今日は「柴又・立石点描 前編」です

奥様と久々に柴又に来ました。
渥美清さんが亡くなって20年ですか・・
さすがの寅さん人気も下火になって閑古鳥が鳴いているのかと思えばそれは危惧でした。
帝釈天の参道のみっしりと人並みをみて安堵しました。

個人的に渥美清さんといえば、本人が親友の谷貫一さんにも言っているとおり、若いころはアメ横あたりでチンピラをやっており、かなりの不良だったのです。
その為に映画でときおり見せるただでさえ細い目を糸の様に細めてすごむシーンは演技ではなく地であり、私は当時のやんちゃだった頃の渥美さんのイメージをその糸のような目に重ね合わせていたのでした。
柴又にくるといいようのない寂寥感にさいなまれます。
この不可思議な気持ちを分析しますと、柴又の全盛期を知っているものからすると、寂びてゆく柴又を見るのは、年老い両親を見ているようなあえかな気持ちになるからです。
前フリがながくなりました、柴又点描です。
宜しかったらお付き合いください。
#柴又ハイカラ横丁其の壱



こんな昭和レトロな場所があった事を知りませんでした。
まずは梅宮辰っちゃんの出迎えです。

そんで懐かしのブロマイドです。


ピーターと研ナオコの違いがわかりません。

#柴又ハイカラ横丁其の弐

ピンボールです。
昔はピンボールの天才少年といわれていましたので試してみました。
往時のサエはなかったものの周りで見ていた人から、すごいね!このニイチャン、と声掛けされました。
正しくはニイチャンではなくオジチャンであります。
#柴又ハイカラ横丁其の参

ケロリンです。
奥様がこのコップとオケを手のひらに汗がにじむくらい握りしめていました。
買うのかなと思いきや、あまりにも値段が高いので悩んでいたら、上述のようなパフォーマンスになったそうです。
奥様はお金持ちだから買えばいいのに・・・
#柴又ハイカラ横丁其の四



デストロイヤーVS力道山です。
どうでもいい話ですが「り・き・ど・う・さ・ん」とワードに打ち込んでも「力道山」って変換されないのですね。
時代を感じました。
亡くなった父はプロレスが好きでした。父は軍隊に行ったものの戦地にはいかない天麩羅兵隊でしたので、かえってアメリカ人に対して過剰な敵意をもっておりました。
家族団欒で夕食をとりながらTV桟敷でプロレス観戦をしていますと、父が興奮して大変でした。
特に隠し持ったセンヌキでの凶器攻撃はマジにきれて収拾がつかなくなりました。
懐かしい思い出です。
#松屋の飴総本店さんです

「寄ってけ!買ってけ!」というリズムにのせながらまな板をたたいて140年だそうです。現在は5代目が跡をついでいます。これって柴又だけのパフォーマンスだと思っていましたので、川崎大師でまったく同じパフォーマンス見かけた時には腰が抜けるくらい驚きました。
多分500回以上このパフォーマンスを見ていますが、ここの飴を買ったのは3回だけです。
ごめんなさい。いつも只見でした。
#帝釈天です




ここにも500回以上お参りに来ています。
飴やさんと回数が同数なのは当たりまえですよね。
ご利益は・・・
あったに決まっているでしょう。
#金のうんこ




ここのお姉さんバイ(商売のテキヤ用語)が上手いですね。
寅さん顔負けでした。
今日もほろ酔い気分の観光客に金のうんこを沢山売りつけていました。
運子だけに運がつくって、結構ご利益があるみたですよ。
という事で今日のお店は「大和屋」さんです。
亡き母がここの天丼が好きでした。
亡き父はここのビールが好きでした。
今思うに・・・
父がこのお店のビールが好きだったのは多分参道のお店でこのお店のビールの値段が一番安かったからでしょう。
住所: 東京都葛飾区柴又7-7-4
電話:03-3657-6492
定休日:不定休



お店の外観です。
店内の雰囲気です。



基本的なしつらえは私の子供の頃と変わっていません。
今のお店はたんに経年変化して古びただけです。
きれいになったのはトイレだけでした。

メニューです。
今日のオーダー
「天丼並」@1,080円です。
「草団子」@160円です。
待つこと5分で「天丼並」と「草団子」の到着です。


記憶で申せば子供の頃は「天丼並」は350円だったような。
約3倍ですが、値段は頑張っていますね。
具は、海老、鱚、獅子唐の3つです。
ここのウリは老舗の歴史がコクとしてはいっている甘辛の丼ツユとカラッと揚がった衣です。
具材は特筆するものはありません。
で〜もこれで満足なのです。
後で濃いお茶が欲しくなるようなちょっとくどい甘じょっぱさの味わいが好きなのです。
しか〜しここのお茶はほとんどデガラシなので「草団子」を頼むのがお約束なのです。


最初お店の人に、草団子お願いします、と言ったら嫌がられたので普段は供さないのでしょう。
何とかお願いし「草団子」が運ばれてきました。ヨモギの馥郁たる香りは相も変わらずで、横綱白鵬の拳のようなゴツゴツしたつぶ餡は野趣あふれて美味しいのです。
例えて申せばこのお店の斜め前にある「高木屋老舗」は山の手の味わいで、それに対して「大和屋」さんは下町の味わいかなと思います。
ちなみに奥様は「高木屋老舗」派であります。

