下町っ子の上の空

好奇心が人一倍強く、見栄っ張りで、お人好しの下町っ子のBlogです。 ウンチクネタがくどいのがたまに傷ですが、お気軽にお立ち寄り下さい。

明治座

浜町 hitokadoru(ヒトカドル)

今日は「父の思い出」です。
鳥の死骸
今週の月曜日の出勤途中に大きな鳩の死骸をみてしまいました。
私は大の鳥嫌いです。余談ですが私を暗殺するのは簡単です。
朝方、私の布団の中に鶏を2〜3羽を放り込めばいいのです。
それに気がついた私は即に恐怖による心臓麻痺で死ぬでしょう。
まぁそれはオーバーにしても気絶する事は間違いありません。
そのような私ですから、鳩の死骸を見ただけで腰が抜けそうなくらい驚きました。
腰が抜けると会社に行けなくなるので、目をつぶり一目散にその場から脱兎のごとく立ち去ったのです。

父が亡くなって今日で5,335日≒15年が経ちます。
折に触れて墓参りはかかさずしていますが、最近では思いだすこともありません。
しか〜しこの惨劇を見た後に、急に父の事を思い出しました。
私が小学生だった頃、家の前で野良犬が二車線の道路を無理に渡ろうとして車にはね飛ばされました。
みるからに瀕死の重傷です。可哀想に内臓が飛びだしていて万に一つも助からないのは、私にもわかりました。
悲惨なことに、その犬は後続車にも次々と轢かれはじめて、最初甲高かった鳴き声も徐々に蟲の息になり、とうとうその寿命は尽きてしまったようです。

そこにたまさか父が帰ってきたので、父にいましがた犬が轢かれて亡くなった旨を話しますと、父は家から南京袋をすぐに取ってきました。そして走行中の車を一斉に停めた後、血だらけの犬の死体を、持ってきた南京袋にくるみ、歩道に持ち帰ったのです。
私はあまりのむごたらしさに直視はできなかったのですが、それでもその犬の体をこわごわと触るとまだほんのりと温もりが残っていました。
私が父に、このような犬の死骸の片付けは保健所がするんだよね、とこまっしゃくれて言いましたら、父はムッとして、死んだ者には罪が無い。それがたとえ犬だとしてもだ、と私を諭すように言い切ったのです。
今でも父の事を思い出しますと、良い思いでは多くないのですが、ことさら人が困った時や、このような事態に遭遇すると一生懸命になって対処していた事が甦ってきます。
特に身よりない方が死病になると、縁もゆかりもない単なる知り合いだというだけなのに、その時には、死に行くものに罪はない、と言って最後まで看取っていました。
父は奇特なという表現でよいのかわかりませんが、このような時だけは仏になります。
偉かったと思います。

ちなみに私もそのような血を受け継いでいますので、犬の死骸などを見かけますと葬ってやろうと動き出すのですが、その度に必ず奥様にすご〜く怒られるのでしていないだけです。
二人の子供達にこのDNAが引き継がれていることを望んで止みません・・・


真夏の気分を如何ですか・・・



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今日は人形町に出没です。
子宝や子育てにご利益のある東京人形町の「水天宮」は現在改装中で仮宮は明治座の前に移ったようです。
その後、時間が開いたので下町っ子ビギナーさんとランチを共にしました。
今日のお店は「hitokadoru(ヒトカドル)」さんです。

住所: 東京都中央区日本橋浜町1-1-9 吉沢ビル 1F
電話:03-5809-2855
定休日:無休

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です

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メニューです。

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今日のオーダー「煮込みハンバーグ&コーヒー」@900+@200=1,100です。
変わった店名「ヒトカドル」は、「ひときわ優れている」「いっぱしの」の意味の「一廉(ひとかど)」に動詞「ル」を付ける「体言+ル」形式の動詞みたいですね。

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待つこと2分で「10品目の野菜スープ」の到着です。
見た目volumyですね。
野菜満載のコンソメスープですか、塩加減がたくみです。
クタクタのジャガイモは私の好みです。
温かいスープなのでとても美味しくいだきました。

