今日は「ALWAYS 三丁目の夕日」の話です。 
三丁目の夕日
即席ラーメンが発売されて、力道山が英雄で、月光仮面は茶の間に現われ、フラフープが大流行、そして空に向かって東京タワーが少しずつ背を伸ばしていた昭和三十三年。
日々の暮らしはいまほど裕福ではなかったけれど、幸せはみんなのすぐ隣にあった。
西岸良平原作の超ロングセラーコミック『三丁目の夕日』の世界を、『とげ』『かび』『どろ』三部作の作家、山本甲士が小説で再現。
映画「ALWAYS三丁目の夕日」にもつながるノスタルジック&ハートウォーミング・ストーリー。暮れなずむ下町の夕空に、時代を超えてやさしく降り注ぐ十二篇の心なごむ流星たち。
という小説紹介で始まるこの本「ALWAYS 三丁目の夕日」に私はやられました。

なかでも十二篇の内で「9月」編最高です!
プレス工場の什事が終わり、熊が後片づけをしていると、同僚の新次が声をかけてきた。 
「熊さん、だるま食堂行くだろ」 
「ああ」熊は工具類の数を確かめながら、于ぬぐいで汗を拭いた。「あそこで飯を食わないことには、一日が終わらないからな」 
だるま食学は、工場の近くにある、年輩の夫婦が切り盛りしている大衆食堂である。
周辺の肉体労働者の問では、安くて旨くて腹一杯になるということで人気があり、熊たちも常連客だった。

の書き出しで始まるのですが、主人公熊が通っている下町の大衆食堂に掃き溜めに鶴という、いいところの育ちの人妻、大公路文子という女性が店員募集の貼り紙を見て働きに来るところから、物語が急展開します。
ネタばれになるのでここらへんで留め置きますが、要は熊と大公路文子という不釣り合いの二人の恋愛物語です。
久々に泣けました・・・もともと涙腺は強い方ではないので、割引いてほしいのですが。
最後の方は涙で文字がにじんで読めなかったほどです。
作者山本甲士さんは「ぱちもん」を読んでみてstorytellerとしての評価は高かったのですが、ちょっと粘着質的であまり好きにはなれなかったのです。
しかし「ALWAYS 三丁目の夕日」は全然ちがいます。
一食抜いてもこの本をお買い求めください、損はしません!
ちなみにこの小説と映画はほとんどかぶっていません、為念申し添えます。


ASKAの「夜空を仰いで」。加山雄三トリビュートアルバムに収められた一曲で、ジャズロック風のASKAバージョンに仕上げられています。沢山のシルエットカップルと夜景をちりばめて編集してみました。どうぞ幸せな気持ちになって下さい



たまにはオサレな店でも入るかと訪れたのがこちら、ベルギー料理店 シャン・ドゥ・ソレイユ(Champ de Soleil)さんです。
美食の王国ベルギーの三ツ星レストランで修業を重ねた原田延彰シェフによる本格ベルギー郷土料理のお店です。

住所: 東京都千代田区内神田1-10-6
電話:03-5281-0333
定休日:日曜・祝日

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お店の外観です。
店名のシャン・ドゥ・ソレイユ( Champ de Soleil)の訳は“太陽の当たる場所”です。

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お薦めメニューです。

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本日のオーダー、10食限定「自家製ラザニア(パン、サラダ、コーヒー付)@1,000円です。
待つこと、10分位で着皿です。意外と出てくるのが早いですネ。
味ですか、美味しいですよ。
でも後半は薄めのラザニアシートがこれでもかこれでもかと出てきてちょっと食傷気味です。
隣のここでの接待飯常連客達の話を聞いていますと、地元では大盛スパが美味しいお店として有名なんですよ、って言っていました。
そうかグルマンの店なのか、それなら納得です。

それでは(^_-)