今日は「下町っ子探検譚」の話です。
節分の日は鼻の穴に豆を詰まらせて耳鼻科に行く子が多いそうです。
といいますのは鼻って外部から異物が入りますと、その異物を洗い流そうとして多量の水分を出すそうです。
自明の理なのですが、ただでさえ抜けにくい豆が多量の水分によりふやけますので素人では絶対に抜けなくなるらしいですよ。
すごい子供になると放置しすぎたままにしていたら芽がでてきたそうです。
これって実話ですからね(笑)
事程左様に子供って信じられないことをしますね。
特に男子ですか・・・
狭い場所を見つければ入っていって抜けられなくなるし、高いところへは上がれば降りられなくなるし、好奇心が行動を支配しているのでしょう。
子供の時に家の近くにあった地上駅が地下鉄との乗り入れにより地下駅に変わりました。
そして解体するまでのしばらくの間その地上駅は廃墟となり私達下町っ子の絶好の遊び場となったのです。
ある時友達の一人がこの駅に秘密の地下室があり探検しようということとなりました。
その行き方なのですが、その地上駅から20〜30m離れたところに、どういう理由でできたのか穴があり、そこから降りていくと地下室にたどりつくというものなのです。
行ってみたらすごく狭い穴で小学校低学年だった私達でもかなり厳しい狭さです。
そしてその穴をのぞくと真っ暗でその真っ暗な先がどのような構造になっているのか皆目わかりません。
友達にこの穴がどうして地下室に繋がっているんだと聞ききますと他校に行っている幼稚園の時の友達から聞いただけで本人も降りていったわけではないようです。
この日は現状確認しただけで後日降りる穴を拡張しようということで別れたのです。
数日後、トンカチ、ノミ、懐中電灯、ロープを持って私と友達は穴のある場所に行き拡張工事にとりかかったのです。三時間くらいトンカントンカンしていたら、どうやら降りられる穴が確保できたので、穴の入り口にロープを縛りつけて降りていったのです。
途中抜けられなくなりそうになりましたが、ここで雪隠詰めになるわけにもいかず、身体をすりむきながら降りていったのです。
途中までロープで降りていったら、突然大きな空間が出現してきました。
するとそこには粉(まご)う事なき巨大地下室が出現したのです。
懐中電灯で照らしたら何とか飛び降りられる距離なのかなと思ってはみたものの、さすがにヘジり最後は覚悟をきめて飛び降りました。
地下室に降り立つと天井がところどころ欠落しておりうっすらと日の光かりがこぼれ落ちています。
全体がぼんやりとわかりました。
ここは機械室のようです。そしてこの機械室の階高は3m近くありました。
広さは10m×30m位の矩形でした。
よくこの高さをロープで降りてきたものだねと友達と二人で感心したのと同時に、この高さを再び上って帰れるのだろうかと不安に思ったものの、小学生ですから探検の方に目が行きそれに夢中だったのです。
探検の途中すごく臭いにおいがする場所にきました。そこはかなり光量があり、見上げると天井には楕円形の穴がいくつもあいていました。数えてみたら4箇所の穴でした。
異臭の理由が判明しました。
ここはトイレの直下だったのです。
便器の穴を下から仰いでみたのは生まれて初めてです。
何故なのか実際に上でしているところを想像してしまい、慌ててその場から逃げ去りました。
楽しい遊びには終わりがあります。
とても大興奮の探検でしたが帰られなければなりません。
帰りは来た時の反対で元の場所に戻りたらしたロープを使ってよじ登って帰るのです。
二人で同時に昇るとロープが切れてしまいますのでまずは友達から登り始めました。
50cm位上がった時に、突如友達がズドンという音とともに地面に叩きつけられたのです。
入口に縛っていたロープの縛りが甘かったのか結び目がほどけてしまったようです。
どうしようと友達と私は顔を見合わせました。
その当時ですから携帯などは持ってなく救援を要請することはできません。
