今日は「2018年熱海・伊豆旅行 中編」です
「カフェレストラン・オー・ミラド―」さんで食事を済ませんた私たちは念願の「MOA美術館」の見学とあいなりました。
「MOA美術館」とは静岡県熱海市の高台にある美術館です。
世界救世教・教祖の岡田茂吉(882年〜1955年)が創立者で、彼のコレクションを基盤に、国宝3件、重要文化財66件(2016年現在)重要美術品46件を含む約3500件を所蔵しています。
その内容は、絵画・書跡・工芸・彫刻等、日本・中国をはじめ東洋美術の各分野にわたり、美術的にも、研究的にも大きな魅力と価値のある作品によって構成されています。
メインロビーからは、初島や伊豆大島、房総半島から三浦半島、伊豆半島まで180度の大パノラマを眺望できるというナイスな美術館なのです。
それでは皆様を「MOA美術館」に誘います。
パチリ主体ですが、極上の美術品をお楽しみください。
#黄金の茶室
天正14年(1586)正月、豊臣秀吉が時の天皇、正親町天皇に茶を献じるために、京都御所内の小御所に組立式の黄金の茶室を運びこみ、黄金の道具を用いて茶会を行ったという史実に基づいて復元制作したものです。
秀吉は、この黄金の茶室を、天正15年の北野茶会に用い、天正20年には朝鮮出兵のため肥前名護屋に出陣した折、大阪より運ばせ茶の湯を行ったことが知られ、大阪城落城とともに消滅したと考えられています。
黄金の世とも呼ばれた絢爛豪華さと、閑寂な侘数寄という対照的な諸相を見せる桃山時代の美意識を堪能できます。
#吉田博木版画展
訪れた時は「吉田博展」が開かれておりました。
結論を先に申しますと、この人は天才です。
天才たる所以はその他に類を見ない摺数です。
平均して30回以上、多いもので70回を超え、「陽明門」では96回の重ね摺を施し、精緻で写実的な表現を実現しています。彼の作品は心に訴える何かを確かに持っています。
じっと目を凝らして作品を見入っていますと、あたかも自らがこの描かれた場所のどこかにいるような気分にさせられます。
これははるばる熱海まで出向いていく価値があります。
それでは私の気にいった作品のパチリをご紹介します。
ちなみにこの作品はダイアナ妃が自ら求め、ケンジントン宮殿の執務室に飾っていた「光る海」です。
陽が傾く頃の水面の白いきらめきを巧みに表しています。
この版画を見ていますととけだるい太陽に照らされた船、そしてその中にいる人の話し声が聞こえてくるような気がします。
「見当をつける」という言葉、普段の生活のなかで使いますよね。
だいたいこんな感じだろう?
みたいな予測をたてるという意味ですよね。
これ、実は版画=浮世絵の用語なのです。
色を摺るとき、ぴったりと同じ位置に和紙を置くためになにかしらの目安が必要になります。
従いまして、この白い矢印が「見当をつける」の「見当」なのです。
ということで初島に向かう一筋の船の白い軌跡を見ながら元来た道を戻り、次の目的地に向かいました。
着いた伊豆高原駅は台風の近づきを表すような明と暗の雲が入れ替わりながら流れていました。
赤沢温泉郷に到着しました。
#プールでダバダ
今回の旅行も私は泳ぎに来たのです。
本当は熱海のサンビーチで泳ぎたかったのですが、溺れる恐れはないのに、奥様が溺れるかもしれないということで、今年もプールでのスィミングです。
去年までは200Mを泳いでいましたので今年も8往復(25M×8回=200M)をトライしたのですが、隣のレーンで泳いでいた外国の方と速さを競ったので、なん何と1回でバテテしまいました。
少し息を整えてから泳ぎを再開したのですが、動悸がきつくて動悸がきつくて、しまいには光速の餅つき機みたいな鼓動になりました。
それでも何とか8往復したのですが、最後は力尽きてプールから上がれずで、こけてしまい体をプールのコンクリートの縁にしたたかに打ちつけてしまいました。
それからしばらくして打撲したいたるところが黄変して、その衝撃のすごさを物語っていました。
体力の衰えを感じるのは寂しいものです・・・
それではお待ちかねのショウタイムです。
今日の食事は赤沢温泉郷内にある「レストラン綺羅」さんです。
住所: 静岡県伊東市赤沢字浮山163-1
電話番号:0557-53-5555
定休日:赤沢温泉郷の定休日に準ずる
お店の外観です。
店内の雰囲気です。
メニューです。
それではお楽しみの夕食の始まりです。
まずは「お疲れさまですビール」で乾杯です。
先付
翡翠茄すり流し 蟹身 順才 卸し生姜 鰈の煮凝り 山桃の赤ワイン煮 水蛸の木の芽和え 穴子寿司子
先付は全て美味しいです。
個人的には、水蛸の木の芽が一番のお気に入りです。
まさに海からの贈り物をいただいている感じです。
