今日は「オロナミンC物語」です。
オロナミンC
はじめてオロナミンCを飲んだのは正確には覚えていませんが、多分小学校低学年だった頃、父と一緒に銭湯に行ったときに大懇願して買ってもらったように記憶しています。
確か1本@120円だったので、下町っ子としましては高額飲料水だったように記憶しています。
従いましてまるで大人が高級ブランデーをチビリチビリ的に飲むような感じで味わって飲んでいました。
父からは、体にいいんだから、残してはならんぞ、とダメ出しされたのは言うまでもありません。
感想としては同類の養命酒よりは美味しいと思いましたが、自分の財布では買わないぞ、と決めたように覚えています。

オロナミンCのコマーシャルと言えば「ママ編」が有ったように記憶しています。
「ママは美容にオロナミン」と子供の声がかぶさる画面の中、風呂場からバスタオルを巻いただけの姿で出てきて、冷蔵庫を開けて微笑みながら飲んでいました。
ちなみに我が亡くなった母は、夏場はお風呂から上がりますと上半身はむき出しでしたので、子供心にオロナミンCのような高額飲料水を冷蔵庫においてある家庭はまことに上品だなぁと思っていました。
オロナミンCのくだんの母親は、今このように思いかえしますと、当時としてはずいぶんエロかったのではないでしょうか・・・

オロナミンCのコマーシャルといえばこれです。
僕は卵をいれてオロナミンセーキ、です。
実はこのCMをみるまで△△セーキという飲み方を知りませんでした。
さっそく貯金をはたいてオロナミンCを求めてCMの通りに作ってみました。
たしかに黄身がオロナミンCを優しく包んでいるような感じがしました。
飲んでいる内に心が落ち着くような感じもあり美味しかったです。
これは当時の下町っ子としましては画期的な飲み物でした。


私が新規事業の責任者をしていたころ、リクルート主催のマーケティングのセミナーに出席しました。
そこではアサヒの「スーパードライ」を初めてとした各著名企業の商品戦略をコトラーの4Pすなわち、製品(product)、価格(price)、流通(place)、プロモーション(promotion)を用いて説明していました。その中でオロC(オロナミンC)のくだりになりまして、オロCの戦略というのは、日本全国どこに行っても飲める、という事でした。
そういわれてみればひなびた温泉に行っても、日本最高峰の富士山にいっても、たしかにオロCはありました。
講師は、大塚製薬の社員はこの戦略の遂行のために、日本全国の飲料水をおいてある店に行って、頭を下げてオロCを置いてもらうようお願いしていたのです、と熱く語っていました。
個人的には商品戦略の何たるかを垣間見たような気分になったものです。


日本でやったらどうでしょう?



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今日は大阪に出没です。
美味しいランチを食べようと出向いた先は、新梅田食堂街にある「きじ」さんでしたがまだ11時40分だというのに大行列ができており断念しました。
そこでいつも気なっていた行列のうどん屋「釜たけうどん」さんに切り替えました。
今日の行列は4人程度したので入ることにしました。

住所: 大阪府大阪市北区角田町9-25 新梅田食道街
電話:06-6363-7746
定休日: 無休

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お店の外観です。

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メニューです。

ここのおススメは「ちく玉天ぶっかけ」ですが、私はちくわ天麩羅が嫌いなので、もちろんご馳走してくれるのなら食べられますが、自分の財布では求めない主義なのです。
そういう意味あいの嫌いなのです。
そこで大阪にくれば「牛肉」という事で「肉ぶっかけ(アツ盛り)」@1,000円にしました。

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待つこと10分で「肉ぶっかけ(アツ盛り)」の到着です。
私は個人客なのでカウンターに座らせられたのですが、目の前の配膳担当のお兄さん、この世の中のすべての不満をあたかもブラックホールのように吸い込んだような相貌をしており、見ているだけでイライラしてきました。
接客業なので「満面の笑み」とまでは申しませんがもう少し気配っていただきたいものです。

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それでは実食です。
まず目玉の牛肉ですが、冷蔵庫の凍った牛肉をビニール袋からだしてアルミの雪平鍋の中に無造作に放り込んで湯戻していたのを見てしまいましたので食欲半減です。
要は所謂できあいなのねと思ってしまったのです。
天麩羅のしめじ天は良く揚がっていて美味しかったです。

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玉子天麩羅は好物なので美味しいです。
トロトロにトケルあたりも高評価です。

肝心のうどんはエッヂがたっておらず自己主張なしみたいな感じで好みではありません。
うどんつゆはお店のおすすめで檸檬を絞って入れましたら味がたってしまい残念な味わいになってしまいました。
このあたりは好き好きですが。
これで@1,000円ですか、コスパ「悪し」ですね。
新梅田食道街の中ではコスパ「悪し」の上位に入るのではないでしょうか。

それでは(^_-)