かなり困りました。
食料はお菓子を主体にそれなりに持っては来たのですが、せいぜいこの日の夜分と次の日の朝分くらいの量しかありません。
これではミイラまっしぐら状態です。
白骨状態での発見はさすがに洒落になりません・・・org
二人ともほとんど涙目状態です。
ここでボーとしていても仕方ありません。
私は探検では踏み入れなかった機械室の奥の奥の方に行ってみました。
間仕切り壁の壊れたところを数か所くぐり抜けて行くと突然大量の光が目に突き刺さってきたのです。
実は私達が入ってきて真反対のところではかなり解体工事がすすんでいて地上と地下との行き来の簡易縦穴隧道が確保されていたのです。
早速私は友達のところに戻りその場所からなんとか地上にでることができました。
地上に生還した気分はチリ鉱山落盤事故の英雄みたいなものでした。
しか〜しこの探検はかなり危なかったのです。
ます狭い穴です、もしかすると挟まれて抜けなくなる事があったかもしれません。
そしてたいした高さではないだろうと勝手に判断して飛び降りましたが、たいした高さだったら大怪我でした。
さら〜に解体工事が進んでなければ地上との簡易隧道もなく、脱出できずにミイラ小学生になっていたのです。
そりゃそうですこんなところに子供が入り込んで遊んでいるなんて誰も想像だにしないでしょうから。
冒頭に小さい子供は好奇心で行動すると書きましたが、この探検そのものが好奇心での行動でした。
無事だったのでこのようにblogを書いているわけですが、場合が場合だったらお陀仏だったでしょうね、まさに何無、名無、チーンでした・・・
これは目が回る!
今日は神田に出没です。
今日のお店は神田中国料理の絶巓「味坊」さんです。
住所: 東京都千代田区鍛冶町2-11-20
電話:03-5296-3386
定休日:日曜・祝日
お店の外観です。
何ですかこの外観、とても神田のTop Chinese restaurantとは思えません。
誰だ、私にこのお店を薦めたのは・・・、それはこの人です。
正直入るかどうかヘジりましたがここまできたら入るしかありませんよね。
店内の雰囲気です。
このお姉さん面白いのです。
寒いのでしょうかサッシ戸を締めきって呼び込みをしています。
“ぃらっしゃいませ〜、こにちは、どお〜ぞ”を連呼しています。
当然のことながら外を歩く人には聞こえません。
さすがに見かねて、小姐(シャオジエ)、不清楚(ブーキンクー)=お姉さん、聞こえないよ、って言ったのですがニコニコと笑っているだけです。
私の中国語は完璧に通じていません、多分私の発音が悪いのでしょうね?
チュウコクコハムツカシィネ・・・
メニューです。
鎮江香酢(ちんこうこうす)です。
鎮江は江蘇省にある都市の名前で、古くから黒酢の名産地として知られています。
一時期日本で大breakしたので覚えていました。
さぁすが本格派レストランです。
今日のオーダー「ラム肉のクミン風炒め」@1,100円です。
待つこと5分で到着です。
この料理は一見すると東南アジア料理ですが、れっきとした中国東北部の料理だそうですよ。
見た目エスニックです。
「ラム肉のクミン風炒め」とは、ころころした一口サイズのラム肉と、玉葱、チリ、クミンの炒め物です。
クミンは「カレーのいいにおい」の素です。カレー好きな日本人にはとてもなじみ深いスパイスといえます。もっとも歴史の古いスパイスの1つですが、今では西欧よりもインド、メキシコ、東南アジア、アフリカなどのいわゆる「エスニック料理」に欠かせないスパイスとして使われています。
それでは実食です。
ウン、これは美味しいですね。
例えて言えば砂肝のコリコリとカシラの柔らかさが合体した味わいです。
チリとクミンのバランスもよくてとても美味しくいただけました。
副食の麻婆豆腐もふくよかな味で、イケます。
コスパが悪い様な気もしますが、本場の味が手軽に楽しめるのであれば良いかなと思うところであります。
