全生亭DE落語

大贔屓にしている三遊亭金馬の公演を偶然に見つけました。
ネットで申し込もうとましたら、すでに完売でした。
ダメ元で公演元の全生庵に電話しましましたら、本当はダメですが、2枚くらいならいいでしょう、ということでゲットできました。席は指定席ではなく入れ込み式なので早いもん順みたいです。
そこで一緒にいく友人にLINEして開場の30分前に並ぶようお願いしました。

当日になりました。
前日は大雨でしたが、当日は、それをひっくり返したような晴天です。
友人は開場前の40分の12時50分についていました。



私はその隣に並んだのですが、まずまずの前の方でした。
開場になりました、運よく、イチバン前に座れました。

最初は、金原亭小駒さんの「元犬」です。
この粗筋を紹介します。
昔、ある犬が「人間になりたい」と強く願いました。
その犬は神様にお願いをし、その願いが叶って人間に生まれ変わります。
しか〜し、人間になったものの、元犬の性格や行動は変わらず、犬らしい習慣が残っているため、周囲の人々に奇妙に思われます。
例えば、道端で見つけた骨にかぶりついたり、ほえたり、犬のように寝転がったりします。
周囲の人々はその行動を見て笑ったり、不思議に思ったりしますが、元犬は「人間になれたこと」に満足しています。
この話は、願いが叶ったとしても本質は変わらないという教訓を含んでおり、落語らしいユーモアと風刺が効いていて、人間なのに犬というギャップをどのように演じ分けるがポイントなのですが、犬の部分にチカラが入り過ぎて面白くありませんでした。
次は、金原亭馬治さんの「つぼ算」です。
この粗筋を紹介します。
「つぼ算」は、古典落語の一つで、店主と客のやりとりが面白く描かれています。
お客は、一荷入りの水瓶をヒトツ買いそれを3円50銭から3円に値切ります。
そこでヒトツではなく二個買うと数量を増やして、7円のところを6円にして値引き額を多くします。
そこで次に一荷入りではなく二荷入りのつぼに変えます。
そこで店主は本当なら7円ですが、6円にしないとまずいですよね、と二荷入りの水瓶の値段を6円にさげます、そこで客はすでに買った一荷入りの水瓶を返品します。
すでに店主の手元のある3円と水瓶の返品代の3円で合わせて6円という事でお金をイチエンも支払わないで二荷入の水瓶を手に入れます。
店主は最後になってようやくだまされたことに気づくという、ユーモラスで少し皮肉の効いた話です。
この話は店主の騙され方が面白いはずなのですが、騙され方を強調しすぎて笑えませんでした。
客の演じ方は良かったので残念でした。

次は花島世津子さんのマジックです。
松旭斎すみえに師事し、あざやかな手さばきで明るく楽しい舞台として定評がある方です。
1982年にはハワイのマジックコンテスト入賞しています。
さらに2年間アメリカにマジック留学をし帰国後は一層マジックに磨きがかかったのことでなんと師匠は英語が堪能なのです。
マジックは地味でしたがベシャリが面白くて楽しめました。

トリは名人、金原亭馬生師匠です。
おろした話は「真景累ヶ淵・完結編」です。

言わずと知れた圓朝の代表作です。
幕末,若き圓朝が古累と呼ばれる芝居噺を演じていると,師の圓生が先回りして素噺で演じて妨害したため,困り果てた末に創作したという.タイトルは,名所図にもよく使われる"真景"の文字に,幽霊が見えるのも"神経"の作用によるという意味を掛けています。
圓朝曼荼羅と呼ばれるにふさわしい込み入った登場人物と因果はめぐる筋立てです。
「豊志賀の死」を中心に「聖天山」までがよく演じられますが、今回の完結編をマレです。
50分の長講ですが、飽きもさせず一気に聞かせる口跡は天才の名に恥じません。
この人が活躍している時間を共有できて幸せです。


ということで落語鑑賞のあとは反省会です。
落語の会場は谷中でしたので、反省会は鶯谷にしました。


ところがイチバン行きたかったお店は17時だというので「売切御免蒙」でした。
いくら人気店でも早すぎます。

ということで今日のお店は「居酒屋もりもり」さんです。
ここは地元では超有名店だそうです。
住所: 東京都台東区根岸3-6-5 加藤ビル 1F
電話:050-5596-1961
定休日:無し

お店の外観です。

店内の雰囲気です。

まずは「お疲れ様乾杯」です。
友人はいきなり日本酒です。
気合十分です。

つきだし@180円です。
普通に美味しいです。

白子天婦羅@780円です。
私は白子が大好きですからワシワシ食べました。
白子のトロトロがたまりません。

サンマ白焼き@680円です。

ちょっとスリムですが美味しくいただきました。
完食です。

サイコロハラミステーキ@780円です。
火が入り過ぎています。
もともと小さな肉がさらに小さくなっています。
これはダメですね(笑)

つぶ貝刺身@890円です。
出て来るのに44分かかっていました。
これは普通に美味しいです。
ちょっと小ぶりですかね。

アボガドと豆腐のサラダ@480円です。
安くてうまい!
特にアボガドがこれかとばかり入っていました。
ポン酢のドレッシングも高評価です。

締めのピリ辛もやし炒め@380円です。
コスパ良しです。
これは辛ウマです。
ソースが美味しいです。
ということで鶯谷の繁盛店はコスパよく大満足でした。
ごちそうさまでした

