下町っ子の上の空

好奇心が人一倍強く、見栄っ張りで、お人好しの下町っ子のBlogです。 ウンチクネタがくどいのがたまに傷ですが、お気軽にお立ち寄り下さい。

渋谷 渋谷松川

土用の丑の日
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うなぎを土用の丑の日に食べる習慣は、江戸時代に定着しました。
切っ掛けは諸説ありますが、有力なのが蘭学者の平賀源内の発案によるというものです。
当時主流だった天然うなぎの旬は秋から冬なります。
うなぎ屋が、平賀源内に対して「夏場はうなぎが売れなくて困る」と相談したところ、「土用の丑の日はうなぎの日」と店頭に張り紙をして宣伝するよう提案されたことがはじまりだそうです。
張り紙効果は絶大で、うなぎ屋は大盛況しました。
やがて多くのうなぎ屋がマネをしだし、夏の土用の丑の日にうなぎを売ることが定番化したといわれます。

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鰻は好きです。
姻戚の方に誘われて「土用の丑の日」に奥様と鰻重を食べに行く事になりました。
当日はお店の開店の11時前にお店の前に早く来た方が席を取る事になりました。
個室で食べるので、今回は席取りをしてもいいと思われます。
お店がある東急プラザには10時50分につきましたら東急プラザそのものが開いてませんでした。
そこでエレベーターの前で11時になるのを待っていました。
ここは吹き曝しの2階ですので、熱気が停滞していて、まるでサウナみたいな状態になっていました。
せめてお店のある6階に行きたいなと思ったのですが、エレベーターそのものが、その階には止まらない設定になっていました。
そんなこんなしていましたら姻戚の方がやってきました。
今、私たちが置かれた状況を説明しましたら、よく理解されて2階で待つことにしました。
11時になりますと、東急プラザから「開店の挨拶」があり、すべての施設が目を覚ましました。
エレベーターは左右に2台あり、私たちはその左側の前で待っていました。
先に右側のエレベーターが到着し時間差で私たちの左側のエレベーターが到着し箱の中の人になりました。
3階、4階、5階と各階にとまり6階に着きました。
そこで押し出されるように出されてお店に向かいましたら、既に入店している人がかなりいました。
そこで私たちは順番待ちの木の椅子に座って呼ばれるのを待ちました。
私は一番乗りだと確信していたのに、なんでならなかったのかを考えました。
エレベーターから降りてきた人以外にここに着いた人がいるのだと推理しました。
そうしますとエスカレーターできた人です。
整理しますと、例年この日に来る常連は、エレベーターで来ると到着が遅れるので、皆さんエスカレーターで駆け上がって来たのでしょう。
これなら納得です。
さすが常連さんのふるまいは違いますね。
結局薬局放送局で私たちは2巡目のコールになりました。
席を待つ間に、お腹が空いてきたので丁度よい待ち時間となりました。
空腹は最大の調味料であります。


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という事で今日は渋谷です。
今日のランチは鰻です。
今日のお店は、創業63年の「渋谷 松川 」東急プラザ渋谷さんです。

住所: 東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス
電話:03-3464-8477
休日: 不定休(施設に準ずる)

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「鰻重(藤=200g)」@5,500円です。
鰻の値付けはその重さです。
私の鰻重を選ぶ時の条件は、鰻はミッシリとお重の中でその存在感を見せている事且つその重量は200gと決めています。
これ以上の重量は飽きてきますのでよい選定だと思っています。
ちなみに最高級の鰻重(葵)は260gですので多分食べている途中で飽きてしまう事でしょう。

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座るやいなやテーブルセットが用意されました。

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1分後にお茶が用意されました。
美味しいお茶です。

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待つこと14分後に「鰻重(藤)」が到着しました。
美味しそうなテリが付いています。

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それでは山椒を振り回して実食です。
鹿児島産の鰻は上品でたおやかな味わいです。
これは超美味しいです。
お椀はこれぞ老舗という出汁の取り方です。
箸休めの香の物もエッジが立った美味しさです。
奥様と姻戚の方と他愛のない話に終始していたので、私は食べる事に専念できました
なかなかこのレベルのものはたべる事はできません。
200gの量は過不足ないものでした。
スーパー満足の鰻重でした。

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デザートの冷やし善哉も極上の美味しさでした。
那辺は老舗の力量なのでしょう。
全てが完璧でした。

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鰻を食べた後、渋谷最高峰のパノラマビューを見るために渋谷スクランブルスクエア内にある「SHIBUYA SKY」にいきました。すると当日券はすでに「SOLD OUT」でした。
やはりこのような人気スポットは事前予約しませんと・・・

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為念、14階からの雰囲気を紹介します。
屋上(46階)とは違いますね。

それでは(^_-)

日本橋 玉ゐ

今日は「日本語は難しい」の話です。
私がよく行く「焼鳥屋」の奥さんは、中国はハルピン生まれです。
ここの焼鳥屋さんはとても美味しいので贔屓にしています。
折角ですので画像だけアップしておきます。
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画像は、上から「牛スジ」「ハツ」「キャベツ」「カシラ」です。

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閑話休題(お話は戻りまして)
来日して12年です。
発音は中国訛りですがかなり上手な日本語を話します。
今日もその日本語の上手さを褒めましたら、私の日本語は日々進化してからね、と返していました。
私が「進化」っていう意味が分るのですか、ときけば、テレビで教えてもらたからな、との事です。
勿論、正しい日本語は、私の日本語は日々進化してからね、ではなく、私の日本語は日々進化しているからね、であり、テレビで教えてもらたからな、も、テレビで教えてもらいましたから、であります。
那辺はご愛敬であります。
それでも来日するまえにハルピンの日本語学校ではかなりの優秀な生徒だったそうで、当人も日本に来たら即会話ができるものと思っていたようです。
ところが日本に来て驚いたのは、日本人が話す日本語の早さです。
何をいっているのかまったく聞き取れなかったそうです。
日本語学校ではしっかりと聞きとれた日本語が聞き取れないもどかしさには正直困ったそうです。
そしてその早口日本語に耳がなれるのには1年半もかかったそうです。
そして次に困ったのは漢字です。
漢字の国である中国から来ましたので漢字には困らないと思っていましたら、これが一番の難関だったようです。
例えば「日」という漢字があります。
これは中国語では「ri」とのみ発音します。
唯一この発音だけです。
ところが日本語では、3月1日は日曜日で祝日で晴れの日でした、という文章にでてくる「日」は「たち」「にち」「び」「じつ」「ひ」と5つの発音になります。
これは中国人にとって驚天動地の出来事だったのです。
結果、日本語を猛勉強する為に、同僚とカラオケに行き日本語をマスターしたとの事です。
そしてそのカラオケに付き合ってくれた男性が今の焼鳥屋の大将即ちご主人だそうです。
なんだ、ただのノロケ話かというオチであります。


