下町っ子の上の空

好奇心が人一倍強く、見栄っ張りで、お人好しの下町っ子のBlogです。 ウンチクネタがくどいのがたまに傷ですが、お気軽にお立ち寄り下さい。

坊ちゃん

神田 浅野屋本店 リターンズ

今日は「坊ちゃん考」です
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久々に夏目漱石の「坊ちゃん」を読んでみました。
個人的に漱石は「三四郎」が好きでこれは何度となく読み返しましたが、「坊ちゃん」は多分これで3回目です。

このあらすじをまとめてみると以下のようになります。
東京育ちの「おれ」は父の遺産の分け前で物理学校を卒業し、そこの校長の話に乗って、四国の中学校 (旧制)に数学教師として赴任する。
赴任早々、天麩羅蕎麦を4杯食べた ことや、温泉の浴槽で遊泳したこと などをネタに生徒にいたずらされる。
はては宿直の夜に蚊帳の中にイナゴを入れられ叫び、「おれ」はついに怒って実行犯の寄宿生らの処罰を訴える。
教頭の赤シャツや教員の大勢が これをうやむやにしようとするなか、 山嵐という数学教師のみが筋を通すことを主張し、「おれ」は山嵐と心を通わす。
やがて「おれ」は、赤シャツが うらなりの婚約者マドンナに横恋慕してうらなりを左遷したことや、 敵対する山嵐を追放しよう たくらんでいることを知る。
辞職に追い込まれた山嵐と「おれ」は、赤シャツの不祥事を暴こうと監視を始め、ついに芸者遊び帰りの現場を取り押さえたが、しらを切ったので鉄拳で天誅を加える。
辞表を出した「おれ」は、帰京して街鉄(路面電車)の技手になり、しばらく清と暮らすが、やがて死別する。


改めて読むと、この作品は坊ちゃんと山嵐とのピカレスク友情物語なんじゃないかな、言うのが感想です。
加えて申せば、この小説は坊ちゃんの清に対する一種のマザコン小説だと思います。
補足しますと、坊ちゃんの実母が12才で早世したことで、実質の母親代わりとなったのが下女の清です。
そもそも清は、徳川家の世では銘家の出自でありましたが、ご維新後その家が零落してしまい「坊ちゃん」の家
の下女と相成ったのであります。

特にこの小説のいたるところに巻き散らされている清の「無償の愛」はありがたく、感動的であります。
以下の一文をご覧ください。
清は時々台所で人の居ない時に「あなたは真っ直でよいご気性だ」と賞める事が時々あった。
しかしおれには清の云う意味が分からなかった。
いい気性なら清以外のものも、もう少し善くしてくれるだろうと思った。
清がこんな事を云う度におれはお世辞は嫌いだと答えるのが常であった。
すると婆さんはそれだから好いご気性ですと云っては、嬉しそうにおれの顔を眺めている。


いわゆる「猫可愛がり」なのです。
で〜もこの様に「猫可愛がり」をしてくれる人物というのはこの世の中で唯一我が母親なのです。
今このように思い返して、私も母親から受けた「無償の愛は」感謝してもしきれません。
結果、私は母に親孝行したいと思っていたけれども、早世してしまったのでそれすらもできませんでした。
母が死ぬ三日前に面会に行きましたら、自分の事はさておき、ひたすら私の心配ばかりしていて、逆に励まされました。死の間際においてもこのような心遣い・・・・
母の愛の深さにはかなわないのです。

最後にプチトリビアネタです。
なんで「坊ちゃん」が物理学校(現在の東京理科大)に入学したのかですが、小説ではたまさかその前を通りかかったら生徒募集の広告が出ていたからなのです。
実はこれは必然でして、くだんの「坊ちゃん」は神田小川町に下宿していたのです。
そこから東京理科大はとても近かったのですね。
さらに山嵐との共闘で中学を辞職した坊っちゃんは、東京に帰郷し街鉄(後に都電と呼ばれるようになる路面電車のこと)の技手となりました。
今でいうエンジニアとして勤務したのですが、実態はエリートテクノクラートなのです。
めでたしめでたしのハッピーエンドの小説だったのであります。


日本でもやったら!