程よい焼き加減から醸し出される口内感触が最高でした。
造り
近海鮮魚(鰆、鮪、目鯛)の盛りあわせ あしらい一式
伊豆のレストランですので全てが新鮮で美味しいです。
個人的には、鰆に清き一票を投じます。
汁物
とうもろこしすり流し 黒むつ 車海老 白茄子 柚子
とうもろこし好きはこの汁物には皆ノックアウトされるでしょう。
とうもろこしの椀物とはこの発案がすごいです。
奥様は、中に潜んでいた黒むつにノックアウトされていました。
煮物
丸茄子オランダ煮 豚バラあっさり煮 かも字菊 糸唐辛子
オランダ煮とは素揚げして煮込んだものです。
豚ばらがとても食べやすくて且つ美味しかったです。
焼物
鱸のバターソテー アスパラガス 生雲丹 帆立炙り 浅つきのソースディル
鱸は焼き加減最高です。
塩の振り方も最高です。
バターの香りが食欲をそそります。
今までのところこれが今日一だと思います。
帆立の炙りも秀逸ですが、鱸のバターソテーにはかないません。
牛サーロインスのソテー 照り焼きソース
これはあらかじめ味が分ってしまい特段のサプライズはありませんでした。
普通のところでいただけば充分に美味しいのでしょう。
口直し
ベリートマトのコンポート
トマトの甘さにノックアウトです。
口直しのレベルではありません。
美味しいの一言です。
揚物
伊佐木アーモンド揚げ 南瓜 青唐辛子
ここで揚物は少し食傷気味です。
伊佐木にアーモンドは少しカニバッテいる感じがしました。
ご飯
青しそ蕎麦 薬味
清涼感溢れた青しそ蕎麦は絶品です。
つけ汁も結構でした。
美味しいです。
お替りの蕎麦
二枚目の蕎麦もそのパフォーマンス変わらずで美味しいです。
これまた美味しく頂きました。
デザート
桃ゼリー 生クリーム 巨峰
ここで洋風テーストですか、サプライズです。
巨峰は絶ウマです。
以上で二人のお楽しみは終わりです。
去年、一昨年、と比べては失礼ですが、今年は格段の美味しさです。
スタッフに聞きましたら、板長は変わらずとの事です。
すごく自己研鑽されたのでしょうね。
美味しい料理をありがとうございました。
来年も美味しい料理を食べに来ますから、今年よりさら〜に美味しい料理を供してください。
「カフェレストラン・オー・ミラド―」さんで食事を済ませんた私たちは念願の「MOA美術館」の見学とあいなりました。
「MOA美術館」とは静岡県熱海市の高台にある美術館です。
世界救世教・教祖の岡田茂吉(882年〜1955年)が創立者で、彼のコレクションを基盤に、国宝3件、重要文化財66件(2016年現在)重要美術品46件を含む約3500件を所蔵しています。
その内容は、絵画・書跡・工芸・彫刻等、日本・中国をはじめ東洋美術の各分野にわたり、美術的にも、研究的にも大きな魅力と価値のある作品によって構成されています。
メインロビーからは、初島や伊豆大島、房総半島から三浦半島、伊豆半島まで180度の大パノラマを眺望できるというナイスな美術館なのです。
それでは皆様を「MOA美術館」に誘います。
パチリ主体ですが、極上の美術品をお楽しみください。
#黄金の茶室
天正14年(1586)正月、豊臣秀吉が時の天皇、正親町天皇に茶を献じるために、京都御所内の小御所に組立式の黄金の茶室を運びこみ、黄金の道具を用いて茶会を行ったという史実に基づいて復元制作したものです。
秀吉は、この黄金の茶室を、天正15年の北野茶会に用い、天正20年には朝鮮出兵のため肥前名護屋に出陣した折、大阪より運ばせ茶の湯を行ったことが知られ、大阪城落城とともに消滅したと考えられています。
黄金の世とも呼ばれた絢爛豪華さと、閑寂な侘数寄という対照的な諸相を見せる桃山時代の美意識を堪能できます。
#吉田博木版画展
訪れた時は「吉田博展」が開かれておりました。
結論を先に申しますと、この人は天才です。
天才たる所以はその他に類を見ない摺数です。
平均して30回以上、多いもので70回を超え、「陽明門」では96回の重ね摺を施し、精緻で写実的な表現を実現しています。彼の作品は心に訴える何かを確かに持っています。
じっと目を凝らして作品を見入っていますと、あたかも自らがこの描かれた場所のどこかにいるような気分にさせられます。
これははるばる熱海まで出向いていく価値があります。
それでは私の気にいった作品のパチリをご紹介します。
ちなみにこの作品はダイアナ妃が自ら求め、ケンジントン宮殿の執務室に飾っていた「光る海」です。
陽が傾く頃の水面の白いきらめきを巧みに表しています。
この版画を見ていますととけだるい太陽に照らされた船、そしてその中にいる人の話し声が聞こえてくるような気がします。
「見当をつける」という言葉、普段の生活のなかで使いますよね。
だいたいこんな感じだろう?
