今日は「Who are you?」の話です。 
私は高校2年生の時から実家から少し離れた父の所有するビルの5階に一人で住んでいました。当時でもそうですが、今においてもとてもかなり贅沢な環境下にいたのだなと思っています。
そしてこの話は私が会社に入って4〜5年たった頃、そのビルで起きた話です。
曜日は金曜日、時間は深夜の2時頃ですか、一本の電話が静寂な私の5階の寝室にリリンリリンとけたたましく鳴り響きました。
誰からだろう、と思いながら、どうせ大学時代の友人が酔って帰れなくなったので泊めて欲しい、というのかなと当て推量していたのです。

電話
そしておもむろに電話にでてみると
私「もしもし▲▲(私の事)ですが」
弟「あっ、起きてた?俺だけど」
私「△△か(弟の事)、何だこんな時間に何かあったのか?」
弟「俺さぁ、今事故起こしちゃってさ、爺さん一人はねちゃったんだよ。すぐに車から降りて介抱したんだけど、首が反対側に折れ曲がちゃっていて、即死なんだ。もうどうしようもねえよ」
私「エッ・・・それで警察に届けたのか」
弟「届けるわけないじゃんか、俺、酒気帯び運転だよ、怖くて逃げちゃったよ」
私「エッ・・・何で酒なんか飲んで運転したんだ。それよりこんな重大な事をオヤジやオフクロに言ったのか」
弟「ナニ人の話聞いてんだよ!アンちゃんさぁ、相手は死んじゃってんだから、今さらオヤジやオフクロに相談したってしょうがねぇじゃないか。それとも相談したらその爺さんが生き返るのかよ」
この頃からポリポリと何かを口の中で噛み砕いている音が受話機から聞こえてきます。
私「何だその言い方は!取りあえず今から自首しろ。俺も一緒に付いていくから。今どこにいるんだ。」
弟「いいんだよ、そんな面倒くさいことしなくて、もうガキじゃないんだから自分で落とし前つけるよ」
私「どういう意味だ、それと人が真面目に心配して話してんだから、物を食べながら話すな!」
弟「アンちゃん、こんな時でもいつものように人を抑えつけた言い方するよな。さっき言っただろ、自分で落とし前つけるって。今、俺睡眠薬を噛み砕いて飲んでんだよ、噛んでいる音が聞こえるだろ。今ので20錠目かな、死んでお詫びするんだからよ、アンちゃんもそんなことも知らねぇで偉そうに言うなよ」
私「早まるな、すぐに病院に行こう。今なら吐き出して胃洗浄すれば助かるから」
弟「俺を助けてどうすんだよ、勝手な奴だな」
私「勝手な奴ってどういう意味だ」
弟「うっせぇんだよ、すでに意識が飛んできてるんだから、電話口でガチャガチャいうな」
私「さっきから気になっていたんだけど。お前いつから俺のことアンちゃんって言う様になったんだ」
弟「昔からじゃねえの(乾いた笑い声)」
私「お前誰だ!」
弟「俺だよ、アンちゃん」
私「俺の名前は」
弟「アンちゃんだろ」
と、ここでさらに大きな笑い声が、そして
弟「弟思いのアンちゃん、楽しませてもらったよ。とても面白かったよ」
この言葉で私は初めて性質(たち)の悪い悪戯電話に引っ掛かっていたのが分ったのです
そして今の言葉でいう逆ギレを起こし凄い剣幕で悪戯電話の相手を罵倒したのです。
しかしこの相手から「弟思いのアンちゃん、オメェ頭悪いな。いいかい俺はアンちゃんの電話番号知ってんだよ。アンちゃんさえよけりゃ、暇な時に毎日こんな電話かけてもいいんだぜ。それに引き換えアンちゃんは、俺のこと何一つ知らねぇじゃねぇか。置かれてる立場わきまえてからよくよく口きいたほうがいいんじゃないの」と言われ、正にその通りだと思い沈黙したのでした。

幸いなことに、この相手からは二度と電話はかかってこず、平和な日々が戻ってきたのです。しかし実の弟に変なわだかまりができてしまいました。
実際、実の弟は本件には全く関係ないことはわかっているのですが。
弟が私のことを「兄貴」と呼ぶ度に、このトラウマから「今アンちゃんって呼んだか」と確認するようになってしまったのです。でもこの事を知らない弟はその度に怪訝な顔するのでした。
そしてこの電話から幾星霜を経た昨今、これの応用系の「オレオレ詐欺」が問題になっていますが、私だけは「馬鹿なっ!」とは笑い飛ばせないでいます。


What is the difference between this woman with a robot?



今日は神田に出没です。
今日はビジネスマンのお財布に優しいお店「福満苑」さんです。

住所: 東京都千代田区内神田町1-18-11 東京ロイヤルプラザ 1F
電話:03-3259-7633
定休日:日曜日・祝日

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お店の外観です。

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ランチメニューです。

今日のオーダー「鶏肉のカレー炒め」@750円です。
このお店は100%中国人スタッフでmanageされています。
中国語の勉強の為に、二言三言中国語で話しかけてみるととても喜んでくれます。

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そうそう実食reportでしたね。
待つこと10分で着皿です。
すごいボリュームですね。通常の倍のボリュームの鶏肉のカレー炒め、中華風煮豆、酸辣湯麺の酸辣&台(=麺)抜きスープ、杏仁豆腐が本日のランチの内容です。
それでは鶏肉のカレー炒めから頂きましょう。ウン、カレーの味が秀逸です。片栗粉のトロミも良いです。白眉は鶏肉で、これが柔らかくて美味しいのです。
中華風煮豆は日本ぽくって好きな味付けです。卵ときスープも熱々で美味しい。杏仁豆腐はおざなり感があるものの不味くはありませ。
問題はボリュームです。To be honest、私はこの料理の半分くらいでお腹がくちくなってきたのです。私は大食漢ではないのですが、この料理は日中の友好関係維持のためにも気合で完食しました。
美味しかったけど、お腹も苦しかったという背反状態のランチでございました。

それでは(^_-)