今日は私に初めての子供ができた頃の「 亀戸餃子」の話です。
このお店たしか「パパは5皿、ママは4皿、お兄ちゃんは3皿、お姉ちゃんは2皿、私は1皿!餃子を食べて健康家族」というイヤらしい強制的なコピーを店内に張ってあるお店です。

ある土曜日の夕飯にどうしても餃子が食べたくなり、いつも餃子を買う店に行ったところ臨時休業でした。仕方なく思案した結果「亀戸餃子」に持ち帰り餃子を買いに行くことに決めました。私の家から車で10〜15分程度のお店です。

店に入ると焼き餃子6人前を「持ち帰り」で頼み、カウンターに座ってテレビを見ていました。
するとここのオジサンが私に声をかけます。
オジサン「お兄さん家までどのくらいかかるの」
私「車で来ているから普通であれば10分、道が混んでいれば15分くらいかな。なんでそんなこと聞くの?」
オジサン「そりゃ駄目だね。家(うち)の餃子は熱々で食べてもらうのが一番美味しいんだ。15分もかかるのであれば焼く前の餃子にしてよ。作り方書いた紙、入れてあげるから」
私「そりゃオジサンの以外のところも皆そうだと思うよ」
オジサン「だから焼く前の餃子を持っていってよ」
私はやっとオジサンの言っていることが理解できたのですが、それと同時にプチンと頭の中の回線が切れました。
私「持ち帰りに10分以上かかる場合は焼き餃子はお求めできませんなんて、この店の何処に書いてあるんだぃ(怒)
妻の調理の手間を省く為にわざわざ焼き餃子をお願いしてぃんだよ。オタクの店はたまに飲みに来るけれど、もしその通りならでてきた餃子を10分の内に食べろというのかい、はばかりながら今までこの店で食べにきてそんなこといわれた事一度も無いぜ!(怒)」
オジサン「美味しく食べて欲しいんだょ」
私「美味しく食べたいのは当たり前だし、そんなことわざわざオジサンから言われなくても分かってらいしかしそれを無理じいするのはオジサンの勝手じゃないのかぃ。大体10分以内に持ち帰ってもすぐに食べるかどうかは分からないじゃねい。
そんな屁理屈振りかざすなら、店の都合で二皿単位で注文させるのは一体どうなんだよ、そっちの方が客の腹のくち具合考えてねえと思うよ、人によっては残す事もあるよネ。
まずはそれを取り下げてから御託並べるのが先じゃないのかい。
一体全体この店っていうのは、客に餃子を売るのが商売なのか喧嘩を売るのが商売なのかまずそれをはっきりさせてからもの言えヨ(怒)」

あまり激昂する性質(たち)でもないのですが、たいして美味しくもない餃子屋さんなのに無茶苦茶な持ち帰り拒否に空腹(怒りやすい)だった事も相俟ってブログに書く事もはばかる様な話になってしまいました。結果としてはさらに私が大魔神化していったのでオバサンが止めに入り焼き餃子を持ちかえることで落着したのです。

ここの餃子確かに皮は美味しいのですが、餡は野菜が多くアッサリしておりそれほど美味しいとは思っていませんでした。爾来このお店の暖簾はくぐっていません。
それと大学の時マーケティングの授業の時、客に選択権を与えないサービス業は衰退すると明確にご示教いただきましたこと加筆します。

今日のお店は謝朋殿粥餐庁です。
住所:  東京都新宿区西新宿1南口地下街1号
電話番号:03−5399-1335
獲物は「蒸し鶏と豆腐の酸辣麺L」@680です。



この酸辣麺は具が多いのです。蒸し鶏、葱、豆腐、トマト、筍、ヒジキと六品です。
そして麺はかん水なしのサッパリ麺です。食べ始めの頃はそんなにサプライズは無かったのですが後半とても美味しくいただけました。
このお店は基本的に健康食材を意識しており全体的にくどくない味付けです。しかしこの味に一度馴染んでくるとかえってこのサッパリした味付けが好ましいのですね。
普通酸辣麺はクドクドの二乗ですがこのような足算の酸辣麺の方が味わいが深いと思います。
再訪したいお店です。

それでは(^_-)