今日は「手塚治虫異聞」です。

今日は手塚治虫さんの話です。
この方のすごさにあらためて驚きました。
そのすごさの一端を紹介したいと思います。
宜しかったらお付き合いください。
漫画は手塚治虫さんにとってアニメ−ション制作の資金を得るための手段だったのですね。
評論家の大宅壮一から華僑のように出身地の大阪を離れて東京で稼ぐという意味で「阪僑」と嘲評されるほど漫画を描いて稼ぎまくっていました。
また自らを「ディズニー狂い」と称していました。
東映動画から請われて嘱託の仕事を受けてもいたのです。この仕事は将来のアニメ進出の為の橋頭堡だったのです。
しか〜し手塚治虫さんが一方で理想のアニメに憧れながらも、遂にそれを成し遂げられなかった原因を、商業主義のためではなくて、手塚治虫さんがアニメの技術について無知だったからだと言われています。
実際、手塚治虫さんはフルアニメーションの基礎技術をディズニーなどの先達に学んだ形跡がなく、ろくにアニメーターの養成もせずに漫画的なリミテッドから出発している点も実に不思議なのだそうです。
リミテッド・アニメとは通常フルアニメーションは1秒間に24枚の画像を必要とするのに対して、8枚の画像で作るもので、当初はその緩慢な動きから電気紙芝居と揶揄されたものの、後にアニメ番組の標準となっていきました。
で〜もこれは手塚治虫さんの「動きの悪い動画をストーリーでカバーする」というビジネスモデルからの発想で、端から面白いストーリーを大量に作って漫画をヒットさせておけば、リミテッド・アニメでも受け入れられると踏んでいたようです。勿論このこのことは10年以上連載していた「鉄腕アトム」でマーケティングリサーチをしていたのでした。
リミテッド・アニメの手法を用いるにしてもテレビ放送の30分枠用に(最低レベルで)1本2,000枚分の動画を動画家5名で担当し、一人が1日66枚を仕上げるという苛酷な労働状況が作られることとなりました。
また作品を1本55万円という破格の製作費で売り込んだことが制作部の首を絞めることになったようです。
手塚治虫さんがアニメの値段を安くして売り込んだのは、当時の普通のテレビ番組の制作費が50万程度であったことと、安くすればテレビアニメが普及させやすいのと、他の会社と差を付けるためだったと語っていますが、これは大きな誤りであったようです。要は深謀遠慮が過ぎたようです。
黎明期を過ぎ最盛期を経たあたりから、少年誌において手塚治虫さんはすでに古いタイプの漫画家とみなされるようになっており、人気も思うように取れなくなってきました。
さらにアニメーションの事業も経営不振が続いており、1973年に自らが経営者となっていた虫プロ商事、それに続いて虫プロダクションが倒産して冬の時代を迎えたのです。
そしてその後「ブラックジャック」続いて「三つ目がとおる」等を上梓し本格的復活を成し遂げたのは皆さんの知るところであります。
いずれにしても手塚治虫さんは、それまでの読み物雑誌の埋め草(1コマの風刺漫画、四コマ漫画等)であった漫画を、ストーリー漫画という革新的な表現方法を読者と漫画家に提供したのです。
これによって、漫画は小説や映画に匹敵するスケールの大きなドラマを描くことができるようになったのです。
それまではお笑いしかなかった漫画ですが、ストーリー漫画手法によって、ジャンルの制限をいとも簡単に吹き飛ばしたのです。
具体的には、SF、冒険、時代劇、悲劇、恋愛、スポーツ、ミステリー、オカルト、ドキュメンタリー、ファンタジーその範囲は留まるところをしりません。
これが手塚治虫さんの最大の業績であります。
最近は小説等の本主体で漫画を読む機会がほとんどありません。
しか〜し漫画を読む事は低俗だというステレオタイプの指摘をされなくなったのは、手塚治虫さんの功績だと信じてやまないところであります。
鉄腕アトム 最終回(3/3) 投稿者 santoriimanwh
ちなみに私が手塚治虫さんの漫画の中で一番涙したのは「鉄腕アトム」の最終回です。
アトムが地球を守るためにカプセルを抱いて暴走した太陽に突っ込むという内容でした。
「ああ、地球だ・・・
地球は綺麗だなぁ・・・」
これがアトムの最後の言葉でした。
子供心に残酷なまでにも明確に分かれた「生」と「死」という領域の存在を理解しようとかなり悩んだものでした。
今このように思いかえしても、手塚治虫さんの意図がわからないendingであります。
たまには良質な漫画に親しんでみますか・・・
参考文献「wikipedia手塚治虫」「テレビアニメーション時代の幕開」大塚康生著、「『チェイサー』の為の雑学」二階堂黎人著


