今日は「ラーメンの思い出」の話です。
NYの「ラ−メン」だが醤油(しょうゆ)と豚骨味をまぜたような濃い味でおいしいラーメンなんだけれど厚み1センチぐらいのチャーシューがのっている。
ステーキ感覚だから食べるにはナイフとフォークと別皿がいる。
値段は30ドル以上でチップをいれるとずいぶん高い食い物だ。
学生街のせいか客らはカップルが多く、互いに愛を語りながら食べているようだった。
欧米人はこの麺を「ススル」という行為が苦手で、かつて出会った外国人に日本人の習慣で何が一番気になるのか聞いたことがある。
そうしたら冬など電車の中でズズズルズールズルと洟(はな)をススル音がとてつもなく嫌だと言っていた。
でもその欧米人がポケットの中からハンカチをだしてズズズッとそれに洟をかんでいるほうがもっとキモチ悪い、とぼくなどは思う。
だからだろう。
アメリカの日本食の店などでは味噌汁にレンゲをつけているところが多い。
キモチワルイのだ。
できたてアチアチのラーメンがテーブルに運ばれてきてもドンブリからススルことはできず、麺は大きなスプーンの上でくるくる巻いて冷やしながら食べている。
彼らにとってラーメンはファストフートではなく、一品料理の感覚だから店の滞留時間が長くなり、時間によっては行列ができてしまう、というわけなのだろう。
「ラ?メンとは何か?」椎名誠著より転載
椎名誠さんらしい面白いエッセイですね。
昔はラーメンが大好きだったのですが最近は年に10回も食べていません。
理由は色々あるのですが、最大の要因は停酒したからですね。
二日酔いの次の日の昼飯はそれこそラーメン以外は考えられませでした。
というかラーメンを食べませんとひどい宿酔いは治らなかったのです。
二日酔いの薬ではありませんが、私がどんなひどい二日酔い、その宿酔いが絶対に治ったラーメンは浅草にある「来集軒」さんのタンメンです。
それこそ会社に這いつくばっていくような時でも、ここのタンメンさえ食べればシャキッとなったのです。
今このように思い返しますと、まさに魔法のラーメンであります。
お酒のシメでのラーメンといえばこの酒場のラーメンです。
大学の高学年の時、後輩の女子が下町探訪したいとの事で、浅草を基点にして下町のデイープな処を連れ回したのです。最後に、ディープなホッピー酒場で締めようという事になりこのお店に入ったのです。
数人いた女子の1人が、このお店のホルモン系の料理が口に合わず且つお酒が飲めなかったので、大将に、かくかくしかじかの理由で食べるものがないから、ラーメンをだしてくれないか、と丁寧にお願いをしたのです。
ところが豈図らんや、くだんの大将がキレて、ふざけるな!
うちはお酒を飲んで締めの食べ物としてラーメンを出しているんだ。
はなからのラーメン屋じゃねえよ。
そんなわけのわかんねぇ事をいうんだったらけえってくんな、とまるで犬を追い払うかのように私達をシッシと追い立てたのです。
幸いなことに料理が一品もでてなかったのでほうほうの態で退散したことがありました。
今は昔ですがなんともすごいお店があったものです。
最後にラーメンの国際化ですか。
近隣のアメリカ人に聞きますと、総じて向こうのラーメンは味が濃いようです。
以外なのですが味噌ラーメンも人気だそうです
やはり、米国は、濃いめのスープを飲む文化なので以外に思える味噌味も彼らの口には合うのかも知れませんね。
食べ終わったラーメンのスープをポットに入れ替えて持ち帰るという人も、アメリカでは珍しく無いそうです。
いずれしましても美味しいラーメンが世界各国で食べられるのはご同慶の至りですが、イタリ人が日本にきて日本のピッツアに驚くように、日本人が海外でこれがラーメンって驚く日がくるかもしれませんね。
そう言えばそもそも話で申せば、ラーメンは中国の食べ物でしたね(笑)
バイオリン奏者がコンサート中になったお客さんの携帯着音をユーモラスにカバー!
