今日は「センチメンタルジャーニー 其の弐」です。
今回の旅行の地は大学の頃、友人と行った観光名所なのですが、休憩してはちょっと飲み、休憩してはちょっと飲みで、旅行しましたという思い出は残ったものの、ほとんど酔っていて記憶に残っておりませんでした。
そこで今回はそのリベンジということで奥様を誘い「安芸の宮島・厳島神社と原爆ドームと平和記念公園二日間」という旅行に参加しました。
今日は二日目です。
今日は尾道です。
ご当地は初見参であります。
宜しかったらお付き合いください。

#尾道
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広島県の尾道は、前方に海、背後に山を控えた瀬戸内海の小京都で、海上交通の要衝として栄えてきました。
港が拓かれたのは平安時代の末、およそ800年前のことです。
戦災を免れた町には、由緒ある寺や趣深い通りが残っています。
山の斜面に建てられた寺は20以上、麓から山肌を縫うように走る坂道を辿ると、必ず寺に行き着きます。
結構肉寺(繁盛しているお寺)が多く、多いところでは2,000家もの檀家を有すようです。
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明治21年、神戸から下関までの鉄道(山陽本線)建設が始まります。
尾道市内の区間は明治24年に開通しますが、これにより、尾道三山の中腹にある寺院の参詣路が分断され、線路敷きにあった多数の家屋が立ち退きを余儀なくされました。
鉄道の敷設は、まさに平野部(海の手)と山麓部(山の手)線引きすることとなり、立ち退いた家屋は山側に移転し、それまで古刹が伽藍を広げる神聖な地であった山麓部の中腹には、移転民家が立ち並ぶこととなりました。
時代とともに寺院信仰が薄れていく中で、移転民家の建設が契機となり、豪商達が先を争うように山手に「茶園」と呼ばれる別荘建設を行うようになります。
加えて、船を住居とする海上生活者達も漁業不振も相俟って現代生活への移行を始めそれも民家ラッシュの後押しをしたようです。
これが、「坂の町」尾道の始まりとなるそうです。

恋人の聖地碑
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千光寺公園展望台は、恋人の聖地に認定され、頂上の展望台から見る夜景は夜景100選にも選ばれている場所です。ここは地元の人でも夜景のメッカとして知られているので、デートで訪れる人が多くいるそうですが白昼の明るさの中では気恥ずかしい「聖地」でありましょう。

頂上展望台
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ここからは美しい尾道の町をパノラマで見渡すことができます。
眼下に見える尾道水道は尾道と向島に挟まれた緩衝地帯で台風の被害が少ない事から20数社に及ぶ造船会社が点在していてそれを鳥瞰できます。

文学のこみち
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文学のこみちには、点々と続く自然石に刻まれた25の文学碑があります。
千光寺公園の山頂からつづく尾道ゆかりの作家、詩人の名作がつづる静かな散歩道です。
彼らが愛した尾道の風景、そこに住む人々の心が、刻まれた詩歌の中から聞こえてきます。

千光寺
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大同元年(806)、弘法大師の開基とされる真言宗のお寺です。
千光寺山の中腹に位置し、尾道を代表する観光地「千光寺公園」はこのお寺を中心に整備されています。

千光寺公園の奇岩
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灯台代わりの鏡岩、奇岩「三重岩」等この千光寺公園は奇岩の名所です。
先ほど紹介した「文学のこみち」もすべて山中にある自然石で作られているのです。

映画のロケ地
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尾道は地元の大林宣彦監督の尾道三部作、小林聡美、尾美としのり主演「転校生」(1982年)、原田知世主演「時をかける少女」(1983年)、富田靖子主演「さびしんぼう」(1985年)等の作品のロケ地として有名です。
今回ツアーなので仕方なかったのですが、「タイムトラベラー」のケン・ソゴルとすれ違いたかったなぁ・・・

松ぼっくり
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松の語源は松が神様をマツ(祭)るあらたかな樹だからとか、神様が下りてくるのをマツ(待つ)からとかなんと20以上の諸説が上げられているそうですが・・・
実は松の実を見たのは生まれて初めてなのです。
マジに感動しました!

ボランティアガイド
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今回の尾道はボランティア活動の人達が説明してくれました。
私はボランティアではありますが無償とは思っていませんでしたが・・・
実は、彼らの報酬は約50分でなななんと4,000円だったのです。
時給5,000円ですか。
プチあこがれます!

ということで尾道を後にした私たちが向かったのは安芸の宮島です。
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ここからは船で移動です。
約10分位で宮島に着きました。
着きましたら小休憩です。
私たちがブレイクしたのはこのお店です。
今日のお店は「藤い屋」宮島本店さんです。

住所: 広島県廿日市市宮島町幸町東浜1129
電話:0829-44-2221
定休日:無休

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー
抹茶@520円
珈琲@480円
冷やしぜんざい@670円

待つこと7分ですべてが整いました。
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実はここの餡が秀逸という事で参りました。
そもそももみじ饅頭のつぶ餡は、昭和初期、高松宮宣仁親王が厳島を訪問した際、所望したのがきっかけで誕生したと言われていますので、ご当地のつぶ餡がまずいわけがなく、さら〜にこのお店はもみじ饅頭の絶巓だそうです。
確かにこの小豆は美味しいです。
豆が良いのでしょう。
甘さ控え目で豆の美味しさを前面にだす、これが私の好きなつぶ餡です。
下調べしておいてよかったです。
値段は高いような気がしましたが観光地の割にはリーズナブルな値付けでしょう。
満足の甘味でした。

それでは(^_-)