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今日は日本橋に出没です。
今日のお店は攻略店です。
今日のお店は「玉ゐ」本店さんです。

住所: 東京都中央区日本橋2-9-9
電話:03-3272-3227
定休日:無休

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お店の外観です。
元は酒屋として建てられた日本家屋だそうです。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「小箱(蒸しアナゴ)+お出し汁」@1,750+@200=1,950円です。
今日のお店は昭和28年創業の老舗です。
店内は昭和の馥郁たる香りが横溢しています。

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待つこと8分で「小箱(蒸しアナゴ)」の到着です。
見た目どこから見ても穴子です。
貧乏な下町の市井は、当時も鰻は高価で手が届かなかったので鰻が食べたいときは皆穴子を食べていました。
何か悲しい思い出が胸に去来してきました。

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まずは名物の穴子を頂きました。
ふんわりとしていますが今一つ訴求力が・・・
美味しいですが、ついつい鰻と比べてしまいました。

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お楽しみのお出汁で茶漬け風にいただきます
お店の案内に基づきめしは、ごま、わさび、ねぎ、ゆず、山椒の5味を楽しむことができますとの事ですので、それぞれを少量かけ回していただきます。
これは鰻に比べて穴子の方があっさりしていますので茶漬けに限っては穴子に軍配をあげます。
そもそもひつまぶしの茶漬は、お椀に残ったご飯をきれいに拭い去るためにできた名古屋人の合理的発想から来ているものです。
味で勝負するものではありません。
総じて美味しかったのですが、このコスパなら一度頂けば良いでしょう。
約2,000円ですか。
このコスパを知っていれば、個人的にはあと数千円追い銭して美味しい鰻を選んだでしょう。
決してこの料理をさげすんでいるのではありません。
あくまでも個人の好みでありますので・・・

それでは(^_-)

続 目黒 にしむら

今日は「ミレベビ」の話です。
忘年会のスケジュールが手帳のカレンダーに目に付くシーズンとなってきました。
早々と第一回の忘年会が催行されました。
最初の飲み会は取引先とのものですがなぜか女性混合のものとなりました。
私は飲んだ席で仕事を話すのは嫌いです。
仕事の話を飲み会にするのなら、なんでその日のうちにしておかないのだと思っています。
しか〜し、会社の飲み会ならそのように言い切るのですが、取引先との飲み会では仕事の話は出ることがあります。
その際は清濁併せ呑むしかありません。
そういう意味で、女子のジョインはそれの緩衝材になるのです。

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その中で、元号の話になりました。
2018年5月1日から新元号になるみたいですね。
下馬評では安らかに暮らせるようにと「安」の字が使われるとか。
そこで私が取引先の女性に、今までは平成生まれだと昭和生まれの人に優越感を持っていたのに、新元号になるとそれもなくなってしまうよね、と笑いながら話しかけますと、意外な答えが返ってきました。
普段の会話では元号なんか使わないので新元号になってもあまり影響がありません。
そういう点でいえば新元号にもあまり興味がありません。
それより後2年もすると短大卒の2000年生まれのミレベビ(ミレニアムベイビー)の後輩女子が入社してくる事がショックです、とのたまっていました。
歳を聞かれて19▲▲年というのはこれから恥ずかしい・・・
いつかこの日が来るとは思っていましたが、まさか本当にこの日が来るとは。
それだけ歳をとったのだなという事なのでしょうね、と自虐的に纏めていました。
これを聞いていた取引先の部長は、そうか昭和生まれとか平成生まれという垣根はなくなるのか。
そういう意味でいえば、今日ここにいる人は皆19▲▲年生まれだからな。
仲間じゃないか、という当社からこの忘年会に参加した女子は、同じ19▲▲年生まれだからといってオジサン達と一緒にしないでください、と一刀両断切でたたっ切っていました。
まさに昭和は遠くなりけりではなく元号呼称はなくなりけりの話であります。


車で態度豹変の女



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試験の合格前祝で今日の昼食は奢ったものにしようと考えました。
ハレの日の料理は勿論うなぎです。
今日のお店は「にしむら」目黒店さんです。

住所: 東京都目黒区下目黒3-13-10
電話番号:03-3713-6548
定休日: 水曜日

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「うな重定食(中)」@3,200円です。

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ここの鰻はこのように焼き場から離れた別店舗にデリバリーされます。
支払の時はこの逆のコースとなり、焼き場のあるお店まで出向きます。
今まで誰も食い逃げをしなかったからこのような不用心の支払いシステムが運用されているのでしょうね。

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待つこと6分でお茶が供されました。

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待つこと7分で「うな重定食(中)」が運ばれてきました。
見た目、美味しそうです。
山椒を多めにかけ回していただきます。

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それでは実食です。
皮はパリっと香ばしく焼きあがっています。
内側はふんわりと焼き上がっています。
所謂、ふわふわトロトロであります。
タレは甘辛に過不足がなく所謂江戸前の味わいです。
副菜の香の物も出すぎない味付けで結構でした。
肝吸いも遜色ないものでこれまた結構でした。
鰻は本当に美味しいですね。
まさに元気のもとを食べているような気がします。
ハレの日の前祝いはこのくらいの贅沢をしませんと・・・

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美味しい鰻を食べた後はコーヒーでもと見つけたお店です。
その実態は美容院でした。
まぎらわしいぞ、秀樹!
仏蘭西語ではなく日本語で書け!
すみません勘違いしたのは私でした。

それでは(^_-)

巣鴨 にしむら

今日は「お岩さん異聞」の話です。 
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かつて次男が卒論で「東海道四谷怪談」を書くというので四谷左門町にある「於岩稲荷田宮神社」に付き合いで一緒に行ってきました。
正しく申せば次男のゼミでは「東海道四谷怪談」を卒論で取り上げる時には、この神社にお参りに行き、不吉なことがおこらないようにするのが暗黙の約束なのです。
しかし、お岩さんのお墓には行った事がないので今回連れていきました。
お寺の名前は、法華宗陣門流の妙行寺といいます。
妙行寺は、丸山本妙寺の妙音院日慶上人が寛永元年(1624)赤坂に創建、江戸期には四谷鮫ヶ橋南町にあったといいます。
東京府による市区改正事業のため明治40年当地へ移転しました。
境内には、四谷怪談のお岩さんの墓所、浅野家遥泉院供養塔の他、うなぎ供養塔、魚がし供養塔、浄行様があります。

