今日は「美味しいピザ屋さん」の話です。
部下が豊島園に美味しいイタリアンがあるというので奥様と食べに出向きました。
ここのシェフは脱サラして真のナポリピッツァの審査員でもあるイスキア島にある”ダ・ガエターノ”のガエターノ氏の元で修行を積まれここでお店を開かれたそうです。

今日のお店は予約取りづらい、駅から遠い、近隣に駐車場がないという三重苦のお店ピッツェリア・ダ・アオキ・タッポスト (Pizzeria da Aoki tappost)さんです。

住所:: 東京都練馬区早宮4-37-29 ラフィット豊島園 1F
TEL:03-5999-3988
定休:火曜日(祝日の場合は翌日)

ここから先はパチリでご覧下さい。

ピッツェリア・ダ・アオキ・タッポスト 1
お店の外観です。

ピッツェリア・ダ・アオキ・タッポスト 2

ピッツェリア・ダ・アオキ・タッポスト 3
店内の雰囲気です。

ピッツェリア・ダ・アオキ・タッポスト 4
イタリアから輸入したいという薪窯です。

ピッツェリア・ダ・アオキ・タッポスト 5
驚くほど綺麗なトイレです。

ピッツェリア・ダ・アオキ・タッポスト 6
メニューです。

さて前振りはここまでとして、食事のパチリに入ります。
ピッツェリア・ダ・アオキ・タッポスト 7

ピッツェリア・ダ・アオキ・タッポスト 8
Antipast
ランブレッド(フィレンツェのトリッパ屋台)サルサヴェルデ添え、特製生地で作ったパン付@1,150です。
これは美味しいhappy01happy01happy01happy01happy01
トリッパは牛の第2の胃袋=ハチノスのことです、 平たく言えばモツの煮込みです。東新宿のイル・ピッチョーネのトリッパも美味しかったですが、ここの煮込みは美味しすぎです。月島の「岸田屋」さんもマジに裸足で逃げるようなブッチギリのモツ煮の頂点でしょう。まず味付けが良いですね、味自体はトマトベースで香菜とワインと塩、胡椒のというシンプルなのですが、口にいれますと複雑なオーケストレーションが味わえます。程よい脂身のつき方は口内でトロケテたまりません。モツ煮込みフリークとしては一押しの一品です。

ピッツェリア・ダ・アオキ・タッポスト 9

ピッツェリア・ダ・アオキ・タッポスト 10
Pizze
ドック(フレッシュトマト、水牛のモッアレラ、バルミジャーノ、バジリコ)@2,200です。ドックとはDOCは「Denominazione di Origine Controllata」の頭文字をとったもので、それぞれ「統制保証原産地呼称」と「統制原産地呼称」と日本語には訳されています。つまり、本場の材料でしっかりと作ったものですよ、ということらしいです。モッアレラも本場同様水牛の乳で作られたものです。
味ですか、美味すぎです。生地は外硬内柔でモチモチです。フレッシュトマト、水牛のモッアレラ、バルミジャーノ、バジリコの四人の役者が巧妙に絡み合って口内ハーモニーは最高です。値段が@2,200と少しお高いのですが、量が多いので三人くらいでShareすればコストパフォーマンスはあがります。

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ピッツェリア・ダ・アオキ・タッポスト 12
Pastasciutte
自家製テスタローリ、アサリ(蛤)、とジャガイモのジェノベーゼ(バジリコペースト和え)@1,580です。テスタローリとは小麦粉と水を混ぜた生地を浅鍋で焼いた、いわば厚焼きクレープです。味ですかこれ程美味しいパスタは食べたことがありません。まずテスタローリの食感に驚き桃の木山椒の木です、もっちり、プリンプリンとして口の中で踊ります。少し塩味がきいたバジリコペーストも最高です。アサリがなかったので蛤を和えてくれたのですが、これがまたふくよかな磯の香りを100%だしており、弾力ある肉質はたまりません。白眉はジャガイモですホッコリと炊けた甘いジャガイモがバジリコペーストの口直し的アクセントになっており、じつはこれジャガイモ君がこのプレーヤーの中では一番美味しかったのでした。

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ピッツェリア・ダ・アオキ・タッポスト 14
Dolce
栗とクリームチーズのブリュレ@550です。これは力強い甘さです。クリームチーズ最高です。ブリュレ(焦げ)のカリカリ部もタマリマセン。口内の夾雑物を綺麗に甘い香りで拭い去ってくれます。やはりDolceは至福の一時ですね。

このお店はイタリアンの超繁盛店ですがその割には全く気取ってなく、私たち夫婦が訪れた時はジャージ姿のオジ達がヘロヘロになって盛り上がっており、気分は居酒屋でした。結果的に私たちも妙な緊張感なくAntipastaからDolceまで和やかに楽しめたのです。

それでは(^_-)