下町っ子の上の空

好奇心が人一倍強く、見栄っ張りで、お人好しの下町っ子のBlogです。 ウンチクネタがくどいのがたまに傷ですが、お気軽にお立ち寄り下さい。

キラク

人形町 そよいち

今日は「collection of jokes vol.2」です。
最近見つけた小噺です。
宜しかったらお付き合いください。

#長生き
長生き
「いいですか、このまま飲酒をつづけると、かなり危険です。
完全に酒を断ってください。完全にです。
そうすれば、寿命が延びることを請合います。
それだけ、生きている時間が長くなるってことですよ」
「おっしゃる通りです、先生。
先月一日だけ、酒が飲めなかった日がありまして。
いやぁ、その一日の長かったこと、長かったこと・・・・・・」

常識と異なる論理を持っている人、人生の優先順位が著しく異なる人、これらの異なる理性が交差するときの落差が面白い小噺です。

アエロフロート社の飛行機が、あまりにも時刻表通りに飛ばないので、ついに怒り心頭に発した男が
「どうせ遅れてばかりいるのなら、時刻表なんかつくるな!」
と息まいたところ
「お客さん、時刻表があるから、遅れもあるのです」
と職員にたしなめられた。
この話と同じです。
視点の切り替えによる落差です。
この「長生き」ネタも同じ構造で構築されています。

#客の希望
はげ頭の男が理髪店を訪れて、理髪師のふさふさした髪の毛を羨ましげに見つめながら、次の様にお願いした。
「もし、僕のヘアスタイルを君のと同じようにしてくれたら、百万円差し上げよう」
「お易い御用です、お客様」
そう言って、理髪師はたちどころに客の要望を叶えた。
自分の頭髪をきれいに剃ってしまったのだ。

話し手が想定している対象を正反対のものに変えることで、想定している対象をハイジャックする方法です。
これと似た話を中国出張の時に聞きました。
取引先が中国出張の際に自らの身におこった窃盗事件を現地の仲の良い中国人にこぼしていましたら、その中国人はムッとして、で〜もすべての中国人が泥棒ってわけではありませんからね!
そして一呼吸おいてから、しか〜しすべての泥棒は中国人であ〜る、とのたまったとの事でした。

#アドバイス
パーティで弁護士と医師が歓談。
そのさなかにも、ひっきなしに他の客達が割り込んできて、あれこれ医師に体調の不調を訴えたり、健康上のアドバイスを求めたりする。
さすがの医師もうんざりした面持ちで、弁護士を羨ましがる。
「まったく、いつもこうなるんです。仕事を離れても気の休まるときがありませんよ。
それにしても、先生はよく相談責めにならずに済んでいますね。
何かコツでもおありになるんですか?」
「コツってほどのものではありませんがね。僕だって相談されれば、先生みたいに懇切丁寧にお答えしてますよ。
ただね、後日、相談された方に必ず請求書をお送りすりる事にしているんですよ」
「なるほどいいアイデアだ!さっそく取り入れなきゃ」
医師は大いに弁護士に感謝したのだった。
そして翌日、くだんの弁護士から請求書が届いたのだった。

自らがこの医師の立場なら、本件は契約行為がなされていない、と異議を申し立てるところでしょうが、人ごとになりますと、そら見たことか、とその無防備の態度に笑ってしまいます。
ところで私の高校の飲み会メンバーの中には、医師×2名、小説家×1名がいます。
そういえば、彼等は同級生の両親の健康相談や、子供が小説家になりたいのだけれど、一度原稿みてくれない、とか確かにひっきりなしに相談を受けながらお酒を飲んでいます。
この話と同じように、これからこの手の相談は有料対応といたします、と宣言したならば、その瞬間に同級生の手にしているグラスの中身が彼ら目がけて飛んでいくでしょう。
これが日本です、私達の国です、ハイ。
「必殺小噺のテクニック」米原万理著より転載


千手観音?