お岩さんという女性は幕府の御家人、田宮又左衛門の娘で、夫、田宮伊右衛門とは人もうらやむ仲のよい夫婦だったそうです。
しか〜し、家は大変貧しかったので、家計を支えるため商家に奉公に出ました。
お岩は日頃から田宮家の屋敷社(やしきがみ)を熱心に信仰しており、その甲斐あって、夫婦の蓄えも増え、田宮家はかつての盛んな時代に戻ることができたそうです。
ということでお岩さんは貞女だったのですね。
寛永13年(1636)にお岩さんは亡くなりましたが、お岩さんの信仰によって田宮家が復活したという話は評判となり、近隣の人々は田宮家の屋敷社(やしきがみ)を於岩稲荷と呼んで信仰したのです。
享保2年(1717)田宮家は屋敷神の隣に稲荷祠を建立しました。
参拝を求める人が増えたので、屋敷を開放して参拝を許可することになり、以来、「於岩稲荷」、「大巌明神」、「四谷稲荷」、「左門町稲荷」などと呼ばれて、家内安全、無病息災、開運、さらに悪事や災難除けの神としてますます江戸の人気を集めるようになったのです。
つまりお岩さんという女性は怨霊のかけらもない人なのですね。

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原作者の鶴屋南北はかねてから、「於岩稲荷」のことを聞いて知っていました。
お岩さんという女性が死んでからもう二百年がたっています。
それなのに今でも江戸で根強い人気かあることに注目したのですね。
人気のある「お岩」という名前を使って歌舞伎にすれば、大当たりは間違いない、と見当をつけた南北は台本書きに入ったのです。
お岩さんは、皆が信心する様な善人では面白くありません。
刺激の強い江戸の人間を呼ぶにはどぎついまでの脚色が必要だったのです。
鶴屋南北は「お岩稲荷」からは「お岩」の名前だけを拝借して、江戸で評判になったいろいろな事件を組み込みました。密通のため戸板に釘付けされた男女の死体が神田川に浮かんだことがあったので、よし、これを使おう。
主人殺しの罪で処刑された事件もあったので、あれも使える。
姦通の相手にはめられて殺された俳優がいたので、それも入れよう。
四谷左門町の田宮家には怨霊がいたことにしようと、江戸の人間なら、だれでも記憶にある事件を鶴屋南北の空想力で操り、脚本はできあがったのです。
しかし、四谷が舞台では露骨すぎます。
「お岩」の名前だけ借りれば十分なので南北が付けた題名は「東海道四谷怪談」でした。
この題名で四谷の於岩稲荷とは無関係な創作であることを示すことにしたのです。
天才的な劇作家が虚実取り混ぜて創作したのが、お岩の怨霊劇だったのですね。

ちょっと混乱した方がおられるかと思いますが、お岩さんの菩提寺は私たちが行った巣鴨の「妙行寺」にあります。
四谷にありますのは、田宮家の屋敷社(やしきがみ)です。
昔は、敷地内に神社を建立する信心深い人が多かったのです。
田宮家もそうした信仰に基づいて「於岩稲荷田宮神社」を作ったようです。
ところが四谷の「於岩稲荷田宮神社」の前には「於岩稲荷霊神・陽運寺」があります。
これについては、どちらが屋敷社(やしきがみ)の正統なのかは不明です。
いずれにしても現在では神仏分離ですのでどちらとも正統ともいえますが、以前、私が次男と言った際は、この四谷の「於岩稲荷田宮神社」は、田宮伊右衛門・お岩夫妻の子孫が代々の宮司を務めているとのことでした。
その当時の宮司さんは、十一代目の田宮均さんでした。
「於岩稲荷霊神・陽運寺」の方は不明です・・・


昭和8年の復刻サーバーでおいしいビール、2杯まで 流川の「重富」 昭和8年の復刻サーバーでおいしいビール



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ということで今日のお店は巣鴨の行列のお店です。
今日のお店は「八ツ目やにしむら」巣鴨店さんです。

住所: 東京都豊島区巣鴨3-34-2
電話:03-3910-1071
定休日:日曜日

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。
ここは行列必至のお店です。
11時半に訪れた時は7人の列ができていました。
前回の目黒店で行列は懲りたのでの今回は予約をしておきました。
予約した席は2階でした。
しつらえが落ちついています。

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お店を出る時はこのような行列が店外までできていました。

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メニューです。

今日のオーダー「鰻重定食(上)&鰻重定食(上・大盛)&肝焼き」@3,500+@3,600+@800円=7,900円です。

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待つこと29分で「肝焼き」の到着です。
目黒店と比べます今日の「肝焼き」と少し冷めていました。
それでは実食です。
柔らかい部分と弾力がある部分が交互に口内で踊ります。
香ばしくて美味しいのですが、冷めた分だけ興ざめです。

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待つこと31分で「鰻重定食(上)」の到着です。
今回は上を頼みましたので、お重の90%は鰻で占められています。
ゴージャスですね。

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それでは実食です。
皮はパリっと香ばしく焼きあがっています。
内側はふんわりと焼き上がっています。
所謂、ふわふわトロトロであります。
タレは甘辛に過不足がなく所謂江戸前の味わいです。
副菜の香の物も出すぎない味付けで結構でした。
最後の一口まで美味しくいただきました。
次男は顔に恍惚の表情を浮かべていました。
しいて瑕瑾をもうせば「肝焼き」同様熱々ではありませんでした。
こういう事をまさに「画竜点睛を欠く」と申すのでしょう。
最近、夢中で食事をするのは「鰻重」だけです。
至福のひとときを親子ともども堪能しました。

それでは(^_-)

名古屋 まるや本店

今日は「なんでやねん」です。
この間、岐阜で機械の仕様打合せがあり、その為に設計の外注業者を呼びました。
来た面々は二人で、一人は地元で一番出世頭の慶應大学のおんな教授を尊敬してやまない65歳の設計部長です。
この設計部長の生まれたところは岡山県の山深いところらしく、大学進学するものは皆無で、その中で東京の名門大学に入ったのは快挙であると誇っていました。
この設計部長は、若い頃、このおんな教授と銭湯に一緒に風呂に入った事があり、それが人生の最大の誇りだそうです。特段、待ち合わせて銭湯に行ったわけではありません、ハイ。
いずれにしましても変でしょう。

