今日は「大相撲の八百長」の話です。
大相撲の八百長は基本的に力士同士の”助けあい”だ。どうしても勝ちたい力士が、負けてもダメージの少ない力士から勝ち星を買うのである。
売買の決済は原則的に現金による支払いか次の取組時の勝ち星の譲渡でなされる。力士にとって八百長のメリットは勝ち負けのリスクの軽減だ。力士もアスリートである以上、好不調の波がある。スランプに陥って負けが込むと番付も下がる。 
たとえば、十両から幕下に落ちれば無給になり、大銀杏(いちょろ)や化粧まわしも返上しなけれぱならない。そのため不調時には星を買って急場をしのぐ必要がある。八百長が十両下位で起きやすいゆえんだ。 
待遇面の格差は大関と関脇の間にも存在する。関脇から大関への昇進条件は厳しく3場所通算33勝が必要とされる。しかし、いったん上がればバラ色の生活を送れる。
大関は2場所連続負け越さなければ関脇に陥落しないという特典があり、関脇に陥落してもその場所で10勝すれば大関に戻れる。関脇が1場所の負け越しで地位を明け渡すのに対し、大関は極端なケースとして8勝と全敗(または全休)の繰り返しで地位が維持できる。実に勝率2割7分(8勝/30取組)でも安泰という素晴らしい身分なのである。 
その大関が現在6人もいる。白鵬を加えると、横綱と大関の間で毎場所20の取組が行われる。大関は地位が固定化しやすいため、20の取組が変わることはほとんどなく、常に場所の後半に入ってから対戦が組まれる。 
これらのシステムは八百長をやる側からすれば、きわめて好都合だ。地位を守るという点で利害が一致しやすく、毎場所千秋楽までの対戦柑手がほぼ確定され、しかも勝ち越しがかかる後半戦に対戦するので、勝ち星を取引する上で計算も立ちやすい。
システムを見れば「八百長をする」動機はいまだにあるし、監視体制も目浄作用は働きにくいまま。協会は「八百長と疑われる取組はなかった」と胸を張って言えるのだろうか。
日本経済新聞「スポートピア」中島隆信慶応大教授著より転載


この記事は7月の名古屋場所千秋楽翌日に大相撲の八百長を監視する監察委員会と審判部の合同会議において「八百長疑われる取組なしと確認」という記事に中島隆信慶応大教授が反応したものです。
監察委員会と審判部の構成員はすべて日本相撲協会の親方衆です。
取組構成員の行動を組織内部の人間だけで監視し、「問題なし」と語っています。
これは学校のいじめ問題を先生達だけで調査し「いじめはなかった」と結論づけているのと同じで他の例で言い換えれば政治献金を認めながら汚職を取り締まるのと同じ構図です。

以前にも書きましたが大相撲の八百長改善は「大関」の地位をなくすこと、同部屋対決禁止の解除ではないでしょうか、このような不平等な温床があるから八百長が蔓延(はびこ)るので、これをスパッと無くせばよいと思うのですが。
卑近な例でいえば、会社で生活残業(生活費を稼ぐ為に仕方なくする残業)を無くすために、一律の残業手当にすると、途端に残業が減ったという事例に倣(なら)いなさいというところであります。

昨日「SUMO海を渡る」をNHKBS1で観ていましたが、今ヨーロッパでは空前の相撲ブームです。ブームの理由は極めてsimpleです。相撲に転身する選手の大半がレスリング若しくは柔道の選手でした。レスリングや柔道のルールが複雑になりすぎて“勝利”という二文字の感動が希釈してきた為だそうですよ。
相撲は勝敗が極めてsimpleなことがヨーロパのスポーツ選手に受け入れられているそうです。このような流れに勢いがつくと、大相撲は似非羊頭狗肉的国技となってしまうのではないでしょうか。実際にもうなっているって、さもありなんですね(笑)


今日は猛暑の神田に出没です。
お昼に何を食べようかと考えていたら、目の前に私の琴線に触れるお店が現れました。
でもそのお店は、今私が毛嫌いしている韓国系のお店です。
やっぱり止めようかなと思ったのですが、かなり空腹でしたので判断能力がにぶり、さらに我慢の限界を超えていたこともあり入店してしまいました。
今日のお店は、「韓豚屋(ハンテジヤ)」さんです。

住所: 東京都千代田区鍛冶町2-13-28
電話:03-5207-9696
定休日:無休

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お店の外観です。
入店している間にこのお店をNETで調べてみると、このお店は資本金9,699万円の 総合フードサービスが経営している邦人企業だったのですね。
「土風炉」「日本橋亭」「京町家」「鳥元」「過門香」「銀兎(GINTO)」「音音」「京まる」「石庫門」「魚魯魚魯(GyoroGyoro)」「日月火」「麹蔵」「土古里」「韓豚屋」など情報誌で話題のお店を経営しており新業態も積極的に展開中の新進外食産業だったのです。

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店内の雰囲気です。
店内は、(アンニョンハセヨ)の言葉が飛びかっています。
気分は韓国ですが、邦人外食産業なので、似非韓国人のスタッフもいるのでしょう

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メニューです。

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本日のオーダー「豚バラステーキ定食」@900円です。
このメニューは限定10食なので、12時30分入店だったのでないのかなと思ったらありました。(マンセー=万歳)

待つこと6分で着盆です。
見た目美バラステーキです。
それでは同店一押しの庄内豚をいただきましょう。
ウン、熱々でいいですね。でも甘辛の味噌だれはあまり好みではありません。
これは二国間のquality of tasteの差でしょうか。
でもチンチン鉄板に載ったバラステーキは最後まで熱々で結構でした。

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番外編ですが。
このコーン茶はよかったですね。
飲んだ後の発汗作用は立証できましたよ

それでは(^_-)