今日は「母を偲んで」の話です。
今日は私的ネタなので読み流してください。
面白くないです…
僕が荒れ性であかぎれが切れたり、色々するってのよく知っているんですよ。
仁侠映画のポスターでね、入れ墨入れて、刀もって、後ろ向きで立っているやつでね、全身の。肉絆創膏を踵(かかと)にに貼っていたんですよ、それを
「アッ、あの子、まだあかぎれ切らして、絆創膏貼っとるばい」って。
見つけたのは、おふくろだけでした。全身のポスターで、誰も気がつかない。
「あんたがね〜可哀相たい」
「あなたに誉められたくて」集英社文庫 高倉健著より転載
母親って本当にありがたいものですね…
高倉健さんもそうでしょうが、私にとっても母親はとてもとても有りがたいものでした。
長じても心身ともに疲れたときには、母に会いにいき元気をもらっていました。
何にも親孝行できず、というかしようとする前に急逝してしまったのが心残りです。
唯一の親孝行といえば、母の希望する大学に入ったくらいでしょうか。
とても母は喜んでくれました。
大学を受かった日にちょっとした騒動がありました。
一浪した私は、早々と目白の大学に受かり、これで二浪はなく目白で剣道三昧が決定しました。ということで一年間の垢落としを兼ね合格以後毎日毎日高校の浪人友達と麻雀ばかりしていました。
浪人した私の一次志望は三田の経済学部でした。「一次志望はゆずれない」の通りなんとかこの学部の中央突破を狙っていたのです。
滑り止めで受けていた三田の文学部にあっさりと落ちとても落胆(女性が多い学部だったので)するなか、私的に試験の出来栄えが良かったと思っていた一次志望の経済学部はなんと何の躊躇(ためら)いもなくスルリと落ちてしまいました。ちなみにこの年の経済学部の試験は簡単だったみたいで、一緒に受験した友人達も皆なんで落ちたんだとこぼしていました。要はこの年の経済学部の試験が簡単だったため合格ラインが上がったのでしょう?
たしか水曜日です、その当時受験対策で父のアパートに住んでいた私に、母親から10時頃電話がありました。この日も朝方六時まで麻雀をしていた私は完璧に白河夜船でした。
電話にでた私に母は、三田から商学部の合格電報が 来ているよ、受かったんじゃないのかい、とのことでした。私は、商学部の発表は、金曜日だよ。そりゃ今流行(はやり)の受験詐欺だよ、金振り込めって書いてない、っていいますと、母はとにかく実家にきなさい、とのことで寝不足のフラフラの頭で実家に訪れました。
実家で確認した電報には、間違いなく合格した旨が書いてありました。私は一読すると、三田にはいかないよ、目白にいって剣道で身をたてるんだよ、三田だったら看板学部に入らないと意味ないじゃん!と怒気を含んだ言葉でいうと、母は、そんなものは入ってから転部でもなんでもすりゃいいんだよ、と諭します。
それから父と母は合格発表を見に行くとのことで、何故か一帳羅に着替え受験票をもって三田まで行きました。
それから家で寝なおしていた私に再度母から電話がありました、××(私のこと)、お前の受験番号がなかったんだよ、やはり受験詐欺かと思って大慌て、腰が抜けるくらい驚いたよ、とのこと。
学生さんにきいたら、学生課で確認されたらどうですか、と言われたので、学生課にい行って電報を見せたんだよ、するとこの電報は本校で送っているものなので間違いないとのことだと、そして私達が持っていった受験票は去年のものらしいじゃないかい、有る分けないよね、ところで今年の受験票は家に置いてあるのかい、といわれ押っ取り刀で確認すると、確かに実家の神棚に今年のものがありました。
すとると母は、今から取りに帰るとのことでした。私は、いいじゃん、そんなのわざわざ確認しなくても、というと、念には念を入れて番号を確認しなけりゃね、とのこと。受験番号言おうかというと、二度間違えるの嫌だからやはり取りに帰る、とのことです。勝手にしたら、と言って電話を切ったのです。
しばらくすると帰ってきた両親は、今年の受験票をもって今度はtaxiで向かいました。完璧にhigh-tensionです。
斯く言う私も私も慌てものの両親の血を引き継いでおり、商学部の発表日を去年の日としており完璧に勘違いしていたのでした。
それから二時間半位して両親は帰宅しました、随分時間掛かったね、といいますと、お父さんが、合格祝に祝儀を置いてく、と言ってきかなくて大変だったんだよ。どこに、と聞きますと、大学にだよ、エツ本当〜、恥ずかしいじゃん!って返すと、そういう申し入れなら、ありがたいので、当校の塾債を大量に買ってください、と学生課の人にいわれたのさ、そしてたら急に尻込みしちゃってね…結局買わず仕舞いさ!
それから折角三田に来たのだから校内を見学していたそうです。
昼時になったので、近くの寿司屋で合格祝をしてくれました。
母は本当に喜んでくれて、もう嫌だよ、お前の受験に疲れた暗い顔みるのは、といって、そんなに経済にいきたいのなら入ってから転部すればいいさ、それにお前目白で剣道やったって、末は警視庁か消防署だよ、夢がないじゃないかい、兎に角、兎に角、いい親孝行してくれたよ、と真から喜んでくれました。
そうかこの一年すごく母に迷惑かけていたんだなと、自分の独りよがりを猛省したのです。
結局その後法学部も受かり、高校の麻雀友達も皆同じ大学にも受かっていたので、皆で相談して同じ大学にいくことにしました。
しかし母には迷惑かけました、一年間浪人時代、長丁場で色々とあったのですが、陰日向なくささえてくれたのは母だけでした。発表を見て帰ってきた母が破顔一笑、本当にあったよ、と微笑んでいた顔が今でもわすれられません…
今日のお店は有楽町の穴場ラーメン店「ひょっとこ
」さんです。
住所: 東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館B1F
電話:03-3211-6002
休日:日曜日

