今日は「梅雨はきらい」です。
この季節をどんな色に例えようか。梅雨空が低い。どんよりと重い雲が鉛のように光る。灰か、薄墨を流したようでもある。連日、暗く冷たい単調さが街や通りを支配している。明るい色が少ない。だが、雲間から漏れた光線が路傍の花を照らすと、ほっと心がなごむ。
鮮やかな色も探せば、見つかる。淡紅のタチアオイが雨に煙る。足元には、ドクダミが白く光る。目を引くのは、やはり紫陽花(あじさい)だろうか。濃青が水色に変化し、赤が強くなる。やがて薄桃に変わっていく。日々、眺めると時の移ろいがよく分かる。日本人は昔から、こうした変化に、はかなさや美しさを感じてきたらしい。
色が移ろう姿は、表情や感情の表現にも用いる。古今集に、こんな一首がある。「いで人は言(こと)のみぞよき月草(つきくさ)のうつし心は色ことにして」(言葉は巧みだが、露草のようにひどく移り気だ)。染料にもなる露草の鮮明な青は、変色しやすい。古来、心の変わりやすさの例えとして使われ、同工異曲の和歌が数多く生まれた。
日本経済新聞「春秋」より転載
言語は、誕生した遠い過去から現在に至るまでの間に、その言葉の担い手である言語共同体によって蓄積・研鑚されてきました。
で〜もそのオリジンは言葉にまつわる諸々の経験に基づくイメージや観念で構成されています。
そもそも言葉は物事そのものではなく、あくまでも物事をあらわす記号(表意文字)です。
だから、私達は言葉を読みとったり、聞きとったりするときに、意識のほうは、その言葉が表そうとする概念やイメージを喚起すようになっているのです。そしてその喚起されるイメージが習慣化し固着するのです。
私たちは「梅雨」に対しては湿気の多いじとじとした日々の連続から黒く浮き上がったしみのような、悲しみが塗り込められた感慨を持つようになってきました。
しか〜し梅雨なんかほんのひと時の話です。
こんな季節にジメジメとしていても仕方がありません。
このような時はイメージで元気になりましょう。
まず初めに梅雨を払拭するような幻想的なカクテルのご紹介です。
このカクテルは「ブルームーン」といいます。
「ブルームーン」といえば、ロジャース&ハートのゴールデンコンビの名曲としても有名です。
「ブルームーン」はジンとバイオレットリキュール、フレッシュレモンジュースを使う、アジサイ色の美しいカクテルです。フランス生まれのバイオレットリキュール、フランス語では「パルフェ・タムール」といい、これは「完全なる愛」という意味です。しか〜し「ブルームーン」というカクテル名には「できない相談」という意味もあります。
同席した女性がこのカクテルを頼んだりしましたら意味深長ですよ。
このロマンティックなカクテル、仕上げにレモンピールを月形に切って浮かべると、さらに夢のあるカクテルに変身します。お試しあ〜れです。
次は夏の夕べです。
日めくりを後少しめくれば待ちに待った夏が到来します。
日中、熱い太陽で焼き上げた体には多くの視線が集まるでしょう。
そしてあかね色した光が蜜柑色に染まりながら地上にゆっくりと落ちてくる頃には、恋の予感を感じることができます。夏に起こるアバンチュールや短い恋愛を、世間では「ひと夏の恋」「ひと夏の経験」と呼びます。
夏に起こるとなんだか特別な感じがするのはなぜでしょう・・・
私にとって夏の恋の歌といえばこの曲しかありえません。
<
今日は夜のとばりが降りた浅草に出没です。
今日のお店は純レバ丼で有名な「あづま」さんです。
住所: 東京都台東区浅草1-13-4
電話:03-3841-2566
定休日:水曜日・木曜日
お店の外観です。
メニューです。
今日のオーダー「純レバ丼」@850円です。
昔「あづま」さんの系列店は下町には多くありました。
亀戸には「菜苑」さんが押上には「あづま」さんが千束には「あづま」さんがありました。
確か全部親戚か姻戚が経営していて、しょっちゅうお家騒動が勃発していたような記憶があります。
あくまでも記憶ですので那辺はお含みおきください。
したがいまして今回のオーダーした「純レバ丼」は最低でも50回は食べています。
「純レバ丼」とは鶏のレバと少々のハツを素揚げしたものを炒めて、その上に甘辛のタレを合わせ仕上げにこんなにも入れるの的なたっぷりの葱が乗った丼です。
味は醤油ベースの甘辛な味で甘味が強いですが当然のことながらspicyであります。
待つこと5分で「純レバ丼」の」の到着です。
見た目「B級グルメ」です。
それでは実食です。
レバ独特の臭い、癖を殆ど感じません。
甘辛のコッテリ目の味付け、濃い味なのでご飯によく合います。
上に載っているネギをからめていただきますと、タレに入った唐辛子が緩和され絶妙な味になります。
味ですか、美味しいですが、その美味しさは「B級グルメ」の範疇の美味しさです。
浅草観光の時は是非という感じでしょうか。
わざわざ食べに行くレベルではないように思います。
