今日は「SM異聞」です
官能小説とくにSMの世界での大家「団鬼六」さんのお名前は存じていました。
誤解があるとけませんので私はSMを含めたそのような異常性欲の世界とは無縁であります事をあらかじめお断りしておきます。
実はこの方渥美清さんととても親しかったのです。
そこで「WHY?」という思いが首をもたげて「悦楽王鬼プロ繁盛記」団鬼六著を手に取るようになったのです。
実は今日の今日までこの団先生を単なる変態作家だと決め込んでいたのですが、完璧なステレオタイプの擦り込みだったというのがこの本を読んで分ったのです。
その実は極めてまともな方だったのでした。
関西学院中学部、関西学院高等部を経て、関西学院大学法学部卒業したエリートが舞台の演出家志望であったのが生活のために田舎中学の英語教員になり、インチキ英語を駆使しテレビ洋画の翻訳部に入社し、次にピンク映画のシナリオライター、自分の好色加減を再確認して次にSM作家となり、それだけでは飽き足らず、性倒錯者を対象としたSM雑誌の主幹となるのですが、ご本人曰く、私のSMというものは異常的な助平趣味である、と言い切るように極めて健康的な常識人であります。
たまに異常趣味者が事務所にやってくるみたいでその度に団先生は狼狽していたみたいです。
実際その「浣腸責め」体験の記載が本著にありましたので以下に紹介します。
「なにモタモタしているんだ、川田君、君枝ちゃんの尻の穴を指で揉んだれ。出しやすいようにしたれ」
川田は辻村さんにどなりつけられて机の上に蛙のように縛りつけられている君枝ちゃんに近づき、彼女の双臀を背後からのぞき込むようにしながら菊花の蕾に指をぐっと押しつけていく。
「どや、まだ、出んのか」
川田がいやらしく顔を歪めて双臀の内側をのぞき込もうとした時、彼女はとうとう声をあげて泣き出した。
そして、泣きながら全身を激しく痙攣させてパッとやらかしたのである。
「ひゃあっ」
川田はいきなり顔面に噴射されて、その場に尻もちをついた。
「ああっ、あああ〜」
と悲痛な声を張り上げたのは君枝ちゃんではなくて私なのだ。
溶解した体内の汚物は一発、川田の顔面にパンチを喰らわしてから激しい勢いで発射された尿水と一緒になって便器からはみ出し、私の貴重な飛騨木の机の上にしたたり流れているではないか。
私はもう見るに堪えず半泣きになってその場から逃げ出したのである。
実際この後事務所の人間は飛騨の名机を何度も水洗いをし、机に匂いが残っていないかどうかを確認し、その度に顔をしかめ、また洗い直したそうです。
結局この匂い取の作業はかなり大変だったみたいで、二度とこのようなSMプレーの実験はさせまいと半ベソを書きながら強く心に誓ったそうです。
個人的にこれには大笑いしました。
その後団先生は、性倒錯者達だから彼等の性に対する純粋性というものは幼児的であるがまた、芸術的だといえなくもない。しかし、彼等が如何に純粋とか芸術とか口にしても、一般人、つまり、ノーマルな人種にとっては変態以外の何物でもないと映るはずだ。
変態?何が悪いのだ、と彼らは開き直るはずである。
狂人でないのに狂人扱いされる彼等、病人でないのに病人扱いされる彼らに私はいつしか畏敬の念さえ持つようになってきた、と述べていますように常識人?であることがお分かりになられるかと思います。
渥美清さんとの付き合いは、渥美さんが団先生の相談相手だったみたいです。
お二人の互いの心温まる交流はこのふりネタにはそぐいませんので割愛させていただきます。
その一方で渥美清さんは、「男はつらいよ」が絶頂だった頃でしたのでかなりのストレスを感じていて、団先生とのお付き合いは「一服の清涼剤」だったみたいですよ。
こういうの好き♪
今日は亀戸に出没です。
