今日は「太秦ライムライト」です。
無題
実は映画鑑賞が趣味です。
奥様と月に一回は劇場で映画を観ています。
今回観に行った映画は「太秦ライムライト」です。
この映画はチャンバラ時代劇の黄金時代を支えてきた京都・太秦を舞台に、時代劇を愛する人々の現在を描いた人間ドラマです。

粗筋は以下の通りです。
「太秦の日映撮影所に所属する香美山清一は斬られ役ひと筋の俳優人生を歩んできたが、近頃は若者向けの新たな時代劇の波にのまれ、出番を失いつつあった。そんなある日、新人女優のさつきと出会った香美山は彼女に往年の女優たちの面影を感じ、殺陣の稽古をつけることに。
香美山の指導のおかげでチャンスをつかんださつきは、東京でスター女優としての道を歩んでいく。
時が経ち、大作時代劇の主演を務めることになったさつきは、すでに引退した香美山との共演を熱望するが・・・
「斬られる」ために生きる男、主人公 香美山を演じるのは、日本一の「斬られ役」福本清三。
55年間、斬られ役として斬られ続けた彼が今回、満を持して主演を務める。
香美山に殺陣の指導を請い、チャンスをつかみスター女優の階段を駆け上がるヒロイン さつき役には世界ジュニア武道選手権大会優勝者でもある山本千尋。
本格映画初主演となる」


日本映画を陰で支え「斬られる」ために、太秦に生きる「斬られ役」の役者は、時代劇全盛期には100名以上いたものの、現在は10数人ということから窺えるように、完璧に斜陽なものとなっています。
映画そのものは想像通りの展開でしたが、やはり感動したのは「斬られ役」の演技です。
今回の主役の福本清三さんは、累計5万回斬られています。キャリアで申せば55年にも亘ります。
しか〜し斬られてから倒れ事切れるまでの5万回の過程は、すべて違う演技になっているのです。
ブリッジをしながらギリギリまで体を反らせる「海老反り」など、そこに「斬られ役」の矜持(きょうじ)があるのです。
まさに「斬られる芸術」と言っても過言ではないでしょう。

映画同様、TVでも時代劇は少なくなり、復活の兆しは見えません。
そうしたら時代劇はどうなるのでしょう。消滅してしまうのでしょうか。
実はこの映画にその答えが描かれていたのでした。
まず殺陣そのものを覚えるには最低でも5〜6年はかかるみたいです。
一方時代劇は激減しています。殺陣を覚える人もそれに比例して激減しています。
そこで苦肉の策として考えられたのは刀を使わず、刀の柄(つか)のみを振り回して後からCG処理をして刃を付けて刀に見せる撮影です。
これであえれば殺陣の経験がなくても時代劇はできます。
しか〜し殺陣というのは、人を惨殺する演技です。
柄をふり回す、言いかえれば腰の入っていない打突で人は殺せるわけもなく、元剣道家の私としてはかなり考え込んでしまいます・・・
結論、殺陣ってこんなに美しいものなのか、と再認識したい方にお奨めの映画です、ハイ。


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今日は丸の内に出没です。
今日は決め打ちで「焼鳥」です。
今日のお店は「伊勢廣」帝劇店さんです。

住所: 東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル B1F
電話:03-3211-1647
定休日: 土曜日昼・日・祝

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「やきとり重」@1,000円です。
「やきとり重」はもも肉×1串、肉団子×2串の構成です。
通常は砂肝、もも肉、肉団子の構成ですが、前回おじゃました時に肉団子が美味しかったので砂肝を肉団子に変えてもらったのです。

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待つこと2分で「香の物」「鳥スープ」の到着です。
「鳥スープ」は創業大正10年という老舗の味です。
これは鐡板の味です。美味しい。

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待つこと11分で「やきとり重」の到着です。
今日は砂肝を肉団子に入れ替えたのでこんもり感いっぱいです。

それでは実食です。
もも肉は王道の味です。
肉の柔らかいところを噛みしだきますとふわぁっ肉のエキスが口内に広がります。
美味しいです。
白眉は肉団子です。
コリコリカリカリとリズミカルな音が舌の上で奏でられます。
これはたまりません、食の極楽です。
今日で二度目のお訪(とない)ですが前回同様美味しくいただきました。
先代の仕事を守って仕事を似せる。従いまして「仕似せ」を大切にするのが「老舗」なのです。
先代の仕事を受けついで、客を大切にすることが「老舗」なのであります。
「伊勢廣」は、そんな戒(いまし)めが似合うお店です。

それでは(^_-)