2024年秋の京都 其の肆
恒例の奥様との京都旅行も17年目を数えました。
通算しますと28回になります。
継続は力なりとはまさにこの事であります。
今回は京都の紅葉を見にきました。
画像主体ですが宜しかったらお付き合いください。

#織成館
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京都駅に戻った二人は、午後から自転車に乗り、京都探訪に出かけました。
最初に訪れた場所は西陣です。
28回も京都に行っているのにこの地域は抜けていました。
今回訪れた「織成館」は、「西陣織屋建」を活かしたミュージアムとして1989年(平成元年)に開設されました。
建物は1936年(昭和11年)に西陣の帯地製造業「渡文」の初代当主・渡邉文七氏の「店兼住まい」として建てられたものです。
水屋(炊事場/おくどさん=竈(かまど)など)を取り除き、1階と2階の一部も改装しましたが、梁や柱、狭い間口に奥行きの長い棟、明かり取りの天窓など、西陣の伝統的な家屋「織屋建(おりやだち)の特長をそのまま残しています。
ここでは全国の手織物、能装束、時代衣装の鑑賞から工房見学、作品展示まで手織のすべてが体験できるのです。

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まずは豪華なに西陣織の着物をご覧ください。
多分、私たちは一生この着物を着ることはないでしょう。

西陣織
これが西陣織のマークです。
これが付いてないのは西陣織とはいえません。

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これは手縫いの西陣織です。
裏地がシンプルです。汗を吸い取って乾き易いとのことでした。

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これは機械縫いの西陣織です。
こっちは中がもったりしていますので通気性が悪いとのことでした。

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初代当主・渡邉文七氏の住居です。
まさにこれぞ京都の住宅です。

製織工場です。
西陣織の特徴の一つは、その全てが分業制で行われていること、そしてジャカードを使用していることです。
ジャカードとは、複雑な模様やデザインを織り出すために特別に設計された織機のことです。
発明者であるフランスのジョセフ・マリー・ジャカードの名前にちなんで名付けられました。
ジャカード織機は、フロッピーディスクに保存された織物の情報(デザインや組織)を取り出し、その情報を基にして綜絖(そうこう)を通して織機に伝えます。
これにより、非常に細かくて複雑な模様を正確に織り上げることができます。不具合が少なく、安定しているのはフロッピーディスクにデータを保存することで、情報の管理が容易になっているためです。
このような説明を聞きましたが、難しすぎてよく分かりませんでした。IMG_0615

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職人

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#光明院
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織成館で西陣織を堪能した私たちは進路を北にむけて自転車のペダルをこぎました。
ついたところは「光明院」です。
光明院は、明徳2年(1391)に金山明昶が開創した、「虹の苔寺」として知られている寺です。昭和14年(1939)に完成した「波心庭」は、昭和の庭造りの名人・重森三玲の作です。池泉式の枯山水庭園で、州浜型の白砂の枯池に三尊石組が配置され、背後にはサツキやツツジの大刈り込みがある。高台の雲上には茶亭があり、窓・壁・障子に描かれた大きな円は月を表し、月が東に昇る様を表しています。

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ここでは抹茶を飲んでまったりしていました。
重森三玲の庭は、見応えがあります。

#東寺
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東寺は、平安京が造営された2年後の延暦15年(796)、朱雀大路の東側に王城鎮護の寺として建立されました。
嵯峨天皇(私の祖先)から空海に下賜された後、真言密教の根本道場となりました。
現在の伽藍は室町時代以降の再建ですが、創建時と同じ位置に建ち、昔の景観を偲ぶことができます。京都のシンボル、国宝の五重塔は木造の塔としては日本最大の高さ55m。講堂の堂内には21躰の仏像が安置され、立体曼荼羅と呼ばれています。
ここもいまだかつて訪れたことがないので参りました。
京都はその地形の特徴として傾斜地が多いことで知られています。
この塔の先端と同志社大学の敷地の高さが同じだと聞いて、改めてその傾斜の深さに驚かされました。

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門が締まります。
さて、私たち最後の目的地に向かいましょう。

#糸ちゃん美
京都オヤジ飲み
今日の最後の目的地は、京都大好きの角野卓造さんと京都に移住した近藤芳正さんという個性派俳優2人がうまい酒と肴を求め、京都を呑み歩く、おやじ達の新感覚グルメエンターテインメント番組「京都おやじ呑み」で大絶賛していたお店です。
今日のお店は「糸ちゃん美」さんです。

住所: 京都府京都市下京区東之町17
電話: 075-661-4023
定休日:日曜日、月曜日

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。
店内はTVで見たのと同じ景色が広がっていました。
糸ちゃん(店主)、と美恵子?(美)さんの名前が合わさった店名ですが、恵美子さんは、多分、記憶違いです。
糸ちゃんも美さんもTVよりきれいでうれしく感じました。

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まずは、美さんおススメの「すじ生姜」@170を頂きました。
意外にサッパリしていて美味しいです。

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時間差で「ミノ・レバー揚げ(甘辛ソース)」@1,400円です。
これは両方とも美味しいですが、ミノの方が揚げ物に合いますね。
甘辛ソースがこの揚げ物によく合います。
角野卓造さんが大絶賛していたのに納得しました。
とても美味しいです。

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締めは「鍋焼きうどん(玉子入り)」930円です。
京都のうどんは細麺です。だからツユの味が良く染み渡っています。
ツユが甘めです。
具材はいわゆる全部載せ。海老天は独特の形です。肉は、スジを選びました。
これは完全調和です。
とても美味しいです。
ごちそうさまでした

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京都の夕焼けに背中を押されて、京都駅に向かいました。
京都駅のそばにある京都屈指の人気ラーメン店「本家第一旭」の行列を脇に見ながら京都駅に着きました。
レンタル自転車を返して新幹線に乗り込みました。

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帰りもグリーンカーです。
しばらくしましたら二人ともお腹いっぱいのせいもり深い眠りに入っていました。
また機会を作ってまた来ましょう・・・

それでは(^_-)