下町っ子の上の空

好奇心が人一倍強く、見栄っ張りで、お人好しの下町っ子のBlogです。 ウンチクネタがくどいのがたまに傷ですが、お気軽にお立ち寄り下さい。

リンカント

続 保谷 リンカント

今日は「北風と太陽」です
高校生の時のお昼は外食でした。
私服の高校ですから、どんなお店でも出入りできました。
その中でも、私がお気に入りだったお店は洋食「ひびき」さんでした。
今、このように思い出しながら書いていてふと気がついたことは、このお店のご主人の名前が皆目思い出せません。
高校の時は覚えていたとは思うのですが、当時は、ひびきのオジサン、ひびきのオバサンと呼んでいたので、そこしか思い出せません。
どうやら洋食屋さんの店主の苗字は私の記憶のヘリからこぼれ落ちたようです。

東京オリンピック2

東京オリンピック
ひびきのオジサンは東京オリンピックの時、国からコックとして海外から来た選手を美味しい食べ物で支えてくれと頼まれ、オリンピックの開催期間中は代々木にあった選手村に詰めっきりのようでした。
多分にひびきのオジサンは帝国ホテルの関係者ではないかと臆断しています。
ひびきのオジサンは、基本、寡黙なのですが、たまに、日本で本格的な西洋料理が広まったのは、選手村で働いた全国の料理人たちが、オリンピック後に地元に戻り、選手村で学んだ料理を広めてくれたからだよ、と私たちに教えてくれました。
そのような話をすると、脇からオバサンが、お父さんはあなた達の高校の先輩よ、戦争さえなければ東大くらい入れたんだから、というとオジサンは、余計な事を学生さんにいうな、とオバサンの言葉の接ぎ穂を摘んでいました。
私はコックさんイクォール職人さんというイメージがありました。
要は荒事パフォーマンスが散見される職業だという擦り込みでした。
しか〜し、このお店は高校時代の3年間通い倒したのですが、オジサンが声を荒げたりした事は一度たりともありませんでした。オジサンの顔にはいつも笑みが乗っかっていました。

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オジサンの事を思い出すたびに、私は童話の「北風と太陽」の寓話を思い浮かべます。
ある時、北風と太陽が旅人のマントを脱がせようとすることで競う話です。
まずは、北風が力いっぱい吹いて上着を吹き飛ばそうとします。
しか〜し、寒さを嫌った旅人が上着をしっかり押さえてしまい、北風は旅人の服を脱がせることができませんでした。
それに対して、太陽はニコニコと優しい日差しを旅人に与えますと、旅人は笑ってマントをぬぎ、この競い合いは太陽が勝利するという話であります。
オジサンはいつも私たち学生には優しい微笑という日差しを注いでくれました。
そして毎日毎日安くて美味しい料理で私たちをもてなしてくれました。
しか〜し、オジサンの人生は、そんな穏やかなものではなかったはずです。
オバサンがいうように、戦争さえなったら、オバサンのいう通り、東大に入り、違う立場でオリンピックを支えていたはずです。
オジサンは、戦争のさなかにどのような悲惨なできごとがあったか分りませんが、人に優しくする大切さをその絶望の場所でみつけたのでしょう。
そしてそれ以来、自らを太陽たらしめたのではないかと思っています。
私もそのようなふるまいができるよう努めていくようにしたいと思いました。
従いまして、この話はオジサンのオマージュであります。


You Raise Me Up MARTIN HURKENS




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次男がこの間、私が訪れた保谷の美味しいイタ飯屋に連れて行って欲しいとの事から次男の運転で再訪しました。
今日のお店は「トラットリア エ ピッツェリア リンカント」さんです。

住所: 東京都西東京市下保谷4-8-18 アネックスマノア 1F
電話:050-5593-9840
定休日:月曜日(月曜祝日の場合、翌火曜定休日)

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

きょうのオーダー
ピッツア「マルゲリータ(モッツレラ・バジル)」@1,200円
パスタ「サルデーニャ産からすみのアーリオオーリオ」@1,400円
ドルチェ「クリームプリン」@600円
ドルチェ「濃厚パンナコッタ」@600円です。
今日も店内は満席です。
今日は老若男女が入り乱れて活況を呈しています。