節分の日は鼻の穴に豆を詰まらせて耳鼻科に行く子が多いそうです。
といいますのは鼻って外部から異物が入りますと、その異物を洗い流そうとして多量の水分を出すそうです。
自明の理なのですが、ただでさえ抜けにくい豆が多量の水分によりふやけますので素人では絶対に抜けなくなるらしいですよ。
すごい子供になると放置しすぎたままにしていたら芽がでてきたそうです。
これって実話ですからね(笑)
事程左様に子供って信じられないことをしますね。
特に男子ですか・・・
狭い場所を見つければ入っていって抜けられなくなるし、高いところへは上がれば降りられなくなるし、好奇心が行動を支配しているのでしょう。
子供の時に家の近くにあった地上駅が地下鉄との乗り入れにより地下駅に変わりました。
そして解体するまでのしばらくの間その地上駅は廃墟となり私達下町っ子の絶好の遊び場となったのです。
ある時友達の一人がこの駅に秘密の地下室があり探検しようということとなりました。
その行き方なのですが、その地上駅から20〜30m離れたところに、どういう理由でできたのか穴があり、そこから降りていくと地下室にたどりつくというものなのです。
行ってみたらすごく狭い穴で小学校低学年だった私達でもかなり厳しい狭さです。
そしてその穴をのぞくと真っ暗でその真っ暗な先がどのような構造になっているのか皆目わかりません。
友達にこの穴がどうして地下室に繋がっているんだと聞ききますと他校に行っている幼稚園の時の友達から聞いただけで本人も降りていったわけではないようです。
この日は現状確認しただけで後日降りる穴を拡張しようということで別れたのです。
数日後、トンカチ、ノミ、懐中電灯、ロープを持って私と友達は穴のある場所に行き拡張工事にとりかかったのです。三時間くらいトンカントンカンしていたら、どうやら降りられる穴が確保できたので、穴の入り口にロープを縛りつけて降りていったのです。
途中抜けられなくなりそうになりましたが、ここで雪隠詰めになるわけにもいかず、身体をすりむきながら降りていったのです。
途中までロープで降りていったら、突然大きな空間が出現してきました。
するとそこには粉(まご)う事なき巨大地下室が出現したのです。
懐中電灯で照らしたら何とか飛び降りられる距離なのかなと思ってはみたものの、さすがにヘジり最後は覚悟をきめて飛び降りました。
地下室に降り立つと天井がところどころ欠落しておりうっすらと日の光かりがこぼれ落ちています。
全体がぼんやりとわかりました。
ここは機械室のようです。そしてこの機械室の階高は3m近くありました。
広さは10m×30m位の矩形でした。
よくこの高さをロープで降りてきたものだねと友達と二人で感心したのと同時に、この高さを再び上って帰れるのだろうかと不安に思ったものの、小学生ですから探検の方に目が行きそれに夢中だったのです。
探検の途中すごく臭いにおいがする場所にきました。そこはかなり光量があり、見上げると天井には楕円形の穴がいくつもあいていました。数えてみたら4箇所の穴でした。
異臭の理由が判明しました。
ここはトイレの直下だったのです。
便器の穴を下から仰いでみたのは生まれて初めてです。
何故なのか実際に上でしているところを想像してしまい、慌ててその場から逃げ去りました。
楽しい遊びには終わりがあります。
とても大興奮の探検でしたが帰られなければなりません。
帰りは来た時の反対で元の場所に戻りたらしたロープを使ってよじ登って帰るのです。
二人で同時に昇るとロープが切れてしまいますのでまずは友達から登り始めました。
50cm位上がった時に、突如友達がズドンという音とともに地面に叩きつけられたのです。
入口に縛っていたロープの縛りが甘かったのか結び目がほどけてしまったようです。
どうしようと友達と私は顔を見合わせました。
その当時ですから携帯などは持ってなく救援を要請することはできません。
