下町っ子の上の空

好奇心が人一倍強く、見栄っ張りで、お人好しの下町っ子のBlogです。 ウンチクネタがくどいのがたまに傷ですが、お気軽にお立ち寄り下さい。

下町っ子

池袋 あんぷく

今日は「下町っ子ならでは・・・」です。
江戸っ子
生れついてのべらんめえ口跡が今でも残っている私達下町っ子には苦手な言い回しがあります。
その理由をわかりやすく申しますとその大半は「巻き舌」に起因しています。
ですので、お〜い▲▲君、今日の打合せはコロラドだぞ、などは舌を噛んでしまうのです。
他にも苦手な言い回しとして、下町っ子にはあまり関係のない言葉で「高所得者層」があります。
後「技術室」はどうしても「ぎじつしつ」になってしまいます。
勤めている会社が民事再生法の適用を受けたので、世間体もあり会社の名前が言いにくい、なんていう人もおりました・・・

早とちりも下町っ子特有の性癖の一つです。
久々に訪ねて来た伯母が、母に向かって「牛肉を持って来たわよ」と言ったものですから、それを受けた母に言われ、市場(いちば)にすき焼の具材を急いで買いに行ったことがあります。
しかし待てども暮らせども待望の「すき焼パーテー」は開催されません。
しびれを切らした私が伯母に確認しますと、そんなことは言ってないわよ。
「急に曇って来たわよ」って言っただけよ、との事でした・・・

私の友人の父親の話です。
そのお父さんが所用で日比谷に行く用事があり、その移動にタクシーを利用しました。
日比谷に向かう道路は空いて車窓から見える景色は飛ぶように写ったそうです。
スポーツ新聞を見ながら乗車していたお父さんは、新聞から目を離した景色が番町辺りに感じたので、運転手さんに「今番町あたりだよね。何で日比谷を通り越したの」って聞いたそうです。
運転手さんは『あれつ?お客さん「渋谷に行って」って言いませんでした。ですので渋谷に向かっているのですが』と答えたのです。
「いやいや日比谷(しびや)って言ったけどな」って言いかえすと、運転手さんは「やはり渋谷(しぶや)って言っていますよね」と返したのでした。
そこでお父さんは全てを理解しました。
生来の江戸っ子であるお父さんは、「ひ」と「し」の使い分けができなかったのです。
帰宅してからお父さんは笑いながら「日比谷へ行く時には、運転手さんに紙に書いて渡さないとな」と笑いながら息子に言っていたそうです。

ちなみに私もその性癖を確実に引いています。
札幌で新しいワープロを買いました。
自宅で資料を作成している時に「避難梯子(ひなんばしご)」がどうしても変換できません。
ご多分にもれず気の短い江戸っ子ですのですぐに買った電気屋さんにダッシュで走っていき「このワープロ買ったばかりなのにもう壊れているぜ!」と怒鳴り込んだ事がありました。
店員さんはこの剣幕に恐れをなして、店内で同様に「避難梯子(ひなんばしご)」って入力しました。
ところが店員さんが入力すると何故かきちんとできるのです。
この動作で故障ではないと思った店員さんは、恐れいりますが、ここでもう一度変換してもらえませんか、といわれたので再現しました。やはり私が入力するとどうしても変換できません。
3回繰り返したところで店員さんは、「避難梯子(しなんばしご)」って入力されています、と鼻で笑いながら私の事を冷たく突き放したのです。今でもこの事を思い返しますと耳の付け根まで真っ赤になります。


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今日は池袋に出没です。
前回虎ノ門ヒルズの「あんぷく」さんに行った時、名物の「カルボナーラうどん」を食べ忘れていたので池袋店さんにお邪魔しました。
今日のお店は「あんぷく」池袋店さんです。

住所: 東京都豊島区西池袋1-37-8JPビル1F
電話:03-6915-2646
営業時間:無休

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「カルボナールうどん(380g)」@1,200円です。
夜は居酒屋になるみたいで私以外の皆さんはグビグビとお酒を頂いていました。
何か不思議な感じです。
といいますのも下町っ子なのでお酒を飲むのは「蕎麦屋」という擦り込みがあるからです。

