今日は「フォビア(恐怖症)」です。
出勤途中の電車に乗っていましたら、座席に座っていたダークスーツに身を固めロイド眼鏡をかけた一見二枚目風の河童系禿頭の中年男性がいきなり目の前の女性に対して、電車内でシャープペンを使うのって危ないだろう。
刺さったらどうするの、って大きな声で怒鳴り始めました。
私はその女性の隣に立っていたので、なにかシャープペンを使って危険な行為をしていたのかと思ってその手元を見ましたら、スケジュール帖に予定を加筆していただけでした。
私はこのカッパさん、先端恐怖症なのだなと思いました。
先端恐怖症とは、鋏・針・鉛筆・ナイフ・カッターなど、先端が尖った物が視界に入った時に強い精神的動揺を受ける恐怖症の一種です。
症状の特徴としては、自分が傷付けられたり、刺されたりと言う心配が無いのにも関わらず、先端を異常に恐がってしまうと言った特徴があるのです。
また逆に先端で自分が他人を傷つけてしまうのではないかと言う症状もあります。
私の知っている東大卒の教科書会社の編集長をしていた方はある日突然電車恐怖症になりました。
恐怖症になったきっかけは次の出来事です。
二日酔いで満員電車に乗ったところ二日酔いのムカつきと満員電車のムシムシした熱気に加えてかなり体を圧迫されたことから過呼吸みたいな状態になり、このままでは車内で失神するのではないかと思ったのです。そしてその恐怖から途中下車してしまったのです。
その日は途中下車した駅から会社まではタクシーで行きました。
問題は次の日です。
いつものように通勤電車に乗ろうとしましたら昨日の過呼吸イコール失神の恐怖がフラッシュバックしてその恐怖からどうしても電車に乗れず、通勤電車の車内が閑散となるまで駅で電車を待ち続け、結果会社は遅刻となりました。
以来この恐怖症が固着してしまい、医者にも行ったのですが改善せず、会社には恒常的遅刻で迷惑をかけてしまうという事から自ら編集長という要職を辞退して、倉庫での配送係になったのでした。
皆さまお分かりになりにくいと思いますが、彼の恐怖は他人に迷惑をかけてしまうというこの一点だけだったのです。
万が一過呼吸で倒れて電車を止めたらどうしょうという必要以上の心配が彼を自縄自縛にしてしまったのです。
普通この手のフォビア(恐怖症)の方は、その恐怖で他人に迷惑をかけてしまうということで生活がおかしくってしまう人が多いのです。
卑近な例で申しますと、高所恐怖症で飛行機に乗れず、日本全国新幹線でいく人って少なくありません。
来年には北海道新幹線も開通するので本当に全国を新幹線で行くのでしょう。
この方々は、飛行機内でその恐怖から機内の人に迷惑を掛けてはいけないという配慮で飛行機に乗らなないのでしょうが、その代償の為の対価と時間の無駄はいうまでもありません。
話はもどりますが、上述のカッパさんの恐怖症は異質で、単なる自らの恐怖を我慢ができないお「子ちゃま」なのだと断じさせていただきます。
池に起こった波を消そうとして、新たな波を起こすと、池はますます波立って収拾がつかなくなります。
それと同じように、不快な気分をよくしようとして、心の中でやりくりをすると、ますますおかしくなるというのです。
たとえば人前で緊張したときに、落ち着け落ち着けと自分に言い聞かしても何の効果もなく、よけいにあがってしまいますよね。だから、感情についてはさわらない方がいいのです。
感情は、あるがままに起こってくるままにしておくしかないのです。
例えばクレームで謝りに行かなければならないときなどは、なんと言おうか、許してくれなかったらどうしようかなどと、行かない先からいろいろと心配することが多いでしょう。こういう時は自分の体面・面子を守る事のみをまず考えてしまいます。
大事な事はまずクレームが起きた会社に行ってそれを担当する責任者に謝ってしまうのです。
多分先方は怒りますが、取り敢えず怒りおわるまで我慢をします。
そうすると先方も怒ってしまえば、そこから先は仕入先と販売先という違いこそありますが、実態は運命共同体ですので、こうしてくれ、ああしてくれと対応策を一緒になって考えてくれます。
はじめから完全に仕上げようと思えば気が重くなりますが、取り敢えず相手の懐に飛び込んだ方がましと思えば、気楽に行動できるのだと思います。
誰でも他人からの叱責は恐怖ですが、それでも義務や必要を優先させて行動しなければなりません。
必要だから行動するという態度が肝要だと思います。
事実よりも考え方が重要である。
考え方よりも行動が重要である。
行動が最良の結果を生み出してくれる。
Benjamin Franklin(ベンジャミン・フランクリン)
心が洗われます・・・
途中から現れます白い枠線は無視してください。
今日は一年に一回の人間ドックです。
意に反しまして健康オタクみたいな生活をしていますので自信満々で健康診断には臨んでいます。
またこの日は会社を堂々と休ませてもらっています。
毎年人間ドックが終わった後は高田馬場にある「べんてん」さんに行くのがお約束でした。
しか〜し「べんてん」さんは昨年お店を閉じられてしまいました。
ところが「べんてん」さんで長年の修行を積んだ方のお店があるとの話を聞きつけました。
そこに行きましょうという事で、今日のお店は自家製中華そば「としおか」さんです。
住所: 東京都新宿区弁天町20
電話:不掲載
営業時間:11:00〜14:00
定休日:日曜日
お店の外観です。
店内の雰囲気です。
メニューです。
並びました!
