今日は「津軽弁わがんね〜っきゃ」です。

その地方に根付いた独特の抑揚を持つ方言。若い世代はテレビから流れる標準語を聞いて育つので、あまり使用しなくなったと言われている。
例えば旅行で知らない土地に着いた時、最初に耳から聞こえてくる言葉が、今まで聞いたことのない不思議な響きを持つ方言だった時の感動ったらない。同じ日本国内なのに、まるで未知の世界に足を踏み入れた気分になれる。

この動画は、青森県北部、津軽半島の北東部にある東津軽郡外ヶ浜町蟹田駅で、地元のおばあちゃん2人が会話をしているところを録画したものだそうだ。
たわいもない世間話をしているのだそうだが、何を言っているのかわかったかな?地元の人ならおそらくわかるのだろうと、まさに映像に出てくるこの地(蟹田町)で生まれ育ったという友人に翻訳を頼んだところ、全部完全には聞き取れなかったそうだ。
なのでそのおかんに通訳してもらったのだが、ほんとうにたわいもない世間話だったようなので冒頭のみを紹介しよう。

やんべなあと思って、わ今、分別してらだばって
(やばいなあと思って、私今分別しているんだけど)

まあま とっちゃ なんも知らねえだ
(まあ、お父さん何も知らないのよ)

いーのおやじ、磯さ行ってしまっただ
(家のおやじ、磯に行ってしまったし)

わー行くめえに、それ今聞けるわけだば、ほんずだ、ばかだの、のーれ しからいるって。
(私が行く前にそのこと、今聞こえるわけならあほだばかだっていっぱい叱られるんだ)

さっちんもまだ青森にいるんだ。したはんで、まだしらねでいずれはいまいけばなあってはー。しゃべるんだばしからえでまうだ。
(さっちんもまだ青森にいるんだ。だからまだ知らないでいずれは今いけたらなあって・・・話したら叱られてしまうんだ)

元気にだばきけでまるべなな
(元気だと聞こえてしまうね。)

あのとおりびろたらして、ねるしてる
(あのとおりよだれたらして寝てる)

むったし昼飯くうもんだべ、一日のうち2日もくるもんだべ へば 今度そのあどおいさよってくどいででいぐのさ
(いつも昼ご飯たべにくるんだ。1日に2回も来て、そのあと私の家によってくどいていくのよ)

みんなへふったごともきけでまるわげさあーふふふ
(全部おならしたことも聞こえてしまうわけなのよー。ふふふ)


この女性らはどうやら病院に行く為に駅で電車を待っているようで、駅にくるのにバスを使ったのだが、バスが停留所にくる時間が変更になったみたいで、スコップで雪かきしてる時にバスが通ったので、バスを止め、運転手に話をして少し待ってもらって、慌ててスコップおいてバスに乗ってきた話とかをこの後していたようだ。
「よいこの方言講座:おばあちゃん2人が駅で話す津軽弁(青森県東津軽郡外ヶ浜町蟹田駅)」 カラパイアより転載

たちねぶた

立ねぶた
あずましなー、ばっちゃの津軽弁っていうのは嘘です。
正直6割位しか理解できませんでした。
札幌にいたときは東北地方には良く行っていましたが、津軽は五所川原(太宰治、吉幾三の故郷)と青森しか行ったことがありません。
親しい取引先に、来週津軽に打合せに行く、って言ったところ、その取引先から津軽弁は北海道弁の様に分かりやすくはないぞ、とさんざん脅かされたのです。
よくよく聞けば函館弁(函館弁のベースは津軽弁)が強くなまったものだと言われたものですので、んだ、わったっった(わかったって)、って返したもののすこし不安になっていたのです。最後の最後は筆談にすればいいじゃん、と嘯(うそぶ)いて当地に入ったのでした。