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もう一人は石原さとみに眼鏡をかけさせてエロくした中年の女性です。
この2人の会話が「まるで関西」で超面白いのです。
最初、エロいさとみは、標準語で話していたのですが、打合せが煮詰まってきますと、その着ているものを脱ぎ捨て裸になったのではなく、オール関西弁で話すようになったのです。
図面の打合せですので数字の確認をこの設計部長とエロイさとみはするのですが、この部長はいらち(せっかち)で、数字の確認をしないで、さっさかさっさか次々と数字を読み上げますので、さとみはついてこられません。
途中から、もう一度聞くことが多くなりました。
最初、この部長は、聞かれた数字を教えていたのですが、ある時にそのいらちの為に頭の回線がキレ、数字は二度聞いたらアカン、それは読み手に失礼や、と返したのです。
するとさとみが逆ギレして、なんでやねん、あんたが読み上げるのが早いねん、と言い返したところ、これは日本の常識や。常識にもの申すとは100年早いわ、とこの部長は返したのです。
脇でそれを聞いていた私はすこし慌てながら、そんな常識なんかきいたことありません。
正確に数字をトレースするためには再確認するのは当たり前です。彼女のいう事は尤もです。
もう少しゆっくりと正確に数字は読み上げてください、とキツクいったものですから、さすが関西人です。
わしが常務になれなかったのはこれや。あかんなぁ、とボケたのでした。

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個人的にはこの「なんでやねん」っていい言葉ですね。
関東弁では「なんでなんだ」と言いますと、完璧に喧嘩を売っていることになります、
さりとて英語で「Why not?(なんでやねん)」といえばこれこそ「Who cares?(知らんがな)」になります。
関西弁ですと言葉が丸くなります。
私はこの言葉が関西弁で一番好きです。
この間、昼食中、隣のテーブルの50代くらいの母親と30代くらいの娘が話をしていました。
娘が母親に、1千億の上って、1億万だよね、と言いますと、母親は、1兆じゃないのかい、と答えましたら、 娘は、へぇ〜、1兆と1億万って一緒なんだ〜、と言っていました。
も〜し、私が江戸っ子でなければ、なんでやねん、とツッコミ入れていた事でしょう。
プチ残念でした・・・



松山千春が権力批判 「とっとと帰れ!」



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今日は名古屋に出没です。
今日は名古屋で2番目に美味しい「鰻屋」さんにうかがいました。
今日のお店は「まるや本店」名鉄店さんです。

住所: 愛知県名古屋市中村区名駅1-2-1 名鉄百貨店本店 9F
電話:052-585-7108
定休日:不定休(名鉄百貨店に準ずる)

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お店の外観です。

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すごい行列です。

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まるや本店三つの心得

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「上うな丼」@3,370円です。
それにしても待ちました、店内に入るまで39分です。
座って待っていても疲れます。
待っている人の60%が日本人で残りの40%は中国人等の外国人です。
従いまして、待っている間が喧(かまびす)しくてたまりませんでした。
中国の方々は黙って待つことはできないのでしょうか、本当に!
店内は接客がよくて感動しました。
私の右隣の人は英会話圏の方で、店員さんは英語でオーダーをとっていました。
左側は中国人グループですので、彼らには中国語でオーダーをとっていました。
たいしたものですね。

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座るやいなや熱いお茶が到着しました。
この辺りはさすがだなと感動しました。

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待つこと11分で「上うな丼」が到着しました。
なんか宮中の献上品みたいないでたちですね、

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蓋を開けると4切れの鰻がその姿を現しました。
えッ、たった4切れで@3,370円ですか、と驚きながら食べ始めました。

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途中、ご飯の中から1切れでてくるというサプライズがありました。
なんでやねん、です。
最初から5切れの方がよかったのに・・・
味ですか、身が固すぎます。
確かに香ばしささはありますがそれは時間経過で減じてきます。
もともと「ひつまぶし」のお店なので表面をカリカリに焼くのは理解できますが、さりとて中身まで火が通ってしまいましたら、それこそ鰻の干物です。
そもそも「鰻のお茶漬け」は鰻が余った時の食べ方のはずです。
これでは主客転倒ではありませんか。
名物に旨い物なしとまでは言いませんが、私はふっくらした柔らかい鰻らしい鰻が好みです。

それでは(^_-)

熱田 大和田

今日は「挑戦した結果の失敗なら構わない」です。
名古屋で朝を迎えています。
ホテルで珈琲を飲みながら日経新聞を読んでいますと「柿安本店、進化続ける食の総合企業(ナゴヤの名企業)」という地方記事の特集がありました。
その一部を以下に紹介します。

豊かな自然を抱える三重県は伊勢神宮への参拝者などの観光客を全国から集め、食産業を中心に老舗が連なる。ものづくり産業の一翼を担う半導体や輸送機器といった製造業も盛んだ。
中部経済圏を支える「ナゴヤ企業」として三重企業も時代の流れを見据え、新市場を開拓している。
イオンモール大高(名古屋市)のフードコート。
柿安本店が今春開発した新業態店「柿安 Meat Express」では9月中旬、しぐれ煮を使った牛肉しぐれ丼などを目当てに客が列をつくって並んでいた。
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柿安本店が開発したフードコート向け新業態「柿安 Meat Express」では家族連れなどが列をつくって並んでいる(名古屋市のイオンモール大高)
ニーズに合わせ、新業態を続々と生み出す。
柿安の強みはこの機動的な開発力にある。総菜やレストラン、和菓子など5つの事業の下に10業態以上、合計369店を全国に展開する。
この新業態店は反応が良いとみて8月、イオンモール四日市北(三重県四日市市)に2号店を出した。
物件の空き情報を得てから3週間で開くという素早さだ。
6代目の社長の赤塚保正(53)は「まずは短期間で1〜2店出し、うまくいけば多店舗展開する」という。
多店舗展開を進める開発力は和洋中で約400人いる料理人の「職人の技」が支える。
開発する総菜は年間500種類を超える。
店舗は内食(精肉)から中食(総菜)、外食までを網羅した。
創業は1871年で、柿を売っていた初代・赤塚安次郎が三重県桑名市に開業した牛鍋屋がもとになった。
「柿の安(やす)っさ」と呼ばれた初代の愛称がそのまま「柿安」の屋号になり、名古屋や東京・銀座にも高級すき焼き店を出店し、徐々に業容を広げた。
だが2001年、激震が起きた。BSE(牛海綿状脳症)騒動で食肉業界の販売は激減し柿安も創業初の赤字になった。
5代目で当時社長だった赤塚保(83、現名誉会長)は縮小均衡の道を選ばず、総菜店「柿安ダイニング」の積極出店で攻勢をかける。
まだ同店は1998年にそごう千葉店に1号店を出し、徐々に増やしていた段階だったが、保には勝負に勝てるという自信があった。
武器となったのがデパートの地下に持ち込んだ店内調理という手法。
素材の新鮮さや味が仕事帰りに夕食のおかずで総菜を買う女性らに受けた。
2002年からわずか4年で全国の百貨店に約80店を出し、デパ地下ブームの火付け役を演じた。
「行列をつくる男」との異名も付いた保の原動力となったのは徹底した現場主義だ。
「現場を歩くと商売の種が落ちている」
保は社員にニーズの変化にいち早く気付くよう声をかけ続けた。
その考えは06年に社長を継いだ息子の保正も受け継ぐ。
次の成長の柱に育ってきた和菓子は保正の発案だ。
10年の口蹄疫(こうていえき)問題で食肉への消費者の不安が高まった際、総菜と和菓子が業績を支えた。
売上高比率では精肉が35%、総菜が29%、レストランが12%。成長事業の和菓子は16%まで伸びた。
レストラン部門ではフードコート用など大衆向けの業態を積極出店する一方、昨年8月には東京・銀座に高級料亭「銀座別邸」を開いた。
 銀座別邸は屋号の「柿安」の看板も掲げず、隠れ家のような高級感を漂わせる。
松阪牛の最高ランクのA5等級のみを扱い、客単価は夕食で3万円と、既存店の約1.5倍に達する。
保正は「柿安のレベルを引き上げるモデル店にもなる」と位置付け、最高峰ブランドに育てていく方針だ。
「挑戦した結果の失敗なら構わない。気付きは失敗から生まれる」
それが柿安の伝統だと保正はいう。肉から和菓子まで売る食の総合企業は、のれんを守りながら革新を続ける。

