今日は「甘味四方山話」の話です。
甘納豆入り赤飯
光塩学園女子短期大学HPにアクセスし「沿革」を開く。書き出しにこうある。 
「あなたは、甘納豆入り赤飯をお好きですか。小豆ではなく、甘納豆の入った赤飯は家庭でも作られ、お店でも売っています。でも、この甘納豆入り赤飯が北海道特有のものだと知っていましたか。実は、この甘納豆入り赤飯を考え普及させたのは、本学初代学長の南部明子先生なのです」 
そして昭和三十二年にHBCテレビ(北海道放送)が札幌に開局し、その直後から南部先生は料理講師としてレギュラー出演とある。同局のラジオ放送は五年前の二十七年に始まっているから、ラジオで作り方を紹介したのが発端なら、もう半世紀以上前に北海遺式赤飯は誕生したことになる。それが道内に伝播し、さらに東北に伝わったと思われる。道内にも東北にも小豆を使った従来の赤飯文化が存在しただろう。既存の文化にかぶさるように甘納豆赤飯が普遍化していった過程は現時点ではわからない。普通は既存文化との衝突や混交が起きるものだが、その形跡は果たして残っているのだろうか。興味深いテーマではある。 
甘納豆入り赤飯誕生の経緯を提唱者の南部明子さん(故人)の娘さんで札幌の光塩学園理事長、南部ユンクィアンしず子さんに伺った。 
「母は昭和二十年代後半から三十年代前半にかけて、地元の北海道新聞、北海タイムズなどが主催する料理の講習会にでかけるたびに、簡単にお赤飯が作れる方法を紹介したのだそうです。ヒントは戦前のことですが、祖母が普通の小豆の赤飯を炊いたとき、食べやすいように甘納豆をのせた。すると子どもたちがとっても喜んで食べてくれたんだそうです。母はそのことを覚えていて、簡単に作れる赤飯を考えつきました。もち米と普通のうるち米を半々の分量で炊くのですが、そのとき食紅を混ぜピンクに炊きあげます。ご飯が炊けたら甘納豆を入れ、一緒に蒸します。それだけです。前の晩から小豆を水に漬けてといった面倒がありませんし、炊飯器ひとつでできます。母がこの方法を講習会で紹介すると、翌日には近所のお菓子屋さんから甘納豆が消えるくらい評判になったそうです。  
母は働く女性の草分けのような人でしたから、戦後の女性の社会進出が頭にあったのかもしれませんね。うちの学園では代々この方法を学生に教えています。母は生前、地元の新聞やラジオヽテレビなんかの取材をたくさん受けていますから、北海道ではよく知られていますよ」
「天ぷらにソースをかけますか」野瀬泰甲著より転載

この「甘納豆入り赤飯」の誕生の経緯については全く知りませんでした。
札幌に7年在住していたので道産子が当り前に食す「甘納豆入り赤飯」は道産子の伝統的食文化だと思っていたのですが、実は昭和25年頃から光塩学園女子短期大学の南部学長が作り出して伝播していったものだったのですね。
実際道産子はこの「甘納豆入り赤飯」を食べる時は、この赤飯の上にさらに砂糖をぱらぱらとかけますので甘いのですよ(笑)

さら〜に北海道はコロッケも甘いです。
転勤したての頃、よく買いものにいっていた新札幌にある「新さっぽろ生鮮市場」でコロッケを求めて家で食べたら甘かったのです。
翌週市場の惣菜屋のオジサンに、おたくで買ったコロッケ甘かったよ。塩と砂糖間違えたんじゃないの、と言ったところ、なんも間違えてないよ。コロッケには砂糖入れてるんだから、甘いわな、と返されてギャフンとなった経験があります。
変わった甘い食べ物は全国的いたるところで独自に息づいています。
まぁその頂点は名古屋ですがね・・・

我が下町にも甘い食べ物がありました。
代表的なものがバタあんです。
これはコッペパンの中にバターを塗りその上にあんこを重ね塗りしたものです。
それの亜流がピーナッツあんです。
これはコッペパンの中にピーナッツバターを塗りその上にあんこを重ね塗りしたものです。
いずれもあんこのW塗りが頼めました。
後はシュガートーストですか。
揚げた食パンにバターを塗りその上にスティックシュガーを一本まるまるかけたものです。
バタあん、ピーナッツあん、シュガートーストいずれもたまらなく美味しかったですよ。
さすがに今では売っているお店はありませんが、自宅で再現が可能ですので機会があったらtryしてみようと思っています。


