今日は「天かすVS油揚げ」の話です。
中学校三年生の時初めて甲子園にいる伯母を訪ねた時の話です、所謂私の大阪初見参ですか。昼時になったので「なんば」のおそば屋さんに入り「きつねそば」を頼みました。するとお店のオジサンから、「きつねそば」やて、何やおもろい子が来たで、と大笑いされました。するとそれにつられて店内にいたお客さん達も大笑いです。私は嘲笑された意味すらわからず、ムキニなって、油揚げの入ったそばないのですか、と再度尋ねますと、「おいてまへん、そんなけったいなもん食べたかったら他の店いってんか」と笑いながらやんわりと断られました。
何かこのお店の空気変だと思い、それなら何がありますか、と聞きなおしますと、「けつね」ならおます、といわれ分けもわからずそれを頼みました。
どうやらカルチャーギャップがあることを、遅まきながら理解したのですが、その一方でなんと“夜郎自大”なところだと憤慨したのです。
確かにその当時は東京と関西の行ききも少なく、関西文化を知悉している人も少なかったように記憶していますが、やはりこのオジサンの応対は異常ですよね・・・二度書きますが、その時の私は中学三年生ですよ!
ということで私の様なアヤマチをおこさないよう以下に纏めましたのでご参考にしてください。ちなみに私は関西のうどんは大好きです、一ちゃんすきなのは“きざみ”です。

関東関西
たぬきそば(うどん)はいから
きつねそばたぬき
きつねうどんきつね
関東では天かすが入るのが「たぬき」です。「たぬき」は天ぷらの“タネ”がないことから「タネぬき」→「たぬき」と呼ばれるようになりました関西では油揚げがのったそばが「たぬき」です。揚げ玉はサービスなので油揚げ入りの「うどん」と区別するために、そばの独特の色から連想して「たぬき」となりました
「関東と関西こんなにちがう」日本博学倶楽著より転載

芳蘭1
ここのところ初夏の感じですね、もう今年も半分が終わろうとしています、月日の移ろいは早いものです・・・

今日のお店は中華料理「芳蘭ラーメン」さんです。

住所: 東京都中央区東日本橋3-7-7 1F
:03-3661-5995
定休日:日・祝・第3土曜

芳蘭2
お店の外観です。

芳蘭3
お店の雰囲気です。このお店は大正三年創業の茅場町「大勝軒」の味を継承している老舗の暖簾分け店だそうです。

芳蘭4
今日のオーダーは「坦々麺」@850です。
このお店は前から美味しいそうなお店と狙いをつけていたのでとても楽しみです。ちなみに今日の「坦々麺」は珍さんの手でつくられました。
まずは血の色地獄の様相を呈しているスープからいきましょう。
ラー油の辛さはビンビンきますが花椒、山椒の香辛料はあまり攻めてきません。なにやら酸味がします、後でお姉さんに聞くと隠し味で酢を入れているようです。少し平板な味がしますが、そこそこのレベルです。ココナッツ(胡桃?)ペーストもコクがあり味わいがあります。挽き肉も香ばしく美味しいです。
麺はストレート麺で、茹で方よしでこのスープによく絡みます。
かなり辛かったので無料ライスを頼み辛さを緩和させました。試しにオジヤ風にスープにご飯を入れて食べたらこれが合うこと合うこと、適度なショッパさのチャーシューが全体の味を引き締めます、これはイケます、美味しいです。
どうやら穴場店を発見したようです、こういう日はこの上ない満足感に包まれます。
ご馳走様でした

それでは(^_-)