大贔屓にしている三遊亭金馬の公演を偶然に見つけました。
ネットで申し込もうとましたら、すでに完売でした。
ダメ元で公演元の全生庵に電話しましましたら、本当はダメですが、2枚くらいならいいでしょう、ということでゲットできました。席は指定席ではなく入れ込み式なので早いもん順みたいです。
そこで一緒にいく友人にLINEして開場の30分前に並ぶようお願いしました。

当日になりました。
前日は大雨でしたが、当日は、それをひっくり返したような晴天です。
友人は開場前の40分の12時50分についていました。



私はその隣に並んだのですが、まずまずの前の方でした。
開場になりました、運よく、イチバン前に座れました。

最初は、金原亭小駒さんの「元犬」です。
この粗筋を紹介します。
昔、ある犬が「人間になりたい」と強く願いました。
その犬は神様にお願いをし、その願いが叶って人間に生まれ変わります。
しか〜し、人間になったものの、元犬の性格や行動は変わらず、犬らしい習慣が残っているため、周囲の人々に奇妙に思われます。
例えば、道端で見つけた骨にかぶりついたり、ほえたり、犬のように寝転がったりします。
周囲の人々はその行動を見て笑ったり、不思議に思ったりしますが、元犬は「人間になれたこと」に満足しています。
この話は、願いが叶ったとしても本質は変わらないという教訓を含んでおり、落語らしいユーモアと風刺が効いていて、人間なのに犬というギャップをどのように演じ分けるがポイントなのですが、犬の部分にチカラが入り過ぎて面白くありませんでした。
次は、金原亭馬治さんの「つぼ算」です。
この粗筋を紹介します。
「つぼ算」は、古典落語の一つで、店主と客のやりとりが面白く描かれています。
お客は、一荷入りの水瓶をヒトツ買いそれを3円50銭から3円に値切ります。
そこでヒトツではなく二個買うと数量を増やして、7円のところを6円にして値引き額を多くします。
そこで次に一荷入りではなく二荷入りのつぼに変えます。
そこで店主は本当なら7円ですが、6円にしないとまずいですよね、と二荷入りの水瓶の値段を6円にさげます、そこで客はすでに買った一荷入りの水瓶を返品します。
すでに店主の手元のある3円と水瓶の返品代の3円で合わせて6円という事でお金をイチエンも支払わないで二荷入の水瓶を手に入れます。
店主は最後になってようやくだまされたことに気づくという、ユーモラスで少し皮肉の効いた話です。
この話は店主の騙され方が面白いはずなのですが、騙され方を強調しすぎて笑えませんでした。
客の演じ方は良かったので残念でした。

次は花島世津子さんのマジックです。
松旭斎すみえに師事し、あざやかな手さばきで明るく楽しい舞台として定評がある方です。
1982年にはハワイのマジックコンテスト入賞しています。
さらに2年間アメリカにマジック留学をし帰国後は一層マジックに磨きがかかったのことでなんと師匠は英語が堪能なのです。
マジックは地味でしたがベシャリが面白くて楽しめました。

トリは名人、金原亭馬生師匠です。
おろした話は「真景累ヶ淵・完結編」です。

言わずと知れた圓朝の代表作です。
幕末,若き圓朝が古累と呼ばれる芝居噺を演じていると,師の圓生が先回りして素噺で演じて妨害したため,困り果てた末に創作したという.タイトルは,名所図にもよく使われる"真景"の文字に,幽霊が見えるのも"神経"の作用によるという意味を掛けています。
圓朝曼荼羅と呼ばれるにふさわしい込み入った登場人物と因果はめぐる筋立てです。
「豊志賀の死」を中心に「聖天山」までがよく演じられますが、今回の完結編をマレです。
50分の長講ですが、飽きもさせず一気に聞かせる口跡は天才の名に恥じません。
この人が活躍している時間を共有できて幸せです。


ということで落語鑑賞のあとは反省会です。
落語の会場は谷中でしたので、反省会は鶯谷にしました。


ところがイチバン行きたかったお店は17時だというので「売切御免蒙」でした。
いくら人気店でも早すぎます。

ということで今日のお店は「居酒屋もりもり」さんです。
ここは地元では超有名店だそうです。
住所: 東京都台東区根岸3-6-5 加藤ビル 1F
電話:050-5596-1961
定休日:無し

お店の外観です。

店内の雰囲気です。

まずは「お疲れ様乾杯」です。
友人はいきなり日本酒です。
気合十分です。

つきだし@180円です。
普通に美味しいです。

白子天婦羅@780円です。
私は白子が大好きですからワシワシ食べました。
白子のトロトロがたまりません。

サンマ白焼き@680円です。

ちょっとスリムですが美味しくいただきました。
完食です。

サイコロハラミステーキ@780円です。
火が入り過ぎています。
もともと小さな肉がさらに小さくなっています。
これはダメですね(笑)

つぶ貝刺身@890円です。
出て来るのに44分かかっていました。
これは普通に美味しいです。
ちょっと小ぶりですかね。

アボガドと豆腐のサラダ@480円です。
安くてうまい!
特にアボガドがこれかとばかり入っていました。
ポン酢のドレッシングも高評価です。

締めのピリ辛もやし炒め@380円です。
コスパ良しです。
これは辛ウマです。
ソースが美味しいです。
ということで鶯谷の繁盛店はコスパよく大満足でした。
ごちそうさまでした