ということで私も神田に出没です。
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今日のお店の接客は、本当によくないのですが味がよいので再訪してしまうのです。
今日のお店は二八蕎麦の老舗「浅野屋本店」さんです。

住所: 東京都千代田区内神田2-7-9
電話:03-3254-4351
定休日:土曜日(第一・三)・日曜日・祝日

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

座って10分たってお水が出てきました。
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この時点でオーダーが始めて通ります。

今日のオーダー「大もりそば」@830円です。
この「浅野屋本店」さんは、明治5年(1872年)創業の老舗蕎麦屋さんです。
東京、および近県にある「浅野屋」さんのflagship店なのでもあります。
こちらの蕎麦は、そば粉10に対して、つなぎの小麦粉が2の、いわゆる「外二八」の蕎麦です。
今日は福井市山室産のそばを使用しており馥郁たる香りが楽しめます。

待つこと9分で「大もりそば」の到着です。
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清涼感有る盛付は高評価です。

それでは実食です。
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蕎麦はコシがあり冷えもいいです。
ツユは鰹出汁(かつおだし)がきいていて美味しいです。
うん、これはイケますね。

しか〜し10分も客を放置していても平気であり且つ蕎麦は香りを楽しむものなに「店内禁煙」にしていないとか言語道断のお店です。
それなら行くなよ!と突っ込みたいところではありますが、やはり老舗蕎麦屋の味はその不満を凌駕するほどのものがあるのです。

それでは(^_-)

池袋 香家

今日は「涙は心の汗だ!」です
青春時代、欧米の小説ばかり読んでいた。
日本の小説は貧乏臭くて読む気が失(う)せた。
自分の家が貧乏で苦労しているのに、他人の家の貧乏まで心配したくなかったのだ。
そんなわけで、いい年になって名作と言われる作品を読んだら、これがもう、驚いたのなんのって。
まず『坊っちゃん』。ドラマなどを見る限り、“熱血教師が活躍する青春学園物語で、マドンナとラブラブ”というイメージだった。ところが漱石の書いた『坊っちゃん』は、熱血ではあっても青春でも学園でもラブラブでもなかった。

坊っちゃんにとって教職は単に一番給料の高い仕事であって、学校はただの職場でしかない。
学校に対する理想も教育に対する情熱も生徒に対する愛情も、何一つ持ち合わせていないのである。
生徒のことは“田舎者”と、ひたすら嫌悪し、軽蔑している。
この人が教職に就いたのは、学校にも生徒にも本人にも、不幸なことだったと思う。
そして“チッチとサリー”“ヒデとロザンナ”“白子とポン酢”の如く、坊っちゃんと言えばマドンナがセットだと思っていたら、実は2人は何の関係もない間柄で、言葉を交わすことさえないのだった。
坊っちゃんはマドンナの美しさに感心しているが、感動はしていない。
そしてマドンナの境遇に同情したり、行く末を案じたり、幸せを願ったり、一肌脱いでやろうと思ったりは全然していない。そのような感情は、彼女の婚約者であったうらなり君に対して抱いているのだ。

坊っちゃんの心を常に占めている女性は、年老いた乳母の清である。
美しい景色を見れば「こんな所に清と一緒に来たらどんなに楽しいだろう」と思い、腹黒い人間に会えば「清は教育はないが、人間としてはずっと上等だ」と思い、下宿でショボいお菜を出されれば「清なら俺の好きなマグロの刺身か蒲鉾(かまぼこ)の付け焼きを出してくれるのに」と思うのだ。
虚心に読めば『坊っちゃん』は「親譲りの無鉄砲が災いして負け組街道を突っ走った青年と、彼に無償の愛を捧(ささ)げた孤独な老女の純愛物語」である。
この話を「青春学園ラブラブ物語」に改変した脚本家の手腕には、敬意を表する他あるまい。