たまには「くず餅」でも食べるかとお邪魔したのはこちらです。
今日のお店は「船橋屋」亀戸駅前店さんです。
住所: 東京都江東区亀戸6-26-3
電話:03-3637-2784
定休日:不明
お店の外観です。
店内の雰囲気です。
メニューです。
今日のオーダー「牛すじごぼう温玉にゅう麺」@875円です。
ここは老舗です。天保三年(1832年)刊「金龍山浅草寺」寺門静軒著に「船橋屋」さんの紹介の一文を見つけましたので以下に紹介します。
雷門外の雷おこし、其の名、四方に震(ふる)い、金龍山餅と頡頏(けっこう=張り合って長年たつ)する者、年所あり。香味淡白、古人も口気(こうき=食べ物の好み)思うべく慕うべし。
輓近(ばんきん=最近)名ある、雷門内船橋亭(船橋屋)の菓子の、甘味を極るが如きにはあらざるなり(甘味においてはまだまだである)。
門の内外、風味殊に異なり。以て古今を照らすなり。
当時は厳しい評価を下されていたのですね・・・
店内は年輩の方が多く落ち着いた雰囲気を醸しだしていました。
待つこと17分で「牛すじごぼう温玉にゅう麺」の到着です。
見た目ボリューミイですね。
それでは実食です。
まずは「牛すじごぼう温玉にゅう麺」です。
おつゆが熱々で結構です。
牛すじはトロトロしていて且つ弾力があり美味しです。
だしもよく効いています。
特筆するのは温玉です。
この温玉を割れば艶やかな黄色が丼の表面に拡がります。
うん、大満足です。
「まぜご飯」は梅の香りがたかく、少し硬めの炊き加減ご飯はその香りを際立たせます。
美味しいです。
好物の「くず餅」です。
秘伝の黒糖蜜と香ばしいきな粉をくず餅に加えることで、このくず餅が生まれ変わります。
何百回、何千回食べようとこのくず餅の美味しさは鐵板です。
大満足の下町甘味であります。
コスパも良くプチ満足のランチでした。
官能小説とくにSMの世界での大家「団鬼六」さんのお名前は存じていました。
誤解があるとけませんので私はSMを含めたそのような異常性欲の世界とは無縁であります事をあらかじめお断りしておきます。
実はこの方渥美清さんととても親しかったのです。
そこで「WHY?」という思いが首をもたげて「悦楽王鬼プロ繁盛記」団鬼六著を手に取るようになったのです。
実は今日の今日までこの団先生を単なる変態作家だと決め込んでいたのですが、完璧なステレオタイプの擦り込みだったというのがこの本を読んで分ったのです。
その実は極めてまともな方だったのでした。
関西学院中学部、関西学院高等部を経て、関西学院大学法学部卒業したエリートが舞台の演出家志望であったのが生活のために田舎中学の英語教員になり、インチキ英語を駆使しテレビ洋画の翻訳部に入社し、次にピンク映画のシナリオライター、自分の好色加減を再確認して次にSM作家となり、それだけでは飽き足らず、性倒錯者を対象としたSM雑誌の主幹となるのですが、ご本人曰く、私のSMというものは異常的な助平趣味である、と言い切るように極めて健康的な常識人であります。
たまに異常趣味者が事務所にやってくるみたいでその度に団先生は狼狽していたみたいです。
実際その「浣腸責め」体験の記載が本著にありましたので以下に紹介します。
「なにモタモタしているんだ、川田君、君枝ちゃんの尻の穴を指で揉んだれ。出しやすいようにしたれ」
川田は辻村さんにどなりつけられて机の上に蛙のように縛りつけられている君枝ちゃんに近づき、彼女の双臀を背後からのぞき込むようにしながら菊花の蕾に指をぐっと押しつけていく。
「どや、まだ、出んのか」
川田がいやらしく顔を歪めて双臀の内側をのぞき込もうとした時、彼女はとうとう声をあげて泣き出した。