サイト名は、「世界一即戦力な男・菊池良から新卒採用担当のキミへ」です。
日本語のみ対応のサイトではあるものの、サイトの中では、世界中の人事担当者に向けて自分をPRしています。
サイトには、「世界一即戦力な男・菊池良」さんの経歴や、資格(TOEICスコア)、ワークビジョン、推薦者からのコメントなどが掲載されています。また、サイトの一番下には、面接の申し込みボタンがあり、このサイトに目を通した世界中の採用担当者が面接の依頼を出せるようになっています。
サイト上に書かれている経歴によると、「世界一即戦力な男・菊池良」さんは、都内の私立高校(調理科)を中退後、約6年もの間、ひきこもり。その後、大検を経て、東洋大学の文学部に入学。2014卒で就職活動をしていることから、現在は、大学3年生と思われます。
笑えますよ!



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今日は神田に出没です。
先週の夜に下町ビギナーさんと訪れたのですが長蛇の列で断念したのです。
今回lunchtimeも営業しているという事で再訪しました。
今日のお店はお好み焼き「カープ」東京支店さんです。

住所: 東京都千代田区神田鍛冶町3-5保坂神田ビル1F
電話番号:03-5296-0080
定休日:日、月、祝祭日

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「そば入り」@900円です。
"広島風お好み焼き”は好きで大阪在住の時はよく食べにいっていました。
本当に美味しいですよねhappy01

このお店はご主人夫婦とその息子さんプラ〜スアルバイト店員さんで繰りまわしています。
その息子さんに数日前に女性のお客さんが、もう食べられますか、って聞いたので、食べられないものは作らないって。そういう意味で言っているんじゃないのは分かっているけれどさぁ、食べ物屋で絶対に口にすべき言葉ではないよね、と息子さんが店内のお客さん相手にすごく息まいていました。
実際は過去談なのでその場で息子さんと女性の客との間でどのようなやりとりがあったのかは知る由もないのですが、要はこの話って「ら抜き言葉」の問題でしょう。
「書くことができる」を短く言うと「書ける」ですね。では、「食べることができる」を短く言うと何でしょうか。中学校の文法の教科書によると、「食べれる」はまちがいで「食べられる」です。「食べれる」という言い方は、「ら抜き言葉」として非難されています。あと、「見ることができる」の意味での「見れる」も「ら抜き言葉」で、正しくは「見られる」ですよね。

ここで申したいのは文法的な正誤はどうでもいいのです。
サービス業特に飲食に携わる方々は客をいじるべきではないと申したいのです。
飲食に携わる方は絶え間なく清潔であることに努め、寡黙に美味しい料理の提供を一にすべきだと思うのです。
其れゆえ「ら抜き言葉」がどうしたああしたなんて、自分の胸に飲みこんで客の前で言わなければいいのです。
お客との会話は過不足ない程度に留めておくべきだと思うのです。
この息子さんの話からそのように感じただけですので他意はありません。

閑話休題おはなしはもどりまして
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待つこと10分で「そば入り」が焼き上がりました。
見た目美お好み焼きですね。

それでは実食です。
お好み焼きが臭いです。
理由は前のお客の食べカスを除去する時に使った金属タワシみたいなもの匂いがツルツルの天板に転写してしまったようです。
金属の嫌な匂いがお好み焼きを支配しています。
さら〜にシャキシャキ食感のもやし、隠し味のとろろ昆布、カリカリに焼かれた豚バラ、甘めのソースなどが口の中で1つの味になっていますが、mainのキャベツが甘くありません。このお好み焼きの場合90%がキャベツで構成されています。
そのキャベツが美味しくないのであればこれは一種の拷問です。
本来なら作り直しをお願いするところですが時間がないのでソースで誤魔化しました。
しか〜し臭いものは臭いのです。美味しくないものは美味しくないのです。
甘めのソースを多めにかけ回してなんとか胃袋に押し込んでいただきました。

このお店は二回目なのでこのお店の美味しさはよくよく承知していますが、こんな日もあるのですね。

それでは(^_-)