なかなかなアグレッシブな会社ですね。高評価です。
特に「現場を歩くと商売の種が落ちている」を言いきるのは感動ものです。
さら〜に「挑戦した結果の失敗なら構わない。気付きは失敗から生まれる」は日ごろ私が部下たちにいい続けている言葉です。
個人的には挑戦しない人は仕事をする気がないのも同じだと思うのです。
新しい事に挑戦すれば、当然、失敗するリスクもあります。
「もし失敗したらどうしよう」と恐れる心理も働く気持ちはわかります
極端な言い方をすれば、失敗が怖かったら挑戦しなくてもかまいません。
そのかわり、いつまでたっても成長はなく、後退していくだけと考えるべきでしょう。
今の時代、挑戦しない限り、成功はありえないと思います。
そうは言いながら挑戦をするより、ものまねをする方が一見、楽なように見えます。
しかし本当にそうでしょうか。
一度ものまねをすると、絶えず他社の動きが気になって進む道が制約され、差別化できないまま、やがて価格だけの競争に巻き込まれます。
一方、ものまねをしないふるまいは常に新しい事への挑戦が求められます。
多くの場合、困難がともなうでしょう。
しかし、物まねと違って、あらゆる方向に広い角度で自由な発想で考えることができるのです。
その方がむしろ楽であるという発想に切り替える事が必要なのです。
いずれにしましても失敗をとおして勉強した事はそれを踏み台にして次の挑戦へとつながり、積み上がっていきます。挑戦の失敗はほろ苦さもありますが、それの副産物である気付きは、その後のジャンピングボードになる事は間違いありません。


Sumo Wrestlers Sprint Down Race Track



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今日は名古屋に出没です。
今日のお店は、私の名古屋の取引先が地元で一番と太鼓判を押す鰻屋さんです。
その太鼓判を信じましょう。
今日のお店は「大和田」さんです。

住所: 愛知県名古屋市熱田区玉の井町8-18
電話:052-671-6720
定休日: 日曜・第3月曜、土用の丑の日

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。
庭がきれいです。

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メニューです。

今日のオーダー「鰻のきも焼き+鰻重(上)」@3,200+@600=3,800円です。
前回は「櫃まぶし(特)」を頼んだのですが、量が多すぎて食べきるのに苦労しました。
今回は、仲居さんに確認しましたら、特、上、並の違いは単に量の差だというのが分かり、満を持して
上にしました。
それにしましてもお客様に対する挨拶が徹底されていますね。
とても気持ちが良いです。

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待つこと8分でテーブルセットが用意されました。

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待つこと13分で「鰻のきも焼き」が到着しました。
串焼きかと思いきやきもそのものが椀に入ってきました。
広げるとこんな感じです。
このようなきも焼きは初体験です。
それでは実食です。
きも焼きはボリューミイですね。
フワフワ感がたまりません。
山椒をかけていただきます。
美味しいです。

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待つこと16分で「鰻重(上))の到着です。
前回の「櫃まぶし(特)」と比べますとみっしり度がゆるいです。
これなら余裕のヨッチャンで完食できそうです。

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それでは実食です。
まず皮のパリパリ感がたまりません。
表面が濃い飴色になっているのですが、身の表面に焦げ目はありません。
熟練の焼きの技です。
味ですか、とても美味しいです。
特に濃い目のタレはこの焼き鰻の味を引き締め且つ至福の味に昇華させています。
鰻ってこのような食べ物だったのだとあらためて瞠目しました。
これを食べてしまいますと江戸鰻がひ弱に思えてきます。

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おすまし、奈良漬もよい味わいです。
大満足な夕餉でした。
ちなみになんで名物の「櫃まぶし」を頼まなかったの理由ですが、勿論、前回食べた事もあったのですが、地元の人から、茶漬けで食べるのは、お茶碗に残ったヌメリを取るためにお茶漬けにしているので、それが美味しいと言われてもね、と言われたからです。
要は鰻をお茶漬けで食べるのは美味しいからではなく単に名古屋の合理性からきたもので、ありがたがって食べるものではありませんよ、と付け足されたのでした。
さら〜に、その為に鰻を硬めに焼いているお店もありますが、それは邪道ですから、と締めていました、ハイ。

それでは(^_-)