今日は板橋に出没です。
昼食抜きでしたのでバテてきました。
今日の昼食兼夕食のお店は「ピアンタ」板橋店さんです。
住所:東京都北区滝野川7-5-6
電話:03-5394-0451
休日:無休

お店の外観です。


店内の雰囲気です。

メニューです。
今日のオーダー「ゴルゴンゾーラ(クリームソース)」@1,380円です。
ゴルゴンゾーラのパスタというメニューがあるお店に巡り会ったのは初めてです。
ほとんどがペンネですからね、多分そのtextureからきているのでしょうか・・・
このお店のホールスタッフさんお愛想よいのですが、イタリア料理のことをまったく知らず、その明るすぎる含羞のなさに、見ている自分がかえってたじろぐほどでした。


待つこと14分で到着です。
見た目、どこからみてもゴルゴンゾーラパスタです。
麺量は115gとの事でしたそれなりにvolumyです。
満を持して実食です。
うん、これはゴルゴンゾーラパスタです。
なんの意外性もありません。
いくら美味しくても調理する人の工夫がみられない料理は好きではありません。
換言すれば美味しさの差こそあれこのレベルは誰でも作れます。
Professionalを冠するのであればこのような指摘は受けないで欲しいものです。
辛口コメでごめんなさい。

今日は手塚治虫さんの話です。
この方のすごさにあらためて驚きました。
そのすごさの一端を紹介したいと思います。
宜しかったらお付き合いください。
漫画は手塚治虫さんにとってアニメ−ション制作の資金を得るための手段だったのですね。
評論家の大宅壮一から華僑のように出身地の大阪を離れて東京で稼ぐという意味で「阪僑」と嘲評されるほど漫画を描いて稼ぎまくっていました。
また自らを「ディズニー狂い」と称していました。
東映動画から請われて嘱託の仕事を受けてもいたのです。この仕事は将来のアニメ進出の為の橋頭堡だったのです。
しか〜し手塚治虫さんが一方で理想のアニメに憧れながらも、遂にそれを成し遂げられなかった原因を、商業主義のためではなくて、手塚治虫さんがアニメの技術について無知だったからだと言われています。
実際、手塚治虫さんはフルアニメーションの基礎技術をディズニーなどの先達に学んだ形跡がなく、ろくにアニメーターの養成もせずに漫画的なリミテッドから出発している点も実に不思議なのだそうです。
リミテッド・アニメとは通常フルアニメーションは1秒間に24枚の画像を必要とするのに対して、8枚の画像で作るもので、当初はその緩慢な動きから電気紙芝居と揶揄されたものの、後にアニメ番組の標準となっていきました。
で〜もこれは手塚治虫さんの「動きの悪い動画をストーリーでカバーする」というビジネスモデルからの発想で、端から面白いストーリーを大量に作って漫画をヒットさせておけば、リミテッド・アニメでも受け入れられると踏んでいたようです。勿論このこのことは10年以上連載していた「鉄腕アトム」でマーケティングリサーチをしていたのでした。
リミテッド・アニメの手法を用いるにしてもテレビ放送の30分枠用に(最低レベルで)1本2,000枚分の動画を動画家5名で担当し、一人が1日66枚を仕上げるという苛酷な労働状況が作られることとなりました。
また作品を1本55万円という破格の製作費で売り込んだことが制作部の首を絞めることになったようです。
手塚治虫さんがアニメの値段を安くして売り込んだのは、当時の普通のテレビ番組の制作費が50万程度であったことと、安くすればテレビアニメが普及させやすいのと、他の会社と差を付けるためだったと語っていますが、これは大きな誤りであったようです。要は深謀遠慮が過ぎたようです。
