2012年07月18日の当blogのcommentに書き込んでもらいました韮崎さん推薦のお店です。
今日のお店は肉汁ハンバーグの名店「キッチン たか」さんです。
住所: 東京都新宿区荒木町3-1
電話:03-3356-2646
定休日:日・祝日 年末年始 お盆休み

お店の外観です。

メニューです。

調味料の面々です。
今日のオーダー「ハンバーグ (目玉焼き付)」@850円です。
実はこのお店を探すのに苦労しました。
ちょっと分かりにくいですね。
入店しますと茶髪のリーゼントのマスターとちょっと生活の疲れオーラが出ている女性(奥様?)とのツープラトン(two platoons)体制です。
店主である高橋和男シェフは、四ツ谷駅前にあった、大行列の洋食屋「洋食エリーゼ」(現「かつれつ四谷たけだ」)さんに勤務されていた方だそうです。
ビーフトマトやポークジンジャー、ハンバーグ、カレーなど洋食エリーゼでも人気だったメニューの味をこのお店でも再現してくれます。
店内はカウンター前の椅子席×6席のみです。
ハンバーグの注文があると、ご主人はものすごく丁寧にパテの空気抜きをしながら整形されます。
この仕事でもお分りのように、まさに眼光紙背を徹する様な真剣調理なのです。



待つこと15分で「ハンバーグ (目玉焼き付)」が到着しました。
見た目、マジに美味しそうじゃんハンバーグ、です。
それでは実食です、熱々のハンバーグを割ると“ジュワ〜”って肉汁が溢れでてきました。
この汁がデミグラソースに混じり美味しさがふくれます。
これにトロトロ玉子が加勢しますと、まさんに口福の神の降臨です。
付け合わせのキャベツはedgeが立っていてプラ〜ス甘いのです。
かなりの優れものですね。
味ですか。
美味しいじゃないですか!
久々の“くりびつてんぎょのいたおどろ!”です。
いまだにこのようなauthenticな洋食屋さんがあるとはうれしい限りです。
荒木町にきたら再訪します。
ご馳走様でした
