“がん大国”に生きる〜中国・命の決断を迫られる患者たち〜
“がん大国”に生きる〜中国・命の決断を迫られる患者たち〜を観ました。
がんの新規患者が世界最多の中国。公的な保険の整備が遅れ、自己負担は平均年収の5倍となり高額費用に耐えかね、治療を断念する人も多い。
高額医療費の負担に耐え兼ねて命の決断を迫られる日々を見つめる。
▽大手病院路地裏の調理場では、毎日200人の入院患者と家族が食費節約のため自炊の生活を続けている。
▽脳腫瘍を患う高校生のトラック運転手の父はコロナで収入が激減し借金を重ねる日々さあるが昼夜ほとんど休まず中国全土に荷物を運んでいる
▽肺がんがステージ4の高齢男性の孫娘は仕事をやめて看病するも貯金が払底してしまった。
治療を継続するか、中止するか命の決断を迫られる・・・
▽白血病を患う女性の夫は工場を経営する富裕層であった。
しかし、高度な治療が必要なため、とことん貧しくなった。ついに工場売却を決断する。
しかしその末路は・・・
NHKBSスペシャル概要より転載
この世に生き地獄があるとしたら、そこは中国の病院だったという話です。
社会主義経済は計画経済ですから、医療サービスも計画的に提供されます。
ソビエトでは旧ソ連時代、政府は計画的に各地域に基幹病院を設置し、そのブランチとして医療センター(診療所)を全国に配置しました。
病院・診療所はすべて国営か公営で、医師も看護師も医療関係者はみんな公務員です。
そこで、すべての人民に平等に医療サービスが「配給」されていました。
中国もそうなのかなと思っていましたら、金の切れ目が命の切れ目でした。
自己負担が平均年収の5倍ということは、中国では癌になったら、そこで人生のゲームセットなのであります。
そういう意味では日本は皆保険ですので恵まれています。
自己負担率も国民・社会保険負では30%と軽くなっていますが、中国での自己負担率は80%とても重いのです。
多くの患者若しくはその家族は、ひとたび自分若しくは家族が癌になれば、借りられる人からは借りて治療費の補填としています。
この画像の女性は血液癌である白血病で、高度医療をしてくれる病院に転院したあたりから、夫のお金が底をつきましたが、自宅を抵当にして借金をして、治療を継続していました。
夫は今日の繁栄は寝る間を惜しんで働いてくれた妻の協力のおかげであると治療の継続の決意をインタビューで表していました。
奈辺あたりから少しおかしいのですが、白血病は造血幹細胞移植が普通のはずです。
移植方法としては、骨髄移植、末梢血幹細胞移植、臍帯血移植などがあります。
中国では転院した病院で初めて検査の結果骨髄移植が決定されたのであります。
それでは前の病院ではなにをしていたかというと抗がん剤治療のみです。
加えてドナー検査では1人/15万円ほどかかります。
夫は家族・親戚・姻戚に頼んでドナー検査を頼みました。
ここでNHKの演出なのでしょうが、中国の病院の医療費は前払いなのです。
そこでいかにも品の悪い事務員がお金を払えと迫ります。
ドナー検査の結果は、息子が100%と弟が60%と命のともし火が新たに明るく灯りました。
しか〜し、検査の結果、100%の息子が地中海性貧決(先天性小球性溶血性貧血)で移植がNGとなり、後は60%の弟の移植にかける事になりました。
しか〜し、60%の適合率では助かる可能性が低いのですが、夫は自社工場を売却して移植手術の費用を捻出しました。
そして移植手術を待つ間にその奥様は多臓器不全で亡くなってしまいました。
個人的にはこの奥様の残された家族の事を考えるとこれで良かったのかもしれません。
このような顛末がNHKの演出なら納得するのですが、すべて事実のようです。
なんとも後味の悪いドキュメンタリーでした。
今日は大泉学園の美味しい蕎麦屋さんに奥様と出向きました。
今日のお店は「むら季」さんです。
住所: 東京都練馬区東大泉7-37-11
電話:03-3923-4722
定休日:木曜日
お店の外観です。
すこし駅から遠いですね。
ここのご主人は明治17年創業老舗蕎麦店神田まつやにて12年修行を積まれました。
