今日は「思い出のマーニー×種田陽平展」です。
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尊敬している美術監督の種田陽平さんの展示会を見に江戸東京博物館に奥様と行きました。美術監督はその映画を見た誰からも注目を浴びるような主役や監督とは違い「黒子」ともいえる裏方の仕事なのです。言い換えれば美術監督は監督やプロデューサーの指示のもと想定どおりのものを作り出すoutsourcee(outsourcingの受託者)なのです。

陽平種田
しか〜し種田陽平さんこの範疇にはいりません。
提示されたthemeにみずからの解釈を加え、新たな提案を盛り込み、映画の舞台となる土地の地形、建物、調度品など登場人物の回りに広がる空間すべてを設計し、実際のセットをつくりあげていくのです。
そうした彼の姿勢から生み出されるセットは、当初の想定を超えるアイデアが詰まった空間となり、監督たちに新たな刺激を与えていき、私もその刺激を大いに受けた一人であります。

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特に「セデック・バレ 第一部 太陽旗〜第二部 虹の橋」のセットは言葉がありませんでした。
これを観た時に始めて日本に突き抜けた天才がいる事を知ったのです。

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「思い出のマーニー」の映画はいまだ見ていませんが物語の重要なシーンを表現した精彩で幻想的なジオラマ模型や原画の数々、映画には出てこない美術資料まで「マーニーのいる世界」の秘密にふれる事ができ感激しました。

湿っち屋敷

マーニーの部屋

2マーニーの部屋

サイロ
特に登場人物すべての背の高さ設定の絵コンテはいうに及ばずマーニーのスケッチブックのdetailを細部にまで亘り事細かく指示していた事には驚きを禁じ得ませんでした。
このスケッチブックは物語のkey factorにはなりますが、所詮は小道具です。
「細部を突き詰め、世界を作る」という彼の言葉にあらためて納得した次第です。

ついでに江戸東京博物館の館内も紹介します。
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今日のランチは「思い出のマーニー×種田陽平展」の流れで江戸東京博物館の近隣の石原町に出没です。
今日のお店は、タンメンではこの店ありとその名がとどろき亘っている「福来軒ラーメン」さんです。

住所: 東京都墨田区石原1-31-9
電話:03-5608-0729
定休日:不定休(日曜営業)

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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ご主人は大勝軒の出自みたいです。

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メニューです。

今日のオーダー
私は「らーじゃんめん」@800円です。
奥様は「みそタンメン」@800円です。
待つこと6分でともども着丼しました。

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まずは「らーじゃんめん」です。
トッピングはニラとモヤシと豚肉です。
麺は中太麺ですが、ゆで加減をまちがえたのかtoo softです。
スープは凡庸な鶏ガラスープです。
辛味は普通です。

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ご主人が私の怪訝な顔を、辛さが足りないのかな、と思ったみたいで、辛子2号を足してくれました。
ご配慮ありがとうございます。
しか〜し辛さが足りなかったのではなく麺の茹で過ぎを不思議に思っていたのです。
味ですか、パンチ不足です。従いまして印象に残るものはありませんでした。

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続きまして「みそタンメン」です。
トッピングは豚肉、キャベツ、モヤシ、玉ねぎ、ニンジン、タケノコ、ニラです。
麺は同様の中太麺です。これまた同様にゆで加減をまちがえたのかtoo softです。
スープは炒めた野菜の甘みがほのかに感じられました。
味ですか、メリハリがありません。
不味くはないのですが全体的にグズグズな感じです。

ラーメンは食べる者の体調もあるので軽軽なことは申せませんがかなり残念なランチでした。
こんな日もあります・・・

それでは(^_-)