今日は「私のお酒との出会い」の話です。
私は父親が鯨飲人でしかもネチネチのカラミ酒だったので、お酒のみは大嫌いでした。
よって生涯絶対お酒は口にしないとその約を心に刻んでいたのです。
私は中学生になってから剣道を始めました。学校の部活剣道だけではなく、実態は道場剣道が主流でした。
中学校の側にある「若竹会」という道場に通っていました。
道場の先生は井之頭先生といいます。新潟の肉寺(儲かっているお寺の意)の放蕩息子で、散々極道をしまくり、命のやり取りもかなりあったようです。あまりに悪行をしすぎ、とうとう逃げ場がなくなってしまい、身の安全を計るために、軍隊に下足(ゲソ)をあずけたのです。
軍隊ではなぜか憲兵になり、中国に渡りその職掌から坑日中国人ゲリラの首を100人は落としていたとのことでした。
戦後無事帰国したのですが、上述の通り中国で大殺戮をしていたことから、C級戦犯の嫌疑がかかりました。
さすがに13階段に登るのは嫌だったようで、国内を逃げ回り、結果とある小学校の用務員に身を潜め事なき得たようです。
武道は、剣道6段、柔道3段、居合3段、空手2段、合気道2段という猛者でした。
しかしこの井之頭先生が日本剣道連盟最大のヤクネタ(度外れ者)でなおかつ酒乱ですごかったのです。
剣道の試合の会場で、午後からの試合の始まる前に右翼の大物の立会遊説会がありました。
たまさか先生はトイレでその大物と朝顔で隣り合わせになりました。
先生はおもむろに隣の右翼の大物のイチモツを覗きこみ、なんだ!エラそうな演説しているが、息子は縮こまっているじゃないか、そんな輩(やから)の話しなんぞ信じられるか、とその大物に気合をいれました。
大物は激怒したのですが、先生のイチモツを見返したら、なにもいえなかったとのことです。
しかしトイレの外ではその大物の親衛隊が数多く詰めており、世が世なら簀巻きになって隅田川に浮かんでいたのかもしれないのですよ、からむ相手を全く選ばないというのはすごいことです。
先生は職場まで原チャリで通っており、帰宅はいつも酒気帯び運転です。
たびたび検問で捕まるのですが、そのたびに、日本剣道連盟の井之頭です、お役目ご苦労様です、と敬礼して通り過ぎるのですが、これがまた警視庁と日本剣道連盟との大軋轢になりました。
そりゃそうですよ、いくら日本剣道連盟と警視庁が紐帯の関係にあるとはいいながら酒気帯運転を敬礼で見逃していたら法治国家は成立しません(笑)
結果井之頭先生は日本剣道連盟から行状不見識とのことから除名になっています。
そんな先生の道場で剣の道を究めているわけですから、当然のことながらお酒は飲まされています。
先生の持論は、男子は15歳で元服、いわゆる成人だ、よって14歳になったら成人の練習をしなければならない、とのことから、中学校2年の時から、稽古後の茶話会では飲まされました。しかも先生は、ビールは水とのことで日本酒しか飲ませませんでした。
いくらなんでも剣道で鍛えているととはいえ、まだ中学校2年ですから大量の日本酒は厳しいものです。
道場仲間の三分の一は飲み始めて小一時間もすると、トイレで吐きまくっています。
先生はそれが始まるととても喜んで、吐いて強くなるお酒かな、とカンラカンラ笑っています。
飲んでいる最中は高歌放吟です、歌わないと怒られます。
よって飲んでいるか歌っているか手拍子しているかのいずれかの作業に忙殺されます。
そして最後の締めは、全員での立ちション距離レースです。
先生に万が一負けると、若いのになんだ、との説教になります。
なんともすごい話です、しかも実話だけに書いている本人も当時の記憶がよみがえってきて慄然としています。
結局、お酒を飲まないという私の戒めは、なんのことはない中学2年の時に抗(あらが)うこともなく簡単に吹っ飛んでしまっていたのでした(笑)
今日のお店はブラッスリー「フォーメス」です。
ブラッスリー「フォーメス」とは仏蘭西語で居酒屋「燃料」です。
何故かといえばこのお店昔は燃料店を営んでおり、その名残から食べ物で人の体にエネルギーを与えるという願いをこめてつけられたそうです。
住所: 東京都中央区勝どき2-10-2土信田ビル1F
電話:03-3533-0308
休日:日曜、祝日、第三土曜日
お店の外観です。
店内の雰囲気です。就活の季節ですが、リクルーターが先輩を訪ねて会社訪問後、昼飯をご馳走してもらっているようです。いいなあ、これから入社の方は夢があって…
これからのリクルーターさんに一言、給料高いところは、仕事がキツイ、これは箴言ではなく真理です。
前菜のコールスローです。
今日のオーダーは「ポークピカタ」@880です。
味ですか、普通「ポークピカタ」は厚めの豚肉ですが、ここは豚薄肉にパルメザンチーズをまぶせてとき卵を絡ませた衣です、しかし下味が弱すぎます。
これでは豚肉の脂っこさが際立ちすぎています。折角のブラスリーですのでもう少し塩味と胡椒で味を整えたほうが美味しいと思います。
ピカタの上にかけられたトマトソースも酸味が強すぎて、折角の豚肉の甘さを損ないます。
久々にすべりました、あまり外れのないお店だけに残念でした…