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待つこと3分で「カルボナールうどん」の着皿です。
見た目美味しそうです。
それでは実食です。
カルボナーラのmain characterである黒胡椒とチーズが際立ちかなり濃厚でクリーミーな味わいです。
うどんはもちもちでコシがあり美味しいです。
厚切りベーコンは美味しいのですが、数が少ないために後半クリーム味に押されてしまい飽きてきます。
さらにうどんの湯切りが甘かったので、食べ進むにともないクリーミーさが希釈されてベチャベチャ感の印象が高まります。温泉卵好きなので基本高評価なのですが、なぜか心にこの味が留まらないというところです。
多分想定内の味だったからでしょう・・・

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余談ですがこの画像の場所は、池袋で一番危険な地帯です。
今にも青竜刀をぶんぶんふり回す音が聞こえてきそうです。
飲酒時代この地帯が好きな取引先がいてかなりの頻度で通っていましたが、よくぞ生き長らえたなという感慨がひとしおであります。

それでは(^_-)

春日 もつよし

今日は「矢部みゆきさん異聞」の話です。 
宮部みゆき
矢部みゆきさんとは直木賞作家宮部みゆきさんのことです。
彼女は、東京都江東区深川に生まれ、東京の下町に育ち、現在もそこで部屋を借りて仕事場にしています。
江東区立深川第四中学校を経て東京都立▲▲▲高等学校を卒業しました。
裁判所速記官試験(現在養成中止)に不合格の後、中根速記学校で速記を学び速記検定1級取得しました。
23歳のとき小説を書き始め、法律事務所に勤務しながら、1984年に講談社フェーマススクール・エンタテイメント小説教室に通い、山村正夫などに師事しました。
1987年にオール讀物推理小説新人賞を受賞した短編「我らが隣人の犯罪」でデビューしその後の活躍は皆さんの知るところであります。

実は矢部さんと私は同じ高校を卒業しているのです。
彼女に小説家を目指させた国語教師望月先生は、私の国語教師でもあります。
同じ国語教師に国語を学びながらその後の人生行路の違いは別途記すこととして、実は彼女が進学校である(正しくはあった)我が母校を卒業後大学進学しなかったのは大いなるquestionだったのです。
でもそれは氷解しました。
彼女、矢部さんは勉強が嫌いだったので、大学進学は毛程も考えなかったようですね。
高校をでた後は、何か手に職をつけようと思って速記の養成所に入ったとのことです。

あるとき矢部さんのお父さんが老人会の新年の集まりに行ったら、我が町から宮部みゆきさんという作家がでました、って町会長が言ったところ、そのお父さんは最後まで、うちの娘です、と言えずに帰ってきてしまったとのことです。
多分こんな町からそんな有名な物書きがでるわけがないと思っている下町なので、恥ずかしくて言えなかったのでしょうと忖度するわけですが、下町ならではのepisodeですね。
そんなお父さんを持つ矢部さんもごちゃごちゃしたところでないと落ち着かないらしく、その為にも今でも下町に暮らしています。彼女も下町特有の人がゴミゴミしていると所が好きな下町っ子だったのです。

下町というのは縦横川で分断されています。しがって川一つ越えれば異国なのです。
矢部さんも東京というのは隅田川の向こう側にある大都会のことで、大人になって出世する人はみんな川を超えていくんだなと思っていたそうです。
これは私も同様で川を超えたらどんな人が住んでいるんだろうと子供の時に思っていましたし、中学校に入った時も同級生との会話の中でも、川向う、川こっち、という言い方は良くしていました。
良く皆さんは下町っていう言葉で一括りにされますが、その実は川で区切られたcommunityだったのです。

今日は同窓生矢部さんのscopeを通して下町紹介をさせてもらいました。
参考文献「チチンプイプイ」宮部みゆき・室井滋著 文春文庫


Yann Frischというマジシャンを知っているだろうか。
パリを拠点に活動している彼の芸に必要なのは
ポットとカップと赤い玉のみ。
どんなものかは見て頂いた方が早い。
まさに神業、最新の北京での国際マジック大会の様子だ。