IMG_6392

IMG_6389

IMG_6390

IMG_6391

IMG_6393
今日は桜の香りがむせ返るような人形町に出没です。
今日のお店は訪問宣言店です。
今日のお店は「そよいち」さんです。

住所: 東京都中央区日本橋人形町1-9-6
電話:03-3666-9993
定休日:日曜・第1月曜日

IMG_6377
お店の外観です。

IMG_6385
店内の雰囲気です。

IMG_6379
メニューです。

今日のオーダー「ポークソテーライス(おかわり自由、豚汁付)」@1,800円です。

今日のお店は人形町の洋食の名店であった「旧きらく」さんの長女・次女さんがやっているお店です。
オープン当初は「ビーフかつれつ そときち」という名前でしたが、訪れました時には「そよいち」さんに名前が変わっていました。
私は白木のカウンターに座って長女さんの料理している所をそれとなく見ていました。
料理が終わったようで、今度は向きを変えビーフカツの下ごしらえ(筋切等)に入りましたので、私と向き合うような形になりました。作業中、長女さんが何度も私の方に視線を送ったので、何か緊張するものを感じました。
昔、「旧きらく」さん時代になにか迷惑をかけたかな、と頭の中で過去記憶を反芻したのですが、そのような事はありません。
しばらくして長女さんがおもむろに、お久しぶりですね、お元気でしたか、と言われたのです。
確かによくきていましたが顔を覚えられていたとは驚きです。
それも本当に「久闊を叙す」的な永き時間が横たわっていましたので尚更です。
そこでしばらく長女さんと先代と先代奥さんの話で旧交を温めたのでした。
余談ですが帰宅して、この旨を奥様にはなしましたら、それを次男が聞いていて、単にお父さんの顔がかわっていないだけじゃない、と結論付けていました。
それだけかなぁ・・・

閑話休題おはなしはもどりまして
IMG_6381
まつこと6分で「ポークソテーライス」の到着です。

IMG_6382

IMG_6383 (1)
このポークソテーは肉厚のロースをいため、フランベをし、しばらく蒸し焼きにします。
そしておもむろににんにく、バター、醤油を加えて味を整えます。
「新キラク」さんと「そよいち」さんとのちがいはポークソテーを蒸し焼きにするかしないかと、バターの量とソースの量です。いずれも「そよいち」さんの方が多いです。

参考までに「新キラク」さんのポークソテーです。
IMG_5956

それでは実食です。
うん、美味しいです。
私のベロセンサーの感度はそれほどよくないのですが、こちらの方が「旧キラク」さんの味だとおもいます。
肉は柔らさ、too muchのソース、ともに先代と同じです。
加えて「思い出」という隠し味もありました。
キャベツが適度にソースを吸ってくれるのも懐かしくおもえました。
大満足で人形町の名洋食店の味を堪能しました。
長女さんご馳走様でした

それでは(^_-)



人形町 きらく

今日は「恩師列伝」です。
私の小中学校の時の恩師の話です。
宜しかったらお付き合いください。

#宮下先生
王選手
巨人軍の元王監督は中学時代の成績はとてもよくて地元で一番東大合格率の高いとされていた都立高校にいこうと考えていたのです。
しか〜し安全性を考えて地元で二番目に良いとされていた高校を受けたのです。
なぜか落ちてしまいました。しかもその高校には自分より成績の悪い友人が受かっていたので王監督はかなりショックを受けていたとの事です。
王監督は正式合格にならなかったものの補欠一番だったので、もし試験当日、合格レベルの受験者が一人でも風邪かなにかで未受験だったら王監督はその都立高校に入り、早実には行かなかったのですね。
そういう意味では世界の「王」が誕生したというのは偶然の産物だったというのが私達下町での都市伝説です。

実は私は王監督の中学校の後輩であります。
私の中学の音楽に宮下先生という方がおられました。
この先生が怒るときによく言われていた言葉があります。
それは「俺の右手を見ろ」です。
私達がその言葉を言われたら「何ですか、皺の多い手ですね」と言うのがお約束です。
すると「ふざけるな、もっとよく見ろ」と言われますので、指先がチョークの粉で汚れているので「指先がチョークの粉で汚れています」と言います。
そこで「お前らの目は節穴だ〜。この手は世界の王を張り倒した右手だ」と大きく見得を切るのです。
さらに「王はこの手で張り倒すと、はるかかなたまでふっ飛んでいったんだ」と言われて締めるのですが、なんで音楽の時間でそこまで怒られる事になるのだろうか、ということですが、いずれにしてもこれは先生が「俺の右手を見ろ」と言われた時の決められたお約束ですので、ハイ。

アインシュタイン
今このように思いだしますと、かなり迫力のあった音楽の先生でした。
実際に体罰もありました。私も授業中に縦笛でチャンバラしていたのが見つかって二三回張り飛ばされました。
ちなみにベートーベンを意識したのか髪型は同じでしたが風貌はアインシュタインにそっくりでした。
もうこのような先生は現れないでしょう(笑)

#磐田先生
ネコ
私の小学校5〜6年の時の担任の先生です。
激情家です。たまに自分の琴線にふれる話をしますと、その言葉に酔って涕涙されていました。
ちなみにお酒にも酔うみたいで不定期に二日酔いで遅刻していました。
そのような時は自習になるのでみんな喜んでいました。
たまに根性で出てくる時もありましたが、根性では調子が戻らず教壇で寝ていました。このような時も自習でした。
と書いていますと、かなりいい加減な先生の様に思われるでしょうが、その実態は熱血先生です。
私は磐田先生が大好きでした。

