下町っ子の上の空

好奇心が人一倍強く、見栄っ張りで、お人好しの下町っ子のBlogです。 ウンチクネタがくどいのがたまに傷ですが、お気軽にお立ち寄り下さい。

スパッソ

銀座 スパッソ リターンズ

今日は「『八重の桜』異聞」の話です。 
新島はアメリカに十年いました。基礎教課の学校を出てから、アーマスト大学(いま同志社と姉妹校になっています)に入り、ここを出てさらに神学校に入りました。 
その間、日本では急速に歴史が進みました。幕末の騒乱がおわり、明治国家がはじまったのです。明治七年(1874)、かれは、ヴァーモント州ラットランド市の伝道教会の年会で、演説者として指名された。 
新島は、日本で革命がおこなわれたことをのべ、 
「しかし、あたらしい国家は、大きな方針をまだみつけていない。わが同胞三千万の幸福は、物質文明の進歩や政治の改良によってもたらされるものではない」といったあと、「自分は日本においてキリスト教主義の大学をつくるつもりである。その資金が得られなければ日本に帰れない」とまでいいました。新島という人は、エキセントリックというより、自分で自分を責めてそのあげくに自分を鼓舞してしまうといったはげしい性格をもっています。 
それだけに、聴衆にあたえた感動は大きかったのでしょう。演説がおわるや、一人の紳士がたちあがって、千ドルの寄付を申しこみました。当時の千ドルというのは容易ならざる金額です。このひとは、Pater Parkerというお医者さんでした。場内、つぎつぎにたちあがって、たちまち5千ドルあまりの寄付があつまったといいます。大きなお金です。 新島が演壇をおりたとき、かれの前にまずしい服装の老農夫が近づいてきて、2ドルをさしだしました。かれのあり金ぜんぶでした。この2ドルはかれが家に帰るための汽車賃だったのです。歩いて帰るつもりだ、とかれはいいました。 
「明治という国家」司馬遼太郎著より転載

八重タン
新島穣さんっていえば2013年のNHKの大河ドラマ「八重の桜」の主人公新島八重さんのご主人ですね。私はほとんどTVを観ないのですが、唯一見ているがNHKの大河ドラマなのです。今年の「平清盛」は大滑りしましたが、この「八重の桜」の主人公の八重さんですか、「ならぬことはならぬのです」たとえ“悪妻”と呼ばれようが不義には生きない会津の頑固女の物語は今から楽しみにしています。

閑話休題おはなしはもどりまして
この話はいいですね。
私はクリスチャンでもないのですがこういう話は大感動してしまうのです。
またこの時代の息吹というものが大好きなのです。

明治時代ってこれが同じ日本人なのかと首をかしげてしまうくらい、この時代の人達のパラダイム(paradigm)って素晴らしいものだと思っています。
私は明治時代の人の精神の背骨になっているのが「武士道」だと思うのです。
「武士道」とは何かといえば「自律心」です。一度「諾」と言葉を発すれば、発した以上は命がけでその言葉を守ります。自分の名誉も命をかけても守ります。敵に対しては情(なさけ)をもち、さらには私心をもたないことです。

さらに言えば、その精神構造を作ってきたのが四民平等になるまでその存在があった武士でしょう。
とくに武士は読書を通して精神修養をし精神文化を高めていったので、今日のフリネタにでてくる新島穣のような熱い青年を生みだしたのだと思います。
日夜、日本の政治経済の低迷が新聞紙上をにぎわせています。
この時期今一度明治の頃の湧き上がるような息吹を思い起こして、物事を取り進めるべきではないかと思う今日この頃であります。


ロボット、人間、which is which?



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今日は銀座に出没です。
今日は体がパスタを食べたい食べたいと訴えています。
こういう日はこのお店です。
今日のお店は、松坂屋の地下で行列ができるパスタ屋さん「パスタカフェ スパッソ」銀座店さんです。

住所: 東京都中央区銀座6-10-1 銀座松坂屋B1F
電話:03-5537-3001
定休日:不定休(銀座松坂屋の休館日に準ずる)

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お店の外観です。

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メニューです。

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今日のオーダーはクリスマス限定メニュー「煮込みビーフのデミトマトソース(M)」@680円です。
待つこと8分で着皿です。
煮込みビーフが圧倒的存在感を示しています。
それでは実食です。
まずは主役の煮込みビーフの実食です。
フォークを軽く肉にいれるとホロホロって肉が崩れ落ちてきます。
すごく良く煮込まれていますネ。
味ですか程良い脂身が味覚神経を刺激します。
なな何て美味しいのでせう。
これはすごいですね。
逆にこれがトンガリすぎてデミトマトソースのパスタが顔色を失ってしまいました。
でも料理は総合芸術なのでこういうimbalanceもありなのではと思う今日この頃です。
でもこれで@680円とは、すごくお安くはないですか・・・

