今日は「A lucky day?」の話です。  
大学一年の時の話です。
テニスサークルの用事で三田に行き用事が午前中で終わったので、お昼を食べに行こうと新橋に参りました。
何を食・べ・よ・う・か・な、とスタッカーットでつぶやきながら、まずは所持金の確認です。
予算の確認のため札入れの中身を確認しました。
すると、なな何とお札が一枚もありません、さらに衣服のポケット、鞄の中を探したけれど金目のものは見つからないのです。まさか!所持金は小銭入りにある20円だけ、マジ。
これだけでは家にも帰えられません。
※当時はまだcashcardが普及していませんでした。

しばしこの難問の解決法を熟考しました。
熟考の結論は” 友達に公衆電話から電話して新橋までお金を持ってきてもらう” ことです。
電話のチャンスは2回です。
まずは一番目の安パイの福永の家に電話しました。すると福永のお母さんが受話口にでられ、福永は外出していて夕方に帰ってくるとのことでした。
それではということで、ニ番目の安パイの淀川の家に電話しました、すると淀川が出て、時間がかかるけど待てる?ということでしたが、選択肢がないので当然のことながら承諾です。
待合せ場所と時間を確認して受話器を置きました。
しかし淀川はルーズなので、時間通りに来た試しがありません。
一応保険はかけたものの、最後は自己解決です。

雀球
画像は「パンがなければパチスロを打てばいいじゃない」blogより転載

気がついたら雀球屋さんの前にいました。
実は私、当時の遊興費の大半は雀球で賄っており、その技術はそこそこのものなのです。
まあその技術習得の代償として浪人してしまったのですが・・
現在の所持金は二回電話したので0円です。
一丁やったるかっ!と頬を二回程叩き気合をいれて雀球屋さんの店内に入ったのです。
雀球台を鷹の様な目で吟味してから今日の打ち台を決め、おもむろに椅子に座り雀球台の脇についているホールの店員さんを呼ぶスィッチを押しました。
すると雀球台の上にある真っ赤なランプが点滅し、それに呼応して店員さんが、すっ飛んできました。
私は台の表面を強く叩きながら、コインがつまっちゃったんだよ、台の整備悪いんじゃないの、と口をとんがらして言うと店員さんは、すいません、今コイン出しますから、といって二枚コインを出してくれました。
これで元手が入手できたので、いよいよ実戦です。

持っている気合を全て玉を打つハンドルに集中し“一打入魂”です。
すると初回で役マン(麻雀での最高役、難易度が高い役で滅多に出ることはない)を上がりました。この役のコイン数は10枚です。
さすがに人間が追い詰められた時の集中力はすごいものがあります。
そして次が5枚、そして次にまた役マンで10枚、そして勝ち負けを繰り返しながら15分間で手元には40枚のコインがたまっていました。
そして最後にトドメをさすかのように役マンを上がり総数50枚となったので、これでこの台は打止めです。
すると打ち止め札をもった店員さんがきて、少しすごんだ声で、兄ちゃん、店荒らしかよ、もうオメェには打たさねぇよ。これで締めェだ。と言われてしまいました。
確かに15分そこらで打止めにしたので、セイガクの雀球ゴロ(学生のプロ)と勘違いされたようです。
今時珍しいくらいな真面目な大学生をつかまえて、良く言いますよね・・・
兎にも角にも“人間が追い詰められたときの集中力”にはすごいものがあるものだなと胸に刻みこんだのでした。
後にも先にも雀球で15分そこそこで打止めにできたのはこの時のみです。

保険の淀川君ですか、2時の約束に遅れることピッタリと1時間後の3時に到着です。
私は手元に今のお金で1万円弱のフトコロができたので、淀川君の友情に感謝して、新橋ビル地下にある懇意の中華料理屋でたらふくビールと美味しい中華で盛り上がったのでした。


13ゴルゴ
先日の日曜日に上野を歩いていたらこのポスターが、思わず立ち止まってパチリしました。
これは全日本印章業協会がハンコの重要性、普及を狙って作成したもののようです。
このセリフの出典はゴルゴ13第147巻-2「バイルス・チェイス」からです。
ゴルゴだと知らない敵が、内容はメールで送る、と言ってきたので、印鑑でサインすることを強調して面会にこぎつけた時の件(くだり)だそうです。
ちなみにセリフだけが「バイルス・チェイス」からの引用で、絵はこのセリフの為に書き直したそうですよ。
皆さんご承知のようにゴルゴ13への契約方法はpayment in advance(代金前払い条件)ですから。


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今日は有楽町に出没です。
今日のお店は牡蠣フライが食べたいと思っていたので決め打ちです。
有楽町交通会館の有名洋食店「大正軒」さんです。

住所: 東京都千代田区有楽町2-10-1東京交通会館地下1階
電話:03-3201-0147
定休:日曜日

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お店の外観です。

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お店の生い立ちです。

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メニューです。

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今日のオーダー「カキフライ定食」@1,000円です。
このお店は厨房がご主人、洗い場が奥さん、ホールが娘さん?と三人体制でテキパキと振り回しています。
待つこと7分で着皿です。
すごい大ブリの牡蠣が五個も鎮座しています。
それでは実食です。大ブリの牡蠣を口に運び歯を当てると牡蠣のエキスがプシュッと口内に飛び散ります。ウ~ンッ、これは美味しいわ。
口の中にまさに瀬戸内海の潮の香りがたちこめます。
牡蠣の美味しさはこの瞬間につきますね。
衣もカラッと揚がっていて結構です。
まさに外硬内柔です。
個人的には4個でお腹はくちくなっていたのですが今日は気合で5個完食しました。
大満足の昼餉でした。

それでは(^_-)