下町っ子の上の空

好奇心が人一倍強く、見栄っ張りで、お人好しの下町っ子のBlogです。 ウンチクネタがくどいのがたまに傷ですが、お気軽にお立ち寄り下さい。

林家正蔵

神田 ゆず屋製麺所

今日は「Celebrity海老名家」の話です。 
初代林家三平の奥さん海老名香葉子さんの自伝を読みました。
大半がご自身の自慢話で鼻につくところも多々あるのですが、ご本人はそうとは思ってないのでしょうね・・・

ますは海老名香葉子さんの略歴から。
第二次世界大戦中、静岡県沼津市に疎開。当時は国民学校の5年生だったが、その最中に起きた東京大空襲で、3代目竿忠の父音吉・母・祖母・長兄・次兄・弟の家族6人を亡くしています(三兄で4代目を継いだ中根喜三郎のみ生き延びる)。
身寄りを亡くしたため、終戦・帰京後は親戚をたらい回しにされますが、父の知人で釣り好きで知られた3代目三遊亭金馬に引き取られています。
金馬家に七代目林家正蔵の妻が出入りしていた関係から、その実子であった初代三平と結婚。三平の芸能生活を陰からサポートしました。また、長女・海老名美どり、二女・泰葉、長男・九代目林家正蔵、二男・二代目林家三平と、4人の子供に恵まれています。
このような経歴です。香葉子さんは本所っ子なのですね。当時のご自宅は三つ目通りの竪川町(現立川)にあったそうです。東京大空襲で三兄のみ生き残ったとか。
私も友達の母親が小学校の時東京大空襲に遭い、その時発生した大火から逃れるため川に入ったところ、川面にも火が入って顔に大火傷をしたと語ってくれました。
そしその左頬に張りついている火傷跡をみて慄然したことがあります。

海老名家は「泰」が名前についている。
初代林家三平=>海老名泰一郎
9代目林家正蔵=>海老名泰考 その長男は泰良
泰葉=>海老名泰葉
二代目林家三平=>海老名泰助

海老名家は高学歴。
初代林家三平=>旧制明治中学卒業
海老名みどり=>川村短期大学卒業
9代目林家正蔵=>東京都立竹台高等学校卒業
泰葉=>桐朋学園大学音楽学部中退(家では芸事について天才と思われていた)
二代目林家三平=>中央大学経済学部国際経済学科卒業(竹台高等学では総代になる)

海老名香葉子さんの病歴
肺結核
心筋梗塞
乳がん

浮気癖
初代林家三平 この時は香葉子さんが自ら出向いてお金で形をつけて別れさせた。
9代目林家正蔵 土下座して謝り許してもらった。

初代林家三平は病院のベッドの上で座ったまま亡くなっている。

伊東四朗の奥さん令さんは海老名家のお手伝いさんで9代目林家正蔵のお守りをしていた。
「海老のしっぽ」海老名香葉子著より転載

ということでまだまだ書き足りないのですがここらで筆を止めます。
個人的には初代林家三平さんのことが思い出されます。
亡父は演芸ものが好きで良く浅草にある松竹演芸場に連れて行ってもらい三平さんの落語は聞きました。子供心にこの人の話は本当に面白いなと瞠目したことが思い出されます。
特に客いじりは天才的ですね、お客が中座すると、お客さんおトイレですか、早く戻ってきてくださいね、それまで面白い話はとっておきますから、とか赤ん坊が泣き声をあげると、すぐにあやしに行くし、まぁスゴイ気配りでした。
そうそう昔の寄席は結構お酒を飲みながら見ている人が多く、下手な芸には、容赦なく罵声が飛んでいました。若手の芸人なんかは固まっていましたね。
客が芸を育てるんだなぁと妙に納得していたマセタ子供でした、ハイ。


今日は神田に出没です。
立ち食い系ではこのお店が神田では一番美味いと思います。
ということで今日のお店は「ゆず屋製麺所」さんです。

住所: 東京都千代田区内神田3-19-10 ソーシャルビル 1F
電話:03-3253-2233
定休日:日曜日

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お店の外観です。

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お店のポスターです。

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券売機です。

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今日のオーダー「ゆずおろしうどん+生卵」390+無料=@390円です。
上の画像はdefaultです。下の画像はこんもりと削り胡麻と生姜をかけたものです。
味ですか、ここは美味しいです、本当に!
だしは本場の鰹節、昆布、煮干しをふんだんに使ったものでとてもすっきりとした味わいでそれにゆずの香りが味に膨らみをあたえます。
麺はしこしこと腰のある麺でこのだしによくあいます。
これで生卵(天ぷらも選べる)がついて@390円には驚きです。
神田にいかれたら是非立ち寄ってください。
裏切りませんよ(^_-)

