今日は「祖母の思い出」です。
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私の母は病弱でした。
腎臓炎を患っていたみたいで私が幼少の頃はよく入退院を繰り返していました。
その為に不定期に我が家には家政婦さんが来て家事を担っていたのです。
私の母は洋食が得意でないので、私は家政婦さんが作るポークチャップのようなハイカラ洋食に舌鼓を打っており、お母さんの退院は、僕が家政婦さんの料理を食べ尽くしてからにしてもらいたいな、といつも不届きな事を考えていました。
そんな中、幼稚園から遠足のお知らせが来たのです。
その時も母は入院加療中でした。
日程から考えると、遠足の日には母はまだ入院中だと思われ、仮に退院したとしても体力的には遠足には付いていけなかったと思われます。
父は当初、家政婦さんに付き添いを頼もうとしたのですが、さすがにそれはまずいだろうという結論に至ったものの、当の本人は独立したばかりで会社を軌道に乗せる為に刻苦奮闘の毎日でして、遠足に帯同することなどはできない相談だったのです。
そこで父がウルトラC的に考え出したのは、実母への依頼でした。
父が電話の前でそれこそコメツキバッタのように何度も頭を下げて祖母に懇願していた姿は今でも容易に思い出す事ができます。

遠足の日が来ました。
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父は前日から車で実家に乗り込み朝一で祖母を伴って家に戻ってきました。
車から降りたその日の祖母は別人でした。
普段、頭は構わず引っ詰め髪でしたし、服装も無頓着なのに、この日に限っては品の良い和服をバシッっと着こなし、どこから見てもセレブリティな老女を演じていたのです。
仄聞するに父がこの日の為に祖母に新たな和服を仕立てたみたいです。
幼稚園に行きますと、祖母は園長先生に、時効の挨拶、病気でこられない母の代理できた事、日頃私が幼稚園でお世話になっているお礼、園長先生のご家族の安寧等々まるで平家物語の絵巻物を読み解くかのように田舎の言葉を交えてゆっくりと話していました。
私は、園長先生より挨拶がうまいや、と思ったら少し鼻が高くなっていました。
友人のお母さんから、立派なお婆ちゃんに来てもらって良かったわね、と言われ満更でもない気持ちでいたのです。
この日の祖母は終始凛としていて素敵でした。
お昼の時間になりお弁当を食べる時、嫌いな人参が入っていたので残そうとしたら、その時だけは、好き嫌いするとお前のお母さんみたいに病身になるぞ、と厳しい顔になりました。
遠足から帰ると父は祖母に、泊まっていってよ、と言いましたら、都会は疲れると言って電車で帰宅の途に着きました。今このように思い返しますと祖母にとっては、とてつもなく長く加えて緊張した一日だったのであろうと想像するに難くはありません。

長じてから父と一緒に実家に行く度に、いつも祖母は陽だまりの縁側に招き猫のように座っていて、生け垣から入ってくる父の姿を認めると満面の笑みで、△△来たのか、泊まってゆっくりしてけ、と母親の顔に戻って父に声がけしていました。
懐かしい思い出であります。
最近、父の遺影を見ていると祖母の顔とかぶってきます。
血は争えませんね。
その私も孫を待つ年頃になってきました。
月日の移ろいは早いものです・・・


朝ドラ「べっぴんさん」でお馴染みのJAZZ



今日は暮れなずむ「夕焼けだんだん」に出没です。
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最近行っていないな、と思ったら自然とお店に足が向かっていました。
今日のお店は「一寸亭」さんです。

住所:  東京都台東区谷中3-11-7
電話:03-3823-7990
定休日:火曜日

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

本日のオーダー「ザーサイ玉子炒め&小ライス」@1,000+@180=1,180円です。
あらかたここの料理は食べつくしているので、何を頼むか悩んでいましたら、今日のメニューが目に飛び込んできました。「ザーサイ玉子炒め」の字面だけでも美味しそうです。

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待つこと8分で「ザーサイ玉子炒め&小ライス」の到着です。
大ぶりなザーサイが美味しそうです。

それでは実食です
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まずはザーサイです。
塩抜きしているようで良い塩加減です。
これに豚肉と玉子は良く合います。
玉葱の甘さがザーサイと良く合います。
噛みしだく度にザーサイ、豚肉、玉子、玉葱が渾然の味わいとなりたまりません。
これは美味しいです。
大満足の夕餉でした。

それでは(^_-)