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待つこと12分で「「煮込みハンバーグ」の到着です。
デミグラの色が鮮やかですね。
ハンバーグは牛肉多めの合挽きですか、濃い目のデミグラとの相性が良いです。
ハンバーグは弾力があり、噛みしめるたびに味がふくらんでいきます。
パンは柔らかく且香気が高く美味しいです。
Refill(お替り自由)なのも高評価です。
美味しゅうございました。
コスパも良く下町ビギナーさんの紹介に感謝です。

PS 私がお店に財布を忘れていたのに気がつき、わざわざ追いかけて持ってきて頂きました。
感謝申し上げます。ありがとうございました。

それでは(^_-)

人形町 翁庵

今日は「京都スタイル」の話です。
「この苺、甘くないなあ、いつも買(こ)うてるのにこんなん売らはって。今度文句いわなあかん」と京都の知人はいう。
東京にいた頃の私なら、いつも買ってる店だからこそ「いわないでおこう」になっていたはずだ。
些細なことだけれど、些細な表現の積み重なりが生活であり、内面を形作る。何事にも主体的な京都人は、おそらく東京の人間より他者から愛される必要を感じていないのだろう。だから他人に惑わされにくく、逆に堂々と批判をする。
京都人は、揺るがずに「自分が一番」なのだ。
自分の喜びのために周りの人間がいて、日々の生活がある。はんなりとした表情の裏には、生命力旺盛な野生的精神があふれている。
京都スタイルとは、五感と自己肯定感に裏打ちされた野生のスタイルだ。
日本の中に「京都」があってよかった。
【京都スタイル 甘利君香著】より転載
久々に読後感悪い小説を読んでしまいました。この作者は東京から京都に移り住んで10数年、そこで京都が1200年を超す長い年月を掛けて作られた、信じがたい、ローカルルールに慣れていくプロセスを書きしるたものです。本人が嫌々慣れてきたこのローカルルールは、結果的に京都人のライフスタイルを表現したもので、それを知悉した私はスゴイのよ、という様に読めたのです。
私的には、京都が大いなる都ではなく大いなる鄙であることは分かったのですが、このようにアザトクすりかえられると、嫌なら書くな、褒めるなよ、と言いたいところでした。

今日は下町ビギナーさんと人形町に特攻です・・・前回も確か人形町でしたネ
今日のお店は、飲んだ後の締めで入った人形町は明治座御用達「翁庵」さんです。

住所: 東京都中央区日本橋人形町2-26-9
電話番号:03-3666-7656
定休日:土曜日、日曜日、祝日


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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。お姉さんノースリーブで寒くないのですか(笑)

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メニューです。

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締めで飲んだ、焼酎「白雪郷」です。これ馬鹿美味です。お酒の強くない下町ビギナーさんも締め飲みだというのにクイクイと盃をすすめていました。

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今日のオーダー「ネギせいろ」@750です。

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蕎麦自体は細切り気味の繋がりのよい比較的腰のある蕎麦です。もともとこの「ネギせいろ」は天カスだけでしたが、店主がサービスで肉厚のイカに変えたのですが、値段は上げなかったという見上げた一品なのです。
しかしかかし、この蕎麦不思議です。イカ天は熱々、蕎麦はよく冷水洗いしてシャキシャキ、でもつけ汁は熱々、そして山葵で食べる、これってオカシクないですか。つけ汁の熱々はこのメンバーにはそぐわないでしょう。さらに麺は細切ですから、食べているうちからすぐにふやけてしまいます。仄聞するに、ここのイカ天はこの熱々つけ汁にどっぷり浸し、て、ご飯の上に乗せて天丼風に食べるのが明治座のお約束とか・・・その為なのですかね、つけ汁が熱いのは?
味ですか、蕎麦以外はとても美味しかったですよ、蕎麦だって即に伸びなければイケます。
白眉はつけ汁でしょう。これは合格合格合格合格です。堪能しました。味醂、昆布、鰹節、なにが良いのでしょうか、好きな味付けです。天麩羅も美味しくあがっていましたし、肉厚のイカも結構でした。
人形町に老舗の名店ありですね

それでは(^_-)
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