そして、泣きながら全身を激しく痙攣させてパッとやらかしたのである。
「ひゃあっ」
川田はいきなり顔面に噴射されて、その場に尻もちをついた。
「ああっ、あああ〜」
と悲痛な声を張り上げたのは君枝ちゃんではなくて私なのだ。
溶解した体内の汚物は一発、川田の顔面にパンチを喰らわしてから激しい勢いで発射された尿水と一緒になって便器からはみ出し、私の貴重な飛騨木の机の上にしたたり流れているではないか。
私はもう見るに堪えず半泣きになってその場から逃げ出したのである。
実際この後事務所の人間は飛騨の名机を何度も水洗いをし、机に匂いが残っていないかどうかを確認し、その度に顔をしかめ、また洗い直したそうです。
結局この匂い取の作業はかなり大変だったみたいで、二度とこのようなSMプレーの実験はさせまいと半ベソを書きながら強く心に誓ったそうです。
個人的にこれには大笑いしました。
その後団先生は、性倒錯者達だから彼等の性に対する純粋性というものは幼児的であるがまた、芸術的だといえなくもない。しかし、彼等が如何に純粋とか芸術とか口にしても、一般人、つまり、ノーマルな人種にとっては変態以外の何物でもないと映るはずだ。
変態?何が悪いのだ、と彼らは開き直るはずである。
狂人でないのに狂人扱いされる彼等、病人でないのに病人扱いされる彼らに私はいつしか畏敬の念さえ持つようになってきた、と述べていますように常識人?であることがお分かりになられるかと思います。
渥美清さんとの付き合いは、渥美さんが団先生の相談相手だったみたいです。
お二人の互いの心温まる交流はこのふりネタにはそぐいませんので割愛させていただきます。
その一方で渥美清さんは、「男はつらいよ」が絶頂だった頃でしたのでかなりのストレスを感じていて、団先生とのお付き合いは「一服の清涼剤」だったみたいですよ。
こういうの好き♪
今日は亀戸に出没です。
たまには「くず餅」でも食べるかとお邪魔したのはこちらです。
今日のお店は「船橋屋」亀戸駅前店さんです。
住所: 東京都江東区亀戸6-26-3
電話:03-3637-2784
定休日:不明
お店の外観です。
店内の雰囲気です。
メニューです。
今日のオーダー「牛すじごぼう温玉にゅう麺」@875円です。
ここは老舗です。天保三年(1832年)刊「金龍山浅草寺」寺門静軒著に「船橋屋」さんの紹介の一文を見つけましたので以下に紹介します。
雷門外の雷おこし、其の名、四方に震(ふる)い、金龍山餅と頡頏(けっこう=張り合って長年たつ)する者、年所あり。香味淡白、古人も口気(こうき=食べ物の好み)思うべく慕うべし。
輓近(ばんきん=最近)名ある、雷門内船橋亭(船橋屋)の菓子の、甘味を極るが如きにはあらざるなり(甘味においてはまだまだである)。
門の内外、風味殊に異なり。以て古今を照らすなり。
当時は厳しい評価を下されていたのですね・・・
店内は年輩の方が多く落ち着いた雰囲気を醸しだしていました。
待つこと17分で「牛すじごぼう温玉にゅう麺」の到着です。
見た目ボリューミイですね。
それでは実食です。
まずは「牛すじごぼう温玉にゅう麺」です。
おつゆが熱々で結構です。
牛すじはトロトロしていて且つ弾力があり美味しです。
だしもよく効いています。
特筆するのは温玉です。
この温玉を割れば艶やかな黄色が丼の表面に拡がります。
うん、大満足です。
「まぜご飯」は梅の香りがたかく、少し硬めの炊き加減ご飯はその香りを際立たせます。
美味しいです。
好物の「くず餅」です。
秘伝の黒糖蜜と香ばしいきな粉をくず餅に加えることで、このくず餅が生まれ変わります。
何百回、何千回食べようとこのくず餅の美味しさは鐵板です。
大満足の下町甘味であります。
コスパも良くプチ満足のランチでした。