この季節をどんな色に例えようか。梅雨空が低い。どんよりと重い雲が鉛のように光る。灰か、薄墨を流したようでもある。連日、暗く冷たい単調さが街や通りを支配している。明るい色が少ない。だが、雲間から漏れた光線が路傍の花を照らすと、ほっと心がなごむ。
鮮やかな色も探せば、見つかる。淡紅のタチアオイが雨に煙る。足元には、ドクダミが白く光る。目を引くのは、やはり紫陽花(あじさい)だろうか。濃青が水色に変化し、赤が強くなる。やがて薄桃に変わっていく。日々、眺めると時の移ろいがよく分かる。日本人は昔から、こうした変化に、はかなさや美しさを感じてきたらしい。
色が移ろう姿は、表情や感情の表現にも用いる。古今集に、こんな一首がある。「いで人は言(こと)のみぞよき月草(つきくさ)のうつし心は色ことにして」(言葉は巧みだが、露草のようにひどく移り気だ)。染料にもなる露草の鮮明な青は、変色しやすい。古来、心の変わりやすさの例えとして使われ、同工異曲の和歌が数多く生まれた。
日本経済新聞「春秋」より転載
言語は、誕生した遠い過去から現在に至るまでの間に、その言葉の担い手である言語共同体によって蓄積・研鑚されてきました。
で〜もそのオリジンは言葉にまつわる諸々の経験に基づくイメージや観念で構成されています。
そもそも言葉は物事そのものではなく、あくまでも物事をあらわす記号(表意文字)です。
だから、私達は言葉を読みとったり、聞きとったりするときに、意識のほうは、その言葉が表そうとする概念やイメージを喚起すようになっているのです。そしてその喚起されるイメージが習慣化し固着するのです。
私たちは「梅雨」に対しては湿気の多いじとじとした日々の連続から黒く浮き上がったしみのような、悲しみが塗り込められた感慨を持つようになってきました。
しか〜し梅雨なんかほんのひと時の話です。
こんな季節にジメジメとしていても仕方がありません。
このような時はイメージで元気になりましょう。
まず初めに梅雨を払拭するような幻想的なカクテルのご紹介です。
このカクテルは「ブルームーン」といいます。
「ブルームーン」といえば、ロジャース&ハートのゴールデンコンビの名曲としても有名です。
「ブルームーン」はジンとバイオレットリキュール、フレッシュレモンジュースを使う、アジサイ色の美しいカクテルです。フランス生まれのバイオレットリキュール、フランス語では「パルフェ・タムール」といい、これは「完全なる愛」という意味です。しか〜し「ブルームーン」というカクテル名には「できない相談」という意味もあります。
同席した女性がこのカクテルを頼んだりしましたら意味深長ですよ。
このロマンティックなカクテル、仕上げにレモンピールを月形に切って浮かべると、さらに夢のあるカクテルに変身します。お試しあ〜れです。
次は夏の夕べです。
日めくりを後少しめくれば待ちに待った夏が到来します。
日中、熱い太陽で焼き上げた体には多くの視線が集まるでしょう。
そしてあかね色した光が蜜柑色に染まりながら地上にゆっくりと落ちてくる頃には、恋の予感を感じることができます。夏に起こるアバンチュールや短い恋愛を、世間では「ひと夏の恋」「ひと夏の経験」と呼びます。
夏に起こるとなんだか特別な感じがするのはなぜでしょう・・・
私にとって夏の恋の歌といえばこの曲しかありえません。
<
今日は夜のとばりが降りた浅草に出没です。
今日のお店は純レバ丼で有名な「あづま」さんです。
住所: 東京都台東区浅草1-13-4
電話:03-3841-2566
定休日:水曜日・木曜日
お店の外観です。
メニューです。
今日のオーダー「純レバ丼」@850円です。
昔「あづま」さんの系列店は下町には多くありました。
亀戸には「菜苑」さんが押上には「あづま」さんが千束には「あづま」さんがありました。
確か全部親戚か姻戚が経営していて、しょっちゅうお家騒動が勃発していたような記憶があります。
あくまでも記憶ですので那辺はお含みおきください。
したがいまして今回のオーダーした「純レバ丼」は最低でも50回は食べています。
「純レバ丼」とは鶏のレバと少々のハツを素揚げしたものを炒めて、その上に甘辛のタレを合わせ仕上げにこんなにも入れるの的なたっぷりの葱が乗った丼です。
味は醤油ベースの甘辛な味で甘味が強いですが当然のことながらspicyであります。
待つこと5分で「純レバ丼」の」の到着です。
見た目「B級グルメ」です。
それでは実食です。
レバ独特の臭い、癖を殆ど感じません。
甘辛のコッテリ目の味付け、濃い味なのでご飯によく合います。
上に載っているネギをからめていただきますと、タレに入った唐辛子が緩和され絶妙な味になります。
味ですか、美味しいですが、その美味しさは「B級グルメ」の範疇の美味しさです。
浅草観光の時は是非という感じでしょうか。
わざわざ食べに行くレベルではないように思います。