今日は「collection of jokes vol.3」です。
最近見つけた小噺です。
宜しかったらお付き合いください。

#占い師
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男が占い師のところにやって来て、手のひらを開いて見せた。
占い師曰く
「お子さんが二人いらっしゃるね」
「ふん、のっけからハズレだなあ。子供は三人いますよ」
「いいえ、間違っているのはあなたです。
お子さんは二人ですよ」

このオチが端からわかったあなたは人生の達人です。
あんどこのオチは世の中の奥様が誰にも知られずに天国にもっていける秘密です。
このオチはズームアウト、ズームインの切り替えが面白いのですね。
ズームアウト換言すれば俯瞰ですか、人生で行き詰った時には俯瞰してみれば違ったやり方がみえてくるものです。これはビジネスでも一緒ですね・・・

#癖
B子は神経質なあまり、爪をよく噛む。
その為、爪先はいつもギザギザでみっともなかった。でも悪癖はなかなか治らなかった。
同情した親友A子が声をかけた。
「あなたみたいな人はヨガをやるといいのよ。ストレス解消に効くらしいわよ」
二ヶ月ほど経った頃、A子はB子に会うと、爪先は美しく整っているではないか。
「どうやら、爪先を見る限り、ヨガはあなたの症状を治すのに役だったみたいね」
「まあね。今では、足の爪を噛んでいるんですもの」

よくできたプロットですね。
オチは完全にわかりませんでした。
このオチもズームアウト、ズームインの切り替えの妙ですね。
余談ですが、私の亡父はよく爪を噛んでいました。
神経質だったのですね、まったく分かりませんでした。

#無人島
無人島に流れ着いた三人の前に神が現れて各人に二ずつ望みを叶えてあげようと約束した。
まずアメリカ男が
「故国に返してくれ、それに一億ドルの現金を」
と願い出て、ただちにそれは実現された。
次にフランス男が
「故国に返してくれ、それに飛び切りの美女を1ダース」
と願い出て、これもただちに実現された。
最後にロシア男が
「ウォトカを百万ダース、それに飲み仲間が欲しいな。
そうだ、あの二人をここに呼びもどしてくれ」
と願い出て、勿論ただちに実現された。

この話は先行するロジックで形成された期待を、次のロジックでずらす、あるいは破綻させるオチです。
それにしてもロシア人はウォトカが好きですね。
ロシアの大地のとてつもない広大さ、その自然条件の途方もない厳しさを物語るにもちゃんとウォトカの助けを借りるのだそうです。
そこでいわれているのが、ロシアでは400キロは距離ではない、マイナス40度は寒さではない、プラス40度は暑さではない、ウォトカ4本は酒ではない、との名言でした、チャンチャン。
「必殺小噺のテクニック」米原万理著より転載


すごすぎる!



今日は秋津に出没です。

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昔、この街の立ち飲み屋さんには大変お世話になりました。
停酒をやめたらまたうかがいます。

今日のお店は以前から気になっていました。
しか〜しちょっと敷居が高いというか「入りにくいオーラ」がでまくっていましたので逡巡していたのです。
ということで今日のお店は「グルマンやま」さんです。

住所: 東京都東村山市秋津町5-13-17
電話:042-395-6472
定休日:火曜日

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「玉子とチーズの焼きスパッゲティ」@1,200円です。

無題
ジブリワールドのようなインテリアに加え、薄暗い店内は独特の雰囲気が醸し出されており、厨房では古くから住みついている魔女が「イモリの呪いのスープ」をグツグツと煮詰めているような風情です。
なんとも不思議な量感のあるお店です。

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待つこと21分で「玉子とチーズの焼きスパッゲティ」の到着です。
店内が薄暗いので画像は今一つですが、私が見る限り超美味しそうなのです。
この「玉子とチーズの焼きスパッゲティ」は玉子とチーズとボロネ―ズ(挽き肉をトマトケチャップ味で煮込んだミートソース)をパスタに練り込み、白ワインを加えて味ととのえ、その上に大量の粉チーズを振りかけてオーブンで蒸し焼きにしたものです。

それでは実食です。
まずチーズのパリパリ感が良いです。
スパゲッティは玉子とチーズとボロネ―ズの三位一体の味わいが渾然となって得も言われぬ仕上がりになっています。白ワインが良い香りをだしています。
う〜ん、これは美味しすぎる、美味しすぎます。
カテゴリーはカルボナーラの範疇で良いと思いますが、それより一つ二つ上をいっています。
「鄙にも稀」と申しては大変失礼なのですが・・・
秋津でこのレベルのイタリアンがいただけますとは驚きを禁じ得ません。

帰り際にご主人に敬意をこめて、おいしかったですよ、と申しましたら、本当は手間がかかりすぎるので作りたくないんだけれど、昔からの根強いフアンがいるからやっているのですよ、と笑いながら答えられていました。

馳走様でした

それでは(^_-)