吉原は歩きで・・・
ikikarrra
かねてから浅草、具体的には吉原の行き方に疑問を持っていました。
それは多くの文献には、吉原へ行くのには、日本堤を歩いていくのがほとんどでしたと書いてあります。
地図でみますと、山谷堀の川幅はかなりあるので不思議でした。
なんで今戸橋からも船で行かなかったのか不思議でなりません。
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台東区の説明によりますと、このような浮世絵もあり猪牙舟もることから、完璧に信じてしまいました。
後になってこの浮世絵を注意ぶかくみますと、この絵が描かれたいたのは「首尾の松」で現在の厩橋付近です。
ここには「御厩河岸の渡し」と呼ばれる渡船場があり、対岸の本所石原町からの乗合船や隅田川下流からの船などが着く、水上交通における浅草の玄関口だったのです。
完璧に今戸橋付近の絵で、吉原へ行く船かと思っていました。
裕福な方で遠方から吉原へ行く場合は、時間が短縮できる船でいきます。

吉原堤
多いのは柳橋の船宿から猪牙舟で隅田川をさかのぼり今戸橋桟橋で下船し、船宿で一服してから、日本堤を籠で吉原に向かいます。
船賃だけでも1万円位/人かかり、さらに船頭へのご祝儀もかなりするのでワンウェイでいくなら、船でいったかもしれませんが、乗り換えが必要なら、籠を選ぶでしょう
今戸橋から現在の聖天橋までは川幅が広いですが、聖天橋から一気に川幅は狭くなり、桟橋のあるところでも、引き潮には底の浅い猪牙舟以外の船は底をついたようです。
ですので、船は料金が高いのとのる時間が潮の満ち引きで制限されるので、利用できる人は少なかったのでしょう。

何故市井の人は吉原に行ったのでしょうか?
吉原は江戸幕府公認の遊廓であり、格式の高さが特徴だったのです。
格式が高いから値段も高いものでした
吉原では、花魁(高級遊女)の遊興費は、現在の価値に換算すると10万円を超えることが一般的でした。
遊興費には、遊女への支払いのほか、「やり手」(仲介役)や「若い者」(手伝い役)へのご祝儀、飲食代などが加わり、最終的に15万円前後に達することがありました。
花魁以外にも「中級」「下級」の遊女がいましたが、料金はそれでも一般の庶民にとっては高額でした。
さらに、 吉原は格式と娯楽が整った一大娯楽地であり、富裕層や身分の高い人々を主な顧客層としていました。
その敷居の高さから、庶民が気軽に利用する場所ではなく、特別なイベントや贅沢を目的とする利用が中心でした。
また、吉原は「遊興地」としての魅力もあり、見物や祭りなどでも集客力を発揮していました。
要は、吉原は男のディズニーランドだったのですね。

料金が安い岡場所もありました。
岡場所は庶民向けの遊興地として広く普及し、低価格帯であるために利用者の幅が広く、場所によっては吉原を上回る集客力を誇っていたと考えられます。
一部の大規模な岡場所では1日2,000〜3,000人という吉原の5〜6倍の集客があったという記録もあります。
ということでコスパを求めるのなら岡場所(深川、、品川・内藤新宿・板橋・千住)で、ゴージャスな雰囲気をもとめるのなら吉原という切り分けになるのでしょうね。

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今日は懐かしい人が訪ねてきました。
それでは美味しいイタリア料理という事になりました。
今日のお店は「リンカント」さんです。

住所: 東京都西東京市下保谷4-8-18 アネックスマノア 1F
電話:050-5593-9840
定休日:月曜日(月曜祝日の場合、翌火曜定休日)

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

今日のオーダーは、「クアトロフォルッジ」@2,200円と「ポルポ」1,980円、「アサリのスパゲッテイ」@1,980円です。

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まずは、クアトロフォルマッジです。
このトッピングは、ゴルゴンゾーラ、モッツアレラ、タレッジオ、パルメジャーノのクアトロ(4種類)のフォルマッジ(チーズ)です。
このピッツアの上に甘くて美味しい蜂蜜をかけ回していただきます。
ピッツアの表面にはきれいなチーズの乳化がクリーム状に拡がっています。
このクリーム状のとろける焼きたてのピッツァを口にすれば、ミルキーな味に酔いしれました。

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そして「アサリのスパゲッテイ」です。
これにはサルデーニャ産のからすみがふんだんに掛けまわしています。
アサリが美味しいですね。
アサリのエキスがソースにも加わっています。
ご機嫌な味わいでした。

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そして最後はヌッテラのデザートピッツアです。
ヌッテラは自宅でも良くいただきますので味はよく分かっていました。
しか〜し、ピッツアにすると甘さがあまり立たなくてとても美味しいです。
今日は特に前に食べた「アサリのスパゲッテイ」の塩味が口内に残っていたので甘さがたっていましたね。美味しいです。
このお店はどの場所どの時間を切り取っても美味しい景色しかみれません。
ごちそうさまでした

それでは(^_-)