今日は「京都ぎらい」です
yjimage5Y4JU02S
新書大賞2016年第一位になりました国際日本文化研究センター教授である井上章一教授の「京都ぎらい」を求めて読みました。面白い本です。90分位で完読しました。

IMG_0545

IMG_0564
実は昨年の秋に奥様と京都の紅葉を見に来て、天龍寺辺りにいた時にここも京都というのだろうか、と疑問を持ちました。個人的には洛外だからここは京都であるけれど所謂ステレオタイプの京都ではないだろうなと想像していたのですが、「京都ぎらい」を読んで想像が確信に変わりました。

map-kyoto
どうやら京都の街中、洛中とよばれるところで住んでいる人は、街をとりまく周辺部即ち洛外の地は京都扱いをしていなかったのですね。
従いまして嵯峨にある天龍寺は京都ではなかったのでした。

本著では京都は宇治出身のプロレスラーのブラザー・ヤッシーが京都での試合の際に、リングの上から、帰京の挨拶をしたところ
「お前なんか京都とちゃうやろ、宇治やないか」
「宇治のくせに、京都と言うな」
のような、宇治の分際で京都を名乗るな、身の程をわきまえよ的なブーイングが沸き起こったそうです。

さらに京都の老舗の令嬢がとうがたった(婚期が過ぎた)頃から良い縁談が来なくなりました。
そして彼女の想定外であった山科在住の男性からの縁談があった時に
「とうとう、山科の男から話があったんや。もう。かんにんしてほしいわ」とこぼしたそうです。
そこで筆者は
「山科の何があかんのですか」
と質問をしましたら
「そやかて、山科なんかいったら、東山が西の方に見えてしまうやないの」
とこぼしたそうです。
しか〜し、それの何がつらいのか、暮らしていくのに何か不都合があるのか、さらに東山の裏側を眺めて過ごすことにどんな痛痒を感じるのかは不明であるとの説明を加えておりました。

薄々想像していましたが洛中の人の選民意識というか中華思想には改めて驚かされました。
今や絶滅種になりつつある「江戸っ子」もここまでエキセントリックな発言はようしません。
さら〜に筆者はマスメディアが京都をおだてるから、洛中の人がつけあがったのではないか、としています。
そもそも東京の人の多くは東京内で自己完結をしており、東京以外の事は興味を示しません。
しか〜しそういう人は京都に現れず、京都をたてまつる事で利益を享受できる人、具体的には観光業者を主とするメディア人だけがこぞって京都にやってきています。
そして彼らとの出会いが増加すればするほど京都人は舞い上がっていくのだそうです。
東京人の私としては、この著者の井上教授も同じ穴の狢であり、絶対値的に申せば洛中の人と洛外の人との差分がわかりません。
また今の私の人生行路においては、これらの差分がわからなくてもなんの隘路も起こりません。
個人的には両者とも「夜郎自大(自分の力量を知らずに、いばっている者)」としか思えません。
さらに申せば私がよく京都に行く理由は、自分の中の心象風景を京都に重ね合わせシンクロナイズしているだけで、私だけの京都であり、その中には洛中や洛外の人の思いが入りこむ隙間はありません。
読後感としては所謂一つのマスメディアの京都プロバガンダにのってしまった、というのが偽らざるところであります。で〜も中身は面白かったですよ・・・


1枚のコインから奇跡は起こった



今日は有楽町に出没です。
IMG_3187
たまにはチャンポンでも食べるかと思い有楽町交通会館B1に参りました
とういことで今日のお店は長崎チャンポン「桃園」です。

住所: 東京都千代田区有楽町2-10-1東京交通会館B1F
電話: 03-3214−9048
定休日: 日曜日・祝祭日

IMG_3189
お店の外観です。

IMG_3193
店内の雰囲気です。

IMG_3190
メニューです。


今日のオーダーは「チャンポン」@800円です。
IMG_3194
一般的にラーメンの麺にはツナギにかん水が使われていますが、チャンポンの麺には唐あくが使われます。
そのためにチャンポンの麺はしつこい味になります。
そしてこのしつこい麺に負けないように豚骨に鶏ガラを混ぜてその割合を幾度と変え完成したのがこのスープです。
さらにこのお店の工夫は、このスープに昆布、煮干、カツオの削り節、干し椎茸の絞り汁を加え隠し味で野菜のクズ、ニンジンの皮、キャベツの芯をいれています。
腹もたれしないように肉団子、チャーシューも鶏、野菜はラードではなくゴマ油で炒めます。
なにやら当初こってりした味で不評だったので腹もたれしないよう努めた結果ここまでこだわったそうです。
具は、キャベツ、モヤシ、椎茸、さつま揚げ、鶏むね肉、アサリ、さつま揚げボール×2個です。
一番上には金糸玉子も乗っています。プラ〜ス鶏のから揚げも入っています。
こういうのを文字通り具沢山というのでしょう。

前置きが長くなりました。
IMG_3195
それでは実食です。
あれ、美味しいですね。
理由は簡単です。
作り手が老店主から若い方に変わったので調理スピードが早くなり熱々の「チャンポン」になったからです。
本当は美味しかのですね。
今日で4回目の訪問ですがここの味がわかりました。
腹もたれしない工夫も熱々であれば納得です。
固定観念はいけないというオチに相成りました・・・

それでは(^_-)