十条 和孝 

今日は「ウナギ味のナマズ」です。
近畿大学が養殖魚ビジネスを拡大する。今日の土用の丑(うし)の日に合わせ、全国100店舗のイオンでウナギ味のナマズを販売。臭みの無いブリの販売増も狙う。開発した魚を市場や養殖業者へ売って稼ぎ、研究費や人件費に充てるビジネスモデルが、離陸期に差し掛かっている。
イオンは30日、都内など121店で販売する。半身1枚で税抜き1480円と、プライベートブランド(PB)で扱う国産ウナギより500円安い。23日に発売した50店では「昨日のテレビで見た」という消費者が詰めかけ、午前中にほぼ完売した店もある。
ナマズは有路昌彦教授が開発した。ウナギを焼いた時の匂いを放つ油成分を含む新たな飼料を考案し、生臭さの原因となる微生物がいない地下水で養殖する。8カ月で約800グラムに育ち、1年中供給できる。
乱獲でウナギの供給は15年前の3分の1にとどまる。有路教授は「他の魚を食べて消費を変えるべきだ」と考え、味のよい淡水魚を探した。琵琶湖などに住むナマズは泥臭くない点に着目。飼料と生育環境を工夫した。
現在は近大発ベンチャーの食縁(和歌山県新宮市)が、有路教授が取締役を務める日本なまず生産(鹿児島県東串良町)とともに、ナマズの飼料や稚魚を養殖業者へ販売。成魚に育ったところで買い上げ、イオンや外食店へ売っている。
「まだ利益が出る水準ではない」(食縁)が、今後は提携する業者を増やし販売増につなげる。
出荷時の輸送費を抑え、飼料を改良し味をウナギへ一層近づける。利益は研究費などに充てる。
『「ウナギ味のナマズ」きょう121店で、近大養殖魚事業、60年へて「大漁」 マグロ・「臭み無いブリ」に続き』日本経済新聞より転載より転載

ナマズは食べたことがありますが、泥臭さを除けばかなりみっしりした味で美味しいですよ。
それが生臭くなく鰻味のナマズになるのですね。
いまだ鰻味のナマズを食べていませんが、行間を読む限りでは間違いなく鰻より美味しいと思います。
鯨飲時代に、下町っ子なら、ヤツメウナギをつまみにして熱燗で飲んだ事がなければ、そりゃ野暮だぜ、と浅草の先輩に言われて、木枯らしが体を刺しまくる真冬の門前仲町に食べに行きました。
結論から申しますと、あまりにもグリーシー(脂っこい)ので食べた後にすぐ、熱燗の日本酒で口を洗わないと、次の身が口に入らなかったのです。
結果、必要以上に熱燗を飲み過ぎために、悪酔いしてしまい、破天荒な散財の夜となってしまったのでした。

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この方は、篠崎クリスティンさんです。
BSTVで彼女のフィーチャーを観ていました。
彼女はアメリカ・マサチューセッツ出身で、キャリアウーマンから転身し、縁もゆかりもない東京都八王子市のうなぎ屋に嫁いで若女将となりました。
電話での出前のとり方、お茶を出すタイミング、常連さんの顔と名前とメニューを覚えることなど、OJTでの勉強で老舗うなぎ屋の若女将として奮闘しています。
この奮闘記はなかなか面白いものでした。
なかなか頭の良い人でしたし日本語がきれいです。
それでこのお店に行こうとNETで調べましたら、2015年までこのお店は評判が良くなく閑古鳥が鳴いていたようですが、ここ数年で有卦に入ったみたいです。
要因はご主人の顧客満足向上の絶え間ない努力と若女将の満面の笑みの接客だと思うのですが、そんなに急に鰻の味って良くなるものなのでしょうか?
特に鰻は蒸しが難しいのです。
鰻を蒸すことは、不用の脂肪を除き、肉をやわらかくするために不可欠な技術だそうです。
蒸す時間や温度が鰻によって異なるため、秘中の秘といいますので、ある日天の啓示で目覚めたとか、不思議でありますが、いずれにしてもご同慶の至りであります。

昔の鰻屋さんは、ウナギをさばいて焼き上げるまで長い時間がかかり、そのために客は蒲焼が出来上がるまでウマキ、ウザク、お新香等をつまみながら酒を飲み待つのがお約束です。
結果呑兵衛の父はできあがり、それを見ていた母の頭には角が生え、飽きた弟妹はお店の中を駆け回り仲居さんに怒られ、あまりよい思い出はありませんでした。
しか〜し、長い時には1時間位待たされますので、まさに「空腹は最大の調味料」ですか。
子供の時に食べた鰻の美味しさは今では味わえることができません。
今は昔の話であります。


こういうの好き・・・



永年の走り過ぎで心臓の調子が良くなくて大好きな?帝京大病院に検査通院することになりました。
まぁあれだけ走っていれば心臓も疲れるのでしょう。
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大学病院で検査を終えて、十条の街を逍遥していました。
お腹がすきました。
今日のフリネタからしますとこのお店しかありません。
今日のお店は「うなぎ 和孝(わこう)」さんです。

住所: 東京都北区十条仲原1-25-13
電話:03-3908-2205
定休日:火曜日(祝日の場合翌日)

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「鰻重松」@2,400円です。
松を頼みましたら、松で宜しいのですか、と聞かれました。
そんなに貧相なのでしょうか・・・
ちょっとショックです。

待つこと1分でお茶が出てきました。
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どこのお茶でしょう。香りが高く美味しいのです。

待つこと5分で「鰻重松」の到着です。
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見た目、美味しそうです。

それでは実食です。
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鰻の身はふわふわしていて口の中でトロけます。
うなぎを生け簀で泥を吐かせているとかで全く臭みがありません。
その為かタレがあっさりとして且つ甘味を押さえています。
鰻の味に自信があるからできるのでしょう。
金賞を獲ったご飯も美味しいです。
肝吸いも多分この数年で食べた中では最高の味わいです。
マジに、心臓の調子が悪くて良かったです。
こんなに美味しい鰻を食べられたからです。
間違っても、ウナギ味のナマズは置かないでくださいね(笑)

それでは(^_-)

神田 うな正

今日は「Relic of the Showa era(昭和の遺物)」の話です。 
昭和は遠くなりにけりといいますが、昭和が終焉して23年経ちます。もうすぐ平成も四分の一世紀ですか。
昭和の時代にあって現在にその存在が掻き消えてしまった代表は帽子でしょう。
当時は脳死ちがうか帽子は最後のお洒落といわれDandyismを標榜していた紳士は皆帽子をかぶっていました。
全身お洒落できめていても、かぶる帽子の良し悪しで折角のfashionが台無しになってしまったそうです。
また当時の紳士は帽子の季節感を大事にしていて、パナマ帽でも夏は薄いフェルトにするなどして変えていたそうです。
上原謙
昭和29年に帝国製帽株式会社が「日本で一番帽子の似合う俳優アンケート」を実施しました。約25,000人のアナンケートの結果で選ばれたのは加山雄三さんのご尊父「上原謙」さんでした。確かに似合っていますね。帽子は目鼻立ちがハッキリした人ほど似合うようです。
それほど国民に定着した帽子ですが、昭和30年代の満員の通勤列車が横行?するようになり帽子は満員電車では邪魔になり、自然と衰退していきました。