年に一回、磐田先生の家庭訪問があります。
この時は下町が大騒ぎになります。
私達の親も磐田先生の酒好きは知っていますので、先生がお見えになりますと、今日はお熱いですから、まぁどうぞ、という事になります。ここで断れば良い先生なのですが、親御さんの折角のおすすめをお断りするのも失礼ですので、本当に一献だけですよ、と始まって下町の空は徐々に真っ赤に染まっていくのでした。
正しくは先生の顔ですがね・・・
下町ですから、A男君の家でご酒を頂いたなら、私の家のご酒を頂いてもらいませんと、恥ずかしくて表通りは歩けません、てな事で第二ラウンドの幕は切って落とされるのです。
これが無限極楽みたいに続くわけですから、6軒目当りから酔歩蹣跚状態となります。
次の家に這っていくわけにもいきませんので、先生を移動させるリヤカーなどが出動するなど、まさに我が下町は酒池王城と化すのです。
最後の方は私達生徒がグダグダの先生を乗せたリヤカーを、ワッショイワッショイと言いながら神輿渡行の様に駅まで送っていくのでした。
このように書いていてとても楽しかった気持ちがよみがえってきます。
とても人間味あふれる先生でした。
このような大騒ぎができたのは下町だからでしょうね。
ちなみにその後の磐田先生ですが、とある中学校の校長を勤め、最後は教育委員会の要職にまで登りつめられたとのことです。
「芸は身を助ける」ではなく「酒は身を助ける」の一席でありました。
お後がよろしいようで・・・


Unreal Body Strength



IMG_5957

IMG_5959
今日はくれなずむ人形町に出没です。
ちょっと遅い昼食を食べようと思案していたら、この看板が目に飛び込んできました。
な何と30年ぶりの再訪です。
今日のお店は「キラク」さんです。

住所: 東京都中央区日本橋人形町2-6-6
電話:03-3666-6555
定休日:日曜・第2第3月曜(祝日の場合は営業)

IMG_5960

IMG_5950
お店の外観です。

IMG_5951
店内の雰囲気です。

IMG_5952
メニューです。

今日のオーダー「ポークソテー(ライス付)」@2,000円です。
たしか30年前、NHKの「きょうの料理」?かなにかで先代がfeatureされた時に「ポークソテー」を紹介していて、その匠の技にしびれ、早速に食べにいきましたら椅子から体が浮き上がるほど美味しくて大感動した思い出があります。
以来我家のポークソテーは「きらく」さんの味付けになりました。
亡き母もこのお店の「ポークソテー」は大のお気に入りです。
そうそう実は私も「ポークソテー」は大好きなのです。
今気がつきました。これって遺伝だったのですね。

IMG_5953

IMG_5956

IMG_5955
待つこと9分で30年ぶりの「ポークソテー」が到着です。
あれっ200gの豚肉なのですがずいぶん縮んでいますね。
肉の下ごしらえ(筋切等)が雑なのか焼き方がお上手なのでしょう・・・
そう申してみますと、何か今のコックさん先代に比べますと仕事が早いといえば宜しいのでしょうが何かはしょっているようにも思えました。
フランべしたのは驚きましたが、なにかが違います。

気を取り直して実食です。
肉が硬いです。
先代の頃は柔らかくて、先代にそれを誉めますと、ギリギリまで熟成させているからさ、と豪語していました。
にんにく・バター・醤油ソースの味はほぼほぼ同じでしたがそれでも微妙に違います。
私のベロメーターの感度が鈍くなったのか、コックさんの腕が落ちたのか何れかでしょう。
帰り際に、ホールの責任者の女性に、先代の娘さんですか、と聞けば、私が正真正銘の二代目です、と答えたので、ここでも違和感を覚えました。
帰宅してブログアップするので周辺情報をcheckしましたら、娘三姉妹の中で遺産相続の内紛があり、以前キラクさんにいたメンバー(長女・次女)は、2008年10月、同じく人形町の甘酒横丁の1本裏に入った路地に「ビーフかつれつ そときち」という店をオープンしたのだそうですね。
いずれにしてもこれで@2,000円は「コスパ悪し」と言わせていただきます。
先代の味は「ビーフかつれつ そときち」で引き継がれているようです。
今度そちらに行ってみましょう、キッパリ。

それでは(^_-)



訪問者数

    Archives
    Categories
    記事検索
    • ライブドアブログ