今日は東日本橋に出没です。
今日のお店はチャイニーズレストラン「虎穴(フーシュエ)」さんです。
住所: 東京都中央区東日本橋3-5-16 仙石ビル1階
電話:03-6661-9811
定休日:月曜日
お店の外観です。
店内の雰囲気です。
メニューです。
きょうのオーダー「汁なし担々麺&温泉玉子」@820+@100=920円です。
座るやいなやお水と温泉玉子が用意されました。
待つこと5分で「汁なし担々麺」が到着しました。
見た目、美味しそうです。
温泉玉子を割ってそしてよく混ぜてからいただきます。
食べてすぐに失敗に気がつきました。
温泉玉子を入れた事で味がマイルドになり過ぎました。
生来の玉子好きが足を引っ張ってしまいました。
例えて申しますともんじゃ焼きに玉子を入れたようなものです。
それでも味は良いので満足していただきました。
やはりこの「汁なし担々麺」の秀逸さはモチモチ麺なのでしょうね。
香ばしくて上質の讃岐うどんみたいなコシがあります。
汁には花椒の香りはもう少しほしかったですが、胡麻のまろやかさとコクが全面に出ていて美味しかったですね。
それでもほぼほぼ満足でした。
NYの「ラ−メン」だが醤油(しょうゆ)と豚骨味をまぜたような濃い味でおいしいラーメンなんだけれど厚み1センチぐらいのチャーシューがのっている。
ステーキ感覚だから食べるにはナイフとフォークと別皿がいる。
値段は30ドル以上でチップをいれるとずいぶん高い食い物だ。
学生街のせいか客らはカップルが多く、互いに愛を語りながら食べているようだった。
欧米人はこの麺を「ススル」という行為が苦手で、かつて出会った外国人に日本人の習慣で何が一番気になるのか聞いたことがある。
そうしたら冬など電車の中でズズズルズールズルと洟(はな)をススル音がとてつもなく嫌だと言っていた。
でもその欧米人がポケットの中からハンカチをだしてズズズッとそれに洟をかんでいるほうがもっとキモチ悪い、とぼくなどは思う。
だからだろう。
アメリカの日本食の店などでは味噌汁にレンゲをつけているところが多い。
キモチワルイのだ。
できたてアチアチのラーメンがテーブルに運ばれてきてもドンブリからススルことはできず、麺は大きなスプーンの上でくるくる巻いて冷やしながら食べている。
彼らにとってラーメンはファストフートではなく、一品料理の感覚だから店の滞留時間が長くなり、時間によっては行列ができてしまう、というわけなのだろう。
「ラ?メンとは何か?」椎名誠著より転載
椎名誠さんらしい面白いエッセイですね。
昔はラーメンが大好きだったのですが最近は年に10回も食べていません。
理由は色々あるのですが、最大の要因は停酒したからですね。
二日酔いの次の日の昼飯はそれこそラーメン以外は考えられませでした。
というかラーメンを食べませんとひどい宿酔いは治らなかったのです。
二日酔いの薬ではありませんが、私がどんなひどい二日酔い、その宿酔いが絶対に治ったラーメンは浅草にある「来集軒」さんのタンメンです。
それこそ会社に這いつくばっていくような時でも、ここのタンメンさえ食べればシャキッとなったのです。
今このように思い返しますと、まさに魔法のラーメンであります。
お酒のシメでのラーメンといえばこの酒場のラーメンです。
大学の高学年の時、後輩の女子が下町探訪したいとの事で、浅草を基点にして下町のデイープな処を連れ回したのです。最後に、ディープなホッピー酒場で締めようという事になりこのお店に入ったのです。
数人いた女子の1人が、このお店のホルモン系の料理が口に合わず且つお酒が飲めなかったので、大将に、かくかくしかじかの理由で食べるものがないから、ラーメンをだしてくれないか、と丁寧にお願いをしたのです。
ところが豈図らんや、くだんの大将がキレて、ふざけるな!
うちはお酒を飲んで締めの食べ物としてラーメンを出しているんだ。
はなからのラーメン屋じゃねえよ。
そんなわけのわかんねぇ事をいうんだったらけえってくんな、とまるで犬を追い払うかのように私達をシッシと追い立てたのです。
幸いなことに料理が一品もでてなかったのでほうほうの態で退散したことがありました。
今は昔ですがなんともすごいお店があったものです。
最後にラーメンの国際化ですか。
近隣のアメリカ人に聞きますと、総じて向こうのラーメンは味が濃いようです。
以外なのですが味噌ラーメンも人気だそうです
やはり、米国は、濃いめのスープを飲む文化なので以外に思える味噌味も彼らの口には合うのかも知れませんね。
食べ終わったラーメンのスープをポットに入れ替えて持ち帰るという人も、アメリカでは珍しく無いそうです。
いずれしましても美味しいラーメンが世界各国で食べられるのはご同慶の至りですが、イタリ人が日本にきて日本のピッツアに驚くように、日本人が海外でこれがラーメンって驚く日がくるかもしれませんね。
そう言えばそもそも話で申せば、ラーメンは中国の食べ物でしたね(笑)
バイオリン奏者がコンサート中になったお客さんの携帯着音をユーモラスにカバー!
今日は東日本橋に出没です。
今日のお店はチャイニーズレストラン「虎穴(フーシュエ)」さんです。
住所: 東京都中央区東日本橋3-5-16 仙石ビル1階
電話:03-6661-9811
定休日:月曜日
お店の外観です。
店内の雰囲気です。
メニューです。
きょうのオーダー「汁なし担々麺&温泉玉子」@820+@100=920円です。
座るやいなやお水と温泉玉子が用意されました。
待つこと5分で「汁なし担々麺」が到着しました。
見た目、美味しそうです。
温泉玉子を割ってそしてよく混ぜてからいただきます。
食べてすぐに失敗に気がつきました。
温泉玉子を入れた事で味がマイルドになり過ぎました。
生来の玉子好きが足を引っ張ってしまいました。
例えて申しますともんじゃ焼きに玉子を入れたようなものです。
それでも味は良いので満足していただきました。
やはりこの「汁なし担々麺」の秀逸さはモチモチ麺なのでしょうね。
香ばしくて上質の讃岐うどんみたいなコシがあります。
汁には花椒の香りはもう少しほしかったですが、胡麻のまろやかさとコクが全面に出ていて美味しかったですね。
それでもほぼほぼ満足でした。