修行先で学び習ったことをベースに独自性を追求し、都内一流ホテルで和食料理人として経験があり、現むら季の前身である日本料理むら季を営んでいた父から料理を学び、2004年、今から19年前に大泉学園に手打ち蕎麦むら季を開店したそうです。
店内の雰囲気です。
メニューです。
今日のオーダー、私は「野菜天せいろ」@1,650円、奥様は「小海老かき揚げ天せいろ」@1,800円です。
座るやいなやお茶がでてきました。
待つこと6分でせいろが到着しました。
時間差で2人のせいろが到着しました。
せいろに遅れる事1分で「野菜天」と「小海老かき揚げ天」が到着しました。
それでは実食です。
はり紙のとおり、ここのお蕎麦は毎日外二(蕎麦粉10割:小麦2割)の蕎麦を、毎日変化する気候に合わせて調整して打たれています。
良質な蕎麦粉を極少量の小麦粉をつなぎにしています。
汁は江戸風の辛口汁で細い麺を楽しめます。
独自の製法と時間を掛けた、だしの効いた濃い辛口が特徴です。
個人的はご主人が修行された神田まつやの味に近いような感じです。
よって蕎麦に汁をだぶだぶつけるとしょっぱいですよ。
蕎麦は肌良し、艶良し、味良し、香り良しで申し分ありません。
そばのエッヂもたっています。
美味しいです。
野菜天は茄子、人参、ピーマン、さつまいも、葱、舞茸です。
天婦羅もからっと揚がっていて美味しいです。
私は天つゆではなく塩でいただきます。
この方が野菜の甘さが引き立つからです。
やはり葱が一番美味しいですね。
「小海老かき揚げ天」は海老が美味しいです。
プリンプリンしていて口内で跳ねているような錯覚に陥ります
ここまでからっと揚げるのはたいした技です。
かき揚げ天も美味しいです。
白眉は「そば湯」で
す。
一般的には蕎麦を湯がいたお湯を提供するお店が多いと思いますがこのお店の蕎麦湯は蕎麦粉を水で溶いたものを、そばを湯がいたお湯と混ぜ、濃度とコクの増した蕎麦湯を供します。
かなりドロドロしているのですが喉越し最高です。
濃厚な蕎麦の香りが「そば湯」でも楽しめます。馥郁たる香りが胃の中にを軽やかに降りてきます。
とてもクオリティのたかいランチ蕎麦あんど天婦羅です。
ごちそうさまでした
“がん大国”に生きる〜中国・命の決断を迫られる患者たち〜を観ました。
がんの新規患者が世界最多の中国。公的な保険の整備が遅れ、自己負担は平均年収の5倍となり高額費用に耐えかね、治療を断念する人も多い。
高額医療費の負担に耐え兼ねて命の決断を迫られる日々を見つめる。
▽大手病院路地裏の調理場では、毎日200人の入院患者と家族が食費節約のため自炊の生活を続けている。
▽脳腫瘍を患う高校生のトラック運転手の父はコロナで収入が激減し借金を重ねる日々さあるが昼夜ほとんど休まず中国全土に荷物を運んでいる
▽肺がんがステージ4の高齢男性の孫娘は仕事をやめて看病するも貯金が払底してしまった。
治療を継続するか、中止するか命の決断を迫られる・・・
▽白血病を患う女性の夫は工場を経営する富裕層であった。
しかし、高度な治療が必要なため、とことん貧しくなった。ついに工場売却を決断する。
しかしその末路は・・・
NHKBSスペシャル概要より転載
この世に生き地獄があるとしたら、そこは中国の病院だったという話です。
社会主義経済は計画経済ですから、医療サービスも計画的に提供されます。
ソビエトでは旧ソ連時代、政府は計画的に各地域に基幹病院を設置し、そのブランチとして医療センター(診療所)を全国に配置しました。
病院・診療所はすべて国営か公営で、医師も看護師も医療関係者はみんな公務員です。
そこで、すべての人民に平等に医療サービスが「配給」されていました。
中国もそうなのかなと思っていましたら、金の切れ目が命の切れ目でした。
自己負担が平均年収の5倍ということは、中国では癌になったら、そこで人生のゲームセットなのであります。
そういう意味では日本は皆保険ですので恵まれています。
自己負担率も国民・社会保険負では30%と軽くなっていますが、中国での自己負担率は80%とても重いのです。
多くの患者若しくはその家族は、ひとたび自分若しくは家族が癌になれば、借りられる人からは借りて治療費の補填としています。
