今日は「local rule」の話です。
ことの発端は、一輪の花である。
うちの近所に洋服屋さんが新装オープンし、店頭にお祝いの花が並べられていた。
だから、わたしは、この花を一輪もらって帰ろうとしたのだった。
故郷の大阪では、店先のお祝いの花は「勝手にもらって良し」という習慣がある。
開店祝の花がすぐになくなると、その店は繁盛すると言われ、反対に、いつまでも花があるような店は流行らないとも言われている。だから、
「もらって帰ってあげないとかわいそう」
という雰囲気すらあったのである。
実際、おばちゃんたちは、よく店先で花の奪い合いをしたものだった。
わたしは、この風習に地域性などないと思っていた。

しかし、東京で同じことをしようとしたら、こんなセリフが飛んで来たのだ。
「この泥棒!」
振り向くと、総菜屋のおじさん。わたしはびっくりして聞き返した。
「えっ、この花ってもらっていいんでしよ?」
「人のもん盗んでいいわけね〜だろっ」
あれ? この人知らないのだろうか。
いや、持て、東京じゃそんな習慣ないのかも?
おじさんは血管を浮かせて、カンカンに怒っている。取りあえず誤解を解かなければ。
「すいません、この花、大阪ではもらってよかったんで……」

わたしは次の展開をこんな風に予想していた。
「えっ、そうなのかい? 悪い悪い、おじさん、知らなかったよ! ハッハッハツ」
一件落着。
しかし、世の中は、それほど自分の思ったように進みはしない。おじさんの怒りは、収まるどころか倍増していた。
わたしがいい逃れしているように映ったようだった。
「バカヤロー!! 東京も大阪も、泥棒に決まってんだろ〜が!」
「今日も怒ってしまいました」益田ミリ著より転載

これは笑えましたね・・・
東京ではやはりこれは花泥棒になるのでしょうかね?
いわゆるlocal ruleなので判断が難しいとことではありますよね。

local ruleで一番驚いた事は富士吉田の取引先の息子さんの葬式です。
正しくいえば、甲府に打合せに出向いたところ、甲府の取引先でその不幸を知ったのです。
それから急きょ甲府の取引先に連れてもらって富士吉田の葬式に出向いたのです。
今から30年以上前の話なのですが、今でも関係者は現存していますので詳細は差しさわりがあるので割愛しますが、いわゆるその息子さんの亡くなり方は世の中ではあまり起こらないような亡くなり方だったのです。
その為に富士吉田の取引先はこの葬式を仕事関係先には一切知らせなかったのです。

葬式の会場に着くと、会場内には重々しく淀んだ空気がたちこめており、家族の嗚咽は鳴りやむことがなく、その光景を見ているだけでも心が張り裂けそうになりました。
いまでもその光景はあまり思い出したくありません。

そうそう富士吉田のlocal ruleですよね。
まずはお香典に領収書がでます。後に転勤した札幌もそうでしたが、我が下町では皆無というか下町では他人(ひと)の財布(ふところ)を覗くのは禁忌でしたから、領収書なんかで香典金額を確認するなどは許されるはずはありません。

缶詰花輪
さらに花輪が缶詰花輪だったのですね、これには本当に驚きました。
実用的といえば実用的なのですがあざとさが全面にですぎて如何なものかなとおもっていました。
我が下町では100%無理でしょう。最近は知りませんが・・・

さらにさらに別室でのお清めなのですが、お酒がでるかとおもったら精進料理にテンコ盛りご飯です。
それも富士吉田なので富士山みたいな盛付です。
これを手伝いの町内会のオバさんが個人の供養になるのでといって、なんと三杯も食べさせられました、マジすか。お酒が飲めるものと喜んでいたのに・・・
付け加えれば、お清めの席は先ほどの葬儀会場とは真逆で明るいのです。
このgapには戸惑ったのですが、暗いよりはいいかなと思っていました。

最後に出棺の時に柩と遺影を抱いた遺族を中心にしてそれを丸く囲んで、葬式に来た方々が念仏?を唱えながら踊りを踊りその周りをぐるぐると回るのです。
地元の人は当り前のようにこの踊りを粛々と踊っていたのには本当に驚きました。
ところ変わればといいますが、こういうのをlocal ruleっていうのでしょうね・・・


犬(ワン)ダフル!



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今日は月島に出没です。
たまには塩辛でも食べるかと訪れたのはこのblog最多登場の「めし屋」さんです。

住所: 東京都中央区月島1-9-15
電話:03-3534-0486
定休日:無休

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お店の外観です。
黄色のバンダナをかぶっているのはサリーさんです。
最近一段とキレイになりました。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「寒サバ定食」@900円です。
最近ここではこれしか食べません。

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まずはオカズ三兄弟、今日は五兄弟の紹介です。

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まずは塩辛です。
たしか伊東産だったような・・・
これ美味しいです、一時期この塩辛を買って家で食べていましたが、毎日はさすがに食べないので最後は鮮度が落ちてしまいました。
その為に家での塩辛は止めてしまいました。

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たくあんの細切りです。
これは以外にしょっぱくなくてとてもおいしいです。

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アミです。
これは寒サバに良く合います。
この定食には必須でしょう。

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わさび漬です。
病み付きになります、しかしこれは単独で頂いた方が美味しいですね。

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大根の葉の漬物です。
これは好き好きです。
個人的にはこれだけは寒サバに合わないと思います。

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そして待つこと19分で「寒サバ定食」の到着です。
あいかわらず光輝いています。
ご主人の奈良間さんもこの「寒サバ」は特に自信を持っています。
味ですか、うんま〜いです!!
何て表現したらよいのでしょう、脂ののったサバは甘いのですね。
さらにじっくりと焼きあげた香ばしい皮にその甘さがbest matchなのです。

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そしてそれに加えてオカズ五兄弟が乗ったご飯でたべるのですよ。
この世に極楽があるとすれば、この定食を食べている時でしょう、自信ありビックリマーク

それでは(^_-)