かなり困りました。
食料はお菓子を主体にそれなりに持っては来たのですが、せいぜいこの日の夜分と次の日の朝分くらいの量しかありません。
これではミイラまっしぐら状態です。
白骨状態での発見はさすがに洒落になりません・・・org
二人ともほとんど涙目状態です。
ここでボーとしていても仕方ありません。
私は探検では踏み入れなかった機械室の奥の奥の方に行ってみました。
間仕切り壁の壊れたところを数か所くぐり抜けて行くと突然大量の光が目に突き刺さってきたのです。
実は私達が入ってきて真反対のところではかなり解体工事がすすんでいて地上と地下との行き来の簡易縦穴隧道が確保されていたのです。
早速私は友達のところに戻りその場所からなんとか地上にでることができました。
地上に生還した気分はチリ鉱山落盤事故の英雄みたいなものでした。
しか〜しこの探検はかなり危なかったのです。
ます狭い穴です、もしかすると挟まれて抜けなくなる事があったかもしれません。
そしてたいした高さではないだろうと勝手に判断して飛び降りましたが、たいした高さだったら大怪我でした。
さら〜に解体工事が進んでなければ地上との簡易隧道もなく、脱出できずにミイラ小学生になっていたのです。
そりゃそうですこんなところに子供が入り込んで遊んでいるなんて誰も想像だにしないでしょうから。
冒頭に小さい子供は好奇心で行動すると書きましたが、この探検そのものが好奇心での行動でした。
無事だったのでこのようにblogを書いているわけですが、場合が場合だったらお陀仏だったでしょうね、まさに何無、名無、チーンでした・・・
これは目が回る!
今日は神田に出没です。
今日のお店は神田中国料理の絶巓「味坊」さんです。
住所: 東京都千代田区鍛冶町2-11-20
電話:03-5296-3386
定休日:日曜・祝日
お店の外観です。
何ですかこの外観、とても神田のTop Chinese restaurantとは思えません。
誰だ、私にこのお店を薦めたのは・・・、それはこの人です。
正直入るかどうかヘジりましたがここまできたら入るしかありませんよね。
店内の雰囲気です。
このお姉さん面白いのです。
寒いのでしょうかサッシ戸を締めきって呼び込みをしています。
“ぃらっしゃいませ〜、こにちは、どお〜ぞ”を連呼しています。
当然のことながら外を歩く人には聞こえません。
さすがに見かねて、小姐(シャオジエ)、不清楚(ブーキンクー)=お姉さん、聞こえないよ、って言ったのですがニコニコと笑っているだけです。
私の中国語は完璧に通じていません、多分私の発音が悪いのでしょうね?
チュウコクコハムツカシィネ・・・
メニューです。
鎮江香酢(ちんこうこうす)です。
鎮江は江蘇省にある都市の名前で、古くから黒酢の名産地として知られています。
一時期日本で大breakしたので覚えていました。
さぁすが本格派レストランです。
今日のオーダー「ラム肉のクミン風炒め」@1,100円です。
待つこと5分で到着です。
この料理は一見すると東南アジア料理ですが、れっきとした中国東北部の料理だそうですよ。
見た目エスニックです。
「ラム肉のクミン風炒め」とは、ころころした一口サイズのラム肉と、玉葱、チリ、クミンの炒め物です。
クミンは「カレーのいいにおい」の素です。カレー好きな日本人にはとてもなじみ深いスパイスといえます。もっとも歴史の古いスパイスの1つですが、今では西欧よりもインド、メキシコ、東南アジア、アフリカなどのいわゆる「エスニック料理」に欠かせないスパイスとして使われています。
それでは実食です。
ウン、これは美味しいですね。
例えて言えば砂肝のコリコリとカシラの柔らかさが合体した味わいです。
チリとクミンのバランスもよくてとても美味しくいただけました。
副食の麻婆豆腐もふくよかな味で、イケます。
コスパが悪い様な気もしますが、本場の味が手軽に楽しめるのであれば良いかなと思うところであります。