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待つこと13分で「マルゲリータ(モッツレラ・バジル)」の到着です。
良い焼き加減です。
コルニチョーネ(額縁部分)がしっかりと膨らんでいます。
焼けた縁の部分はサクッとした口当たりで、中に空洞の部分があるので香ばしいです。
食感も口に残ります。
チーズはモッツレラだから鐵板の美味しさです。
ドウ(生地)は薪釜ですからモチモチしていて結構です。
今日はすべて私の好きな味わいなので大満足です。
口うるさい次男も美味しさで口元がほころんでいます。

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待つこと24分で「サルデーニャ産からすみのアーリオオーリオ」の到着です。
日本でも高級食材として知られる「カラスミ」は、魚の卵巣を塩漬け、乾燥・熟成させた加工品で、特にサルデーニャ産のボラの卵巣から伝統製法で作られるボッタルガは「サルデーニャのキャビア」とも呼ばれるそうです。
それでは実食です。
パスタはアルデンテ一歩前ですが味付けはアーリオ(ニンニク)が効いていて美味しいです。
このボッタルガは、塩味がまろやか、生臭みがまったくないのでそのままでも美味しいと思われます。
なかなか贅沢なパスタにほぼほぼノックアウト状態です。
特に次男は高評価です。

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ドルチェです。
「クリームプリン」「濃厚パンナコッタ」ともどもかなりのレベルです。
個人的には、クリームプリンは食べ始めましたら止まらなくなるほどの美味しさです。
料理が美味しいのは勿論ですが、やはり締めのドルチェが高みにありませんと「画竜点睛を欠く」という事になります。このお店はトータルで楽しさを膨らますことができます。
この言い回しは「相乗効果の妙」と言い換えても宜しいでしょう。

それでは(^_-)

保谷 リンカント

今日は「親心」です
在宅医療
BS1スペシャル「在宅死“死に際の医療”200日の記録」を奥様と観ました。
番組のあらすじは次のようなものです。
お金がなくて施設に入れない、介護する家族が身も心も疲弊してパンク寸前など、厳しい在宅死の現実と向き合い続ける老医師がいる。
埼玉県新座市の堀ノ内病院在宅医療チームの小堀医師80歳。
森鴎外の孫で元東大病院のエリート外科医が選んだ最後の現場が在宅訪問の「老老医療」だった。
家ごとに異なる厳しい環境を乗り越え、「家で安らかに最期を迎えたい」という患者の願いをどう叶えるのか、200日に渡ってカメラが追った。

人が死ぬところを写すドキュメントなので驚いたのです。
その中でも涙なくして見られなかったのは末期の肺ガンの父親を看取る娘さんのドキュメンタリーでした。
47歳の娘さんは全盲です。
病気により7歳で失明しました。
その全盲の娘さんの身の回りを世話していたお母さんは7年前に倒れて昨年亡くなりました。
お母さんが7年前に倒れてから、お父さんが娘さんの世話と、奥様の面倒を診ていました。
そのお父さんが、肺ガンになり余命いくばくかになりました。
そこでお父さんはここで初めて娘さんに独りで暮らしていく事を教え始めたのです。
失明した娘さんが不憫だったのでしょう。
それまでは娘さんの生活のかなりの部分はお母さんが補っていたのです。
両親とももっと早く生活の自立をさせたかったのですが、かわいそう、かわいそうでできなかったのでしょう。
末期ガンになったお父さんは入院もせず、床にひかれた万年床で寝転ぶ在宅医療を選択しました。
入院しない理由は、娘さんの自立を見届けたかったからです。
上述の小堀医師は、看取りの心構えを娘さんに教えるのですが、その実感がわかずというか実感したくなかったのか、先生の教えをよく分っていませんでした。
その中で、娘さんは自立の一歩として料理を覚えました。
その料理は近所に住んでいる叔母さんが教えてくれました。
全盲なので、料理の勘所がわからないようです。
それでも悪戦苦闘しながら、料理のレパートリーを増やしていきました。
ある日、娘はお父さんが食べやすいようにとうどんを作りました。
本来なら末期ガンですから喉も通らないのでしょうが、お父さんはその娘の苦心作を美味しそうに食べていました。
と申しても、うどんを2〜3本を口に入れただけですが、本当に美味しそうな顔をしていました。
もうこの辺りでTVの画面に雨が降ってきたのでしょうかTVが雲って観られませんでした。
どうなのでしょう、ご両親、このドキュメンタリーではお父さんですが、いつか来るこの日は分っていたのですが、あえて先送りしていたのでしょう。
そして本当なら、病院で終末医療を受けて、楽に旅立ちたかったのでしょうが苦難の道を選択したのです。
最後の場面ですが、娘さんは先生から言われていた教えを守って、父親が動かなくなり、その心臓の動きが弱くなった旨を、先生に電話で連絡しました。
そして近隣に住む親戚が看取りにあつまり、遅れて先生が到着しました。
そして、娘さんは先生の指導のとおり、父親の首筋に手を当てて、呼吸が薄れていくのを確認しています。
約30分位経ってから、今、呼吸が止まりました、と娘さんが先生に伝えましたら、先生は、その瞬間がご臨終だよ。
良く観取ったね、とねぎらいの言葉をかけてくれました。
娘さんは、良かったね、お父さん、皆に見送ってもらえて・・・
小堀先生も来てくれたよ、と言ってこのドキュメンタリーは終わりました。
娘さんは、全盲なので、万が一、自分が気がつかなかった事で、父親が誰にも看取られずに天国に旅立ってしまうことは絶対にしたくなかったのだと思います。
この事務的にもみえる看取りの場面は、この娘さんの決意を思うと、本当に泣けてきました。
末期ガンで、苦しいはずのお父さんも、娘の自立を確認したくて、最後まで在宅に固執したところも頭が下がります。
もしかしましたら、このNHKへの撮影許可も娘さんにその撮影料を与えがたい為という親心かもしれません。
さら〜に、このドキュメンタリーでフィーチャーされる事で、残した娘に有形無形の支援が得られるかもしれないという深謀遠慮なのかもしれません。
このドキュメンタリーを通して、ご本人の意思を支え、苦痛なく最期を迎えることに一意専心されていることがよく伝わってきました。
周りが良かれと思うことは本人の意思でなければ何の意味も持たないことも再認識させられました。
感動的なドキュメンタリーでありました。