それでは(^_-)

続 銀座 スパッソ

今日は「文化祭の思い出」の話です。
高校一年時の話です。
中学三年生の時に好きだった女子がいて思いを告げつることができず、別々の高校に進学しました。
私は中学の時やっていた剣道を高校に進学しても続けていました。

秋の文化祭で他校との新人戦がありました。
それも好きだった女子が進学した高校とです。
私は思い切って彼女に試合に見に来ないかと誘ったのです。
すると彼女は二つ返事で見に来ると言ったのです。

それから試合までの間、猛稽古をして鍛錬に鍛錬を重ねました。
対戦するのは、中学校の時に何度も城東地区の個人戦で戦った西村です。
対戦成績は7対3で私の方が有利だったのです。

とうとう試合の日が来ました。
私は家族全員をよんで不退転の状態に追い込みました。
私と西村はともに大将だったので最終戦です。

副将まで2対2でしたので大将戦で雌雄が決します。
私といえば好きだった彼女が最前列に座ってじっと私の方を見ていてくれていたのですごく緊張してしまい、体全体が強張(こわば)ってカチンコチンになってしまいました。
駄目だ、試合の前に自分に負けている、と気がついたのですが、もうどうにもなりません。

試合の結果ですか、厳しい稽古は裏切りませんでした。
私が2−0で一方的に快勝しました。
最後の1本はすごく余裕ができたのでかなり西村をいたぶり、頃良しとなった時に、これで負けたら恥ずかしいという引き面を使って西村を完膚なきまでたたきのめしました。
こういうのをカタルシスというのでしょうね。

試合のあと彼女のところに飛んでいき、試合見てくれた、と息を弾ませて聞いたところ、西村くんのこと楽勝だと思って最後は見世物にしたでしょう、貴方って最低ね!っと剣突をくわされたのです。
そしてその後、彼女は私にさようならも言わずそそくさと帰ったのです。

私の頭はマークが噴き上がり、結局意味が分からず悶々としていました。
その後、彼女の高校に行っていた同級生から、彼女はいま西村とつきあっているんだぜ、といわれ全てが氷解したのです。
要は私の応援にきたのではなく端(はな)から西村の応援にきていたのですね。
そんなことありなのと思った15歳の秋でした。

実はこの話は私の青春の蹉跌であり加えてトラウマなのであります。
というのもこの話はほとんど正しいのですが、唯一異なっているのは、私が勝ったのではなく、この試合に勝利したのは忌々しくも西村でした。
ですのでこの話はず〜っと今日の今日まで封印していたのです。

こんなに格好悪いことが世の中にあっていいのでしょうか。
結論から申せば、私は西村の単なる引立て役だったのです。
さらに試合が終わった後、母親からは、折角応援にきたのになんで負けたんだ、とブチブチと小言を言われるし、小学校低学年だった妹からも、お兄ちゃん、格好悪い!と揶揄されるし本当に踏んだり蹴ったりだったのです。

かつて剣豪武蔵が主君から達磨の絵を描いてくれと依頼を受けました。
達磨大師とは、禅宗でいう「解(げ)」、即ち悟りに至った仏にもっとも近い人物で、描くのは非常に難しいとされていました。
武蔵は主君の御前で何度も描きましたが、どうしてもうまくいきませんでした。
ところが、帰宅したのちにもう一度描いたところ、みごとなできばえで描けたのです。
そこで武蔵は反省してこう言います。
主君の御前ということで、つい「うまく描こう」と考えてしまった。
本来なら無念夢想の境地で描かなければならないのに、うまく描こうと思う心が邪魔になった。

でしょう・・・
剣豪武蔵でも良い格好しようとして失敗しているのですから、安(いずく)んぞ15歳の私では、当然のことながら陥る青春の陥穽(かんせい)だったのであります。
ちょっと今日のオチはこじつけの様な気がします・・・


実は私、コニーのファンなのです・・・



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今日は銀座に出没です。
今日のお店は、松坂屋の地下で行列ができているパスタ屋さん「パスタカフェ スパッソ」銀座店さんです。

住所: 東京都中央区銀座6-10-1 銀座松坂屋B1F
電話:03-5537-3001
定休日:不定休(銀座松坂屋の休館日に準ずる)

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お店の外観です。

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メニューです。

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本当はパスタよりアメリカンパンケーキが食べたかったのですが、さすがにランチで食べるのはなぁ、とヘジったのです。

本日のオーダー「うに風味のカルボナーラLサイズ(180g)+ドリンクセット」@810円です。

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待つこと5分でコーヒーの到着です。

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それから遅れること3分で「うに風味のカルボナーラ」の着皿です。
見た目美パスタですね。
それでは実食です。