その次は靴磨きでしょう、私が小学生の頃は有楽町の駅前には40人くらいの靴磨屋さんがいましたが、今や「千葉スペシャル」という特殊な磨きをする3人だけです。
これは靴磨きを家でするものということが定着してきたからです。
そして「Portable靴べら」でしょうか、これは紐靴が少なくなり、slip-on形式の靴が増えたので履きやすくなったせいでしょうか。ちなみに私達下町っ子はこの靴べらでブーメラン遊びをしていました。
最後は万年筆です。これはPCの普及から文字を書くことが少なくなり、さらに筆記用具としては消すことができないボールペンの代わりにシャープペンが主流となった現在では完璧に恐竜状態の遺物です。
使うとしたら契約書のサイン位でしょうか、大企業の重役クラスですかね。
蛇足ですが私達下町っ子はこの万年筆を“まんねんしつ”と発音していました。


夏といえばこの曲“ハッスル”でしょうか。
私はこの曲を聴くと夏を強く感じます。
大学生の時、高校の運動部仲間と夏の新島に遊びに行きました。
しかし新島に行っても、あまり泳ぐこともせず、ひたすら浜辺で麻雀をやっていました。
その時絶え間なくかかっていたBGMが“ハッスル”でした。



暑い時は「鰻」です。
神田西口商店街でうなぎといえば「うな正」さんです。
このお店は窓から顔を出して呼び込みをしているのでチョットしたお店のアイコンになっています、できればもう少し美女の呼び込みが好みなのですが・・・

住所: 東京都千代田区内神田3-11-1 三惠ビル 1F
電話:03-3256-9288
休日:日曜・祝日

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お店の外観です。

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メニューです。

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今日のオーダーは「うな丼」@840円です。
15時の入店です。店内は8名のお客がいて、そのうちの半分は大ジョッキを頂いています、こんな時間から飲めてウラヤマシイゾィ。
ここの鰻は毎日静岡から入荷しているそうです、中国ではありません。
席について5分位で着丼です。
それでは実食です。一口食べてみて美味しい美味しい。
表面の皮は、最後の焼きが程よく仕上がりのパリパリ感がイイですネ。
そこに染み込んだタレの焦げが香ばしい。中は、きちんと蒸されおり、トロトロです
タレは醤油が強い感じですがそれなりの甘さもあり結構な味わいです。
このlevelで@840円であれば満足です。
最近中国鰻の「宇奈とと」さんに口が慣れてしまったのですが、こちらの方が美味しいですね、ハイ。

それでは(^_-)

内神田 宇奈とと

今日は「マック儲けすぎ!」の話です。 
マクドナルドのメニューに対する原価表がインターネット上に流出し、大きな話題となっています。
原価表は企業秘密のはずなので、マクドナルドとしては非常に知られたくないデータであることは確かです。流出した原価表は世界中のインターネットサイト等に転載されており、取り返しのつかない状況に陥っています。そこに書かれている原価(管理人作成エクセル表参照方)は以下の通りです。メニューの過半数が、日本と同様のものを提供しているようです。

この件に関して中国のマクドナルドに詳しい旅行業関係者に話をうかがったところ、「中国のマクドナルドは富裕層が行く店なのですよ。よって、流出した原価表は日本のマクドナルドの原価に近いものだと思います。味ですか? 日本のほうが数倍美味しいと思いますよ」とコメントしていました。
screenshot:ws.sdnews.com.cn.より転載
MAC 原価

マクドナルドさんは何と儲けているのでしょうか(笑)
これじゃ馬鹿らしくて二度とマクドナルドさんでは食べられません?
といってもマクドナルドさんでコーヒーこそ飲みますが、それ以外のものは10年以上食べたことがないので何も痛痒を感じないのですが・・・

面白画像です。
太る
この巨体の方が食べられているのもマックでしょうか?

ビル
こんな建物の下は怖くて歩けません!

今日は神田に出没です。
もしもツアーズ「激安グルメツアー」でも紹介され、過去にはテレビ朝日の番組「決定!これが日本のベスト100」でランチ部門日本一にもなった名代「宇奈とと」内神田一丁目店にお邪魔しました。

住所: 東京都千代田区内神田1-18-2
電話:03-5259-6969
定休日:日曜日・祝日

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お店の外観です。
このお店呼びこみがすごいので、たいしたことないのかなと思いつつ、熱い呼びこみに心打たれて入店しました。

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メニューです。

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調味料の面々です。

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今日のオーダー「うな丼+肝すい」@500+@100=500円です。
きも吸いはサービス券を頂いのでタダでした。
いわゆるワンコインでうな丼が食べられるお店です。
味ですか、なな何ととても美味しいじゃないですか、これにはたまげました。
鰻は中国産ですが阪和興業さんが輸入しているのでものは確かです。
500円の鰻ですが身はふっくらしていてしかも程よく油が乗ってイケるのです。
ビジネスマンにとってウレシイお店です。
ここは再訪しましょう、ご馳走様でした

それでは(^_-)

大泉学園 うな鶴

今日は「丑の日」の話です。
商売がうまく行かない鰻屋が、夏に売れない鰻を何とか売るため平賀源内の所に相談に行きました。源内は、「丑の日に『う』の字が附く物を食べると夏負けしない」という民間伝承からヒントを得て、「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを勧めたそうです。すると、物知りとして有名な源内の言うことであれば、ということで、その鰻屋は大変繁盛しました。その後、他の鰻屋もそれを真似るようになり、土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着したといいます。
「土用丑の日」wikipediaより転載
バレンタインチョコの江戸版ですね。以後土用の丑の日ならうなぎ、うなぎなら土用丑の日と人口に膾炙したようです。
子供の頃仮性近視だった私は、母から毎日八つ目鰻のキモ油の丸薬を飲まされていましたが、八つ目鰻ってうなぎとは無縁の動物の一種だったのですね、長じるまで知りませんでした。
ちなみに私の知っている意外と誰も知らない英単語の一つがeel(うなぎ)なのですね、知っているだけで使ったことはありません、ハイ。

今日はフリネタの通り、あざとくうなぎです。次男と昼食のため、東映撮影所帰りの芸能人がよく立ち寄る大泉学園のうなぎ料理の名店「うな鶴」さんの暖簾をくぐりました。

住所: 東京都練馬区大泉町5丁目35-3
:03-3923-9887
定休日:毎週火曜日・第三月・火連休

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。ここの厨房の綺麗さといえば多分東京、それは無理か、少し下げて練馬で一番綺麗です。
仄聞するにここのご主人暇があれば厨房、特にレンジフードを磨いており、レンジフードはほとんど鏡状態です。ご主人はここで店を開く前は新橋第一ホテルの和食レストランで責任ある地位におられた方なので腕は確かです。

