今日は「六本木ヒルズクラブ」です。
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2003年に仲間由紀恵さん主演の映画「g@me」を奥様と観に行きました。
映画そのものは、東野圭吾の「ゲームの名は誘拐」を原作に「ミスター・ルーキー」などで知られる井坂聡監督が描いたクリミナル・ラブ・ストーリーです。
ドラマそのものの面白さもさながら、スタイリッシュな映像センスの中、人生や犯罪といった要素をゲームとみなす現代的かつ皮肉な視線が巧みに効いています。
主演ふたりの嫉妬するほどにうらやましい美男美女ぶりも大いに画面で映えておりましたが、私はちがう点に釘付けになったのです。
それは六本木ヒルズからの夜景です。沢山のダイヤモンドをちりばめたような輝きです。
この「g@me」のヒロイン葛城樹理は「六本木ヒルズレジデンス(三井不動産)」に住んでいる設定になっており、そこからの夜の眺望は筆舌に尽くしがたいものだったのです。
そこから 幾星霜・・・
このa night sparkling like diamondを見たくて見たくてその機会をず〜っと窺っていたのです。

僥倖は艶然と微笑みながら、突然に私の前に表れたのです。
この間、大学の友人と飲み会をやっていた時、その中の一人がこの関係の会社の社長をやっており、たまさか「六本木ヒルズクラブ」の話になりました。
私は上述のとおり、機会があったら是非とも行きたい、との話をしましたら、なんだ早く言ってよ、という事で行けるような段取りをその場で秘書に頼んでくれたのです。
このクラブは所謂セレブリティ(celebrity)、の集うところです。
入会金 、入会預託金、 年会費トータル約2百万円です。
高嶺感横溢していますよね。
私個人では絶対に行けません。
帰宅してこの僥倖を奥様に話しましたら欣喜雀躍して喜びました。
折角ですから二人の子供にも、joinするか、といいましたら、Yes! of course、との事でした。
 
ということでここから先は画像で紹介します。
宜しかったらお付き合いください。

#六本木ヒルズ周辺です。
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仕事が遅くなった次男を待っている間ヒルズを散策していました。
まずは「けやき坂イルミネーション」です。
キレイでしょう。
私はよく「けやき坂」を下り、「鳥居坂」とぶつかった当りのイタ飯屋によく行っていました。
この辺りはオサレですよね・・・

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毛利庭園といえばこのハートマークでしょう。
ジャン=ミシェル・オトニエルの「Kin no Kokoro」という作品です。
ここでのtwo shotのパチリは婚活女性のお約束になっています。

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六本木ヒルズ森タワー外観です。

#六本木ヒルズクラブです。
このクラブはドレスコードならびにハウスルールがあります。
と申しましても厳格なものではありません。
やはりセレブリティ(celebrity)の倶楽部ですから、キメて行きませんと安く見られます。
しか〜し我が奥様はこの日の為にわざわざ大枚をはたいてスーツを求めました。
これでしょう、女性の楽しみは・・・

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六本木ヒルズクラブの所在位置です。
階数は51階です

ということで今日のお店は六本木ヒルズクラブのフ仏蘭西料理レストラン「the french cellar」さんです。
この六本木ヒルズクラブは和食、鉄板焼、寿司、中華、フレンチ、イタリアン、バーで構成されているのですが、私は夜景が一番きれいな、池袋・渋谷方面が睥睨できるフレンチにしたのです。

住所: 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 51F
電話:03-6406-6088(会員制)
定休日:年中無休(年末年始のみ休み)

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お店の外観です。

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お店からの夜景です。

店内の雰囲気です。
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この画像は六本木ヒルズクラブHPより転載

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今日の料理はコース料理「plaisir(喜び)」@9,000円です。
このクラブはお酒の料金が高いのです。
我家は次の日に全員会社があるので、お酒は自重したのです。
ちなみに私は運転手で停酒中なので員数外ではありますが、かりに私を除く我が家族が真面目に飲んだら間違いなく福澤先生に10人位来ていただかないと支払いに困ったでしょう。
普通のビジネスマンなら「たまに行くならこんな店」的位置づけだと思います。

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メニューです。

#アミューズブッシュ(食前酒とともに出される軽いつまみ)です。
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フォアグラのブリュレです。
フォアグラ濃厚な旨味とさっぱりとした甘味の一品です。
舌触り滑らかで口内で美味しさがはじけます。

#フランスパンです。
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パン、バターともに美味しであります。

#フォアグラ、比内地鶏、きのこ、ベーコンのテリーヌ、ベビーリーフサラダ添え
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これはフォアグラ勝ちでしょう。このお店のフォアグラは濃厚ですね。
最初、フォアグラの量の少なさを感じたのですが、体積比で勝っている比内地鶏と互角に渡り合っていました。

#本日のスープ(マッシュルームのコンソメ仕立て)
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豊かな琥珀色のスープです。
この凛とした透明感なる琥珀色は、真っ黒に焦げた玉ねぎの色とお肉から出たエキスの色
です。きれいに作っていますね。味はかなりspicyなので、我家の評価は高くありませんでした。

#ハタと手長海老のムニエル ポロ葱のブレゼ白ワインソースとアメリケーヌソースとともに
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これはまさに海老が主役です。アメリケーヌソースの色はエビの殻を炒めることで、エビの殻の赤い色素がこのソースをオレンジ色にしているのです。
甲殻類独特の甘味とコクがあふれていますので、これに手長海老をからませますと、まさに垂涎の味わいです。
このような深い味わいの海老をいただいたのは初めてです。
ハタも美味しかったのですが、これは海老勝ちです。

#シャラン産鴨胸肉のロースト 黒トリュフソース牛蒡のブレゼを添えて
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とろ〜っと柔らかい鴨胸肉がたまりません。
トリュフの芳醇な香りがふわ〜っとひろがる香気高い一品です。
今日のスペシャリテに思わず拍手です。
美味しいです。

#ペストリーシェフのお勧めデザートです。
クラブのご配慮で場所をラクッチナーバーに変えました。
雰囲気の良いバーです。
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この画像は六本木ヒルズクラブHPより転載

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「ペストリーシェフのお勧めデザート」は残念ながら平板の味で特筆するものはありません。
心がとろけるような夜景に胸ふたがれていて、この夜景だけで充分です。

#プティフール(焼菓子)
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「プティフール」も残念ながら平板の味で特筆するものはありません。
いいでしょう、これだけの夜景を胸にしまいこんで家路に着けるのですから・・・

支払時に財布から福澤先生が大人数で退場されましたが、やはり家族、特に奥様は大事にしないとなりません。
今日、皆で笑いながらこのような会食ができますのも、全て奥様の陰日向ない日頃の頑張りがあるからこそなのです。感謝しませんと・・・

それでは(^_-)