今日は「カムイ伝異聞」の話です。 

江戸前期の豪商河村瑞賢(1618~99)というと、海運治水の功労者として知られています。東回り航路と西回り航路を開発し、淀川などの治水工事を完成させています。大商人ということになります。

でもこの大商人、生まれは伊勢の貧農でした。幼名は七兵衛、十歳のときに江戸へでてきました。職を転々として、車力の仲間などをしていたということです。漬物について調べていたら、いきなりこの人の名が出てきました。おもしろかったので、かいつまんで書いてみます。

二十歳を過ぎたときに、うだつの上がらない江戸の暮らしに見切りをつけて、上方で一旗あげようと覚悟を決めます。家をたたんで江戸をあとにしました。
そして小田原の宿屋で、たまたま同宿した老僧と親しくなります。自分の心中を伝えました。すると老僧はこたえました。

「その料簡は間違っている。あれだけ繁盛している江戸でなりわいの立たない者が、勝手の知らない上方へ行っても、うまく行くわけがない。もう一度江戸にもどってやり直してはどうか」

そう言われて、素直に考え直した七兵衛さん。江戸へ引き返しました。よいと思った意見は、すぐに取り入れるというところは立派です。

品川まで戻ってくると、波打ち際に瓜や茄子がごろごろ漂着しています。ちょうど盂蘭盆会のあとで、精霊流しの用いられた品でした。
それを見て、「おお」と手を打ちます。
街道の物貰いや雲助たちに小銭を与えて、あたりの瓜や茄子を集めさせました。

七兵衛さんはこれで、塩圧しの漬物を作ったのです。これを普請場などに持ち込みました。ちょうどお昼時で、飛ぶように売れたということでした。拾った瓜や茄子で大儲けです。
この成功が端緒になって新香物を売り出し、江戸中に「新香」の名をはやらせたというものです

千野隆司の「時代小説の向こう側」より転載

実は子供の頃、この話は白土三平先生の漫画「カムイ伝」で読んで覚えています。
「カムイ伝」では、登場する商人・夢屋が供え物の野菜を刻んで漬け「ヤタラ漬(今の福神漬)」の名で売り出し巨利を得ました。
その後、黒幕っぽく豪商「河村瑞賢」が出てきたときには、もしや夢屋と河村瑞賢は同一人物かと思ったのですが、その後の成り行きは遠い昔の記憶なので忘れました。
しかしカムイ伝でこの「ヤタラ漬(今の福神漬)」の話だけは今でも明確に鮮明に覚えていたのです。
昔の商人は機(き)を見るに敏(さと)いと子供心に感銘を受けたからです。
付け加えれば、この「ヤタラ漬(今の福神漬)」がとても美味しく思えたこともあります。
今に置き換えればエコビジネスということでこのビジネスのpresenceはさらに高まったのではないでしょうか。
何れにしても子供の頃の希釈されていた思い出がくっきりと焼き直すことができました。
千野先生には感謝ですm(__)m


今日は錦糸町に出没です。
錦糸町といえば久々に「海亀ラーメン」さんに訪問です。

住所: 東京都墨田区江東橋4-25-11
電話:03-3634-4017
定休日: 毎週日曜日と第一・第三火曜日

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お店の外観です。

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メニューです。

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今日のオーダー「肉そば(中盛)260g」@700円です。
あれっ!値上げしましたね、前は中盛250g@600円でしたのに。
待つこと10分で着丼です。
あれ湯気の上がり方がハンパないですね、熱々です。
それでは実食です。
肉はほどよく甘辛に煮付けておりこれまた熱々です。
麺は大勝軒の伝統を受け継いだツルツル、モチモチ麺です。
スープも熱々です。
今年食べた麺類で最高の熱々です・・・超結構!
味もいいですよ、しいていえば野菜がすくないのが気になりますが、全体的にgutです。
前より一段と美味しくなりましたね
ところでこの「肉そば」はラーメンなのでしょうかウドンなのでしょうか・・・

それでは(^_-)