今日は「嘘の見抜き方」の話です。
1.「記憶にない」は嘘つきの常套句
政治家の証人喚問などでは、「覚えていない」「記憶にない」などのフレーズが飛び交います。(中略)
ただし、「覚えていない」「記憶にない」というフレーズは、嘘の常套句としてあまりに有名になってしまいました。たしかに言質をとられず、法的追及をかわすという点においては有効ですが、「嘘をついています」と言っているようなものなので、疑いを抱かれたくない場合には避けるべき言葉です。

2.嘘がうまい人に多い「話のすりかえ」
核心的な質問をされたとき、直接答えずにはぐらかしたり、過度に一般化した話し方をしたり、逆に同じ質問を投げ返したりする。
分かりやすく言えば、「○○さんは彼女がいるんですか?」と聞かれた際に、「僕はともかく、□□くんに彼女ができたらしいよ」(はぐらかし)、「彼女がいると楽しいよね」(一般化)、「そういう君は彼女がいるのかい?」(逆質問)と答えるやり方です。

3.「聞き返し」は時間稼ぎ
たとえば「昨日、どこかに行きましたか?」と相手に聞いたとしましょう。間違いなく聞こえる声の大きさで、はっきりと聞きます。小学生でも分かるような平易な言葉です。しかも、昨日のことですから、特殊な事情がない限り忘れることもありえません。
でも嘘をついている人は「えっ、何ですか?」「今なんて言いました?」「それって昨日のことですか?」などと聞き返してくる人が多い。別のことに集中しているときに話しかけたのであればまだしも、向かい合っている状況ではあまりに不自然です。
これは、聞き返すことによって時間を稼ぎ、嘘がばれないよう自分の中で答えを用意しているからです。

4.「媚びたり情に訴える」のも嘘つきの特徴
僕を疑うなんてひどいなあ」「信じてくださいよ」「そんなことをするはずがないでしょう?」「僕がそういう人間に見えますか」など、媚びたり情に訴えたりする人も多いですが、こういう物言いは嘘をついている人の特徴です。もし本当に無実であるならば、説得力のある弁解を模索し、なんとか信じてもらおうとするはずです。
この手の「嘘つき」は意外と日常にも潜んでいます。交渉、相談事、投資話などで相手がこのようなセリフを言ってきたら要注意です。情に流されるのではなく、客観的で合理的な説明を求めなくてはいけない。

5.嘘つきは「怒りの表情」を持続できない
演技なのか本心なのかを見分けるヒントを1つ紹介します。それは怒りの表情の「持続時間」です。無実の人間は、自分が疑われているということに本当に怒っているので、それがずっと持続する傾向にあります。逆に嘘をついている犯人は、演技として怒りの表情を一時的に作るにすぎない。内心は焦りや不安に満ちていますから、その演技をずっと続けることが難しいのです。

6.嘘の追及は「木」をイメージして行う
事象の大筋は幹、個々の事象は枝、さらにディテールは葉をイメージします。このとき、1箇所の枝葉を丹念に聞くより、幹や枝葉の間をどんどん飛ぶように質問するほうが、相手の供述の綻びを引き出すことができます。もし本当のことを話していれば、どの部分を聞かれても正確に答えられるでしょうが、木が「幻」の場合はそれだけで混乱してしまうからです。

7.嘘つきは「事件に無関心なフリ」をする
事件やトラブルが身近に起こった場合、普通の人なら興味をひかれ、誰がなぜそんなことをしたのかと想像をめぐらすものです。もちろん仲間内の話であれば、特定の個人の名前を挙げたりすることに抵抗はあるでしょうが、「参考程度に色々な観点からの意見を集めている」と説明すれば、たいていの人なら1人2人は挙げてくれるものです。
 一方で真犯人は、「分かりません」「見当もつかない」などと答えがちです。特定の名前を挙げたところで、その理由を色々問われればボロが出るかもしれない。もっともらしい動機を説明しようとすれば、自分の本当の動機を説明するようでためらわれるものです。
「知らないと損する『嘘の見抜き方』」マインドマップ的読書感想文より転載

上記ポイントの2番目にある「話のすりかえ」がうまい人として、橋下徹・大阪市長が挙げられています。
先の衆院選で争点となっていた「TPP交渉参加」や「脱原発」問題について、記者会見でも「問題を一般化」してはぐらかし、聞かれた質問に最後まで正面からは答えませんでした。
また「君が代の起立斉唱問題」では、質問した記者に「逆質問」で応酬し、結局この質問には答えぬままだったといいます。
ちなみに、地方自治体の議会では、市長などの行政のトップに「逆質問」のような「反問権」を与えていないのですよね。
橋下さんの場合、嘘をついているというよりは、答えたくない質問に答えないために、このような手法を取っているのでしょうが、ポイントの1番目の「記憶にない」同様、「さぐられたくない腹がある」ことは確かなのでしょう。

さて、ここで質問ですが、皆さんは今まで生きてきて、うそをついたことが一度もない、という人はいますでしょうか?