お店の外観です。このお店いつもさりげない行列があり気になっていました。しかし和風ラーメン=パンチなしと決め付けいていた私はいつも横目で見ながら通りすぎていました。しかし今日は寒く一回なら騙されてみようと思い暖簾をくぐりました。

店内の雰囲気です。ご夫婦でやられており家庭的雰囲気にあふれています。立ち上る湯気がほのぼのとしています。


今日のオーダー「和風柳麺」@650です。
見た目美味しいそうです。スープは透明感あふれ、ほのかに柚子の香りがします。
一口レンゲでスープをすると熱々の塩味です。多少魚介系の味もします。
これは美味しいです。
麺は細麺でこれまた熱々です、ちょっと粉っぽい感じもしますがかえってこの感じがこのスープにあっています。
具は大判のような厚い豚チャーシュー、トロトロ半熟卵、三つ葉、シナチク、葱です。
特にホロホロトロトロのチューシューはデラ美味です。
このお店美味しいですね
あっさり系大好きな方は間違いなくハマるでしょう、久々のお勧め店です
今日は私的ネタなので読み流してください。
面白くないです…
僕が荒れ性であかぎれが切れたり、色々するってのよく知っているんですよ。
仁侠映画のポスターでね、入れ墨入れて、刀もって、後ろ向きで立っているやつでね、全身の。肉絆創膏を踵(かかと)にに貼っていたんですよ、それを
「アッ、あの子、まだあかぎれ切らして、絆創膏貼っとるばい」って。
見つけたのは、おふくろだけでした。全身のポスターで、誰も気がつかない。
「あんたがね〜可哀相たい」
「あなたに誉められたくて」集英社文庫 高倉健著より転載
母親って本当にありがたいものですね…
高倉健さんもそうでしょうが、私にとっても母親はとてもとても有りがたいものでした。
長じても心身ともに疲れたときには、母に会いにいき元気をもらっていました。
何にも親孝行できず、というかしようとする前に急逝してしまったのが心残りです。
唯一の親孝行といえば、母の希望する大学に入ったくらいでしょうか。
とても母は喜んでくれました。
大学を受かった日にちょっとした騒動がありました。
一浪した私は、早々と目白の大学に受かり、これで二浪はなく目白で剣道三昧が決定しました。ということで一年間の垢落としを兼ね合格以後毎日毎日高校の浪人友達と麻雀ばかりしていました。
浪人した私の一次志望は三田の経済学部でした。「一次志望はゆずれない」の通りなんとかこの学部の中央突破を狙っていたのです。
滑り止めで受けていた三田の文学部にあっさりと落ちとても落胆(女性が多い学部だったので)するなか、私的に試験の出来栄えが良かったと思っていた一次志望の経済学部はなんと何の躊躇(ためら)いもなくスルリと落ちてしまいました。ちなみにこの年の経済学部の試験は簡単だったみたいで、一緒に受験した友人達も皆なんで落ちたんだとこぼしていました。要はこの年の経済学部の試験が簡単だったため合格ラインが上がったのでしょう?
たしか水曜日です、その当時受験対策で父のアパートに住んでいた私に、母親から10時頃電話がありました。この日も朝方六時まで麻雀をしていた私は完璧に白河夜船でした。
電話にでた私に母は、三田から商学部の合格電報が 来ているよ、受かったんじゃないのかい、とのことでした。私は、商学部の発表は、金曜日だよ。そりゃ今流行(はやり)の受験詐欺だよ、金振り込めって書いてない、っていいますと、母はとにかく実家にきなさい、とのことで寝不足のフラフラの頭で実家に訪れました。
実家で確認した電報には、間違いなく合格した旨が書いてありました。私は一読すると、三田にはいかないよ、目白にいって剣道で身をたてるんだよ、三田だったら看板学部に入らないと意味ないじゃん!と怒気を含んだ言葉でいうと、母は、そんなものは入ってから転部でもなんでもすりゃいいんだよ、と諭します。
それから父と母は合格発表を見に行くとのことで、何故か一帳羅に着替え受験票をもって三田まで行きました。
