今日は「士魂商才 其の壱」です。
私は父が起業していましたので、子供の頃から商売の仕方を教えられて、尚且つそれ程好きでもない武道(剣道)をやらされていたので、いわゆる士魂商才魂は幼き頃から叩き込まれて育ったのです。
従いまして、モノを売ることについては、同級生と比べますと卓越したものを持っていました、と偉そうに言っていますが、単に経験から学んだだけで商才があったというわけでもありませんでした。
で〜も、儲けるという事の内発的動機付けは、小学生の高学年において既に身に染みていたのでした。
大学3年生の時、英会話教材のアルバイトをしました。
と申してしてもノルマのあるアルバイトではなく、入学シーズンに一流大学を廻って英会話教材の実演販売をするものだったのです。
今このように思い返しても、このバイト先のマノス商会の社長のゲームプラン(戦術)は優れたものでした。
マノスの社長の考えは、二流大学の学生のほとんどは英会話教材を買わない。
これは、過去の実績が証明している。
買うのは難関大学の入学者だけだ。
彼らのプライドを極限までくすぐれ。
まして、都内に移住してくる学生は洗濯機、テレビ等の家電製品や新たな借家に納める多額の敷金・礼金等の支払いで金銭感覚がマヒしている。
さらに、彼らは地元では名士になっており、それにより祖母・親戚等から沢山の祝い金をもらっているはずなので財布は膨れている。
彼らのプライドをくすぐれば英会話教材なんか、油紙に火を付けるより簡単だ。
販売成績優秀者にはインセンティブ(報奨金)を付けるぞ、と私たちに激を飛ばしたのでした。
私のデビュー戦は一橋大学でした。
実演販売の仕度が終わった時に、社長が一回だけお手本を見せるから、後はそれに自ら工夫をして売れ、ということでした。
入学式が終わり、多くのエリート達が、私どものような業者のブースに三々五々でやってきました。
社長はその中から、大人しそうな学生をつかまえて、超難関大学名門一橋大学ご入学おめでとうございます。
ところで一橋大学に入るくらいなののですから、英語はできますでしょう。英会話はいかがですか、話せますか、と聞きますと、多少はできるとは思いますが・・・
実は話すのはそれ程自信がありません、と答えたのを聞いた時、社長の眼鏡の奥の両眼(りょうまなこ)がキラッと光ったのを私は見逃しませんでした。
社長は、私は長野の高校しか出ていなく大学には行っていません。
しか〜し、この教材を売るようになってからこれで英語をマスターしました。
一橋の学生さんですから、難易度の一番高いadvanced levelを使って同時通訳を実演してみます。
いいですか適当なところでこのテープを止めて始めます、と言ってからカセットテープレコーダーを回し適当な所でとめて再生ボタンを押し、そこから流れてきた英語に合わせて流暢な同時通訳を始めたのです。
20秒位してからおもむろにテープを止めて、どうですか、内容は合っていましたか、と聞きますと、すみません。
よく聞きとれませんでした、と答えたので、社長は高らかに莞爾として笑い、高卒でもこのくらいはできます。
ましてや一橋大学に入るくらいらの学力ですから、このテープで学習すれば英会話なんかすぐにマスターできますよ。ところで何で東大を受けなかったのですか、と聞きますと、少し偏差値が足りず、高校の先生から安全を見て一橋大学を受けろと言われたのです、と恥ずかしそうに答えたので、英会話で東大生を見返してやりましょう。
それではこのadvanced levelでいいすね、と言ってから、社長は売上伝票を書き始めると同時に、商品を手提げ袋に入れて、その学生に渡したのです。
私はこれを見ていて、なんだ、これはエリートを相手にしたタンカバイ(啖呵売=ごくあたりまえの品物を、巧みな話術で客を楽しませ、いい気分にさせて売りさばく商売手法)ではないかと思い、これなら自分の得意技だと、こみ上がってくる自信で自らの鼻を膨らませていたのでした。
後編は其の弐に続く。
圧倒的速さ、ソフトボール選手のドッジボール
今日は春めいた横浜中華街に出没です。
今日のお店は悩みませんでした。
今日のお店は牛バラ肉ご飯の絶巓「愛群(アイチュン)」さんです。
住所: 神奈川県横浜市中区山下町138
電話:045-641-6245
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日休)
お店の外観です。
店内の雰囲気です。
TVでのフィーチャー歴です。
メニューです。
今日のオーダー「牛腩会飯(牛バラ丼、スープ、漬物、杏仁豆腐)」@800円です。
待つこと1分でお茶と搾菜が到着しました。
お腹が空いていたので卓上にある搾菜を一口つまみました。
あら、美味しいではないですか。
これは期待が持てますね。
待つこと6分で牛バラ丼、スープ、杏仁豆腐の到着です。
見た目、光り輝いています。
それでは実食です。
豚バラは全部で4切れ入っています。
正確には3.5切れですが・・・
うん、脂身の部分はトロトロです。
筆舌に尽くせない美味しさです。
それに反して正肉は少し硬めです。
個人的には全部脂身でお願いしたかったですね。
甘辛で八角がきいたタレも高評価です。
後半、お店のママの推薦の山椒の辛味噌を加えましたら味が引き締まり、違う味わいに変じました。
これまた美味しです。
杏仁豆腐は平板な味わいでした。
しか〜しこのパフォーマンスで@800円は大満足です。
