今日は「人類がマラソンで2時間を切る日」の話です。
実は、私マラソンマンです。
アキレス腱を4年前に剣道の稽古の途中に裂断してからは、そののめり込み方は最盛期より沈静化したものの、今でも月間150m以上は走っており、不定期ですがレースにも参加しています。

マラソンの世界で夢の記録42.195kmを2時間きるのが夢ではなくなってきました。
現在の予想では遅くとも2025年には達成されそうな感じです。
一口に42.195kmを2時間で走るというのは時速21km、若しくは100mを17秒で走り続けることを意味しています。

ミラクルボディ
現在のworld top3はパトリック・マカウ(ケニア)2時間3分38秒、ウィルソン・キプサング(ケニア)2時間3分42秒、ハイレ・ゲブレシラシェ(エチオピア)2時間3分59秒です。現在この三人が2時間切りの最有力候補です。
ご覧の通り何れの選手も東アフリカ圏出身です。
その東アフリカ圏のマラソンランナーはworld top100のほとんどを占めており、top marathon runnerはいいかえれば東アフリカ圏出身であり、その内の過半がケニアのリフトヴァレー州という海抜2400mに暮らしている人達なのです。さらにいえばtop marathon runnerの過半はpro runnerなのです。要はマラソンで世界記録を塗り替えているのはリフトヴァレー州のproのmarathon runnerと言い切ってもおかしくないのです。

リフトヴァレー州にイテンという人口4000人の町があります。その町には1000人の若者がpro runnerを目指しています。彼等は欧米の若者がロックスターになるような感覚でマラソンをしているのです。

ではなぜリフトヴァレー州に暮らしている人達の中から、top marathon runnerが輩出するかということですが、それはリフトヴァレー州に暮らしている人達は裸足歩行だからなのです。
この件(くだり)は唐突感があるので説明を加えます。今世界のtop marathon runnerはほとんどが高速runに適している、つま先着地走法なのです。それは彼等が幼少の時の通学の際に片道10km近い距離を毎日裸足で通学してることに起因しています。
ごつごつした岩だらけの道を走って学校に通っていく為に、幼い頃から自然とつま先着地走法に必要となる筋肉、即ち土踏まずと足の指を曲げる筋肉が鍛えられているのです。

現在のworld top3のrunnerはリフトヴァレー州若しくはその近隣の出身です。従って彼等の走法は、皆つま先着地走法なのです。
つま先着地走法は通常のrunnerが行っている踵(かかと)着地走法に比べて地面から受ける衝撃がちがうのです。踵着地走法は地面の角度に逆らって踵(かかと)を置くので地面からの衝撃を和らげることはできません。それに反してつま先着地走法は地面にそおっと足を置くように走るので地面から衝撃を和らげることができます。
具体的な事例として上述のつま先着地走法のマカウ選手と日本のtop runnerの踵(かかと)着地走法の山本選手の比較で申しますと、マカウ選手が体重の1.6倍93kgの衝撃を地面から受けるのに対して山本選手は体重の2.2倍132kgの衝撃を地面から受けます。
これによってマラソンの30kmからおきる筋肉疲労に格段の差がでてくるのです。
それは両者の乳酸の数値で明らかになります。マカウ選手がフルマラソンをtop speed で完走しても3.2molしか乳酸が蓄積されないのに対して山本選手は4.8molとマカウ選手の1.5倍も乳酸を蓄積しているのです。要は乳酸の蓄積を抑えられれば、足の痛み=筋肉痛になることもなく、42.195kmをtop speedで走り続けることができるのです。
じゃあ山本選手もつま先着地走法にすればいいのではないかと思われますが、実はこれが容易ではないのです。何故かといえば実際に私もつま先着地走法で走ってみてわかったのですが、10kmをつま先着地走法で走ってみたらアキレス腱とふくらはぎがパンパンになってしまうのです。
普段は10km位のrunはヘッチャラなのにこの走法ですと青息吐息での完走となりました。これは上述の土踏まずと足の指を曲げる筋肉をつかさどる深部低屈筋群が発達していないからなのですね。

さらにいえば高地で日夜練習しているので東アフリカ圏の選手の血液のperformanceもちがうのです。マカウ選手が40.9ml/秒、ゲブレシラシェ選手が44.9ml/秒、山本選手が49.19ml/秒と血液の流れる早さが違います。これは東アフリカ圏の選手の血液はさらさらと早く流れることを表しています。即ち赤血球が東アフリカ圏の選手は小さくて血液の流動性がよいのです。さらにヘモグロビンの濃度が高いので心臓に効率的に赤血球がとりこまれているのです。
心臓のperformanceもちがいます。山本選手の心臓の大きさは通常の人の1.3倍ですがゲブレシラシェ選手は1.6倍でさらにtop speedになればこの大きさが1.6倍にも増大するのです。要は心臓というポンプの機能に他のrunnerと歴然とした差があるのですね。

日本人選手のオリンピック等のマラソンの国際大会での上位入賞はその体のperformanceの差からかなり難しいと言わざるをえません。
さりとて日本陸連がtop marathon runner育成のために、これから裸足通学を奨励するとはあり得ないでしょう。東アフリカとちがって日本は夏場のアスファルトの地表は暑くて走れませんし、足を傷つける危険なものも落ちていますからね。
いずれにしても世界のマラソンの発展は東アフリカの一部の地域の出身者でなされていることが理解できたかと思います。そして彼らがmarathon runner夢の二時間切りを近い将来にに果たしてくれるのでしょう。
本文内容はBSNHK「ミラクルボディ」を参考としています

今日は神田に出没です。
大のお気に入りの「石川亭」さんが夏メニューをだしたと聞いたので、興味にかられてお邪魔しました。ということで今日のお店はです。

住所: 東京都千代田区内神田1-5-6 小山第二ビル1F
電話:03-3291-3158
定休日:日曜・祝日(ランチ予約不可)

IMG_1835
お店の外観です。

IMG_1834
店内の雰囲気です。

IMG_1828

IMG_1827
メニューです。

本日のオーダーは「本日のランチ」@1,100円です。
内容は前菜、鶏レバーとレーズンのムース、主菜、“夏季限定”牛・豚・キャベツのハンバーグ シャリアピンソース(冷製玉葱)です。

IMG_1830
前菜、鶏レバーとレーズンのムースです。
今日も見た目「美ムース」です。
今日は猛暑なのかムースが柔らかめで供されました。
それでは早速一口頂きます。ウ~ンン!何て美味しいんだ。
今日のムースは強い主張が無い代わりに、淑女のようなたおやかさが感じられます。
それにレーズンの思わず頬笑みがこぼれてしまうような甘さがこのムースの味を倍加させています。口福の一皿でした。

IMG_1832

IMG_1831

IMG_1833
主菜、“夏季限定”牛・豚・キャベツのハンバーグです。
見た目、bolumyな一品です。
シャリアピンソース(冷製玉葱)そのものはあまりimpactはありませんが、今日のハンバーグは全体にmildです。シャリアピンソース(冷製玉葱)での味付けですので、香辛料が控えめなのかもしれませんね。
お約束のベースのマッシュポテトと一緒に頂けば、もう心は天空のかなたに飛んでいくような高揚感で横溢されます。
これは安定の美味しさです。

これから徐々に夏menuを増やしていくとの事ですので目が離せませんね・・・

それでは(^_-)