今日は春日に出没です。
今日のお店は以前から気になっていた豚肉めし屋「もつよし」小石川店さんです。
美味しいのでしょうか、楽しみです。

住所: 東京都文京区西片1-15-19 シャトー小石川B1F
電話:03-3812-2199
定休日:日曜日

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。
今日もlate lunchだったので店内のお客は私一人でした。

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メニューです。


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今日のオーダー「豚肉飯中盛」@780円です。
待こと7分で着丼です。
なんだか薔薇盛みたいな風情ですね。
見るからに、ちょっと量がtoo much for meですね。一応中盛頼んだつもりだったのですが。
気を取りなおして実食です。
ウンこれは美味しいですね。
焼き具合良し、甘辛い味付けはこの豚肉の焼き加減に良く合っています。
うんガシガシと豚肉が胃袋に収納されていきます。
最後の方は飽きるかなと思っていましたがそうでもありません。
最後まで美味しく頂きました。
しか〜し、次の日体重計にのったら1kgきっちり太っていました。
こんな日もあります。

それでは(^_-)



神谷バー徒然

台東区浅草1丁目1番1号って何処なのか即答できる人はかなりの浅草(エンコ)通です。
答えは「神谷バー」です。
さらに「神谷バー」は当て字で「鍛バー」が正しい字と言いきれる人にいたっては、ほとんど土地っ子と言い換えても良いでしょう。

会社で私の事を「下町っ子」と知っていて浅草のグルメスポットを聞く輩は多いのです。 
私はそういう時は、「鍛バー」の電気ブランを紹介します。
そして必ず次の事を付け加えます。

「いいかい電気ブランってすんごくアルコール度数が強いんで、3杯以上飲むと必ず腰が取られちゃうのヨ。それでさ、ほとんどの人がヨ、店を出るとサ、鍛バー出たところの横断歩道の手前当たりで腰が取られるちゃうわけ。それがな、また上手い具合にヨ、歩道の渡り口の脇に電信柱があるのサ。皆腰がとられちゃっているから、仕方なくそれにしがみつくのネ。
ところが腰が取られちゃってるからズルズルとその電信柱からずり落ちるわけ、明治の頃からソリャ気が遠くなるくらいの長い間にヨ、皆がその電信柱でズルズルってするからサ、その電信柱テカテカに光っちゃってまるで鏡みたいなのよ。当たり前に顔も写るんだぜ。その鏡みたいな電信柱を背景に記念写真取るのが鍛バーでのキマリなのヨ!」
※私はこのような話し方はしません。あくまでも雰囲気横溢の為の話法です。

でも誰もこの記念写真を撮った人はいません。何故ならこれ完璧な私のプラフだからです。
これかなりの人が引っかかります。ヒドイのに至っては、どう探してもないので交番に聞ききにいき、そこのオマワリさんが言うことには、、大分昔に撤去されたと言っていました、とか言いだす人まで出てきました(オマワリさんも嘘つき
参考までに電気ブランは、度数により、電気ブラン(30度)、電気ブランオールド(40度)の2種類があります。鍛バーのメニューでは前者をデンキブラン、後者を電氣ブランとしているそうです。(鍛バーHPより転用)
長いこと禁酒しているのでこんなヨタネタを書いてしまいました。本当は出向いてブログネタにしたかったm(__)m

今日は決算の締めです。忙しく外出も儘ならず社員食堂で昼食です。
獲物は「サバ塩」@850です。
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ここのサバ塩は軽く半焼にしてあり、お客様の注文を受けてから焼きます。ランチの書き入れ時なので仕方ありません。でも以外にイケますよ。身もホクホクしています。若干高い気もしますが許せます。

さらに今日は四本足(松葉杖)だったので、私の席まで出前していただきました。
ありがとう、アキレス腱治ったら重点的に食べに行きます。

それでは(^_-)
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