ご機嫌な中華街ランチでした。
私は父が起業していましたので、子供の頃から商売の仕方を教えられて、尚且つそれ程好きでもない武道(剣道)をやらされていたので、いわゆる士魂商才魂は幼き頃から叩き込まれて育ったのです。
従いまして、モノを売ることについては、同級生と比べますと卓越したものを持っていました、と偉そうに言っていますが、単に経験から学んだだけで商才があったというわけでもありませんでした。
で〜も、儲けるという事の内発的動機付けは、小学生の高学年において既に身に染みていたのでした。
大学3年生の時、英会話教材のアルバイトをしました。
と申してしてもノルマのあるアルバイトではなく、入学シーズンに一流大学を廻って英会話教材の実演販売をするものだったのです。
今このように思い返しても、このバイト先のマノス商会の社長のゲームプラン(戦術)は優れたものでした。
マノスの社長の考えは、二流大学の学生のほとんどは英会話教材を買わない。
これは、過去の実績が証明している。
買うのは難関大学の入学者だけだ。
彼らのプライドを極限までくすぐれ。
まして、都内に移住してくる学生は洗濯機、テレビ等の家電製品や新たな借家に納める多額の敷金・礼金等の支払いで金銭感覚がマヒしている。
さらに、彼らは地元では名士になっており、それにより祖母・親戚等から沢山の祝い金をもらっているはずなので財布は膨れている。
彼らのプライドをくすぐれば英会話教材なんか、油紙に火を付けるより簡単だ。
販売成績優秀者にはインセンティブ(報奨金)を付けるぞ、と私たちに激を飛ばしたのでした。
私のデビュー戦は一橋大学でした。
実演販売の仕度が終わった時に、社長が一回だけお手本を見せるから、後はそれに自ら工夫をして売れ、ということでした。
入学式が終わり、多くのエリート達が、私どものような業者のブースに三々五々でやってきました。
社長はその中から、大人しそうな学生をつかまえて、超難関大学名門一橋大学ご入学おめでとうございます。
ところで一橋大学に入るくらいなののですから、英語はできますでしょう。英会話はいかがですか、話せますか、と聞きますと、多少はできるとは思いますが・・・
実は話すのはそれ程自信がありません、と答えたのを聞いた時、社長の眼鏡の奥の両眼(りょうまなこ)がキラッと光ったのを私は見逃しませんでした。
社長は、私は長野の高校しか出ていなく大学には行っていません。
しか〜し、この教材を売るようになってからこれで英語をマスターしました。
一橋の学生さんですから、難易度の一番高いadvanced levelを使って同時通訳を実演してみます。
いいですか適当なところでこのテープを止めて始めます、と言ってからカセットテープレコーダーを回し適当な所でとめて再生ボタンを押し、そこから流れてきた英語に合わせて流暢な同時通訳を始めたのです。
20秒位してからおもむろにテープを止めて、どうですか、内容は合っていましたか、と聞きますと、すみません。
よく聞きとれませんでした、と答えたので、社長は高らかに莞爾として笑い、高卒でもこのくらいはできます。
ましてや一橋大学に入るくらいらの学力ですから、このテープで学習すれば英会話なんかすぐにマスターできますよ。ところで何で東大を受けなかったのですか、と聞きますと、少し偏差値が足りず、高校の先生から安全を見て一橋大学を受けろと言われたのです、と恥ずかしそうに答えたので、英会話で東大生を見返してやりましょう。
それではこのadvanced levelでいいすね、と言ってから、社長は売上伝票を書き始めると同時に、商品を手提げ袋に入れて、その学生に渡したのです。
私はこれを見ていて、なんだ、これはエリートを相手にしたタンカバイ(啖呵売=ごくあたりまえの品物を、巧みな話術で客を楽しませ、いい気分にさせて売りさばく商売手法)ではないかと思い、これなら自分の得意技だと、こみ上がってくる自信で自らの鼻を膨らませていたのでした。
後編は其の弐に続く。
圧倒的速さ、ソフトボール選手のドッジボール
今日は春めいた横浜中華街に出没です。
今日のお店は悩みませんでした。
今日のお店は牛バラ肉ご飯の絶巓「愛群(アイチュン)」さんです。
住所: 神奈川県横浜市中区山下町138
電話:045-641-6245
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日休)
お店の外観です。
店内の雰囲気です。
TVでのフィーチャー歴です。
メニューです。
今日のオーダー「牛腩会飯(牛バラ丼、スープ、漬物、杏仁豆腐)」@800円です。
待つこと1分でお茶と搾菜が到着しました。
お腹が空いていたので卓上にある搾菜を一口つまみました。
あら、美味しいではないですか。
これは期待が持てますね。
待つこと6分で牛バラ丼、スープ、杏仁豆腐の到着です。
見た目、光り輝いています。
それでは実食です。
豚バラは全部で4切れ入っています。
正確には3.5切れですが・・・
うん、脂身の部分はトロトロです。
筆舌に尽くせない美味しさです。
それに反して正肉は少し硬めです。
個人的には全部脂身でお願いしたかったですね。
甘辛で八角がきいたタレも高評価です。
後半、お店のママの推薦の山椒の辛味噌を加えましたら味が引き締まり、違う味わいに変じました。
これまた美味しです。
杏仁豆腐は平板な味わいでした。
しか〜しこのパフォーマンスで@800円は大満足です。
ご機嫌な中華街ランチでした。