今日は「鎌倉逍遥」の話です。
今日は奥様と鎌倉に出没です。
何やら酔って帰宅した時、鎌倉観光でもしようかとlip serviceをしたら、吐いた唾は飲みこめないの通り実行に移させられました。
ここから後はパチリでご覧下さい。

多可邑1
まずは鎌倉定番の「鶴岡八幡宮」に訪れました。朝9時半に出向いたものですから人影もまばらです。
多可邑2
ご神木大銀杏が思いがけぬ早春の嵐に倒伏したそうです。今年の三月十日の出来事でした。紆余曲折の末、大銀杏は再生可能になるよう根元から四メートルの部分で切断され、元の場所より下段に据え付けられました。
四月初め、残った根元から蘖(ひこばえ=孫生え・若葉)が芽吹き再生の兆しを見せ始めたようです。

多可邑3
次に出向いたのが本日の目玉孟宗竹の美しさが堪能できる「報国寺」です。
しっとりとした京情緒の竹の庭です。寂寞(じゃくまく)の世界を抗(あらが)うように青々とした威容を顕示する孟宗竹、綺麗です。

多可邑4
苔のむせかえる様な香りが鼻腔に突き刺さってくる感すらする石段です。

多可邑5
甕の中の金魚、まさに一服の清涼画ですね。

多可邑6
次に出向いたのは鎌倉五山の第五位の寺「浄明寺」です。想像以上に綺麗な庭です。

多可邑7
黄色の紫陽花が艶(あで)やかですね。

多可邑8
この寺のlucky catです。このニャンコにあうと御利益( ごりやく)があるとか・・・

多可邑16
最後に出向いたのが白い奉納幟がはためく「杉本寺」です。坂東三十三ヶ所霊場の第一番札所として信仰されている古刹です。天皇家もよく訪れられています。

今日のお店は私のinspirationで入った「釜めし多可邑(たかむら)」さんです。
落ちついて、たおやかな感じが横溢しているお店です。

住所: 神奈川県鎌倉市浄明寺3-6-36
tel:0467-25-3219
定休日:月曜日(変わる場合有り)

多可邑9
お店の外観です。

多可邑10
店内の雰囲気です。

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お品書きです。

多可邑12

多可邑13

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私のオーダーは「とり釜めし」@1,250です。奥様は「うなぎ釜めし」@1,210です。
当然のことながら生米から炊くので時間がかかります。
“空腹は最大の調味料”ですか、すでに二人とも臨戦態勢でいつでもscramble可能です!
出汁は昆布と鰹とシンプルです。タイミングをみて具材を入れているため、絶妙な火の入り具合です。味がはっきりしていて深いです。
そしてお店の方から、美味しく食べる方法として、茶碗によそったらその都度ふたを閉めるよう教えてもらいました。これをすると、オコゲがきれいに取れるそうです。
味ですか、不味いわけないじゃないですか、鷄ソボロもうなぎも馬鹿美味です。
このお店スゴイ、やはり古都鎌倉このような実力店がさりげなくあるあたりがすごいですね。

多可邑15
お店の方の教え通りに蓋締め法を実行したのですが、実は私オコゲが上手にとれず四苦八苦していました。するとお店の方が見兼ねて、釜めしはオコゲが一番美味しいんだから食べて、といって厨房からスプーンを持ってきて、私のオコゲをきれいに取ってくれたのです。
下町っ子はこのような気配りをされますとたまりません、この振る舞いには脱帽です。
ほんとうにありがとうございました、そしてご馳走様でした

それでは(^_-)