私は父親が鯨飲人でしかもネチネチのカラミ酒だったので、お酒のみは大嫌いでした。
よって生涯絶対お酒は口にしないとその約を心に刻んでいたのです。
私は中学生になってから剣道を始めました。学校の部活剣道だけではなく、実態は道場剣道が主流でした。
中学校の側にある「若竹会」という道場に通っていました。
道場の先生は井之頭先生といいます。新潟の肉寺(儲かっているお寺の意)の放蕩息子で、散々極道をしまくり、命のやり取りもかなりあったようです。あまりに悪行をしすぎ、とうとう逃げ場がなくなってしまい、身の安全を計るために、軍隊に下足(ゲソ)をあずけたのです。
軍隊ではなぜか憲兵になり、中国に渡りその職掌から坑日中国人ゲリラの首を100人は落としていたとのことでした。
戦後無事帰国したのですが、上述の通り中国で大殺戮をしていたことから、C級戦犯の嫌疑がかかりました。
さすがに13階段に登るのは嫌だったようで、国内を逃げ回り、結果とある小学校の用務員に身を潜め事なき得たようです。
武道は、剣道6段、柔道3段、居合3段、空手2段、合気道2段という猛者でした。
しかしこの井之頭先生が日本剣道連盟最大のヤクネタ(度外れ者)でなおかつ酒乱ですごかったのです。
剣道の試合の会場で、午後からの試合の始まる前に右翼の大物の立会遊説会がありました。
たまさか先生はトイレでその大物と朝顔で隣り合わせになりました。
先生はおもむろに隣の右翼の大物のイチモツを覗きこみ、なんだ!エラそうな演説しているが、息子は縮こまっているじゃないか、そんな輩(やから)の話しなんぞ信じられるか、とその大物に気合をいれました。
大物は激怒したのですが、先生のイチモツを見返したら、なにもいえなかったとのことです。
しかしトイレの外ではその大物の親衛隊が数多く詰めており、世が世なら簀巻きになって隅田川に浮かんでいたのかもしれないのですよ、からむ相手を全く選ばないというのはすごいことです。
先生は職場まで原チャリで通っており、帰宅はいつも酒気帯び運転です。
たびたび検問で捕まるのですが、そのたびに、日本剣道連盟の井之頭です、お役目ご苦労様です、と敬礼して通り過ぎるのですが、これがまた警視庁と日本剣道連盟との大軋轢になりました。
そりゃそうですよ、いくら日本剣道連盟と警視庁が紐帯の関係にあるとはいいながら酒気帯運転を敬礼で見逃していたら法治国家は成立しません(笑)
結果井之頭先生は日本剣道連盟から行状不見識とのことから除名になっています。
そんな先生の道場で剣の道を究めているわけですから、当然のことながらお酒は飲まされています。
先生の持論は、男子は15歳で元服、いわゆる成人だ、よって14歳になったら成人の練習をしなければならない、とのことから、中学校2年の時から、稽古後の茶話会では飲まされました。しかも先生は、ビールは水とのことで日本酒しか飲ませませんでした。
いくらなんでも剣道で鍛えているととはいえ、まだ中学校2年ですから大量の日本酒は厳しいものです。
道場仲間の三分の一は飲み始めて小一時間もすると、トイレで吐きまくっています。
先生はそれが始まるととても喜んで、吐いて強くなるお酒かな、とカンラカンラ笑っています。
飲んでいる最中は高歌放吟です、歌わないと怒られます。
よって飲んでいるか歌っているか手拍子しているかのいずれかの作業に忙殺されます。
そして最後の締めは、全員での立ちション距離レースです。
先生に万が一負けると、若いのになんだ、との説教になります。
なんともすごい話です、しかも実話だけに書いている本人も当時の記憶がよみがえってきて慄然としています。
結局、お酒を飲まないという私の戒めは、なんのことはない中学2年の時に抗(あらが)うこともなく簡単に吹っ飛んでしまっていたのでした(笑)
今日のお店はブラッスリー「フォーメス」です。
ブラッスリー「フォーメス」とは仏蘭西語で居酒屋「燃料」です。
何故かといえばこのお店昔は燃料店を営んでおり、その名残から食べ物で人の体にエネルギーを与えるという願いをこめてつけられたそうです。
住所: 東京都中央区勝どき2-10-2土信田ビル1F
電話:03-3533-0308
休日:日曜、祝日、第三土曜日
お店の外観です。
店内の雰囲気です。就活の季節ですが、リクルーターが先輩を訪ねて会社訪問後、昼飯をご馳走してもらっているようです。いいなあ、これから入社の方は夢があって…
これからのリクルーターさんに一言、給料高いところは、仕事がキツイ、これは箴言ではなく真理です。
前菜のコールスローです。
今日のオーダーは「ポークピカタ」@880です。
味ですか、普通「ポークピカタ」は厚めの豚肉ですが、ここは豚薄肉にパルメザンチーズをまぶせてとき卵を絡ませた衣です、しかし下味が弱すぎます。
これでは豚肉の脂っこさが際立ちすぎています。折角のブラスリーですのでもう少し塩味と胡椒で味を整えたほうが美味しいと思います。
ピカタの上にかけられたトマトソースも酸味が強すぎて、折角の豚肉の甘さを損ないます。
久々にすべりました、あまり外れのないお店だけに残念でした…