それから家で寝なおしていた私に再度母から電話がありました、××(私のこと)、お前の受験番号がなかったんだよ、やはり受験詐欺かと思って大慌て、腰が抜けるくらい驚いたよ、とのこと。
学生さんにきいたら、学生課で確認されたらどうですか、と言われたので、学生課にい行って電報を見せたんだよ、するとこの電報は本校で送っているものなので間違いないとのことだと、そして私達が持っていった受験票は去年のものらしいじゃないかい、有る分けないよね、ところで今年の受験票は家に置いてあるのかい、といわれ押っ取り刀で確認すると、確かに実家の神棚に今年のものがありました。
すとると母は、今から取りに帰るとのことでした。私は、いいじゃん、そんなのわざわざ確認しなくても、というと、念には念を入れて番号を確認しなけりゃね、とのこと。受験番号言おうかというと、二度間違えるの嫌だからやはり取りに帰る、とのことです。勝手にしたら、と言って電話を切ったのです。
しばらくすると帰ってきた両親は、今年の受験票をもって今度はtaxiで向かいました。完璧にhigh-tensionです。
斯く言う私も私も慌てものの両親の血を引き継いでおり、商学部の発表日を去年の日としており完璧に勘違いしていたのでした。
それから二時間半位して両親は帰宅しました、随分時間掛かったね、といいますと、お父さんが、合格祝に祝儀を置いてく、と言ってきかなくて大変だったんだよ。どこに、と聞きますと、大学にだよ、エツ本当〜、恥ずかしいじゃん!って返すと、そういう申し入れなら、ありがたいので、当校の塾債を大量に買ってください、と学生課の人にいわれたのさ、そしてたら急に尻込みしちゃってね…結局買わず仕舞いさ!
それから折角三田に来たのだから校内を見学していたそうです。
昼時になったので、近くの寿司屋で合格祝をしてくれました。
母は本当に喜んでくれて、もう嫌だよ、お前の受験に疲れた暗い顔みるのは、といって、そんなに経済にいきたいのなら入ってから転部すればいいさ、それにお前目白で剣道やったって、末は警視庁か消防署だよ、夢がないじゃないかい、兎に角、兎に角、いい親孝行してくれたよ、と真から喜んでくれました。
そうかこの一年すごく母に迷惑かけていたんだなと、自分の独りよがりを猛省したのです。
結局その後法学部も受かり、高校の麻雀友達も皆同じ大学にも受かっていたので、皆で相談して同じ大学にいくことにしました。
しかし母には迷惑かけました、一年間浪人時代、長丁場で色々とあったのですが、陰日向なくささえてくれたのは母だけでした。発表を見て帰ってきた母が破顔一笑、本当にあったよ、と微笑んでいた顔が今でもわすれられません…
今日のお店は有楽町の穴場ラーメン店「ひょっとこ

住所: 東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館B1F
電話:03-3211-6002
休日:日曜日
お店の外観です。このお店いつもさりげない行列があり気になっていました。しかし和風ラーメン=パンチなしと決め付けいていた私はいつも横目で見ながら通りすぎていました。しかし今日は寒く一回なら騙されてみようと思い暖簾をくぐりました。
店内の雰囲気です。ご夫婦でやられており家庭的雰囲気にあふれています。立ち上る湯気がほのぼのとしています。
今日のオーダー「和風柳麺」@650です。
見た目美味しいそうです。スープは透明感あふれ、ほのかに柚子の香りがします。
一口レンゲでスープをすると熱々の塩味です。多少魚介系の味もします。
これは美味しいです。
麺は細麺でこれまた熱々です、ちょっと粉っぽい感じもしますがかえってこの感じがこのスープにあっています。
具は大判のような厚い豚チャーシュー、トロトロ半熟卵、三つ葉、シナチク、葱です。
特にホロホロトロトロのチューシューはデラ美味です。
このお店美味しいですね

あっさり系大好きな方は間違いなくハマるでしょう、久々のお勧め店です