みたいな予測をたてるという意味ですよね。
これ、実は版画=浮世絵の用語なのです。
色を摺るとき、ぴったりと同じ位置に和紙を置くためになにかしらの目安が必要になります。
従いまして、この白い矢印が「見当をつける」の「見当」なのです。
ということで初島に向かう一筋の船の白い軌跡を見ながら元来た道を戻り、次の目的地に向かいました。
着いた伊豆高原駅は台風の近づきを表すような明と暗の雲が入れ替わりながら流れていました。
赤沢温泉郷に到着しました。
#プールでダバダ
今回の旅行も私は泳ぎに来たのです。
本当は熱海のサンビーチで泳ぎたかったのですが、溺れる恐れはないのに、奥様が溺れるかもしれないということで、今年もプールでのスィミングです。
去年までは200Mを泳いでいましたので今年も8往復(25M×8回=200M)をトライしたのですが、隣のレーンで泳いでいた外国の方と速さを競ったので、なん何と1回でバテテしまいました。
少し息を整えてから泳ぎを再開したのですが、動悸がきつくて動悸がきつくて、しまいには光速の餅つき機みたいな鼓動になりました。
それでも何とか8往復したのですが、最後は力尽きてプールから上がれずで、こけてしまい体をプールのコンクリートの縁にしたたかに打ちつけてしまいました。
それからしばらくして打撲したいたるところが黄変して、その衝撃のすごさを物語っていました。
体力の衰えを感じるのは寂しいものです・・・
それではお待ちかねのショウタイムです。
今日の食事は赤沢温泉郷内にある「レストラン綺羅」さんです。
住所: 静岡県伊東市赤沢字浮山163-1
電話番号:0557-53-5555
定休日:赤沢温泉郷の定休日に準ずる
お店の外観です。
店内の雰囲気です。
メニューです。
それではお楽しみの夕食の始まりです。
まずは「お疲れさまですビール」で乾杯です。
先付
翡翠茄すり流し 蟹身 順才 卸し生姜 鰈の煮凝り 山桃の赤ワイン煮 水蛸の木の芽和え 穴子寿司子
先付は全て美味しいです。
個人的には、水蛸の木の芽が一番のお気に入りです。
まさに海からの贈り物をいただいている感じです。
程よい焼き加減から醸し出される口内感触が最高でした。
造り
近海鮮魚(鰆、鮪、目鯛)の盛りあわせ あしらい一式
伊豆のレストランですので全てが新鮮で美味しいです。
個人的には、鰆に清き一票を投じます。
汁物
とうもろこしすり流し 黒むつ 車海老 白茄子 柚子
とうもろこし好きはこの汁物には皆ノックアウトされるでしょう。
とうもろこしの椀物とはこの発案がすごいです。
奥様は、中に潜んでいた黒むつにノックアウトされていました。
煮物
丸茄子オランダ煮 豚バラあっさり煮 かも字菊 糸唐辛子
オランダ煮とは素揚げして煮込んだものです。
豚ばらがとても食べやすくて且つ美味しかったです。
焼物
鱸のバターソテー アスパラガス 生雲丹 帆立炙り 浅つきのソースディル
鱸は焼き加減最高です。
塩の振り方も最高です。
バターの香りが食欲をそそります。
今までのところこれが今日一だと思います。
帆立の炙りも秀逸ですが、鱸のバターソテーにはかないません。
牛サーロインスのソテー 照り焼きソース
これはあらかじめ味が分ってしまい特段のサプライズはありませんでした。
普通のところでいただけば充分に美味しいのでしょう。
口直し
ベリートマトのコンポート
トマトの甘さにノックアウトです。
口直しのレベルではありません。
美味しいの一言です。
揚物
伊佐木アーモンド揚げ 南瓜 青唐辛子
ここで揚物は少し食傷気味です。
伊佐木にアーモンドは少しカニバッテいる感じがしました。
ご飯
青しそ蕎麦 薬味
清涼感溢れた青しそ蕎麦は絶品です。
つけ汁も結構でした。
美味しいです。
お替りの蕎麦
二枚目の蕎麦もそのパフォーマンス変わらずで美味しいです。
これまた美味しく頂きました。
デザート
桃ゼリー 生クリーム 巨峰
ここで洋風テーストですか、サプライズです。
巨峰は絶ウマです。
以上で二人のお楽しみは終わりです。
去年、一昨年、と比べては失礼ですが、今年は格段の美味しさです。
スタッフに聞きましたら、板長は変わらずとの事です。
すごく自己研鑽されたのでしょうね。
美味しい料理をありがとうございました。
来年も美味しい料理を食べに来ますから、今年よりさら〜に美味しい料理を供してください。