12時11分この方の後ろについて並び店内に入ったのが丁度13時です。
待つこと約50分でした。
11月初旬なのに12月中旬並みの寒さの中、冷たい雨の吹きつけに耐えながら雨にぬりこまれた往来の景色をぼんやりとながめ続けていました。
ちょっと異常なのですが、このような過酷な状況を耐えるのって、嫌いではありません。
マラソンに似ているからでしょうか・・・
今日のオーダー「塩ラーメン(小=150g)」@800円です。
店内は「べんてん」さん同様に緊張感溢れる静寂が店内を覆いつくしており、店主独りが黙々と丁寧な仕事をしていました。
待つこと7分で「塩ラーメン(小)」の着丼です。
見た目きれいですね。
それでは実食です。
湯気立つスープから頂きました。
濃厚な動物系と一部魚介系の出汁も併せているのでしょうね、しっかりとした濃いめの塩味は美味しいです。
しか〜し食べている時は丁度よい塩梅でしたが3時間後に炎天下での砂漠の渇水者のように水を求めましたのでかなり塩分は多いのでしょう。
きざみ生姜は相乗効果にはなっておらずこの辛さだけが際立ってしまったので個人的にはいりませんでした。
麺は「べんてん」さんと同様にツルツル感満載で美味しいです。
メンマは歯ごたえよくシャキシャキしていて深い味付けと相まって高評価です。
特筆するのはチャーシューです。
ほっこりと炊けたチャーシューは過不足ない脂が美味しく、噛みしだくたびに滋味が口の中の隅々に広がっていきます。イケますね。
全般的にとても美味しくいただきした。
どうやら私の楽しみの襷は「べんてん」さんから「としおか」さんに引き継がれたみたいです。
このあと他用があったのですが、重要顧客からの「助けてください」と一本の電話が私を会社に向かわせたのです。
頼られるうちが華なのでせうか・・・
こんな日もあります。
出勤途中の電車に乗っていましたら、座席に座っていたダークスーツに身を固めロイド眼鏡をかけた一見二枚目風の河童系禿頭の中年男性がいきなり目の前の女性に対して、電車内でシャープペンを使うのって危ないだろう。
刺さったらどうするの、って大きな声で怒鳴り始めました。
私はその女性の隣に立っていたので、なにかシャープペンを使って危険な行為をしていたのかと思ってその手元を見ましたら、スケジュール帖に予定を加筆していただけでした。
私はこのカッパさん、先端恐怖症なのだなと思いました。
先端恐怖症とは、鋏・針・鉛筆・ナイフ・カッターなど、先端が尖った物が視界に入った時に強い精神的動揺を受ける恐怖症の一種です。
症状の特徴としては、自分が傷付けられたり、刺されたりと言う心配が無いのにも関わらず、先端を異常に恐がってしまうと言った特徴があるのです。
また逆に先端で自分が他人を傷つけてしまうのではないかと言う症状もあります。
私の知っている東大卒の教科書会社の編集長をしていた方はある日突然電車恐怖症になりました。
恐怖症になったきっかけは次の出来事です。
二日酔いで満員電車に乗ったところ二日酔いのムカつきと満員電車のムシムシした熱気に加えてかなり体を圧迫されたことから過呼吸みたいな状態になり、このままでは車内で失神するのではないかと思ったのです。そしてその恐怖から途中下車してしまったのです。
その日は途中下車した駅から会社まではタクシーで行きました。
問題は次の日です。
いつものように通勤電車に乗ろうとしましたら昨日の過呼吸イコール失神の恐怖がフラッシュバックしてその恐怖からどうしても電車に乗れず、通勤電車の車内が閑散となるまで駅で電車を待ち続け、結果会社は遅刻となりました。
以来この恐怖症が固着してしまい、医者にも行ったのですが改善せず、会社には恒常的遅刻で迷惑をかけてしまうという事から自ら編集長という要職を辞退して、倉庫での配送係になったのでした。
皆さまお分かりになりにくいと思いますが、彼の恐怖は他人に迷惑をかけてしまうというこの一点だけだったのです。
万が一過呼吸で倒れて電車を止めたらどうしょうという必要以上の心配が彼を自縄自縛にしてしまったのです。
普通この手のフォビア(恐怖症)の方は、その恐怖で他人に迷惑をかけてしまうということで生活がおかしくってしまう人が多いのです。
卑近な例で申しますと、高所恐怖症で飛行機に乗れず、日本全国新幹線でいく人って少なくありません。
来年には北海道新幹線も開通するので本当に全国を新幹線で行くのでしょう。
この方々は、飛行機内でその恐怖から機内の人に迷惑を掛けてはいけないという配慮で飛行機に乗らなないのでしょうが、その代償の為の対価と時間の無駄はいうまでもありません。