奥様と久々に柴又に来ました。
渥美清さんが亡くなって20年ですか・・
さすがの寅さん人気も下火になって閑古鳥が鳴いているのかと思えばそれは危惧でした。
帝釈天の参道のみっしりと人並みをみて安堵しました。

個人的に渥美清さんといえば、本人が親友の谷貫一さんにも言っているとおり、若いころはアメ横あたりでチンピラをやっており、かなりの不良だったのです。
その為に映画でときおり見せるただでさえ細い目を糸の様に細めてすごむシーンは演技ではなく地であり、私は当時のやんちゃだった頃の渥美さんのイメージをその糸のような目に重ね合わせていたのでした。
柴又にくるといいようのない寂寥感にさいなまれます。
この不可思議な気持ちを分析しますと、柴又の全盛期を知っているものからすると、寂びてゆく柴又を見るのは、年老い両親を見ているようなあえかな気持ちになるからです。
前フリがながくなりました、柴又点描です。
宜しかったらお付き合いください。
#柴又ハイカラ横丁其の壱



こんな昭和レトロな場所があった事を知りませんでした。
まずは梅宮辰っちゃんの出迎えです。

そんで懐かしのブロマイドです。


ピーターと研ナオコの違いがわかりません。

#柴又ハイカラ横丁其の弐

ピンボールです。
昔はピンボールの天才少年といわれていましたので試してみました。
往時のサエはなかったものの周りで見ていた人から、すごいね!このニイチャン、と声掛けされました。
正しくはニイチャンではなくオジチャンであります。
#柴又ハイカラ横丁其の参

ケロリンです。
奥様がこのコップとオケを手のひらに汗がにじむくらい握りしめていました。
買うのかなと思いきや、あまりにも値段が高いので悩んでいたら、上述のようなパフォーマンスになったそうです。
奥様はお金持ちだから買えばいいのに・・・
#柴又ハイカラ横丁其の四



デストロイヤーVS力道山です。
どうでもいい話ですが「り・き・ど・う・さ・ん」とワードに打ち込んでも「力道山」って変換されないのですね。
時代を感じました。
亡くなった父はプロレスが好きでした。父は軍隊に行ったものの戦地にはいかない天麩羅兵隊でしたので、かえってアメリカ人に対して過剰な敵意をもっておりました。
家族団欒で夕食をとりながらTV桟敷でプロレス観戦をしていますと、父が興奮して大変でした。
特に隠し持ったセンヌキでの凶器攻撃はマジにきれて収拾がつかなくなりました。
懐かしい思い出です。
#松屋の飴総本店さんです

「寄ってけ!買ってけ!」というリズムにのせながらまな板をたたいて140年だそうです。現在は5代目が跡をついでいます。これって柴又だけのパフォーマンスだと思っていましたので、川崎大師でまったく同じパフォーマンス見かけた時には腰が抜けるくらい驚きました。
多分500回以上このパフォーマンスを見ていますが、ここの飴を買ったのは3回だけです。
ごめんなさい。いつも只見でした。
#帝釈天です




ここにも500回以上お参りに来ています。
飴やさんと回数が同数なのは当たりまえですよね。
ご利益は・・・
あったに決まっているでしょう。
#金のうんこ




ここのお姉さんバイ(商売のテキヤ用語)が上手いですね。
寅さん顔負けでした。
今日もほろ酔い気分の観光客に金のうんこを沢山売りつけていました。
運子だけに運がつくって、結構ご利益があるみたですよ。
という事で今日のお店は「大和屋」さんです。
亡き母がここの天丼が好きでした。
亡き父はここのビールが好きでした。
今思うに・・・
父がこのお店のビールが好きだったのは多分参道のお店でこのお店のビールの値段が一番安かったからでしょう。
住所: 東京都葛飾区柴又7-7-4
電話:03-3657-6492
定休日:不定休



お店の外観です。
店内の雰囲気です。



基本的なしつらえは私の子供の頃と変わっていません。
今のお店はたんに経年変化して古びただけです。
きれいになったのはトイレだけでした。

メニューです。
今日のオーダー
「天丼並」@1,080円です。
「草団子」@160円です。
待つこと5分で「天丼並」と「草団子」の到着です。


記憶で申せば子供の頃は「天丼並」は350円だったような。
約3倍ですが、値段は頑張っていますね。
具は、海老、鱚、獅子唐の3つです。
ここのウリは老舗の歴史がコクとしてはいっている甘辛の丼ツユとカラッと揚がった衣です。
具材は特筆するものはありません。
で〜もこれで満足なのです。
後で濃いお茶が欲しくなるようなちょっとくどい甘じょっぱさの味わいが好きなのです。
しか〜しここのお茶はほとんどデガラシなので「草団子」を頼むのがお約束なのです。


最初お店の人に、草団子お願いします、と言ったら嫌がられたので普段は供さないのでしょう。
何とかお願いし「草団子」が運ばれてきました。ヨモギの馥郁たる香りは相も変わらずで、横綱白鵬の拳のようなゴツゴツしたつぶ餡は野趣あふれて美味しいのです。
例えて申せばこのお店の斜め前にある「高木屋老舗」は山の手の味わいで、それに対して「大和屋」さんは下町の味わいかなと思います。
ちなみに奥様は「高木屋老舗」派であります。