Kubota FARM TRACTOR owned MITSUBISHI PICKUP TRUCK in Drag Racing !!!



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今日は保谷に出没です。
美味しいイタリアンがあるという友人の情報に基づきお邪魔しました。
今日のお店は「トラットリア エ ピッツェリア リンカント」さんです。

住所: 東京都西東京市下保谷4-8-18 アネックスマノア 1F
電話:050-5593-9840
定休日:月曜日(月曜祝日の場合、翌火曜定休日)

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。


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メニューです。

今日のオーダー「クアトロフォルマッジ&チョコレートケーキ&珈琲」@1,600+@650+@400=2,650円(内税)です。
店名の「リンカント」はイタリア語で「魔法をかける」だそうです。
店内はコジャレタしつらえですね。
厨房のセンターにある薪窯がその偉容を誇っています。
オーナーはイタリアに3カ月修行に行った筋金入りだそうです。

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待つこと1分でテーブルセットが用意されました。

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待つこと5分で「クアトロフォルマッジ」と「蜂蜜」が運ばれてきました。
このお店の「クアトロフォルマッジ」は、モッツアレラ、ゴルゴンゾーラ、タレッジオです。
あれ「クアトロフォルマッジ(4種類のチーズ)」なのですが3種類しかありません。
一般的には青カビのゴルゴンゾーラ、ウォッシュのタレッジョ、ハードのパルミジャーノ・レジャーノ、フレッシュのモッツァレラなどですがまあ75%カバーされているので「良し」としますか。

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それでは蜂蜜をかけ回して実食です。
チーズは美味しいです。
ドウ(生地)はさすがに薪釜ですからモチモチしていますが全般的にパリッとしていません。
その証左にはコルニチョーネ(額縁部分)がしっかりと膨らんでいません。
基本的には、焼けた縁の部分はサクッとした口当たりで、中に空洞の部分があるので香ばしくて軽い食感なのですが・・・
それでも私の好きな味わいなのでノープロブレムです。

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食べ終わりましたのでドルチェ「小麦粉を使わないチョコレートケーキ」の到着です。
最初、冷えすぎていたので食べにくくなっていましたが、仕事のメールを片付けていましたらほどよい食感になり、美味しくいただきました。
ピスタチオのジェラートは高評価です。

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ちょっと濃い目のアメリカーノは好みの味わいです。
窓辺に座っていたので、漆黒の闇が漂いはじめた窓辺に流れる赤いテールに眼を細めていました。
今日は良い一日だったな、とつぶやきながら唇に微笑をのせていました。
明日も頑張りますか・・・

それでは(^_-)
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