行ってみたらなんのことはない、標準語が通じること通じること、ほとんど痛痒を感じませんでした。地元テレビも標準語で放送されていましたしね、no problemです。
二回目に津軽に訪れた時に打合せの後で取引先に飲みに誘われたのです。
一軒目の郷土料理のお店で、取引先にお酒が入ったせいか少しずつ会話に津軽弁が入ってきたので、コミュニケーションが取りにくくなってきました。
そして二軒目は取引先行きつけのスナックです。
まったく会話が“わがね(わからない)”でした。
私が東京ものなのでserviceで津軽弁を使ってくれているのかと思っていたのですが、そんな気持ちはさらさらなく、津軽さきて津軽弁を話せないおめがわり(貴方がいけない)、というような事でした。
あまりの夜郎自大(尊大に振る舞うこと)さに、さすがにキレまして、取引先が泥酔してきたのを潮に携帯でタクシーを呼んで勝手に帰ってしまったのです。

そうそう次の日は五所川原駅から青森駅に向かう予定だったのですが、ここの電車の時刻表を甘くみていたがために、約3時間電車が来るのを待つことになったのです。
だいたいタクシーの運転手さんも、五所川原駅にいくのだったら電車は三時間くらいありませんよ、って言ってくれてもよさそうなものなのに駅に着いたら事務的に降ろされたのです。真冬だったので待合室の寒さに耐えきれず、駅前の酒屋兼雑貨屋さんにわけを話して中で待たせてもらうようお願いしたところ、こころよく受け入れてもらい暖をとることができました。その節は大変にお世話になりましたm(__)m

いずれにしても中国のような多数の民族が存在する広大な国ならともかく、ほぼ単一民族で構成されている上、国土もそれほど広くない日本国内において、同一の言語内でこれほどの多様性があるのは驚きですよね。世界的に見てもおそらく日本以外に類を見ないレベルでしょう。
明治になってから、その為に標準語(話し言葉)を制定するのですが、時の明治政府はすごい苦労をしています。この話は後日また書かせてもらいます。


長かった夏休みも今日で終わりです。
それにしても会社に行っている時は一週間をとても長く感じますが、夏休みの一週間は本当に須臾(しゅゆ=ほんの少しの間)のきらめきのように感じます。
明日からはまた戦うビジネスマンに変身しなければなりません。

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今日は代々木で奥様を帯同して自宅のrenewalの打合せです。

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打合せが終わったら丁度お昼時でしたので代々木から新宿(正しくは千駄ヶ谷)に移動して高島屋さんに伺いました。今日のお店は「人形町今半」新宿高島屋店(精肉店)さんです。

住所: 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 新宿タカシマヤ B1F
電話:03-5361-5952
定休日:不定休(高島屋に準ずる)

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お店の外観です。

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厨房内の雰囲気です。

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「人形町今半」明治4年正月の新聞記事です。

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メニューです。

私の今日のオーダー「すき焼弁当(肩、モモ、バラ肉=80g)」@1,575円です。
奥様のオーダー「ステーキ丼(モモ=80g)@1,575円です。
地下1階店ですので、絶対に並ばないとよんでいたのですが、大スベリしました。
待つこと20分で席に着くことになりました。

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待つこと9分で「すき焼弁当」の到着です。
見た目、老舗のすき焼じゃん、弁当?です。
牛肉は3〜4枚程度で後は豆腐、お麩、ネギ、チンゲン菜、しらたき、しめじで脇を固めています。
牛肉は確かに柔らかくて美味しかったのですが、しか〜しねです。
コスパは悪いと言わざるを得ません。
で〜も老舗の味が楽しめたので良しとしませう。

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待つこと9分で「ステーキ丼」の到着です。
ステーキ丼は、大きめの蓋付きのお椀に盛られます。
肉はミディアムレアに仕上げられており、6切れに切り分けられていました。
肉はすごく柔らかですが、ここもやはり80gの呪縛を解き放つことはできませんでした。
味ですか、美味しいですよ、で〜もねです。
奥様は老舗の雰囲気が味わえたので良しとしませうと言っておりました。
似た者夫婦のようです・・・

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席の後ろの通路が業者や従業員専用の通路の為、買い物客は通りませんが、入退出をしています。
業者・アルバイトさん?以外は皆パチリのように深々と客側に対して挨拶をしていました。
武道をやっていた者としては、このような礼儀にかなった挨拶は好ましく思うものです。
このようなことを当り前に行う高島屋さんは好きです

それでは(^_-)