今日は「長期目標」です。
「朱盗よ」
「しゅとう?」
倭国では、ききなれぬ言葉だった。広嗣は背中をつかんでいる手をはなした。穴蛙(あなかわず)はゆっくりと、 「百済には、そういう盗賊がいる。倭語になおすと、穴蛙とでもいうかな。穴蛙とはおれの名ではなく、仕事の名だ」  
「なにをする仕事だ」  
「掘る」 
穴蛙は広嗣の手をひいて、部屋のすみの穴のふちへ連れて行った。  
「これを掘っている。おれの祖父のふらひは扶余城を見おろすこことおなじ谷間で、穴を掘っていた。扶余城がほろんで、他の百済人といっしょにこの国へ流れてきた。 
みると、大宰府城は、付近の景色といい、都城の構えといい、百済の都扶余城とそっくりだった。扶余城外の谷間とそっくりの谷間もあり、墳もある」 
「墳?」 
「ああ、祖父がきたとき、ちょうど筑紫の貴人の墳ができかけていた。祖父は穴を掘りはじめて、五丈掘ったときに死んだ。父は四十年かかって、八十丈掘って七十八で死んだ。おれは、そのあとをついで、この二十年のあいだに、もう四十丈以上も掘った」
「いったい、なにを掘るのだ」 
「墳よ」  
その墳の所在をきいて、広嗣はあやうく気が遠くなるところであった。めざす墳は、かつてこの筑紫野で強勢をはって三韓唐土にまでその名のきこえた土豪の墳墓というのだが、その古墳ときたら、この谷間から岡をふたつ越え、野を横切り、都城の左郭の東北の一角をかすめ、川床を越え、ついに大野山の山麓にいたってようやく隆起している前方後円の大墳墓のことなのである。一代で、五十丈や百丈を掘りすすんだところで、とうてい間尺のあう距離ではなかった。 
「なぜ、掘る」
「朱を盗る」   
死社の腐敗をふせぐために棺に詰められている唐渡りの朱を盗るというのである。  
朱は命粉にもひとしく高価なものであったし、それに、副葬品として墳墓の玄室におさめられた金銀鋼の武具や玉などを盗めば、なるほどばく大な財産ができあがるというわけなのである。
「果心居士の幻術」司馬遼太郎著より転載

すごい話ですね。
墳に埋蔵された莫大な財産を盗むために何代にも亘って穴を掘り続けるのですか、これこそ正に長期目標です。
朝鮮民族はすごいものです。
その一方で日本人は長期目標を立てる、あるいは達成していくことが苦手な民族だそうです。
民族性として目の前の仕事を完璧にこなそうという方向が強いようで、国レベルでいえば、中期の計画を達成できたことは皆無に近いそうです。
これはトップが数年(最近は1年程度)で変わってしまうなかで、加えて実務を担っている官僚に求められるのは「年度予算の達成」だからです。
かかる環境の中では、長期目標の立案・達成は無理からんところであります。
換言すれば長期計画の中での中期計画、年度計画というlong-term plan からのdrill downができないとも言えます。

エリートアカデミー
長期目標を達成するのが苦手な日本人ですが2020年(twenty twenty)の東京オリンピックにはピタリと視点があっているようです。
ちなみに英語で2020(twenty twenty)というのはと正常な視力という意味です。
正しくは20-20 vision と言うのですがね・・・
というのは日本では国際競技力向上及びその安定的な維持の施策の一環として、将来オリンピックをはじめとする国際競技大会で活躍できる選手を恒常的に育成するために、中央競技団体の一貫指導システムとの連携により、ジュニア期(中学1年生から高校3年生まで)におけるアスリートの発育・発達に合わせ、トップアスリートとして必要な「競技力」「知的能力」「生活力」の向上を目的としたJOCエリートアカデミーを実施しているのです。
現在はレスリング14名、卓球19名、フェンシング11名です。

特筆するのはコンピュータ使った科学的分析を加えたとレーニングです。
例えば卓球では世界のtop levelの選手の球筋を完璧に再現できます。
従いまして苦手な選手を克服するためにはその球筋を何度も再現することで、その球筋に慣れ且つ的確に打ち返すという反復練習を日夜重ねているのです。
コンピュータ使った科学的分析はglobal standardではないかという向きもあるでしょう。
確かに同じ分析をして同じ練習方法をしたらその通りだと思います。
しか〜し日本の国技大相撲を見てください、小さな力士が大きな力士を倒す事はよくあります。
要は日本人の得意なところで勝負すればよいのです。
横並び意識が競争力を最も阻害するのです。

Training is the kindling of a flame, not the filling of a vessel.

練習とは、炎を燃えあがらせることであって、 入れ物を満たすことではない。

By Splash


23万人の自衛官唯一のヴォーカリスト三宅由佳莉が、東日本大震災により大切な家族を失ってしまった子どもたちや被災者の方々への応援歌として、海上自衛隊東京音楽隊 河邊隊長により制作されたオリジナル曲希望の歌「祈り〜a prayer」です。



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今日は亀戸に出没です。
で〜も今日は皮膚科の手術の為に早退です。
したがってかなり頑張って仕事をしました。
時計を見たら14時です、手術までにまだ時間があります。
食事をしましょう
亀戸で余裕がある時のランチといえば「ラーメン二郎」でしょう。
ということで今日のお店は「ラーメン二郎ラーメン」亀戸店さんです。

住所: 東京都江東区亀戸4-35-17 エレガントコーポラス101号
電話:03-3637-2681
定休日:火曜日

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「小ラーメン(麺少なめ)・ニンニクほんの少し」@650円です。
さすがに今の私はnormalな麺量は無理です。
食べられない事はないと思いますが、今の私にその必然性を見出すことはでません。
従いまして麺量は麺少なめです。

ところで店主が変わったそうです。
そのように聞いていたので顔をじっくりと見ていたら睨みかえされました。
アブドーラ・ザ・ブッチャーを日本顔にしたような面体(めんてい)です。
凄味があります・・・

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待つこと10分で着丼です。
見た目lightですが、油分がしっかりと膜をはっておりtoo oilyであります。
麺は極太扁平のゴワゴワした麺です。
ブタは1cm〜1.5cmくらいの厚さです。

それでは実食です。
あれっすごく美味しいではないですか。
スープ、麺、ブタそれぞれ申し分がありません。
強いて申せば野菜のゆで加減が中途半端です。
もう少しクタクタの方が好みです。
従来と大きく変わったのがブタです。
弾力、肉汁最高です。
久々のウマウマでした。
すごく得した気分です。

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二郎の帰路、亀戸四丁目の交差点に忽然と亀戸梅屋敷が出現していました。
一体いつできたのでしょう・・・
ちょっと覗いてみたのですが雑駁感横溢しており全く意味不明です。

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水陸両用バス「スカイダック」のみが興味を引きました。
東大島から乗れるそうですね。
で〜も大人2,800円/100分は高いのではないでしょうか・・・

それでは(^_-)