アルコール依存症
今日は「AC(Adult Children )」です。
実は私、正真正銘の「AC」であります。
アダルトチルドレン(Adult Children)とは、「機能不全家庭で育ったことにより、成人してもなお内心的なトラウマを持つ」という人のことを指します。
幼少期から青年期までの私が傷ついた件(くだり)は、思い出したくもなく、多分書けばその当時のみじめさに押しつぶされてしまい筆がすすまなくなりますので敢えて割愛します。

2010年5月、WHOは全世界でアルコール有害使用を減らす取り組みを行うことを決議しました。
WHOの「タバコ」に続く取り組みです。確かにタバコは健康被害のトップです。
アルコールは三番目です。しかし・・・です。
タバコで、交通事故は起こりません! 
タバコで、家庭暴力は起こりません! 
タバコで、児童虐待は起こりません! 
タバコで、家庭崩壊は起こりません!
タバコは、次の世代に生き辛さをもたらすことはありません! 
タバコには、家族の嗚咽(おえつ)はありません!
タバコには、涙の出るような家族の長い長い長い回復の努力は必要ありません!
ということでタバコと違って酒害が及ぼす影響は根深いのです。

私が年に一回訪れる人間ドックはアルコール依存症対策のクリニックでもあり、その関係の書物が診察室においてあります。たまさかドックの待ち時間に自分には関係ないや的風情でパラパラとページをめくりながら読んでいますと、本当にアルコール依存症を家族にもつと大変だなぁ、とあらためて実感したのでした。
特に腹オチしたのは、アルコール依存症の人を持つ家族の多くは、飲まない時はとても良い人だからという擦り替えにより、アルコール依存症の人を容認し、かばい、支えてしまう、という件(くだり)でした。
まさに我が一家の事を見ていたのか!と思わずつっこみたくなってしまいました。
さら〜にこういった機能不全家族で成長した子どもが感じているのは、「両親に様々な面で束縛され続けている」といったトラウマの記憶の継続なのです。
親が情緒的な問題や依存症の病気を抱えていたが為に、子どもは親の身勝手な振る舞いや暴力に振り回されてしまい、自分自身の人生を自由に自立して生きることが出来ないという観念に縛られてしまっているそうなのです。
一方親から過大な期待を掛けられて過保護に育てられた人は、「親の期待に沿った生き方をしなければならない」という強迫的な観念に束縛されて窮屈な気持ちになって萎縮してしまうそうなのです。

ちなみにACにはさまざまなタイプがあるそうですが、自分に当てはまるタイプがあったので記してみます。

※マスコット(ピエロ、クラウン、道化師):おどけた仮面を被って不安を隠してきたタイプ」です。
外面: 過度にかわいく子どもっぽい、家族の笑いと関心の対象
内面: 自己評価が低い、恐れ、孤独、無力感言動 - ふざけ、ユーモア
弱点: ひょうきん、ストレス処理が下手、いつもヒステリー寸前
長所: 人あたりがいい、良き友人となる、頭の回転が速い、ユーモアのセンスがある、有能

※ヒーロー:家族の期待を一身に背負ったタイプ
外面: 小さな親、小さな大人、生真面目、努力家
内面: - 心の傷、不適応感、罪悪感、過剰な自尊心言動 - 他者に自分の評価を押し付けて尊敬を得ようとする
弱点 :仕事依存、依存的な人と結婚、人を支配し操作、完全主義
長所 : 自身の失敗を許容しない、自己に厳しく他人にも厳しい、管理職の適性有り

私の性格は上述の「マスコット」と「ヒーロー」で構成されていたのでした。実はこのフリネタを書くまで、自分の性格がACを体験したがために醸成されたとはユメユメにも思っていませんでした。
どうやら私のイビツな性格の外輪はACなるがゆえにできたようです。
それならば、つらいときは、「つらい」と言ってもよかったのですね。
周囲の緊張にいつも自分が責任をもつ必要はなかったのですね。
あらゆることを完璧にこなす必要はなかったのですね。
自分も人も能力や努力だけで評価してはいけないかったのですね。
ホッと息抜きできる時間を持っても良かったのですね。
なんだか書いて嫌になってきました。
決心しました、今日から考え方を変える努力をしましょう。
多分無理でしょう?
始めてです自分のフリネタでここまで落ち込んでしまったのは・・・
こんな日もあります。


日本人なら会話の最中に相づちがないと不安になりますよね?


IMG_1408
今日は夕方の淡路町に出没です。

IMG_1409
若い頃停止線オーバーで捕まった事があります。
従いまして、このような違反行為には強い憤りを感じます。

今日のお店は夏目漱石が常連だったという都市伝説のある老舗の洋食店です。
ということで今日のお店は「松榮亭」さんです。

住所: 都千代田区神田淡路町2-8
電話:03-3251-5511
定休日:日曜日・祝日

IMG_1410
お店の外観です。

IMG_1415

IMG_1414
店内の雰囲気です。

IMG_1413
メニューです。

今日のオーダー「オムライス」@900円です。
広い店内は19時前だというのにお客は一組だけです。
乾いた空気が店内を濃密に支配しています。
座って5分待ちましたが、水さえ出てきません。
後1分待って案内がなければお店を出ようと思っていましたら、ガタイのよいシェフがのそっと水の入ったコップを持ってでてきました。
何にします、って言われたので、「何にします」って言われたって、そもそもメニューがないじゃない、ていうかないよね、それならあなたが水と一緒にメニューを持ってくるべきじゃないの、とブツブツつぶやいていたら、どうやら前方の壁に貼ってあるのがメニューらしくて、そこから選べよ、みたいな感じでした。
黒い幕に切っ先の鋭いナイフをすっと走らせたような痛みが心の中におこりました。
一体全体なんなんだこの店は・・・
目が良くないので、その壁に貼ってあるメニューを見るために立ちあがったのです。
しか〜し体はまったく別の行動をしていました。
気がつけばそのシェフの方に向かって歩いて行き鋭い視線をぶつけたのです。
それを受けてシェフも鋭い視線で返したので、数秒間お互い対峙したままでした。
さすがに大相撲の仕切りをしにきたのではないよな、と思い直して一言「オムライス」とボソッっと言い放ち席に戻ったのです。

IMG_1416

IMG_1417
待つこと4分「オムライス」の到着です。
見た目昭和のオムライスです。
玉子は今風のトロトロ風ではありません。
それでは実食です。
玉子は見た目通りの味です。
ライスはベチャコライスです。
鶏肉が数える程度入っています。
最初は特筆するものはなかったのですが、後半味がなじんできたみたいで、がぜん美味しくなったのです。
ちょっと不思議です。
神田ですからコスパはまずまずです。
睨みあいのお好きな大相撲ファンの方にお勧めのお店です、ちがうか・・・

それでは(^_-)