ウン、これは美味しいです。
うにのカルボナーラなのでくどいのかなと思ったのですが、たしかに濃厚なソースではありますが、それは気にせずにいただけます。
紫色の布海苔が箸休め的な役割を果たしていて濃厚なソースを飽きさせません。
量も180gもあり、それなのに値段が変わらずは高評価です。
Staffさんの接客も良いのでホッコリとした気分で食事が楽しみます。
銀座でお財布の中身が寂しい時にお薦めのお店です。
是非お立ち寄りください。

それでは(^_-)

銀座 スパッソ

今日は「色街」の話です。 
今日は、松島の噺をいたします。ん〜、ひと昔前は色街といぅまことに結構なところがございました。江戸の吉原、京の島原、大阪新町、ここは三廓と申しまして、大夫(たゆぅ)とか花魁(おいらん)とか言われる女性がいらっしゃった。

え〜、大阪は新町が一としてございますが、そのほか色街があった。曽根崎であるとか、飛田(とびた)であるとか、先ほど申しましたとおり松島。で、当時、そぉいぅ色街をこぉ表現した小咄といぅのが残っておりまして、曽根崎でございますと、

(花魁)一杯、注(つ)がさしてもらいまっさ。
(客) あ、そぉか、ほなまぁ注いでもらおか
(花魁)ごめんやっしゃ(プゥ〜ッ)
(客)アホかお前は、客にお前、酌してて屁ぇかますやつがあるかいな。
(花魁)堪忍しとぉや、実はお母はんが病気。天満の天神さんに願掛けしたん。そしたら神さんが夢枕に立って「お母はんの病気は治してやる、その代わり月にいっぺんお客さんの前でオナラする、粗相する」て言われたん。
(客)なにかいな、神さんがそんなこと言ぅたん? オモロイことがあるもんやなぁ(クゥクゥクゥ〜ッ……)もぉ一杯、注いでもらおか
(花魁)ごめんやっしゃ(プゥ〜ッ)
(客)また出たなぁ
(花魁)いまのは来月の分。
そないに屁ぇかまされたらたまりませんが・・・
「上方落語メモ第9集その448」より転載

色町といえば大阪にいるとき東京に戻ることが決まったので、最後だから、といって飛田新地に見学に行きました。
日曜日の朝11時頃です。念のため天王寺動物園前の交番で安全を確認したところ、物見遊山でいくとことチャイますよ。まぁ昼間やから刺させることなんぞないと思いますが、鞄は手で持たんと肩からたすき掛けしといた方がええですよ。それと新地では危ないから写真撮影は止めといて下さい、と尋ねたお巡りさんから懇切丁寧に説明して頂きました。
飛田新地
行き方は新世界のジャンジャン街を抜け天王寺に抜ける広い道を越え動物園前一番街という商店街に入り暫くしてから左に入ったところと記憶しています。
昼前でしたので新地には人通りはほとんどなく、狭い間口の家の開けっぴろげの畳み部屋に、座布団の上にチョコンと座ったお姉さん達が、コンニチハ、とみな丁寧に挨拶してくれました。
礼儀正しい街だなと思うわけもありません。
9月でしたが少し肌寒い日でした。しかし妙な緊張感の為か大汗をかきかき飛田新地を探訪をしていました。
あそこは大人のサファリパークですね・・・違うか(笑)



日本体育大学の学生たちによるパフォーマンス映像です。
見られた方は”行進は芸術”だと思いますヨ・・・多分?


今日は銀座に出没です。
松坂屋の地下に行列ができているパスタ屋さんがあったのでつられて並んでしまいました。
今日のお店は「パスタカフェ スパッソ」銀座店さんです。

住所: 東京都中央区銀座6-10-1 銀座松坂屋B1F
電話:03-5537-3001
定休日:不定休(銀座松坂屋の休館日に準ずる)

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お店の外観です。

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メニューです。

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今日のオーダー「鴨とごぼうの和風生姜ソースL」@680円です。
ここのパスタはすべて680円。しかもM120g、L180g、LL240gが同一料金です。
今日の「鴨とごぼうの和風生姜ソースL」は贅沢に鴨肉を使い、関東風の出汁とオリーブオイル、刻み生姜を合わせてオリジナルメニューに仕立てられたものです。
パスタは熱々アルデンテでとても美味しいですね。
ソースは生姜仕立てでイケます。そして鴨もかなり大ブリに入っていて食べ応え充分です。
キノコとごぼうもよいアクセントになっています。
しかしかかし味付けがショッパすぎます。最初は美味しく感じたのですが、後半はあまりのショッパさに辟易としました。
前半の美味しさが完璧に相殺されてしまったのはとても残念でした。
でも行列店なのには納得です!

それでは(^_-)
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