今日は「喪中葉書」です。
年末ですので喪中の葉書がポツポツとポストに入り始めます。
一年以内に近親者に不幸があった場合、喪に服するために新年の 挨拶を欠くことを事前に知らせる挨拶状は日本的であり礼にかなって宜しいことかと思います。
しか〜し、その一方で喪中であることを知らない相手にまで喪中葉書を送るのは慇懃無礼だと思っています。
最近では、そのような方にはあえて喪中葉書は送らず、「寒中見舞い」で代用する方が増えているのは望ましい事だと思います。

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ある日ポストの郵便物を取りに行きますと、悲しみの喪中葉書が入っていました。
差出人は、私の在札時代に仲の良かったお医者さんの奥様からです。
その文面は、酒と煙草を愛した人生でしたが、肺癌に天国に持っていかれ残念な幕切れになってしまいました。
△△さんとの再会を楽しみにしていました、という簡潔な文面でした。
実は次回の来札においてはこの友人との再会を楽しみにしていたのです。
二人の紐帯は小学校の「おやじの会」でした。
当時はこのような会が全盛でした。
二人ともノリノリの性格だったので、積極的に会をひっぱっておりました。
色々な企画をやりました。

千葉君
この画像の方は、現在は新進気鋭の考古学者であります。
彼は私たち「おやじの会」がサポートした小学生の一人です。
彼の小学校時代と申せば、恐竜が大好きな少年にとどまらず、好きな恐竜を独学で勉強をし続けていたのでした。
ある時、教科書に載っていた恐竜の写真と名前に違和感があったので、彼が詳しく調べたところ教科書会社の誤植ではないとかという事が分かったのです。
彼はその事を先生に報告し、そして先生がその旨を教科書会社に報告しましたところ、後日教科書会社から監修の際の誤植だった、と訂正を含めた丁重なお詫びの電話が入ったそうです。
私の記憶で申せば、恐竜の顎の形が微妙にちがう程度でしたので、この発見はスキー場で落としたコンタクトレンズを探すような快挙であります。
私達「おやじの会」では、彼の偉業をたたえ、発表会を企画実行し大好評裏に終了したのです。
もしかしたらこの発表会の感動が彼を考古学者にならしめたのではないかと思うところでもあります。

それにしても、医者が酒と煙草の飲み過ぎで早逝してしまうというのは残念です。
人生の最終章は、奥深く、味わいにあふれ且精神的に贅沢な生活になろうかと思います。
その証拠にドラマでも最終章がいちばん面白く且つ感動的なものになっているではありませんか。
それが、俺は酒と煙草を愛してやまないのでそれで死んでも仕方ないよ、といって人生をあきらめ投げ出すとしたのなら、それは人生に対してあいすまぬ怠慢と言わざるを得ません。
若しくは消極的な自殺と申しても良いでしょう。
いずれにしても、とても残念な北の国からの便りでした。
合掌・・・


こりゃスゴイ!


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今日は銀座に所用があり出向きました。

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その所用を片付けて目に飛び込んできたのがこの看板です。
来年は酉年だし、鳥どんでも食べるかとこのお店の暖簾をくぐったのです。
今日のお店は「桂庵」さんです。

住所: 東京都中央区銀座3丁目10-14
電話:03-3541-1704
定休日: 年末年始

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

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今日のオーダー「鳥どん」@650円です。
待つこと8分で「鳥どん」の到着です。
見た目、貧弱です。

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それでは実食です。
佐賀産の鶏肉はどちらかと申せば固めで私の好みではありません。
しか〜しここの衣が絶妙です。
カリカリ感がたまりません美味しいです。
甘しょっぱいタレも私の好みです。
なんだろう至福の美味さではありませんが、充分に美味しいです。
花の銀座でこのコスパは驚きです。
ちなみに素面で食事していたのは私だけでした。
お酒のついでに蕎麦ですか、昔の蕎麦屋さんみたいで結構でした(笑)

それでは(^_-)