わずか一月あまりで教職を辞した坊っちゃんは東京へ戻り、まっすぐ清の元へ行き、ポロポロと涙を流して喜ぶ清に「もうどこにも行かない。清と一緒にいる」と誓う。
以後、死が2人を分かつまで、坊っちゃんと清は同じ屋根の下に暮らす。
私はこのシーンを涙無くしては読めない。無償の愛は裏切られると相場が決まっているのに、この青年は真心で応えてくれたのである。
古今の小説の中で清ほど幸せな女性はいないと思う。
私は清になりたい。
ある冬の日、清は肺炎で亡くなる。死の間際「坊ちゃんと同じお墓に入れてください。
清はそこで坊ちゃんが来るのを楽しみに待っています」と頼み、坊っちゃんは快くその願いを聞き入れて菩提寺に葬る。物語はそこで終わっている。

トーマス・マンは「より多く愛した者が敗者である」と言った。
しかし清の如く無私に徹した純真な愛の前で、勝敗は意味をなさない。
さてこの様に『野菊の墓』『源氏物語』『こころ』等々、いい年して読んでみたらイメージと違った名作は色々あるのだが、今日はこの辺でお終(しま)いにしましょう。
読んでびっくり『坊っちゃん』山口恵以子著より転載

このエッセイを読んで驚いた事があります。
それは私も「坊ちゃん」を読んで号泣したのです。
ただし小学生の頃です。
そして私が号泣したくだりというのは以下のくだりです。
ある冬の日、清は肺炎で亡くなる。死の間際「坊ちゃんと同じお墓に入れてください。清はそこで坊ちゃんが来るのを楽しみに待っています」と頼み、坊っちゃんは快くその願いを聞き入れて菩提寺に葬る
これにはjust burst out cryingになってしまったのです。
感動した理由はよく分りませんが、いまでもこの一文にはウルットきます。

私は涙もろいのです。
涙もろい
感情量が多いと言えば格好いいのですが・・・
涙もろいと言う意味にはもうひとつ情に弱い、情にもろいという側面もあるようです。
従いまして、親しい間柄でなくても苦労した話や感動的な話を聞いただけでも感情が揺さぶられ涙してしまいます。
辛い経験をして強くなる人は多くいますが、私の場合は強くはなりません。
その為か、似たような辛い経験を乗り越えた境遇の人の話を聞くと考えるよりも先に感情があふれてきます。

涙は心の汗だ、って昔誰かが言っていました。
身体が熱くなると汗をかくように、胸が熱くなると涙が出るのです。
人生は感動です。
どんどん感動して泣きましょう。


This video make me cry.
It’s so touching!



今日は池袋に出没です。
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美味しい「担々麺」のお店があるとお邪魔しました。
今日のお店は「香家ラーメン」エソラ池袋店さんです。

住所: 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋 6F
電話:03-5944-9158
休日:無休

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「担々麺とご飯セット」@1,000円です。
実はこのお店は再訪店です。
前回の辛さはデフォルトにしたのですが今回はワンランク上の「鬼もっと」にしました。

待つこと6分で「担々麺とご飯セット」の到着です。
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麺は香家オリジナルの細くストレートな 香港麺です。
それでは、胡麻・唐辛子・花椒・陳皮・八角などさまざまな漢方素材のスパイスが生み出す絶妙な味わいのスープをいただきましょう。
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うん、これは美味しいですね。
味噌が美味しいのです。
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辛さは私が丁度良いので、普通の舌なら少し辛いかもしれません。

白眉はザーサイです。
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今回珍しくご飯セットにしたのはこのザーサイの味を高菜とブレンドしていただきたかったのです。
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このザーサイ・・・多分池袋一番でしょう。
このザーサイを食べたら桃屋のザーサイは銀河の果てまで飛んで行ってしまいます。

BGMはデイズニーのしっとりしたものですし、女性客が多いことも理解できます。
要はオサレな香港料理屋さんなのでした。

それでは(^_-)