もちろん私はうそをついたことはいくらでもあります。
それこそ、ありとあらゆるパターンのうそをついています。
言い換えましょう。
この世にうそを全く一度もついたことがない人って、いるのでしょうか?
私はそのような人に会ったことは残念ながらありません。

人がうそをつく理由ですが、大きく分けて7つあります。
(1) 相手のためを思ってつくうそ
(2) その場から逃れたいからつくうそ
(3) うそをついていることに本人も気づいていないうそ
(4) はじめはうそをついてないつもりが、結果としてうそになってしまううそ
(5) 楽しさからくるうそ
(6) 悪意のあるうそ
(7) その他のうそ

すべてに思い当たる人が多いと思います。
ということは、うそはすべての人間が「してしまう行為」のひとつですから、おそらく人間にとってうそをつくということは意味があることではないでしょうか。

「嘘も方便」という言いかたがあります。
基本的には、うそは悪い、ことですがTPOによっては必要な場合もあるのです。

最近ビジネスの世界では「見える化」が喧伝されています。
「見える化」とは、「ビジネスにおける問題を常に見えるようにしておくことで、問題が発生してもすぐに解決できる環境を実現すると共に、問題が発生しにくい環境を実現するための取り組み」のことです。
このように隠す環境を排除していけば、ビジネスの世界では殊更うそが減っていくのでしょう。

最後に、貴方はいい人ですね、とか、貴方はいい男ですね、というようなうそをつかれても、私はそれをうそだとは思わない謙虚な人間であることを申し添えておきます。


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今日は新富町に出没です。
なにやら美味しいフレンチのお店があるとか・・・
早速いってまいりました。
今日のお店はブワドパン(bois de pin)さんです。

住所: 東京都中央区新富1-10-10
電話:03-3551-2552
定休日:日曜・祝日

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「スコッチサーモンのポワレ カレーバルサミコソース(シーザーサラダ、パン、コーヒー付)」@1,000円です。

このお店は2011年7月にOPENされたそうで、シェフは「シェ・松尾」にいらした方です。店名は、Bois de pin =松林という意味です。
以下はお店のHPよりの引用です。
シェ・松尾でスーシェフ(総料理長を直接補佐する2番目の管理者)として働かせていただき、最高の知識を教えていただきました。
そしてまだ未熟だった私を温かく見守り、支えてくれた名前に松のつく二人の恩人。
私は松に出会えたお陰で今があります。
多くの松に出会える松林(ブワ ド パン)という店名にしました。


お店は約30席ほどのこじんまりした店内なのでアットホームな感じです。
店内はご夫婦ぷら〜すイケメンスタッフでお店を切り盛りされていました。
奥様は小雪似の超美人です。
まずはこのお店の接客はいいですね。
過不足ない気配りgoodです!

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待つこと6分でシーザーサラダの到着です。
野菜そのものは特段のsurpriseはありませんでしたがドレッシングは高級ホテルレベルです。
もっともchefの出自はシェ・松尾ですので当然といえば当然ですね。

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待つこと8分でほんのり温かいプチパンが2個の到着です
全粒粉のものと、白パンの2種類です。
エキストラヴァージンオリーブオイルに浸けて食べます。
多分homemadeなのでしょうね。
美味しすぎます。

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待つこと16分で「スコッチサーモンのポワレ カレーバルサミコソース」の到着です。
きれいな盛付です。和製トロワグロか!
ちょっと食べるのを逡巡してしまいます。
バターが上質なのでしょう、味わいがとてもふくよかです。
そしてスコッチサーモンがjuicyあんどsoftです。

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こんがりと焼かれた皮が得も言われぬ味わいです。
パリパリ感が口内で小気味よいです。

この料理はすごく美味しいですね。
ひさびさのくりびつてんぎょのいたおどろ!でした。
しいて瑕瑾をあげればパン×2個ではものたりないです。
もう一つ加増していただけたら合格合格合格合格合格です。

ごちそうさまでした

それでは(^_-)