黎明期を過ぎ最盛期を経たあたりから、少年誌において手塚治虫さんはすでに古いタイプの漫画家とみなされるようになっており、人気も思うように取れなくなってきました。
さらにアニメーションの事業も経営不振が続いており、1973年に自らが経営者となっていた虫プロ商事、それに続いて虫プロダクションが倒産して冬の時代を迎えたのです。
そしてその後「ブラックジャック」続いて「三つ目がとおる」等を上梓し本格的復活を成し遂げたのは皆さんの知るところであります。
いずれにしても手塚治虫さんは、それまでの読み物雑誌の埋め草(1コマの風刺漫画、四コマ漫画等)であった漫画を、ストーリー漫画という革新的な表現方法を読者と漫画家に提供したのです。
これによって、漫画は小説や映画に匹敵するスケールの大きなドラマを描くことができるようになったのです。
それまではお笑いしかなかった漫画ですが、ストーリー漫画手法によって、ジャンルの制限をいとも簡単に吹き飛ばしたのです。
具体的には、SF、冒険、時代劇、悲劇、恋愛、スポーツ、ミステリー、オカルト、ドキュメンタリー、ファンタジーその範囲は留まるところをしりません。
これが手塚治虫さんの最大の業績であります。
最近は小説等の本主体で漫画を読む機会がほとんどありません。
しか〜し漫画を読む事は低俗だというステレオタイプの指摘をされなくなったのは、手塚治虫さんの功績だと信じてやまないところであります。
鉄腕アトム 最終回(3/3) 投稿者 santoriimanwh
ちなみに私が手塚治虫さんの漫画の中で一番涙したのは「鉄腕アトム」の最終回です。
アトムが地球を守るためにカプセルを抱いて暴走した太陽に突っ込むという内容でした。
「ああ、地球だ・・・
地球は綺麗だなぁ・・・」
これがアトムの最後の言葉でした。
子供心に残酷なまでにも明確に分かれた「生」と「死」という領域の存在を理解しようとかなり悩んだものでした。
今このように思いかえしても、手塚治虫さんの意図がわからないendingであります。
たまには良質な漫画に親しんでみますか・・・
参考文献「wikipedia手塚治虫」「テレビアニメーション時代の幕開」大塚康生著、「『チェイサー』の為の雑学」二階堂黎人著


今日は板橋に出没です。
昼食抜きでしたのでバテてきました。
今日の昼食兼夕食のお店は「ピアンタ」板橋店さんです。
住所:東京都北区滝野川7-5-6
電話:03-5394-0451
休日:無休

お店の外観です。


店内の雰囲気です。

メニューです。
今日のオーダー「ゴルゴンゾーラ(クリームソース)」@1,380円です。
ゴルゴンゾーラのパスタというメニューがあるお店に巡り会ったのは初めてです。
ほとんどがペンネですからね、多分そのtextureからきているのでしょうか・・・
このお店のホールスタッフさんお愛想よいのですが、イタリア料理のことをまったく知らず、その明るすぎる含羞のなさに、見ている自分がかえってたじろぐほどでした。


待つこと14分で到着です。
見た目、どこからみてもゴルゴンゾーラパスタです。
麺量は115gとの事でしたそれなりにvolumyです。
満を持して実食です。
うん、これはゴルゴンゾーラパスタです。
なんの意外性もありません。
いくら美味しくても調理する人の工夫がみられない料理は好きではありません。
換言すれば美味しさの差こそあれこのレベルは誰でも作れます。
Professionalを冠するのであればこのような指摘は受けないで欲しいものです。
辛口コメでごめんなさい。