丸の内 ダ・ボッチャーノ リターンズ

今日は「夢でもし会えたら♪」です
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先日、英語と日本語が堪能なシンガポール人と雑談していました。
彼の日本語は私よりもしかしたら上手いかもしれないという程の会話力です。
聞きましたら小学生の時に日本で暮らしていたのでなるほどです。
しか〜し発音は良いのですが話す内容が最近の若者言葉を多用しますので、彼の会社の肩書からしますとかなり違和感があります。
なにかそのような流行り言葉で話すと日本人に歓迎されると思っている節があるみたいですが、そんなことはあるわけもなく、個人的には直した方が良いように思っています。

雑談の中で私が聞いたのは、物事を考える時は、英語、日本語どちらの言語をつかっているのですか、でした。
彼は笑いながら、日本語で話している時は日本語で考えますし、英語で話している時は英語で考えています。
しか〜し難しい判断がいる場合は公用語である英語を使いますかね。
日本語は抽象的な言葉が多いのでロジカルに考えるのには向いてない、と言っていました。
それでは夢の中ではどちらの言語で見ているのですか、と聞きましたら、笑いながら、意識したことがないので自信はありませんが、多分外国人がでてくる夢は英語で、日本人がでてくる夢は日本語だと思います、と言っていました。成るほどね、と思いました。

私が海外取引を始めた頃たいして英語が話せないのに外国人と流暢な英語で話している夢をよく見ました。
多分英語が流暢になりたいという願望のなせる仕業だと思っていました。
実は、夢の中の英語は夢を見た人の可能性を示唆しているのだそうです。
英語がしゃべれないのに英語がわかる夢は、その前向きな行動がその人の人間関係を広げていく、という暗示なのだ、そうです。
この夢を見た人は「未知なこともさほど抵抗なく受け入れられそうな状態」になっていることを表しているのだそうです。本当かしらん?
個人的は「願望」に清き一票です。

このふりネタ・・・
実はこの歌が好きなので紹介したかったのです。
回りくどかったですか?


今日は丸の内に出没です。
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たまには美味しいパスタでも食べるかと訪れましたのはこちらです。
今日のお店は「ダ・ボッチャーノ KITTE丸の内 (DA BOCCIANO!)」さんです。

住所: 東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE 5F
電話:03-3217-2013
定休日:不定休

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダーは二人とも「ボッチャーノランチ(いろいろきのこのクリームスパゲッティ)」1,674円です。
このお店は5回目(内二回は不投稿)ですが客を待たせ過ぎです。
今日も列の最後尾に並んでから32分後に席につきました。
待っている間かなりのお客が会計を済ませてお店を後にしていますのに一向に席への案内がなされません。
今日その理由がわかりました。

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この店員さんが他のスタッフに言うには、客を一気に出して空いたら一気に入れるからな、とのことです。
ちょっと待ってください。
普通席が空きましたら客を順次入れるのが常識だと思います。
ましてランチタイムの様な忙しい時間帯に、はるばる来たお客を取るに足らない理由で立たせ続けているなんて、言語道断であります。
正直、この店員さんに軽い殺意をいただきました。

待つこと2分で「前菜八種盛り合わせ」の到着です。
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見た目野菜にパサパサ感があります。
食べても作り置きなのでしょう、私の一瞥の正しさが証明されました。
味ですか行間を読んでください。

待つこと13分で「いろいろきのこのクリームスパゲッティ」の到着です。
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キノコが輝いています。
それでは実食です。
キノコは新鮮なのでしょう、プリプリしていて噛みしだく快感すら覚えました。
アルデンテのパスタもグート(gut)です。
クリームソースの乳化も良く、これは掛け値なしに美味しいです。

デザートのりんごと蜂蜜のゼリーと珈琲です。
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これは特筆するものはありません。
どうなのでしょうか。
来るたびにここのホールスタッフの接客からは真摯な姿が見受けられません。
店名の由来である夏目漱石の名著「坊ちゃん」のラストシーンに出てくる、坊ちゃんが同僚の「山嵐」といっしょに教頭の「赤シャツ」に生卵を投げつけて終わるみたいに、気合を入れて見ますか。
それはなりません。
この行為は傷害罪(刑法204条)に該当しますので、それこそ本当に臭い飯をたべなくてはなりませんので・・・

それでは(^_-)
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