この画像の女性は血液癌である白血病で、高度医療をしてくれる病院に転院したあたりから、夫のお金が底をつきましたが、自宅を抵当にして借金をして、治療を継続していました。
夫は今日の繁栄は寝る間を惜しんで働いてくれた妻の協力のおかげであると治療の継続の決意をインタビューで表していました。
奈辺あたりから少しおかしいのですが、白血病は造血幹細胞移植が普通のはずです。
移植方法としては、骨髄移植、末梢血幹細胞移植、臍帯血移植などがあります。
中国では転院した病院で初めて検査の結果骨髄移植が決定されたのであります。
それでは前の病院ではなにをしていたかというと抗がん剤治療のみです。
加えてドナー検査では1人/15万円ほどかかります。
夫は家族・親戚・姻戚に頼んでドナー検査を頼みました。
ここでNHKの演出なのでしょうが、中国の病院の医療費は前払いなのです。
そこでいかにも品の悪い事務員がお金を払えと迫ります。
ドナー検査の結果は、息子が100%と弟が60%と命のともし火が新たに明るく灯りました。
しか〜し、検査の結果、100%の息子が地中海性貧決(先天性小球性溶血性貧血)で移植がNGとなり、後は60%の弟の移植にかける事になりました。
しか〜し、60%の適合率では助かる可能性が低いのですが、夫は自社工場を売却して移植手術の費用を捻出しました。
そして移植手術を待つ間にその奥様は多臓器不全で亡くなってしまいました。
個人的にはこの奥様の残された家族の事を考えるとこれで良かったのかもしれません。
このような顛末がNHKの演出なら納得するのですが、すべて事実のようです。
なんとも後味の悪いドキュメンタリーでした。
今日は大泉学園の美味しい蕎麦屋さんに奥様と出向きました。
今日のお店は「むら季」さんです。
住所: 東京都練馬区東大泉7-37-11
電話:03-3923-4722
定休日:木曜日
お店の外観です。
すこし駅から遠いですね。
ここのご主人は明治17年創業老舗蕎麦店神田まつやにて12年修行を積まれました。
修行先で学び習ったことをベースに独自性を追求し、都内一流ホテルで和食料理人として経験があり、現むら季の前身である日本料理むら季を営んでいた父から料理を学び、2004年、今から19年前に大泉学園に手打ち蕎麦むら季を開店したそうです。
店内の雰囲気です。
メニューです。
今日のオーダー、私は「野菜天せいろ」@1,650円、奥様は「小海老かき揚げ天せいろ」@1,800円です。
座るやいなやお茶がでてきました。
待つこと6分でせいろが到着しました。
時間差で2人のせいろが到着しました。
せいろに遅れる事1分で「野菜天」と「小海老かき揚げ天」が到着しました。
それでは実食です。
はり紙のとおり、ここのお蕎麦は毎日外二(蕎麦粉10割:小麦2割)の蕎麦を、毎日変化する気候に合わせて調整して打たれています。
良質な蕎麦粉を極少量の小麦粉をつなぎにしています。
汁は江戸風の辛口汁で細い麺を楽しめます。
独自の製法と時間を掛けた、だしの効いた濃い辛口が特徴です。
個人的はご主人が修行された神田まつやの味に近いような感じです。
よって蕎麦に汁をだぶだぶつけるとしょっぱいですよ。
蕎麦は肌良し、艶良し、味良し、香り良しで申し分ありません。
そばのエッヂもたっています。
美味しいです。
野菜天は茄子、人参、ピーマン、さつまいも、葱、舞茸です。
天婦羅もからっと揚がっていて美味しいです。
私は天つゆではなく塩でいただきます。
この方が野菜の甘さが引き立つからです。
やはり葱が一番美味しいですね。
「小海老かき揚げ天」は海老が美味しいです。
プリンプリンしていて口内で跳ねているような錯覚に陥ります
ここまでからっと揚げるのはたいした技です。
かき揚げ天も美味しいです。
白眉は「そば湯」で
す。
一般的には蕎麦を湯がいたお湯を提供するお店が多いと思いますがこのお店の蕎麦湯は蕎麦粉を水で溶いたものを、そばを湯がいたお湯と混ぜ、濃度とコクの増した蕎麦湯を供します。
かなりドロドロしているのですが喉越し最高です。
濃厚な蕎麦の香りが「そば湯」でも楽しめます。馥郁たる香りが胃の中にを軽やかに降りてきます。
とてもクオリティのたかいランチ蕎麦あんど天婦羅です。
ごちそうさまでした