それでは(^_-)

有楽町 中本

今日は「伊勢崎町カレー屋奇譚」の話です。
私が日吉に通っていた頃の話です。土曜の二限が休講になったので、たまにはハマで飯食べようぜ、との友達の誘い言葉にのって伊勢崎町まで足を伸ばしました。伊勢崎町はイセザキモールあたりで食べ物屋を捜したのです。学生ですから可処分所得も限られており、安い店をさがしていました。
当時のイセザキモールもやはりセレブな方が集うところで、学生の価格帯のお店にはなかなかめぐりあうことはできません。しばらく歩くとカレーライス@400という看板があり、これは安いということでそのお店に入りました。
お店に入りますと、誰もいません。二人とも歩きつかれたので暫くその店の薄暗いカウンターのストールで寛(くつろ)いでいました。しばらくしてというか、時間的には15分位たってから、お店のご主人がでてきました。
私達は、カレーライスが食べたいんだけど、といいますと、このご主人は、ゴメンナサイネ、そのカレーは売り切れです、とのことです。私は、まだ十二時前なのに売り切れなんですか、今日はそんなにお客が入ったんですか、と聞けば、ないものはないんだよ、と突っ慳貪(つっけんどん)に返します。なんだか嫌な予感がして腰が引けてきたのですが、それでも、何ができるのですか、と聞きかえしますと、ご主人は、カツカレーならできますよ、と応えます。しかしそれは@1,500もするので、私が逡巡していると、友達は、それではそれをお願いします、と間髪いれずに頼みました。私といえば値段でヘジリ、それなら“カツカレー”の“カツ”抜きのやつを下さい、といいます。するとご主人は、このルーは“カツカレー”専用のルーなので、それだけだと味わいが違ってしまうのでお出しできません、というのです。私は、おかしくないですか、“カツカレー”専用のルーが常備されていて、通常のカレーがこの時間で品切れなんて意図的としか思えないですよ、といいますと、お兄さん、ナンダイうちの店にイチャモン付けにきたの、それともカレーを食べに来たの、どっちなのハッキリしてよ、と凄みます。
空腹だったことも相俟って私もキレてきました、学生相手にこんな絵図書いて、何が面白いの、と言い返しますと、友達が私の脇腹を小突いて、馬鹿だな、そんなことしていたらこのオッサンの手の内に入るだけだぞ、この手のオッサンには、ハイハイと聞いてすぐに立ち去るのが人生の達人だぜ、と小声で諭します。そういわれれば、そうだなと思いなおし、致し方なく、私も@1,500のカツカレーを頼んだのです。
後日学校でこの話をすると、このお店は伊勢崎町で有名な“ぼったくりカレー屋さん”らしいのです、よって地元の人は誰も入らず、私達みたいな一見さんが引っかかるとのことです。付け加えますと、すぐに店内に出てこないのは、お腹を空かせて仕方なく“カツカレー”を頼まさせる作戦とか…ここまで徹底すればお見事です。

今日のお店は有楽町「中本ラーメン」さんです。私このお店学生の頃から「直久」さんと勘違いしていたことが今日分かりました。このお店は実は「中本」さんだったのですね(笑)

住所: 東京都千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル B1F
電話:非公開
定休:土曜日・日曜日・休日

中本1
お店の外観です。

中本2
店内の雰囲気です。このお店は昭和の爆笑王「林家三平」が常連だったお店で、長男の「正蔵」も親子二代に亘って通っています。しかしとてもキタナイお店です、こういうのはレトロと呼んではいけないと思うのですが…

中本3
今日のオーダーは「盛合せラーメン」@780です。「盛合せラーメン」とはラーメンに茹で野菜と生卵がのっているものです。ちなみに生卵はゆで卵にも代えられます。
麺はうどんのように太い麺です、見たかんじ濃い目の醤油スープです。スープはお約束の熱々ではありません。脂身の少ないチャーシューですがなかなかイケます、大量にのっているメンマはコリポリして美味しいです。そしてこの店のトレードマークの三つ葉がのっています。味ですか、私の寝不足の体調のせいもあるのですが、とても不味いです。まずスープの味がしません、極めてのっぺりとした味です。そして太い麺ですが、モソモソして弾力がありません、これはいただけませんね。
数多くのOld fanの常連さんに支えられて流行っているお店ですが、やはりラーメンは好き好きだと思わされました…

それでは(^_-)
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