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メニューです。

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今日のオーダー「うな重松(きも吸付)」@1,300です。私は並盛、次男は大盛です。
ところがお邪魔したのが13:30だったためか、ご飯がきれてしまい、急きょご飯を炊くこととなり待つこと40分になりました。空腹は最大の調味料ですか、ガシガシ食べましょう。
うなぎは、ほっこりしてふわふわです。味ですか、美味しいですね、さすが職人の技です。
特にたれがほど良く辛く、ほど良く甘く、味加減申し分ありません。
支払いの時、次男の大盛分は待たせたとのことから、flatにしてもらいました。
とても美味しかったですよ、ご馳走様でした 

それでは(^_-)

成田 川豊

今日は成田です。
実は鰻が食べたかったのでナイスタイミングです。
午前中には成田のお客さんの仕事を終わらせました。
そし成田駅につくやいなや成田山新勝寺に向かいました。



今日のお店はアド街ック天国 (成田編・8位)で紹介された、参道唯一の鰻専門店「川豊本店」です

住所:成田市仲町386
Tel:0476−22−2711
定休日:月曜日 1,2,5,9月は無休

しかし念のために帰りのタクシー運転手さんに、川豊さんより美味しい鰻屋さんありますかと聞けば
運転手さん「お客さん、観光参道の鰻屋なんか高いだけで美味しくないですよ」
私「エッ、でもこのお店、店の入口で鰻をさばくので、活きが良く美味しくて有名な店と聞いていますよ。それに印旛沼の地物鰻使っているんでしょ」
運転手さん「実態は浜名湖とか利根川のシラス鰻を印旛沼に放流しているだけで純然たる地物じゃないですよ」
私「アリャリャ」

成田山周辺の旅館では、参拝客の多い1・5・9月にそれぞれ料理を工夫し特徴をだす様になりました。当時の店頭の生簀には泳ぐ生きた「鰻」をお客様が選び「鰻」を調理している間に鯉などを肴にお酒を飲み「鰻」が出てくるのを待つのが常でした。
この名残が今でも続き、成田山周辺を中心に成田市内には「鰻」を出す店が多く在るようです。
それにしても成田山参道には鰻屋さんが35店もあります。
この中から川豊さんより美味しいお店を探すのは苦難の技で結局は川豊さんにしました。
このお店確かにお店の前で鰻をさばいています。
珍しい鰻の目打ちです。



そして鰻重@1,500です。味はホクホク感が少し足りませんがマズマズです。
やはり量が見劣りしますね。割り下が少しきつめですか
東京でもこのくらいの鰻なら@1,200かな



参道土産屋においてある「眠り猫」@1,050です。


手をパチリと叩くと「ニャーオン」と言って目を覚まします。
可愛いと言うか、なんか気味悪かったのですが・・・

最後に成田には外国人観光客が多いのです。
何でかと調べれば、東京ディズニーランドに来る外国人観光客は近場での観光Spotとして成田山新勝寺を訪れることが多いようです。
その割には鰻屋さんの過半はメニューが日本語なので注文できるのでしょうか(笑)



それでは(^_-)

勝どき 都川

ここのところ食欲がないというか、食べるのが面倒くさいのでお昼は捨て鉢になっています。といいながらも何か食べなくてはいけないということで、今日は鰻を食べました。
死んだ父親も鰻がすきで、近場では南千住の「 尾花 」によく連れて行ってもらいました。子供の時私はこのお店嫌いでした。なぜかといえば注文してから料理がでてくるまで小一時間かかるので、その間子供だから飽きますよね、仕方なく父親は繋ぎに鰻巻きとジュースを頼む分けですから、それでお腹がチャポチャポになってしまうのです。
折角鰻ができた頃には、満腹?で鰻の美味しさなど分からなくなってしまうからです
今日ネットでみたらムチャ混みのお店になっていたのと鰻重が@3,000台とセレブのお店になっていました。

今日のお店は勝どきサンスクエアにある「都川」です。

住所: 中央区勝どき1-7-1
今日の獲物は「鰻丼定食」@850です。
最近の鰻屋さん原産地証明が必要なようです。
<

味ですか海苔で隠れて見えませんが、30×50mmの鰻の短冊が六切れです。


@850だから仕方ないとしても、味です。
蒸しが弱いのか、それとも関西風に焼きだけなのかパサパサしています。
旨味もいまひとつですネ

二人とも下町っ子なのでお店には「住吉神社」の夫婦での祭礼の写真が飾ってあります。しかし奥さんの神輿の写真腰が入っていませんね。
半分以上はぶら下がり担ぎです。
チョット残念でした
しかし勝鬨橋の開橋の写真も併せて飾ってありこれには感動しました。

それでは(^_-)

沖田総司異聞

本日は三本足歩行(松葉杖)ネタからです。
今日で三本足通勤三日目です。もう筋肉が疲労で動かなくなりつつあります。今日新たな豆が右手にできました。
右足が悲鳴をあげています。ずーと片足で体重を支えているのだから仕方ないことですネ。
今日も会社の帰り最寄り駅の階段でずり落ちる様に転がりました、自立できないのです(悲)

新選組に相変わらず嵌っています。
沖田総司はどうやら美男剣士ではないようですね。
簡単にその形(なり)を表します。
背が高く痩せた体系で肩がぐっと上がり気味に張って、頬骨が高く、口が大きく、色黒だったそうです。しかしどこかいうに云われぬ愛嬌があり、病気(肺結核)の時もいつも明るく冗談ばかり言っていました。
お酒は結構好きで、かなり聞こし召すこともあったのですが、酔願は見せなかったようです。飲んだときの癖は笑い上戸です。
子供好きでよく近所の子らと壬生寺で遊ぶのが好きでした。
新選組にありながら女遊びはしなかったようです、失恋歴(医者の娘)一回あり。
推察するにお姉さんのみつさんが綺麗なのでそこから美男剣士となったのではないでしょうか(疑
そういえば昔次男と浅草今戸八幡境内そばにある沖田総司終焉の地を探しに行ったのですが見つかりませんでした。

残念なことに仕事が忙しく足が不自由なので部下が気を使ってお弁当を買ってきてくれました。
今日の獲物は「鰻丼弁当」@800です。


ところがこれ美味しいのなんのって、肉はふっくらしており脂もキッチリのっています。
焼きも申し分ないし、タレも程よい辛さで尚且つご飯にしみていてグッドです。
この味を弁当として出すとはやるな「御八(弁当屋さんの名前)」さん(拍手)

明日会社、筋肉疲労で休もうかな(笑)

それでは(^_-)
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