話はもどりますが、上述のカッパさんの恐怖症は異質で、単なる自らの恐怖を我慢ができないお「子ちゃま」なのだと断じさせていただきます。
池に起こった波を消そうとして、新たな波を起こすと、池はますます波立って収拾がつかなくなります。
それと同じように、不快な気分をよくしようとして、心の中でやりくりをすると、ますますおかしくなるというのです。
たとえば人前で緊張したときに、落ち着け落ち着けと自分に言い聞かしても何の効果もなく、よけいにあがってしまいますよね。だから、感情についてはさわらない方がいいのです。
感情は、あるがままに起こってくるままにしておくしかないのです。
例えばクレームで謝りに行かなければならないときなどは、なんと言おうか、許してくれなかったらどうしようかなどと、行かない先からいろいろと心配することが多いでしょう。こういう時は自分の体面・面子を守る事のみをまず考えてしまいます。
大事な事はまずクレームが起きた会社に行ってそれを担当する責任者に謝ってしまうのです。
多分先方は怒りますが、取り敢えず怒りおわるまで我慢をします。
そうすると先方も怒ってしまえば、そこから先は仕入先と販売先という違いこそありますが、実態は運命共同体ですので、こうしてくれ、ああしてくれと対応策を一緒になって考えてくれます。
はじめから完全に仕上げようと思えば気が重くなりますが、取り敢えず相手の懐に飛び込んだ方がましと思えば、気楽に行動できるのだと思います。
誰でも他人からの叱責は恐怖ですが、それでも義務や必要を優先させて行動しなければなりません。
必要だから行動するという態度が肝要だと思います。
事実よりも考え方が重要である。
考え方よりも行動が重要である。
行動が最良の結果を生み出してくれる。
Benjamin Franklin(ベンジャミン・フランクリン)
心が洗われます・・・
途中から現れます白い枠線は無視してください。
今日は一年に一回の人間ドックです。
意に反しまして健康オタクみたいな生活をしていますので自信満々で健康診断には臨んでいます。
またこの日は会社を堂々と休ませてもらっています。
毎年人間ドックが終わった後は高田馬場にある「べんてん」さんに行くのがお約束でした。
しか〜し「べんてん」さんは昨年お店を閉じられてしまいました。
ところが「べんてん」さんで長年の修行を積んだ方のお店があるとの話を聞きつけました。
そこに行きましょうという事で、今日のお店は自家製中華そば「としおか」さんです。
住所: 東京都新宿区弁天町20
電話:不掲載
営業時間:11:00〜14:00
定休日:日曜日
お店の外観です。
店内の雰囲気です。
メニューです。
並びました!
12時11分この方の後ろについて並び店内に入ったのが丁度13時です。
待つこと約50分でした。
11月初旬なのに12月中旬並みの寒さの中、冷たい雨の吹きつけに耐えながら雨にぬりこまれた往来の景色をぼんやりとながめ続けていました。
ちょっと異常なのですが、このような過酷な状況を耐えるのって、嫌いではありません。
マラソンに似ているからでしょうか・・・
今日のオーダー「塩ラーメン(小=150g)」@800円です。
店内は「べんてん」さん同様に緊張感溢れる静寂が店内を覆いつくしており、店主独りが黙々と丁寧な仕事をしていました。
待つこと7分で「塩ラーメン(小)」の着丼です。
見た目きれいですね。
それでは実食です。
湯気立つスープから頂きました。
濃厚な動物系と一部魚介系の出汁も併せているのでしょうね、しっかりとした濃いめの塩味は美味しいです。
しか〜し食べている時は丁度よい塩梅でしたが3時間後に炎天下での砂漠の渇水者のように水を求めましたのでかなり塩分は多いのでしょう。
きざみ生姜は相乗効果にはなっておらずこの辛さだけが際立ってしまったので個人的にはいりませんでした。
麺は「べんてん」さんと同様にツルツル感満載で美味しいです。
メンマは歯ごたえよくシャキシャキしていて深い味付けと相まって高評価です。
特筆するのはチャーシューです。
ほっこりと炊けたチャーシューは過不足ない脂が美味しく、噛みしだくたびに滋味が口の中の隅々に広がっていきます。イケますね。
全般的にとても美味しくいただきした。
どうやら私の楽しみの襷は「べんてん」さんから「としおか」さんに引き継がれたみたいです。
このあと他用があったのですが、重要顧客からの「助けてください」と一本の電話が私を会社に向かわせたのです。
頼られるうちが華なのでせうか・・・
こんな日もあります。